インターネットが繋がらない原因の見つけ方と原因別解決方法について解説!
普段使っているインターネットが、突然繋がらなくなったという経験はないでしょうか?
何もしていないのにインターネットが繋がらないなんて状況は、日常的に利用している人にとってはとても不安に感じることでしょう。
インターネットが繋がらない状況では、接続方法によって原因と解決方法が異なります。
例えば光回線の場合だと有線LAN接続で繋がらないのか、それとも無線LANで繋がらないのか、はたまたそのどちらの方法でもインターネットに繋がらないのか等など…。
スマートフォンやポケット型WiFiといったモバイル回線の場合でも、接続端末ごとに原因と解決方法が違います。
共通して言えることは、インターネットに繋げるための「接続機器」「回線」「接続端末」のいずれかに問題があることです。
ここからは以下のパターン別で、インターネットが繋がらない原因の特定方法と解決方法について解説します。
- 無線LAN・有線LANでインターネットをしている場合
- モバイル回線(スマートフォン・ポケット型WIFiなど)でインターネットをしている場合
通信速度が遅いと感じている場合は、別記事にて詳しく解説しているので併せてお読みください。
無線LAN・有線LAN(光回線)でインターネットが繋がらない場合の対策
無線LAN・有線LANでインターネットが繋がらない場合、以下の6つのポイントをチェックします。
- まずはすべての機器を再起動する
- ケーブルの抜き差しを行なって確実に接続しているか確認する
- ONUやルーターに「プロバイダ情報」が設定されているか確認する
- 無線LANの場合は接続先情報(SSID /PW)が合っているか確認する
- 利用回線に通信障害が発生していないか確認する
- 支払いが滞っていないか確認する
各ポイントの説明と解決方法を見ていきましょう。
1.まずはすべての機器を再起動する
端末の一時的な不具合によって、インターネットが繋がらない可能性があります。
一度パソコンやスマートフォン本体やONU、LANルーターの電源を落として再起動をかけましょう。
ONU(終端装置)とは壁に備え付けられた光コンセントに繋がっている機器のことです。
起動しているアプリの不具合やメモリの消費量、端末内に貯まった一時キャッシュが原因で、端末本体に不具合を起こしているケースがあります。
電源を落として再起動することで、端末や機器をリフレッシュさせれば再度インターネットに繋げられる場合があるため、インターネットが繋がらない場合はまずはすべての機器の電源を入れ直してみましょう。
2.ケーブルの抜き差しを行なって確実に接続しているか確認する
接続端末や機器にケーブルが正常に挿し込まれていない場合、接触不良を起こしてインターネットに繋がらない場合があります。
電源ケーブルや有線LANケーブル、SCケーブルが端末や機器にしっかりと挿し込まれているか確認しましょう。
中途半端に刺さっている状態のままでいると、インターネットに繋がらない以外に機器の故障の原因となります。
ケーブルは奥までしっかり挿し込み、確実に接続されていることを確認しましょう。
3.ONUやルーターに「プロバイダ情報」が設定されているか確認する
ONUやルーターに、インターネットに繋げるためのプロバイダ情報が設定されているかを確認しましょう。
最近のONUやルーターはあらかじめプロバイダ情報が設定されている場合がありますが、そうでない場合は自分で入力しないとインターネットに接続できません。
また、回線やプロバイダを乗り換えた場合など、新たに乗り換え先のプロバイダ情報に上書きする必要があります。
インターネットの乗り換えや機器のリセットによる初期化を行った際には、プロバイダ情報の設定を正確に行いましょう。
接続先情報は契約時に届いた書類に書いてある場合が多いです。
4.無線LANの場合は接続先情報(SSID /PW)が合っているか確認する
無線LANでインターネットに接続する場合、接続先情報が正しいか確認しましょう。
多くの場合はONUやルーターの機器本体に貼ってあるシール、またはセットアップカードに「SSID /PW」と記載された文字列があります。
無線LAN接続をするための接続先情報になるので、端末本体からの設定画面で記載された文字列とあっているかチェックしましょう。
自動認識ではなく、自分でチャンネルや通信方式を決める「カスタム設定」を選んだ場合、接続設定用のブラウザにアクセスして調査する必要があります。
どうしてもパスワードがわからなくなった場合はルーターのリセットボタンを長押しすることで初期化される場合が多いです。
5.利用回線に通信障害が発生していないか確認する
利用しているインターネット回線の通信障害が発生していないかを確認しましょう。
端末本体や機器ではなく、利用回線自体に問題が発生しているケースがあります。
利用中のプロバイダの公式サイトやメンテナンス情報でも確認できますが、TwitterなどのSNSのほうが情報が早い場合があります。
SNSは同じプロバイダを利用しているユーザーがいる可能性が高く、緊急時の情報交換の場として有用です。
6.支払いが滞っていないか確認する
使用しているインターネットの利用料金の支払いが滞っていないか確認しましょう。
支払日に銀行の残高が不足していたり、クレジットカードの利用上限を超えている場合は利用料が引き落とされません。
そのままの状態で放置していると、インターネットが強制的に利用停止となります。
多くの場合は、支払いが滞納してもすぐに利用停止されることはありません。
しかし支払わずに滞納したままにしていると、最悪の場合は強制退会となってインターネットが本当に使えなくなってしまいます。
利用料の請求日を確認し、当日までに必ず支払えるように用意しておきましょう。
モバイル回線(スマートフォン・ポケット型WIFiなど)でインターネットが繋がらない場合の対策
スマートフォンやタブレット、ポケット型WiFiでインターネットが繋がらない場合は以下の6つをチェックします。
- まずは端末を再起動する
- SIMカードが間違いなく挿入されているか確認する
- モバイルデータ通信がオフになっていないか確認する
- 機内モードになっていないか確認する
- 電波状況が圏外になっていないか確認する
- 支払いが滞っていないか確認する
無線LAN・有線LANとは異なるケースがいくつかあるので、それぞれを見ていきましょう。
1.まずは端末を再起動する
端末の一時的な不具合の可能性があるので、一度スマートフォンやポケット型WiFiなどの接続機器の電源を切って再起動を掛けましょう。
無線LAN・有線LANの項で説明した理由と同じで、端末で起動しているアプリやメモリの消費など、端末本体に不具合を起こしている何らかの原因が考えられます。
端末を再起動することで本体がリフレッシュし、動作が正常になってインターネットに繋がるケースがあります。
iPhone X以降はホームボタンがなくなりました。
ホームボタンがないiPhoneは
①音量アップボタンを押す
②音量ダウンボタンを押す
③再度ボタンを押す
この状態で7秒待つと再起動されます。
2.SIMカードが間違いなく挿入されているか確認する
端末本体にSIMカードが間違いなく挿入されているか確認しましょう。
SIMカードが中途半端に挿し込まれている場合は警告画面が出るケースがありますが、そうでない場合は気づかずにそのまま使用してしまう恐れがあります。
本体とSIMカードの端子部分にホコリが付いている場合、接続不良を起こしてインターネットが繋がらない場合も…。
ホコリや汚れや付いたままで使用していると故障の原因にもなるため、異物を取り除いてSIMカードを正しく挿入し直しましょう。
3.モバイルデータ通信がオフになっていないか確認する
モバイル端末の通信方法が「モバイルデータ通信」で、通信状態がオフになっていないかを確認しましょう。
スマートフォンなどのモバイル端末は、通信方法をモバイルデータ通信かWiFi通信の2つが選べます。
WiFiが近くにあればモバイルデータ通信がオフでもインターネットに繋ぐことができますが、そうでない場合はオンにしなければ繋がりません。
モバイルデータ通信のオン/オフ設定方法
iPhone(iOS)の場合
- ホーム画面の「設定」から「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の右にあるタブをタップして切り替える
Android(アンドロイド)の場合
- ホーム画面の「設定」から「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」または「データ通信量」をタップ
- 「モバイルデータ」の右にあるタブをタップして切り替える
機種によって設定の場所が異なりますが、基本的にはホーム画面の設定からオン/オフの切り替えが可能です。
iOSなら「コントロールセンター」から、Androidならホーム画面からのスワイプやクイックボタンによるクイック操作で設定画面に入れます。
4.機内モードになっていないか確認する
端末本体が機内モードになっていないかを確認しましょう。
モバイルデータ通信とWiFi通信はオンにすることでインターネットに繋げることができますが、逆に機内モードではすべての通話と通信を遮断する機能です。
本来の機内モードの用途は、飛行機内でスマートフォンの電波が運航の妨げや悪影響が出ないように通信を制限するために使用します。
インターネットに接続できないときは、機内モードがオンになっていないかを確認してみましょう。
ちなみに機内モード中でもWiFiとBluetoothの利用は可能です。
あえて機内モードにしてインターネット接続をWiFiに限定しておけば、無駄なパケット消費を抑えてデータ通信量を節約することができます。
5.電波状況が圏外になっていないか確認する
電波状況が圏外、もしくは不安定な状態になっていないか確認しましょう。
利用エリア内でも建物の構造が入り組んでいて電波を通しにくい場所や地下、周辺で電車が通っていたり工事中の場合だとインターネットに繋がらないケースがあります。
端末画面上部のピクトアイコンから電波状況を確認し、圏外などの電波状況が悪い場合は屋外や周りが開けた通信できる場所に移動しましょう。
6.支払いが滞っていないか確認する
無線LAN・有線LANの項と同じように、モバイル回線の支払いが滞っていないかを確認しましょう。
請求日に引き落としがされない原因には、銀行の残高不足やクレジットカードの利用上限超えなどが考えられます。
そのまま支払いが滞るとプロバイダから督促状が届き、それでも支払わずにいると回線停止になり、最悪の場合は強制退会となる可能性が高いです。
多くのポケット型WiFiは支払いがクレジット決済のみの会社が多いため、銀行引き落としができないと利用を続けることが難しくなります。
トラブルに発展しやすい原因なので、請求日にちゃんと引き落としされているか忘れずに確認しましょう。
まとめ
インターネットが繋がらない原因について解説してきました。
- まずはすべての機器を再起動する
- ケーブルの抜き差しを行なって確実に接続しているか確認する
- ONUやルーターに「プロバイダ情報」が設定されているか確認する
- 無線LANの場合は接続先情報(SSID /PW)が合っているか確認する
- 利用回線に通信障害が発生していないか確認する
- 支払いが滞っていないか確認する
- まずは端末を再起動する
- SIMカードが間違いなく挿入されているか確認する
- モバイルデータ通信がオフになっていないか確認する
- 機内モードになっていないか確認する
- 電波状況が圏外になっていないか確認する
- 支払いが滞っていないか確認する
繋がらない原因は接続している端末や回線など、状況ごとに特定していく必要があります。
ある日突然インターネットに繋がらなくなった場合は、一つひとつ状況ごとに原因を切り分けて考えることが重要です。
まずは落ち着いて、端末や端末機器の状態から確認していきましょう。
インターネット接続はできるけと遅い場合は下記記事も参考にしてみてください!
本記事で取り上げた内容は、インターネットが繋がらないときの大半のケースです。
今後あなたが使っているインターネットが繋がらなくなったとき、お役に立てることを願っています。
もっと詳しく知りたいという方は以下の記事もご参考にしてください!