WiMAXのクレードルとは?必要性やメリットなどを詳しく解説

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「クレードルって何?」
「クレードルって必要なの?」

このように疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

クレードルとは、ポケット型Wi-Fiに接続するスタンド型の拡張機器のことで、通信品質の向上などさまざまな効果が見込めます。

本記事では、クレードルの必要性やメリット・デメリットについて解説します。

おすすめな人の特徴も紹介するので、購入すべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次(タップしてジャンプ)

WiMAXのクレードルはネットショッピングで購入できる

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WiMAXのクレードルは、WiMAXの新規契約の際にオプション購入できるほかに、au OnlineShopやAmazon、ヨドバシ.comなどネットショッピングで購入可能です。

どのサイトで購入しても値段に大差はありません。

スクロールできます
au OnlineShopAmazonヨドバシ.com
特徴古いものから新しいものまで種類が豊富
2,750円(税込)以上のご購入で送料無料
種類によっては手頃な価格で手に入る

中古販売あり
au OnlineShopと同価格取扱は最新のクレードル

クレードルの種類はポケット型Wi-Fiの機種によって異なるため、ネットショッピングで購入する際は端末の品番を確認しましょう。

品番は「X11」や「WX05」などのようにアルファベットと数字の組み合わせで、端末本体やパッケージに記載されています。

なお、WiMAX +5G端末の「Galaxy 5G Mobile Wi‐Fi」にクレードルはありません。

そもそもクレードルとは?主なメリットや効果を紹介

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画像出典:UQWiMAX

クレードルとは、ポケット型Wi-Fiに接続するスタンド型の拡張機器のことです。

WiMAXのクレードルには、主に以下のようなメリットがあります。

クレードルのメリット
  1. 有線接続ができ安定した通信が可能となる
  2. 内蔵アンテナによる通信速度向上が見込める
  3. 充電スタンドとして利用できる
  4. 固定回線用の無線LANルーターとして使える

メリット1.有線LAN接続ができ安定した通信が可能となる

クレードルの背面にはLANポートがあり、直接LANケーブルで繋げます。

無線接続の場合、WiMAXルーターとデバイスの間に障害物があったり距離が遠かったりすると、インターネット接続が安定しません。

一方、LAN接続はケーブルでルーターとデバイスを繋いで通信を行います。

そのため、距離や障害物が原因で通信環境が悪くなることはありません。

よって、ケーブルなどの不具合を除けば、有線接続のほうが安定した通信が可能です。

メリット2.内蔵アンテナにより通信速度向上が見込める

WiMAXルーターにクレードルを装着すると、通信速度向上が期待できます。

WiMAXルーター(Speed Wi‐Fi 5G X11およびX12)のクレードルには、5GとWiMAX2+のアンテナが内蔵されています。

このアンテナはNEC独自技術である「Wウィングアンテナ」で、広範囲の電波受信が可能です。

そのため、電波の弱い場所での通信が安定し、通信速度の向上が見込めます。

メリット3.充電スタンドとして利用できる

WiMAXクレードルには充電スタンドの役割もあります。

従来の充電ケーブルで充電するよりも、クレードルに置くだけなので便利です。

クレードルに充電ケーブルを挿し込んでおけば、あとはポケット型Wi-Fiを置くだけで充電できるため、充電忘れも防げるでしょう。

メリット4.固定回線用の無線LANルーターとして使える

クレードルがあれば、WiMAXルーターを固定回線用の無線LANルーターとしても使えます。

WiMAXのポケット型Wi-Fiとクレードルがあれば、無線LANルーターがなくても固定回線を使えるようになるため、万が一の際に便利でしょう。

詳しい無線LANルーター接続の手順(Speed Wi‐Fi 5G X11およびX12)は以下を参考にしてください。

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画像出典:NECプラットフォームズ
  1. X11やX12のクイック設定Web(http://192.168.179.1/)にアクセスする
  2. 「詳細設定」→「その他の設定」→「クレードル接続時の動作モード設定」→「アクセスポイントモード」をオンにする
  3. ACアダプタとクレードルを接続し、電源コンセントに差し込む
  4. クレードルとブロードバンドルーターや固定回線のLANポートにLANケーブルで繋ぐ
  5. クレードルにWiMAXルーター本体をセットする
  6. パソコンなどの端末を無線接続の設定にする

このように無線LAN接続することで、WiMAXルーターとしてではなく固定回線用のルーターとして使えるようになるため、WiMAXの速度制限にかかることはありません。

WiMAXクレードルの主なデメリット

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WiMAXクレードルには主に2つのデメリットがあります。

クレードルのデメリット
  1. 追加料金がかかる
  2. 利用環境によっては必ずしも通信品質が向上するとは限らない

デメリット1.追加費用がかかる

WiMAXルーター本体だけではなく、クレードルの購入代が追加でかかります。

基本的に、クレードルは端末ごとに異なるため、使い回せません。

つまり、WiMAXルーターを買い替えればクレードルも買い替える必要があります。

また、WiMAXのクレードルは3,000〜5,000円ほどの金額なので、気軽に買いやすい価格ともいえないでしょう。

デメリット2.利用環境によっては必ずしも通信品質が向上するとは限らない

クレードルを使うことでより快適に通信ができる可能性がありますが、必ずしも通信品質が向上するとは限りません。

WiMAXの2+や5Gの対応エリア外や圏外になる場所であれば、クレードルを使用しても繋がりにくいでしょう。

また、以下のような環境でも通信品質の向上が見込めない可能性があります。

  • 電波干渉する障害物が近くにある
  • 接続台数が多い
  • プロバイダー側に通信障害が起きている

クレードルは万能ではなく、あくまでも通信品質が向上する一つの手段として考えておくべきといえるでしょう。

WiMAXのクレードルは必須ではない!クレードルがおすすめの人の特徴は?

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WiMAXのクレードルにはいくつかメリットがありますが、必須というわけではありません。

しかし、中にはおすすめできるケースもあるため、クレードルを使うべきか検討してみるとよいでしょう。

クレードルがおすすめな人
  • 自宅でも外出先でも高速通信がしたい人
  • Wi‐Fiルーター用の充電スタンドが欲しい人
  • 有線LAN接続で使いたい人

特徴1.自宅でも外出先でも高速通信がしたい人

クレードルは、自宅や外出先でも高速通信がしたい人におすすめです。

クレードルに内蔵されたWiMAX2+や5Gのアンテナが、電波が弱い場所でも安定した通信がしやすくなります。

クレードルがあることで自宅では固定回線のようなイメージで使えるため、自宅でも外出先でも高品質な通信をしたい場合は、ホームルーターよりも便利に使えるでしょう。

特徴2.Wi-Fiルーター用の充電スタンドが欲しい人

WiMAXのクレードルは、Wi‐Fiルーター用の充電スタンドが欲しい方にもおすすめです。

クレードルに充電ケーブルを繋げておくことで、WiMAXルーターを置くだけで充電が開始されます。

スマートフォンでは手軽に充電できるワイヤレス充電が便利ですが、クレードルも同じように簡単充電できる点がメリットです。

さらに、自立させることで画面が見やすくなるほか、充電忘れを防止できるなどのメリットもあります。

特徴3.有線LAN接続で使いたい人

有線LAN接続でWiMAXルーターを利用したい人にも、クレードルはおすすめです。

ポケット型Wi-Fi単体では、USB接続はできるものの、LANポートがないため有線LAN接続はできません。

有線LAN接続でより安定した通信をしたい場合や、固定回線の無線LANルーターとして使いたい場合に便利でしょう。

まとめ

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WiMAXのオプションであるクレードルは、スタンド型の拡張機器で、au OnlineShopやAmazonなどネットショッピングで購入できます。

クレードルにはさまざまなメリットがあるため、必須ではないものの、必要に応じて利用してみるとよいでしょう。

WiMAXのクレードルに関するよくある質問

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WiMAXのクレードルに関する質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

WiMAXルーターにクレードルは必要か?

WiMAXルーターにクレードルは必要か?

クレードルがなくても充電や有線接続ができるため必要とは限りませんが、以下のような人にはおすすめです。

  • 自宅でも外出先でも高速通信がしたい人
  • Wi-Fiルーター用の充電スタンドが欲しい人
  • 有線LAN接続で使いたい人

WiMAXのクレードルの効果は?

WiMAXのクレードルの効果は?

WiMAXのクレードルは以下のような効果があります。

  1. 有線接続ができ安定した通信が可能となる
  2. 内蔵アンテナによる通信速度向上が見込める
  3. 充電スタンドとして利用できる
  4. 固定回線用の無線LANルーターとして使える

クレードルを装着することで、ポケット型Wi-Fiで有線LAN接続ができるようになります。

また、クレードル内にWiMAX+2や5Gのアンテナが内蔵されているため、通信速度が向上しやすいでしょう。

さらに、固定回線用の無線LANルーターとしても使えるため、万が一の際に便利だといえます。

WiMAXクレードルの代わりになるものはある?

WiMAXクレードルの代わりになるものはある?

中には充電や有線接続ができる卓上ホルダーなどがあります。

目的によってはクレードルのような感覚で使える可能性があるでしょう。

WiMAXルーターのクレードル対応機種は?

WiMAXルーターのクレードル対応機種は?

現在主流のWiMAX +5G対応ポケット型Wi-Fiは、全3機種のうち以下2機種がクレードルに対応しています。

  • Speed Wi-Fi 5G X11
  • Speed Wi-Fi 5G X12

なお、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は専用クレードルがないものの、スタンド付きのため自立させて利用できます。

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著者

MasterNet編集部

MasterNet編集部です。当サイトは「一人ひとりに最適な通信環境を提供すること」をコンセプトにモバイルルーター・ホームルーターに関する情報を発信しています。

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