価格が安いポケット型Wi-Fiはどれ？料金とキャンペーンを踏まえて比較！

実質パケット無制限感覚で利用できるサービスも登場し、ポケット型Wi-Fiの人気が高まってきています。

やはり契約するのであれば、可能なかぎり価格が安いサービスを選びたいというのは誰もが思うことでしょう。

ただし、ただ価格の安さで契約してしまうと、サービス内容が自分の思っていたものと違ったり、契約期間が長くて解約しにくいなど、トラブルにも繋がりかねません。

本記事ではポケット型Wi-Fiの選び方について解説し、あなたにとっての「最強のポケット型Wi-Fi」サービスを紹介していきます。

是非最後までご覧ください！

安いポケット型Wi-Fiの選び方

ポケット型Wi-Fiを選ぶ際に「月額料金の安さ」を基準に選ぶのは決して間違っていません。

しかし、月額料金以外の項目にも注目した方が、よりあなたにとって最適なサービスを選ぶことができるでしょう。

安いポケット型Wi-Fiを選ぶための注目ポイントは下記の5つです。

順に解説していきましょう。

実質月額料金で比較｜端末費用・月額料金・キャンペーン割引

まず注目してほしいのが「実質月額料金」です。

実質月額料金とは、月額料金や端末費用とは異なり、「一定利用期間内の総額費用から1ヶ月分あたりの実質利用金額を算出したもの」となります。

ポケット型Wi-Fiでは月額料金の他に、契約事務手数料、端末代金、キャンペーン割引など、さまざまな要素が複雑に絡んでいるため、他社サービスを同条件で比較するためには「実質月額費用」で比較する必要があるのです。

当サイトでは、下記の計算方法で実質月額費用を算出しています。

月間パケット通信量上限はどのくらいか

続いて重要なのが「月間パケット通信量の上限」です。

ひと月に利用できるポケット型Wi-Fiのパケット上限は100GB程度となっていることが多く、大半の方であれば月間100GB程度利用できれば十分足りると考えて問題ないでしょう。

月間どれくらいのパケット通信量を消費するかわからない方は、WiMAX +5Gなどの「実質パケット無制限のような感覚で利用できるサービス」を利用した方が安心できます。

速度制限の条件はどうか

「月間パケット無制限」と表記されていても、サービスの中には「短期間あたりの合計パケット通信量超過による速度制限」を設けている場合があるため注意が必要です。

例えば「WiMAX 2+」であれば、直近3日間の合計パケット通信量の合計が10GBを超過した際、超過後の翌日18時から26時まで最大1Mbpsの速度制限が実施されます。

一方で、WiMAX +5Gでは、この制限が撤廃されたため、実質パケット無制限のような感覚で利用できるサービス*となりました。

※一定期間内に大容量通信を行なった場合、混雑時間帯のみ速度制限をかける場合があると注釈されています。

利用地域が通信エリア圏内か

日本国内で提供されているポケット型Wi-Fiは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのいずれかの回線を利用しているため、人口密集地であれば圏外となることはほとんどないでしょう。

ただし、山間部や田舎などでは「提供エリア外」となっていることがあるため、事前に提供エリアマップを参照して、自分の利用したい地域が提供エリア内となっているか確認することが必要です。

契約期間と解約違約金はどれくらいか

ポケット型Wi-Fiには「契約期間」が設定されている場合が多くあります。

契約期間とは、利用者と事業者の間で交わされる「一定期間利用することを約束する」契約条項の一つで、事業者が指定した期間内に解約すると「解約違約金」が発生するのです。

以前はこの解約違約金が非常に高額となっており、事実上の「ユーザーの囲い込み」に繋がっていましたが、2022年7月1日から施行された「改正電気通信事業法」によって、解約違約金上限が月額料金の1ヶ月分程度と規定されました。

これにより、2022年7月1日以降にリリースされたプランであれば、たとえ契約期間が設定されていたとしても解約違約金はそこまで高額にはならないため、これから契約を行う方はそこまできにする必要はないでしょう。

【容量別で比較】月額料金が安いポケット型Wi-Fiおすすめサービス

ここからは月間容量別に「安さ」に注目したおすすめのポケット型Wi-Fiサービスについて紹介していきます。

ポケット型Wi-Fi選びの専門家である私が選ぶ「安いポケット型Wi-Fi」は下記の4つです。

5G対応実質パケット無制限で高速通信ができる「WiMAX +5G」

安くて速いポケット型Wi-Fiを探している方にピッタリなのが「WiMAX +5G」です。

WiMAX +5Gは、UQコミュニケーションズ株式会社が回線提供をしており、各販売代理店から「〇〇WiMAX」という形でリリースされていますが、どのWiMAXプロバイダーを選んでも回線品質や提供エリアなどは変わりません。

実質パケット無制限のような感覚で利用できることもあり、WiMAXプロバイダー全体での契約件数が3500万回線を超えるなど、大変人気のあるサービスとなっているのです。

一方で、WiMAXプロバイダーごとに月額料金や契約期間、キャンペーン内容などが異なるため、選びにくいというデメリットがあります。

そんな数あるWiMAXプロバイダーの中で最安値クラスの総額料金で提供しているのが「GMOとくとくBB WiMAX」です。

GMOとくとくBB WiMAXは「安いWiMAX +5G」を探している方におすすめしたいサービスです。

実質月額料金が3,851円(税込)*と、WiMAXプロバイダー史上最安値クラスとなっているのが大きな魅力でしょう。

従来のWiMAX 2+と比較すると、標準でau 4G LTE回線・au 5G回線が利用できるため、カバーエリアは申し分なく、屋内でのつながりやすさも劇的に向上しました。

この安さの秘密は高額なキャッシュバック還元にあります。

GMOとくとくBB WiMAXでは、新規契約で23,000円(不課税)、他社からの乗り換えで最大40,000円(不課税)のキャッシュバック還元を受け取ることでこの安さを実現しているのです。

詳細については解説コンテンツおよび公式サイトをご覧ください。

※ 料金は新規契約で23,000円(不課税)キャッシュバックを受け取った場合。実質月額費用は[初月月額費用（0ヶ月目）＋36ヶ月分の月額費用＋端末費用＋初期費用]の総和を端末分割払い期間＋初月の37ヶ月間で割った金額です。計算方法の詳細については「WiMAXプロバイダー比較記事」をご覧ください。

実質無制限で使った分だけお得に使えるのは「Rakuten WiFi Pocket 2C（楽天モバイル）」

Rakuten WiFi Pocketは、楽天モバイルが提供するポケット型Wi-Fiサービスです。

楽天モバイルが提供するモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B/2C」のいずれかを選択することで、実質本体代金が無料で利用することができます。

SIMフリーモバイルルーターを別途購入するよりも、独自端末とセットで契約した方が本体代金がかからずに済むためお得に利用できるでしょう。

Rakuten WiFi Pocketでは、楽天モバイルの通常プランと同様の「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」が利用できるため、使った分だけの料金請求となり、より安価に利用できる点が魅力と言えます。

また、月間20GB以上利用した場合では、楽天モバイル回線エリアに限り実質パケット無制限のような感覚で利用できるため、前述のWiMAX +5Gよりも安価に使うことができる点は大きなメリットでしょう。

ただし、楽天モバイルでは、楽天モバイル自社回線以外にも、au回線である「パートナー回線」にも接続される可能性があります。

パートナー回線の月間パケット上限は5GBまでとなっており、利用回線は自分で選択することができないため、エリアによってはパートナー回線しか繋がらない恐れがあるのです。

利用前に必ず、ご自身が利用するエリアが楽天モバイル回線の提供エリア内かどうかを確認する必要があるでしょう。

楽天モバイルサービスエリア

月間20GB/50GBの小容量でも月間100GBの大容量でも安い「クラウドWiFi」

「クラウドWiFi」は、株式会社ニッチカンパニーが提供するポケット型Wi-Fiのレンタルサービスです。

月間20GB・50GB・100GBからご自身の使いたい容量にあったものを選択することが可能となっており、非常に手頃な価格で利用することができる点がメリットと言えます。

加えて、次世代通信システムである「クラウドSIM」の仕組みを採用しており、複数のキャリアの中からその場所で最適な電波で通信することが可能となっているためカバーエリアが通常のポケット型Wi-Fiに比べると広いのも大きな特徴と言えるでしょう。

また、クラウドSIMでは、海外でもSIMカードを入れ替えることなく電源を入れるだけで利用できるのも魅力的です。

全プラン共通して「契約期間なし」となっているため、最低利用期間の1ヶ月利用したのちであればいつ解約しても解約違約金が発生しません。

縛りなしのポケット型Wi-Fiにおいては最安値クラスのサービスと言えるでしょう。

1日・1ヶ月の短期間の利用でおすすめは「WiFiレンタルどっとこむ」

1日から1ヶ月間の超短期レンタルでおすすめしたいのが「WiFiレンタルどっとこむ」です。

これまで紹介してきたサービスとは異なり、1日単位でのレンタル契約となっていることから、旅行や出張、イベントや入院などの超短期間にスポット的に利用したい場合におすすめできるサービスとなっています。

WiMAX +5Gなど、実質パケット無制限感覚で利用できるサービスも端末ごとレンタルすることができるため、長期利用したいサービスをお試しで使ってみたい方にもおすすめできるでしょう。

ただし、端末まるごとレンタルとなるため、端末破損時には高額な機器損害金の請求がある場合も考えられます。

WiFiレンタルどっとこむでは、そうした破損や盗難リスクに備えて、補償プランも用意しているため、必要であれば加入を検討してください。

価格が安いポケット型Wi-Fiを契約する前に注意したいこと

価格が安いポケット型Wi-Fiを契約する前に注意したいことは下記の3点です。

完全無制限のポケット型Wi-Fiは存在しない

ポケット型Wi-Fiサービスにおいて、完全パケット無制限のサービスは存在しません。

WiMAX +5Gや楽天モバイルのように「実質パケット無制限のような感覚」で利用できるサービスは存在しますが、いずれのサービスも「パケット上限」が存在します。

数値としては明示されていないため一概には言えませんが、一般的な動画視聴などで利用する程度であれば、パケット上限超過による通信速度制限となる可能性は低いと言えるでしょう。

ただし、自宅のパソコンを使って、大容量のデータをアップロード・ダウンロードする場合は速度制限の対象となる可能性があるため、不安な方はモバイル回線よりもパケット上限の大きい光回線の利用を検討してください。

光回線などの固定回線よりも速度が遅く不安定

一般的な光回線の理論値速度は1Gbpsとなっているのに対して、WiMAX +5Gの理論値通信速度は2.7Gbpsと光回線をはるかに上回っています。

しかし実際の速度を比較すると、光回線の方が速い場合がほとんどとなっており、応答速度を表す「ping値」に関しても光回線の方が圧倒的に小さい値となるのです。

実測通信速度の比較

	光回線*1	モバイル回線*2
理論値速度（下り/上り）	1Gbps/1Gbps	2.7Gbps/183Mbps
平均アップロード速度	272.08Mbps	75.99Mbps
平均ダウンロード速度	224.42Mbps	10.71Mbps
平均ping値	19.45ms	54.03ms

加えて、モバイル回線は屋外からの電波を受信して、各接続端末と接続して通信を行う仕組みとなっているため、有線接続の光回線と比較すると通信速度のムラが大きくなりやすいという特徴があります。

やはりこれは無線回線を用いている関係上、避けられないデメリットと言えるでしょう。

サービスによっては解約違約金がかかる

前述しましたが、ポケット型Wi-Fiサービスの中には「契約期間」が設けられているサービスが依然として多く存在します。

この契約期間内に解約してしまうと、ペナルティとして「解約違約金」を支払わなければいけません。

ただし、解約違約金については、2022年7月1日に施行された改正電気通信事業法によって、月額費用の1ヶ月分程度と規定されているため、今後新規契約をする方に関してはそれほど気にする必要はないでしょう。

まとめ

ここまでで、安いポケット型Wi-Fiの選び方やおすすめのポケット型Wi-Fiサービスについて紹介してきました。

あなたにとって最適なサービスは見つかったでしょうか？

やはり「安い」だけでサービスを選ぶのは契約後に後悔する可能性が高いため、サービスを契約する際にはこれまで紹介した選び方のポイントをよく吟味してみましょう。

このコンテンツがあなたのポケット型Wi-Fi選びの手がかりとなることを祈っています。

安いポケット型Wi-Fiについてよくある質問

ここでは、安いポケット型Wi-Fiを選ぶ際によく聞かれる質問について回答していきます。

ソフトバンクのポケット型Wi-Fiをおすすめしないのはなぜですか？

ソフトバンクのポケット型Wi-Fiをおすすめしないのはなぜですか？

ソフトバンクのポケット型Wi-Fiをおすすめしない理由は、他に条件のよいサービスがあるためです。

ソフトバンクのポケット型Wi-Fiのプランはお使いのソフトバンクスマホの月間パケット容量をシェアする形の「データシェアプラン（1,078円(税込)/月）」、月間50GBまで利用できる「データ通信専用50GBプラン（5,280円(税込)/月）」、月間3GBまで利用できる「データ通信専用3GBプラン（990円(税込)〜/月）」の3種類が存在します。

いずれのプランも他サービスよりもデータ単価が高額となっているため、大容量をお得に利用したいのであれば別のサービスを選ぶことも検討してください。

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ドコモのポケット型Wi-Fiをおすすめしないのはなぜですか？

ドコモのポケット型Wi-Fiをおすすめしないのはなぜですか？

ドコモのポケット型Wi-Fiをおすすめしないのは、他社サービスと比較して費用が高額となるためです。

ドコモはポケット型Wi-Fi専用プランは存在せず、実質パケット無制限プランで利用したいのであれば、「5Gギガ舗ホプレミア」＋「SH-52B」の組み合わせとなり、本体費用と合算すると月額8,305円(税込)となります。

同条件であればWiMAX +5Gサービスの方が安価となるため、こちらもぜひ検討してください。

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無料で使えるポケット型Wi-Fiはありますか？

無料で使えるポケット型Wi-Fiはありますか？

一定期間ですが、「お試し期間中のみ」無料で利用できるものとして、UQコミュニケーションズ株式会社が提供する「Try WiMAX」というサービスがあります。

試用期間はレンタル機器の発送と返却を含めて最大15日間、過去180日以内に同サービスを利用したことがない方であれば無料でレンタルすることが可能です。

https://www.uqwimax.jp/wimax/beginner/trywimax/