テザリングとは?Wi-Fi接続との違いや種類・使い方・設定方法について解説!
テザリングとはどのようなものか、またどんな接続方法があるのかご存知でしょうか?
普段聞いたり使ったりすることはあっても、詳しい定義や接続の方法などについて深く考えることはないものですよね。
一般的にテザリングとは、スマートフォンの電波を用いて外部機器でインターネット通信を行うことを指す場合がほとんどですが、実はテザリングの接続方法にはいくつか種類があり、テザリングの定義を掘り下げていくとポケット型WiFiを使ったインターネット通信もテザリングと言うことが出来ます。
本記事では、そんなテザリングの定義や接続の種類、機種ごとの接続方法や注意点などを徹底的に解説していきます。
テザリングのメリットについても紹介するので、テザリングについて詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
テザリングって言葉は聞いたことあるけど、いまいちピンと来ないなあ
この記事を読めばテザリングについての意味や使い方もバッチリ分かるよ!
テザリングとは?
テザリングとは、スマートフォンなどのSIMカードが挿入された通信端末の電波をパソコンやゲーム機器などの外部機器でつないでインターネット接続を行うことです。
テザリングは「つなぐ」という意味の英単語「tether」を基にした言葉で、英語で「今まさにやっている(動詞+ing)」という意味の現在分詞です。
参考:tetheringの意味・使い方・読み方|weblio英和辞書
元々は「牛や馬の手綱をつなぐ」という意味で用いられていましたが、現在で言うところの「テザリング(tethering)」とは以下のように定義されています。
テザリング(英:tethering)とは、WANに接続する機能を有するモバイル端末(携帯電話回線に接続されたスマートフォンなど)をアクセスポイントとして設定し通信を中継することにより、その端末とLAN等で接続された機器をインターネットに接続することである。
引用元:テザリング-Wikipedia
一般的にテザリングとは、スマートフォンの電波を用いてパソコンなどの外部機器でインターネット接続を行うことを指す場合がほとんどですが、「SIMカードが挿入された通信端末」という意味ではスマートフォンとポケット型WiFiは同義。
SIMカードの電波を用いて通信を行うという観点では、単にスマートフォンだけでなくポケット型WiFiでインターネット接続をする場合であってもテザリングと呼ぶことが出来ます。
よってテザリングとは、広義な意味では「スマートフォンやポケット型WiFiなどのSIMカードが挿入されているモバイル通信端末の電波を用いて、外部機器でインターネット通信を行うこと」だと言えます。
テザリングの接続方法は4種類|特徴を説明
スマートフォンやポケット型WiFiの電波を利用して外部機器でインターネット通信を行うテザリングですが、その接続方法はいくつかあります。
接続方法ごとに特徴が異なるのでそれぞれ詳しく見てみましょう。
テザリングの主な接続方法は以下の4つです。
テザリングの主な接続方法4つ
- WiFi接続(無線LAN接続)
- Bluetooth接続
- USB接続
- 有線LAN接続(イーサネットテザリング)
1.Wi-Fi接続(無線LAN接続)
Wi-Fi接続(無線LAN接続)とは、モバイル端末を無線LAN親機として電波を放出し、パソコンなどの外部機器でSSID/PW(パスワード)を入力してインターネット接続をする方法のことです。
自宅で利用する無線LANと同様の接続方式で、普段自宅で利用している無線LANルーターなどの代わりにモバイル端末を親機として使います。
一般的なテザリングはこの接続方法がほとんどで、テザリングと聞いてWiFi接続を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
WiFi接続は対応機器が豊富で、同時に複数の外部機器を接続出来るというメリットがある反面、親機であるモバイル端末のバッテリー消費が激しいという注意点があります。
Wi-Fi接続のメリット
- 同時に複数の機器を接続できる
Wi-Fi接続のデメリット
- 親機の電力消費が激しい
2.Bluetooth接続
Bluetooth接続とは、モバイル端末と通信したい機器を「Bluetooth」でつなぐことによりインターネット接続を出来るようにする接続方法のことです。
最近ではイヤホンやカーステレオなどBluetooth接続可能な機器は増えてきており、日常でよく利用するという方も多いことでしょう。
Bluetooth接続は、モバイル端末と外部機器のペアリング設定をすることで利用出来るようになります。
WiFi接続に比べると通信速度が遅いため大容量のデータ通信には向かないというデメリットがありますが、その分モバイル端末のバッテリー消費を抑えることが可能です。
またWiFi接続と同様、同時に複数台の外部機器と接続出来るほか、面倒なパスワード設定が不要でペアリングさえ済ませれば接続出来るという気軽さも魅力です。
Bluetooth接続のメリット
- 消費電力が少ない
- ペアリング設定だけで簡単に接続可能
- 同時に複数の機器と接続可能
Bluetooth接続のデメリット
- 通信速度が遅いため大容量データ通信には向かない
3.USB接続
USB接続とは、モバイル端末と通信したい機器をUSBケーブルでつなぐことでインターネット利用を可能にする接続方法のことです。
前述の2つは無線接続でインターネットを使えるようにしますが、USB接続はそれを「有線」で行うというイメージになります。
有線接続をすることにより前述の2つの方法と比べて通信速度が速く、接続した外部機器からモバイル端末へ向けて給電する事が可能。
またBluetooth接続と同様にパスワード設定も不要なためUSBケーブルがあれば簡単に接続出来るというメリットがあります。
ただ、モバイル端末と外部機器に対応したUSBケーブルを用意しなけらばならず、接続するたびに必要になるためケーブルの取り回しが面倒であるという点に注意しましょう。
USB接続のメリット
- 通信速度が速い
- 接続した機器からモバイル端末へ給電できる
- パスワード設定が不要なケースが多い
WiFi接続のデメリット
- 接続にはUSBケーブルが必要
- 複数の機器を同時接続できない
有線LAN接続(イーサネットテザリング)
有線LAN接続(イーサネットテザリング)とは、USB Type-C接続の「イーサネットアダプター」を使用し、LANケーブルで機器に接続する方法で、Android(AndroidOS11以降)端末のみ対応しています。
有線LAN接続は、「イーサネットアダプター」という専用のアダプターを用いてAndroidスマートフォンと機器をつなげるようにするものです。
アダプターをつなぐとスマートフォンで「イーサネットテザリング」を利用出来るようになり、自宅のLAN環境を変えずにモバイル回線でのインターネット通信が可能になります。
有線LAN接続はパソコンなどではなく自宅の無線LANルーターと直接つないで使用するケースが多い接続方法です。
「イーサネットアダプター」は1,000円台から気軽に入手可能ですが、Android11以降対応のスマートフォンでしか利用出来ない接続方法なので、使える人や場面は限られてくるでしょう。
有線LAN接続のメリット
- 通信速度が速い
有線LAN接続のデメリット
- 対応機器が少ない
- 接続にはイーサネットアダプタとLANケーブルが必要
監修者コメント
有線LAN接続に関しては一般的な用途で使用されることは稀でしょう。
まず端末がAndroidOS 11以上となっているのが大前提となり、別途イーサネットアダプタとLANケーブルが必要になるため、速度を求めて有線接続がしたい場合はUSB接続を選択した方が簡単といえます。
有線LAN接続が活躍する機会は一時的に固定回線が利用できない場合などです。
例えば、ONU(光回線の終端装置)と無線LANをLANケーブルで接続してWiFi接続でインターネットを行なっている場合、Androidに接続したイーサネットアダプタ経由のLANケーブルを、光回線の代わりにお使いの無線LANに接続することで、無線LANの設定を変えることなく複数の機器をWiFi接続し、「スマートフォンの電波を用いて」インターネットを行うことが可能となります。
(監修者:河村)
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テザリングの接続方法
テザリングは接続の種類がいくつかありますが、スマートフォンやポケット型WiFiの機種によってその接続方法も異なります。
まずはお持ちの機種ごとに接続方法を確認しておきましょう。
ここでは、以下の機種での「WiFi接続」「Bluetooth接続」「USB接続」の接続手順を解説します。
テザリング接続説明機種
- iPhone
- Android
- ポケット型WiFi「FS040W」
- ポケット型WiFi「GlocalMe U2s/U3」
- ポケット型WiFi「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」
順番に見ていきましょう。
iPhoneでテザリングする手順
まずiPhoneでテザリングする手順を種類別に見ていきましょう。
iPhone上ではテザリングという項目がなく、代わりに「インターネット共有」という機能を使用します。
インターネット共有は以下の手順で設定します。
- 本体の「設定」から「インターネット共有」を選択
- 「ほかの人の接続を許可」のスライダをタップ
インターネット共有は、キャリアによって対象プランや指定オプション加入の要否などが異なります。
「設定」上で「インターネット共有」が表示されない、またはオンオフの設定が出来ない場合は、iPhoneを契約しているキャリアやプランがインターネット共有に対応しているか確認してみましょう。
インターネット共有の設定が済んだら、「WiFi接続」「Bluetooth接続」「USB接続」いずれかの方法でテザリングをしてみましょう。
WiFi接続の手順
- パソコンなどのiPhoneと接続したいデバイスのWiFi設定から、接続するiPhone名を選択
- iPhoneの「設定」上に表示されているパスワードを入力
Bluetooth接続の手順
- 「設定」の「Bluetooth」をオンにする
- 接続したい機器を検出可能モードにし、iPhone上に表示されるまで待つ
- 表示されたらその接続機器の名前をタップ。PINやパスコードの入力を求められた場合は、接続機器の取扱説明書などに記載のPINやパスコードを入力。
USB接続の手順
- USBケーブルでiPhoneと接続したい機器をつなげる
- 接続機器の「ネットワーク環境設定」において、サービスの中からiPhoneを選択
Androidでテザリングする手順
次に、Androidでテザリングする手順を見ていきましょう。
Androidの場合はiPhoneと異なり、機種によって若干設定方法が異なります。
とは言っても、大幅に異なるわけではないのである程度流れを把握しておくとどの機種でも問題なく設定出来るでしょう。
ここでは、「Galaxy S20」を例にAndroidでのテザリング手順を解説します。
WiFi接続の手順
- アプリ一覧から「設定」→「接続」→「テザリング」の順に選択
※他の機種では「接続」ではなく「無線とネットワーク」「ネットワークとインターネット」など表記が異なります。
- 「WiFiテザリング」のメニューバーから「WiFiテザリングを設定」を選択
- ネットワーク名や、必要に応じてセキュリティ情報を入力して保存
- 「WiFiテザリング」のスライダをタップしてオンにする
- 接続させたい機器のネットワーク設定からWiFiをオンにし、スマートフォンで設定したネットワーク名(アクセスポイント名)を選択
- パスワードを入力して接続
Bluetooth接続の手順
- アプリ一覧から「設定」→「接続」→「Bluetooth」の順に選択
- スライダをタップしてオンにする
- 接続したい機器のBluetoothがオンになっていることを確認し、スマートフォンに接続したい機器名が表示されたらタップしてペアリング
- 画面の指示に従って操作し、パスキーの入力が求められた場合はスマートフォンと接続機器で同じパスキーを入力
- 「設定」→「接続」→「テザリング」を選択
- 「Bluetoothテザリング」のスライダをタップしてオンにする
USB接続の手順
- 対応のUSBケーブルを用意し、スマートフォンと接続したい機器をつなぐ
- アプリ一覧から「設定」→「接続」→「テザリング」の順に選択
- 「USBテザリング」のスライダをタップしてオンにする
ポケット型WiFiでテザリングする手順
ポケット型WiFiでのテザリング方法についても詳しく見ていきましょう。
ポケット型WiFiは機種の種類が実にさまざまでテザリング方法も異なりますが、ここでは使用されることが多い以下3つの機種に絞って説明していきます。
ポケット型WiFiでのテザリング接続説明機種
- FS040W
- GlocalMe U2s/U3
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
「FS040W」はソフトバンク回線やドコモ回線、「GlocalMe U2s/U3」はクラウドSIM、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」はWiMAX+5Gでそれぞれ使われることが多いです。
お使いのポケット型WiFiの機種を確認し、同じものや近いタイプのもののテザリング手順を参考にしてみてください。
FS040Wの場合
無線LAN接続の手順
- 本端末の電源ボタンを3秒以上長押しして電源をオンにする
- 接続したい機器のネットワーク設定からWiFiをオンにする
- 本端末ディスプレイの「無線LAN接続情報」画面に表示されているSSIDを接続したい機器で選択し、同じく「無線LAN接続情報」画面に表示のパスワードを入力
USB接続の手順
- 本端末の電源がオフの状態で、付属のUSBケーブルで本体とパソコンをつなぐ
- 本端末の初期設定でUSBテザリングが有効になっているので、パソコンが本端末を認識すると自動的にインターネットに接続される
※認識まで時間がかかることがあります。
※正常に動作しない場合があるため、本端末をスタンバイや休止状態にしたり再起動や電源を入れたりする際は、必ずパソコンから本体を取り外してください。
参考:https://www.fsi.co.jp/mobile/plusF/products/FS040W/img/download/FS040W_Mobile%20Router_UserGuide.pdf
GlocalMe U2s/U3の場合
GlocalMe U2s/U3はUSB接続が出来ない機種のため、ここでは無線LAN接続方法のみ説明します。
無線LAN接続の手順
- 本端末の電源ボタンを3秒長押しして電源をオンにし、アンテナマークとWiFiランプが同時に点灯している状態になるまで待ちます。(約1分程度)
- 接続したい機器のネットワーク設定からWiFiをオンにする
- 本端末シールに記載のSSIDを接続したい機器で選択し、同じくシールに記載のパスワードを入力
※U3で、QRコードを読み取れるスマートフォンを接続する場合は、本端末シールに記載のQRコードを読み取ることで接続設定をすることも出来ます。
参考
■GlocalMe U3:https://www.doracoon.net/pdf/dor02_manual.pdf
■GlocalMe U2s:https://www.wifi-tokyo-rentalshop.com/wp-content/uploads/2019/11/63f94b41265b5508f528d51bd814d516.pdf
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの場合
無線LAN接続の手順
- 本端末のサイドキーを2秒以上長押しして電源をオンにする
- 接続したい機器のネットワーク設定からWiFiをオンにする
- 本端末ディスプレイの「Wi-Fi」画面に表示されているSSIDを接続したい機器で選択し、同じく「Wi-Fi」画面に表示のパスワードを入力
※QRコードを読み取れるスマートフォンを接続する場合は、本端末の「Wi-Fi」画面のQRコードマークからQRコードを表示させ、それを読み取ることで接続することも出来ます。
USB接続の手順
- 本端末の電源がオンの状態で、別売りのUSB Type-Cケーブルで本体とパソコンをつなぐ
- パソコン側が本端末を認識したら、本端末のホーム画面でメニューバーから「Wi-Fi」をタップ
※認識まで時間がかかることがあります。
- 「USBテザリング」→「USBテザリング」の順にタップしてインターネットに接続
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テザリングを行う際の注意点
さまざまな接続方法があり用途に合わせて利用出来るテザリングですが、注意すべき点もいくつかあります。
事前に注意点を把握して賢くテザリングを利用していきましょう。
テザリングを行う際の主な注意点は以下の2つです。
テザリングを行う際の注意点
- キャリアプランを利用している場合事前手続きが必要なケースがある
- キャリアパケット無制限プランではパケット上限がある
順番に詳しく説明します。
キャリアプランを利用している場合、事前手続きが必要なケースあり
キャリアプランを利用している場合、テザリングをするために事前手続きが必要なケースがあります。
ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアでは、テザリングの手続きが必要な場合とそうでない場合があるので事前に把握しておきましょう。
また、契約プランによってはテザリングの利用に料金が発生することもあるので、以下の表を参考に自身の契約プランについて事前手続きや料金の有無を確認してみてください。
ドコモ |
||
対象プラン |
月額料金 |
申し込み |
【現行プラン】 ・5Gギガホプレミア ・5Gギガライト ・ギガホプレミア ・ギガライト ・はじめてスマホプラン ・U15はじめてスマホプラン |
無料 |
不要 |
※ドコモは現行プラン・受付終了プランともに、一部のプランを除いて事前申し込みが不要です。
※一部の受付終了プランや機種では別途spモード契約が必要な場合があり、spモード利用料が発生する可能性があります。※掲載している情報は執筆時点での情報です。詳細については公式サイトをご覧ください。
参考:https://www.nttdocomo.co.jp/service/tethering/
au |
||
対象プラン |
月額料金 |
申し込み |
【現行プラン】 ・使い放題MAX 5G/4G LTE ・ピタットプラン 5G/4G LTE ・ピタットプラン 5G/4G LTE(s) ・スマホスタートプラン(フラット)5G/4G ・ケータイシンプルプラン ・ケータイカケホプラン ・VKプランS/M/E(N) 【受付終了プラン】 ・データMAX 5G/4G LTE ・auピタットプランN(s) ・auデータMAXプラン/Netflixパック/pro ・auフラットプラン7プラス/7プラスN ・カケホ/スーパーカケホ(ケータイ) ・VKプラン/S/M ・LTEプランS ・新auピタットプラン ・auピタットプラン(s) ・データ定額1/2/3/5/8/10/13 ・データ定額1cp/3cp/5cp ・データ定額cp(0.8GB) ・ジュニアスタートプラン ・シニアプラン |
無料 |
必要 |
【現行プラン】 ・タブレットプラン20 【受付終了プラン】 ・auフラットプラン20N/25NetflixパックN ・auフラットプラン20/25Netflixパック/3 ・auフラットプラン5(学割専用) ・auピタットプラン ・データ定額20/30 ・U18データ定額20 ・上記以外のパケット定額サービス・料金プラン |
550円(税込) |
※「使い放題MAX 5G ALL STARパック」など、オプションとセットのプランに関しては、元のプランに統一して記載しています。※掲載している情報は執筆時点での情報です。詳細については公式サイトをご覧ください。
※一部プラン名を簡略化して記載しています。
参考:https://www.au.com/mobile/service/tethering/
ソフトバンク |
||
対象プラン |
月額料金 |
申し込み |
【現行プラン】 ・データプランメリハリ無制限 ・データプランミニフィット+ ・データプラン50GB(データ通信) ・データプラン3GB(データ通信) ・データ定額パック・標準(8) ・データ定額パック・大容量(10/15/20/30) ・家族/法人データシェア(子外線) ・データシェアプラス(子外線) 【受付終了プラン】 ・データ定額ミニ1GB/2GB ・データ定額(おてがるプラン専用) ・データ定額5GB ・データ定額S(4Gケータイ) |
無料 |
必要 |
【現行プラン】 ・データプラン3GB(スマホ/ケータイ) ・データプラン100MB ・データ定額30GB ・データ定額スマホデビュー ・家族データシェア50GB/100GB 【受付終了プラン】 ・データプランメリハリ ・データプランミニフィット ・データプランミニ/50GB+ ・データ定額50GBプラス/ミニモンスター ・データ定額20GB/50GB ・法人データシェアギガパック(50/100) ・上記以外 |
550円(税込) |
※一部プラン名を簡略化して記載しています。※掲載している情報は執筆時点での情報です。詳細については公式サイトをご覧ください。
参考:https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/tethering/
表でわかるように、ドコモは一部のプランや機種を除いて月額料金や事前申し込みが不要、au・ソフトバンクはすべてのプランで事前申し込みが必要で、プランによって550円(税込)の月額料金がかかります。
また、au・ソフトバンクについては、現行プランの多くが月額料金無料でテザリングを利用可能です。事前申し込みも「My au」「My SoftBank」からWEB上で簡単に出来るので、月額料金を把握したら申し込んでみると良いでしょう。
各プランやテザリング利用条件などについての詳細は、それぞれのキャリアの公式サイトで確認してみてください。
キャリアパケット無制限プランではパケット上限がある
ドコモ・au・ソフトバンクでは、それぞれスマートフォンのパケット通信量が無制限のプランを提供していますが、キャリアパケット無制限プランであってもテザリングにはパケット上限が設定されている場合があるので、事前申し込みや月額料金の有無と合わせて事前に確認しておきましょう。
各キャリアのパケット無制限・大容量プランごとのテザリングのパケット上限は以下の通りです。
料金プラン | テザリングパケット上限/月 |
---|---|
【ドコモ】5Gギガホプレミア | 無制限 |
【au】使い放題MAX 5G ALL STARパック | 80GB |
【au】使い放題MAX 5G/4G テレビパック | 70GB |
【ドコモ】ギガホプレミア 【au】使い放題MAX with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) | 60GB |
【au】使い放題MAX 5G/4G 【ソフトバンク】メリハリ無制限 | 30GB |
表でわかるように、ドコモの「5Gギガホプレミア」はテザリングもパケット上限なしで利用可能ですが、その他のプランは月に30〜80GBのパケット上限が設けられています。
特にauは、「使い放題MAX」の中でも付帯するサービスによってプランが分けられており、それぞれテザリングの月間パケット上限も変わります。
使い放題MAX+〇〇というパッケージでは、それぞれのサービスを別々に申し込むよりはお得な価格設定となっていますが、単純にテザリングの容量を増やしたいという目的であれば、ドコモ「ギガホプレミア」「5Gギガホプレミア」を契約した方がお得と言えるでしょう。
スマートフォンのパケットが無制限だからと言ってテザリングも同じように使いすぎると通信速度制限がかかってしまうので注意が必要です。
ポケット型WiFiでテザリング(無線LAN)接続をするメリット
ポケット型WiFiでのテザリング(無線LAN)接続は、携帯電話料金プランに比べるとデータ単価が安いというメリットがあります。
携帯電話もポケット型WiFiも、それぞれ契約プランによって料金に幅はありますが、ポケット型WiFiのほうが1GBあたりのデータ単価が安いのが大きな特徴となっています。
またau・ソフトバンクでは、前述のようにテザリングに30GBからパケット上限が設けられていますが、ポケット型WiFiは月間100GBという大容量プランも存在します。
キャリアパケット無制限プランではテザリングにおいて無制限の恩恵を受けられませんが、ポケット型WiFiでは大容量プランで制限を気にせずに利用可能。
毎月のデータ通信量が多い場合は、別途ポケット型WiFiを契約したほうがよりお得にインターネットを利用出来ます。
まとめ
ここまで、テザリングの定義や接続の種類、機種ごとの接続手順や注意点などについて説明してきました。
テザリングとは、スマートフォンやポケット型WiFiなどのSIMカードが挿入された端末の電波を用いて、外部機器でインターネット接続を行うことです。テザリングには、「WiFi(無線LAN)接続」「Bluetooth接続」「USB接続」「有線LAN接続(イーサネットテザリング)」の4種類があり、機器によって利用可否や接続方法が異なります。
ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアでは、スマートフォンのパケット無制限プランがそれぞれ打ち出されていますが、申し込みや月額料金が必要であったりパケット上限が設けられていたりと、満足にテザリングを利用出来ない場合が多いです。
また、au「使い放題MAX+〇〇」プランに関してはテザリング上限を上げる目的での申し込みは費用対効果が見込めないため注意が必要でしょう。
SIMカードの電波を用いて通信するという点でスマートフォンとポケット型WiFiは同じなので、1GBあたりのデータ単価が安いポケット型WiFiのほうがお得にインターネットを利用出来ます。
ポケット型WiFiを活用してストレスフリーなインターネット生活を過ごしていきましょう!
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