2年契約できるWiMAXを比較!プロバイダーの選び方や2年契約のメリット・デメリットも解説
WiMAXのサービスを提供するプロバイダーは多数存在しており、それぞれ契約期間にも違いがあるため、契約前には契約期間の確認が必要となります。
最近増えてきた契約期間縛りのないWiMAXや2年や3年契約のものなどがあり、それぞれに善し悪しがあります。
そこで本記事では、2年契約できるWiMAXについて比較しながら解説していきます。
WiMAXで2年契約する際に知っておきたい3つのポイント
WiMAXで2年契約をする際、事前に知っておくべきポイントを3つにまとめました。
これからWiMAXの2年契約を検討している方は、次に紹介するポイントを押さえてプロバイダー選びや契約を進めてみてください。
1.WiMAXの解約違約金が下がって2年契約でも解約しやすくなった
WiMAXは、契約期間内に解約すると発生する解約違約金が高すぎるといった声が多く見受けられていました。
しかし、総務省が2022年に施行した改正電気通信事業法により、WiMAXを含む電気通信サービスの解約違約金に関するルールが変わりました。
具体的な内容としては、WiMAXを解約する際に発生する解約違約金に、「サービスの月額料金が上限」というルールが加わったのです。
これまで、WiMAXを2年や3年で契約した場合、20,000円(税込)以上の高額な解約違約金が発生するケースもありましたが、改正電気通信事業法によって上限が設定されたため、月額料金1ヶ月分以上の請求をされることはありません。
もし、今後WiMAXで月額料金以上の解約違約金が請求された場合は違法となります。
ただしここで注意しなければならないのは、WiMAXの解約違約金制度が撤廃されたわけではないという点と、過去の契約については例外があることです。
改正電気通信事業法の改正によってWiMAXの解約違約金の金額に制限はかかりましたが、契約内容によっては解約違約金の支払い義務は発生します。
具体的な解約違約金の金額はプロバイダーによって異なりますが、UQ WiMAXなどの大手プロバイダーは1,000円(税込1,100円)、それ以外のプロバイダーはサービスの月額料金となります。
そのため、WiMAXの解約時に解約違約金を支払いたくないのであれば、解約違約金が発生しない更新月を確認したうえで、手続きをしましょう。
とはいえ、解約違約金の金額がかなり抑えられたことは事実なので、今後最新のWiMAX +5Gを契約する際は、あまり解約違約金について不安を感じることなく契約できますね。
2.端末代金の支払いが発生する
前述したとおり、WiMAXの解約違約金の負担額は大幅に抑えられたため、2年契約のWiMAXは比較的利用しやすくなったといえるでしょう。
しかし、解約違約金とは別に端末代金の支払いはこれまで通り必要です。
WiMAXを利用するにはポケット型Wi-Fiやホームルーターなどの端末を利用するため、契約時に端末を購入します。
端末は分割支払いでの購入も可能ですが、2年以内にWiMAXを解約すると端末代金の残債を一括清算しなければならないケースもあるので、契約時に解約する際の端末代金の精算方法についても確認しておくのがおすすめです。
3.月額料金ではなく実質月額で比較するのがおすすめ
WiMAXで2年契約をする際、いくつかのプロバイダーがあるためどこで契約するか迷うかもしれません。
そこで比較ポイントのひとつとなるのが、費用ではないでしょうか。
同じWiMAXを利用できるなら、できるだけ費用を抑えられるプロバイダーを選びたいですよね。
費用でWiMAXのプロバイダーを比較する場合は、月額費用ではなく「実質月額」で比較するのがおすすめです。
契約時の事務手数料や初期費用、端末代金などを加味して一定期間利用した場合を想定した月額料金を指します。
2年契約のWiMAXなら、2年間利用した場合を想定して1ヶ月あたりの実質月額を計算します。
なぜ実質月額で比較するかというと、一見月額料金だけは安くても初期費用や端末代金などを含めると割高な場合があるからです。
そのほか、プロバイダーによっては利用期間によって月額料金が変動するサービスもあり、単純に月額料金だけでは安さを比べにくいため、実質月額による比較がおすすめとなります。
よって、WiMAXのプロバイダー選びをする際は、月額料金や初期費用の金額など契約内容をきちんと確認したうえで検討しましょう。
WiMAXで2年契約ができるおすすめプロバイダー3選
WiMAXのなかで、2年契約ができるおすすめプロバイダーを3つ紹介します。
2年契約でWiMAXの利用を検討している方は、以下を参考にしてみてください。
プロバイダー名 | 実質月額(25ヶ月間利用した場合) |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX|限定LP | 3,581円(税込) |
5G CONNECT|2年契約プラン | 3,768円(税込) |
Broad WiMAX|ギガ放題コスパDXプラン|クレカ払い | 4,317円(税込) |
最近はWiMAXも契約期間縛りのないプロバイダーが増えてきています。
WiMAXを提供している大元のUQ WiMAXも、2022年4月1日以降は2年契約など契約期間縛りのあるプランの新規受付はしていません。
そのため、2年契約できるWiMAXプロバイダーの数は非常に少なくなってきています。
費用を抑えたいなら「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめ
2年契約のWiMAXで、なるべく費用を抑えたい方にはGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXは、キャッシュバックが豪華なことで人気のプロバイダーで、新規契約の際は23,000円(不課税)、乗り換えの場合は40,000円(不課税)のキャッシュバックが受け取れます。
また、他社回線から乗り換える場合は、解約違約金や端末残債の還元も受けられます。
運営元が大手の「GMOインターネットグループ株式会社」なので、安心して契約できる点もポイントです。
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GMOとくとくBB
30日間お試しできる「5G CONNECT」
5G CONNECTは、初めてご利用される方を対象に「30日間お試しキャンペーン」が利用できます。
実際にWiMAX端末を自宅などで利用して、使用感をチェックしてから本契約するかどうかを選択できるのがメリットです。
もし自身に合わないと感じた場合、カスタマーセンターへ連絡のうえ30日以内に端末一式を返却すれば、月額料金などは発生せずに解約できます。
ただし、端末返却処理手数料として1,100円(税込)が発生するため、0円での利用はできないので注意しましょう。
また、3ヶ月おまとめ支払いでの申込みができないこと、モニター期間中に20GBを超えた場合は解約違約金4,400円(税込)が発生することなどにも注意してください。
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口座振替なら「Broad WiMAX」がおすすめ
費用面でおすすめのGMOとくとくBB WiMAXですが、残念ながら支払い方法がクレジットカードのみとなっています。
そのため、口座振替を選択したい方には「Broad WiMAX」がおすすめです。
Broad WiMAXも人気のWiMAXプロバイダーの一つで、今回紹介している2年契約のギガ放題コスパDXプラン以外に、契約期間縛りのないギガ放縛りなしDXプランもあります。
長期での利用を想定している方なら、2年契約のギガ放題コスパDXプランの方が毎月の費用が安いのでおすすめです。
ただし、口座振替を選択すると20,743円(税込)の初期費用が発生する点に注意してください。
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ブロードワイマックス
WiMAXで2年契約を選択する2つのメリット
契約期間縛りのないWiMAXが増えてきていますが、あえて今2年契約をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
WiMAXを2年で契約するメリットを2つ紹介しますので、まだ契約期間について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.契約期間なしのWiMAXに比べて安く利用できる
2年契約のWiMAXは、契約期間縛りのないWiMAXに比べて安く利用できるのがメリットです。
契約期間なしのWiMAXは、解約違約金なしでいつでも気軽に解約できるのがメリットである一方、費用は2年契約のWiMAXよりやや割高です。
こうしたことから、長く使うことを前提としている方は、2年契約のWiMAXを選んだ方がトータルの費用を抑えることが可能です。
2.解約や乗り換えが比較的自由にできる
本記事の「1.WiMAXの解約違約金が下がって2年契約でも解約しやすくなった」でもお伝えしたとおり、WiMAXの解約違約金は以前に比べてかなり金額が抑えられています。
したがって、高額な解約違約金に怯えることなく好きなタイミングで解約や乗り換えが可能です。
1〜2ヶ月程度しか利用する予定がない方にはおすすめできませんが、長く使う予定だけど絶対2年以内に解約しないとはいい切れない、といった方はWiMAXを2年で契約しても特に大きな負担にはならないでしょう。
ただし、契約期間中の解約には少額ですが解約違約金が発生することと、UQ WiMAX以外のプロバイダーは解約月の料金が日割りにならないケースが多いので注意してください。
WiMAXで2年契約を選択するデメリット
WiMAXの2年契約は費用を抑えられるなどのメリットがある一方、注意しなければならないデメリットもあります。
自身に合ったWiMAXの契約方法を見つけるためにも、次に紹介するデメリットを必ず把握したうえで契約を検討してください。
端末代金の一括清算が発生する可能性がある
WiMAXを2年契約する際、端末代金は一括・または分割から選べるプロバイダーがあります。
分割支払いの回数はプロバイダーごとに異なりますが、24回や36回払いが多くなっています。
仮に24回の分割払いで端末を購入してWiMAXを契約した場合、2年以内に解約すると端末残債の一括清算が求められるケースがあるので注意しましょう。
先述した通りWiMAXの解約違約金は以前に比べて安くなりましたが、端末代金は変わらないので解約時の支払い額が高額となる可能性があります。
また、36回払いを選択した場合は2年の契約期間が過ぎて解約したとしても、分割払いが途中だとやはり端末残債を一括清算しなければならないケースがあります。
こうした点をふまえ、2年でWiMAXを契約する際は端末代金の支払い方法もしっかりチェックするようにしましょう。
このほかにも、以前までは3年契約のWiMAXに比べて費用が高いといったデメリットもありました。
しかし、最近は契約期間縛りのないプランが増えており、3年契約のWiMAXは減少傾向にあります。
よって、WiMAXで2年契約をするデメリットも少なくなりました。
2年契約できるWiMAXとポケット型Wi-Fiを比較
ここまで、2年契約できるWiMAXについて比較・解説してきました。
最後に、ポケット型Wi-Fiとの比較も紹介します。
2年契約のWiMAXと今回ピックアップしたポケット型Wi-Fiを比較すると、大きく異なる点が3つあります。
一つは、利用できる通信量です。
WiMAXは基本的に無制限で利用できるのに対し、ポケット型Wi-Fiは通信量に上限があります。
そのため、ポケット型Wi-Fiを利用していて上限を超えてしまうと通信制限がかかります。
ですから、ポケット型Wi-Fiの通信量の上限を超えてしまう可能性がある方には向いていません。
しかし、通信量に問題がなければ比較的安い料金でWi-Fiの利用が可能です。
ちなみに楽天モバイルは、20GBを超えても楽天回線エリア内なら無制限、エリア外でも下り最大1Mbpsなのでまったく利用できないということはありません。
二つ目の違いは、通信速度です。
WiMAXの通信速度は下り最大2.7Gbpsなのに対し、紹介したポケット型Wi-Fiは下り最大150Mbpsと速さでは劣っています。
そのため、通信速度を重視する方はWiMAXを選んだ方がよいでしょう。
ただし、ポケット型Wi-Fiの下り最大150Mbpsという速度は、インターネットサイトの閲覧や動画視聴、事務作業など一般的な使い方であれば不足ありません。
三つ目の違いは、契約期間の有無です。
今回紹介しているポケット型Wi-Fiは、2つとも契約期間の縛りがありません。
2年使うかどうかわからない、短期間の利用を検討しているという方は、2年契約のWiMAXより契約期間縛りなしのポケット型Wi-Fiの方がおすすめといえるでしょう。
特にクラウドWiFiはレンタル型のサービスで端末代金がかからず、解約時に端末残債の精算が発生することもないのでおすすめです。
上記のような違いと費用面を加味したうえで、自身に合ったサービスを選んでみましょう。
まとめ
2年契約できるWiMAXは、改正電気通信事業法によって解約違約金の上限が設定されたことで、以前よりも契約しやすくなりました。
また、契約期間縛りのないWiMAXも増えてきていますが、費用を抑えたい方は2年契約のWiMAXの方が安い場合もあるので、実質月額で比較してみましょう。
ただし、2年契約のWiMAXは解約時に端末残債の精算が発生する可能性もあるため、契約内容やどれくらいの期間利用する予定かといったことも加味して、サービスを選んでください。
通信速度を重視する方やどうしてもWiMAXを使いたいという方でなければ、ポケット型Wi-Fiもおすすめです。
ポケット型Wi-Fiも検討に含めることで、さらに幅広い選択肢のなかから利用するサービスを選択できます。
本記事を参考に、ぜひ自身に最適な通信環境を見つけてください!
2年契約できるWiMAXについてよくある質問
2年契約できるWiMAXについてよくある質問を紹介します。
WiMAXは2年の契約期間が過ぎたらどうなるの?
- WiMAXは2年の契約期間が過ぎたらどうなるの?
-
2年契約でWiMAXを利用していて2年が経過したあとは、契約が自動更新されて再度2年契約となるプロバイダーがあります。
今回本記事で紹介したなかでは、「5G CONNECT」がそれに該当します。
5G CONNECTのWiMAXは更新月に解約しないと再度2年契約となり、たとえば最初に契約してから3年後に解約すると解約違約金が発生するため、更新月がいつになるのか確認しておいた方がよいでしょう。
なお、「GMOとくとくBB WiMAX」と「Broad WiMAX」は2年経過後の自動更新はなしなので、そのまま使い続けて不要になったタイミングで解約して問題ありません。
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