テザリングとポケットWiFiどっちがお得? | 速度制限と料金から比較
今の時代、スマートフォンのデータ通信量プランには20GBや30GBもあるため、スマートフォンの「テザリング」を使って他機器をインターネットに接続する方もいらっしゃると思います。
ネット環境がない時にはとても便利なサービスです。
しかし、テザリングはご利用されているスマートフォンの契約によって月間で使用できるデータ通信量が異なるため、考えながら行う必要があります。
一方、ポケットWiFiでは月間データ通信量に制限がないものが多いため、他機器をインターネットに接続する時にはとても便利なサービスと言えるでしょう。
今回はポケットWiFiとテザリングを速度制限と料金という観点から比較し、ご説明させていただきます。
工事が不要で利用できるモバイルルーターの需要も高まってるため、モバイルルーターをおすすめする理由や、疑問点を解決します!
テザリングによるWi-Fi接続とは|種類について解説
テザリングには3種類の方法があります。
それぞれのメリット・デメリットと3大キャリアのテザリングオプション料金についてご紹介します。
1.WiFiテザリング
スマートフォンをWiFiとして使用するメジャーな方法となります。
ポケットWiFiに比べると速度は落ちますが、普通にインターネットが利用できるほどの速度は出ていました。
充電の消耗が激しいというデメリットがあります。
WiFiテザリング時の通信速度
通信速度についての注釈
この計測結果を見る限りでは、スマホを使ってのテザリングはそれほど速度が出ませんでしたが、使用するSIMカードや利用環境によって、結果はこの限りではありません。
2.USBテザリング
USBケーブルで端末と端末を接続する方法となります。
通信速度は速く、充電しながら利用することができますが、USB接続できる端末のみしか利用できません。
また、一台のみ接続が可能です。
3.Bluetoothテザリング
BluetoothもWiFiと同様に無線の規格となります。
電池の持ちが良いですが、WiFiに比べて下り(受信)通信速度が非常に遅く、使い道はほとんどないためあまり利用されていません。
参考: 3大キャリアのオプション料金
テザリングオプションは、以前は3大キャリアともテザリングオプションは無料でしたが、現在、auとソフトバンクは20GB以上の容量の大きいデータ通信量プランを、月額550円(税込)としています。NTTドコモは無料となります。
大容量だからこそテザリングも出来るので、有料化はとても残念です。
3大キャリアのオプション料金
キャリア | 料金 |
---|---|
au | プランによって一部有料(550円) |
ソフトバンク | プランによって一部有料(550円) |
NTTドコモ | 無料 |
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ポケットWiFiとテザリングの違いとは
一般的に、「テザリング」という用語は、スマートフォンの電波を使って、パソコンやタブレットなどのWi-Fi接続専用端末でインターネットをする行為を指します。
一方で、ポケット型Wi-Fiを用いて、同様にパソコンやタブレットなどのWi-Fi接続専用端末に接続し、インターネットを行う方法は、「Wi-Fi接続」と呼ぶことが多いです。
ただし、厳密に言えば上記2つの行為は「実質的には同じこと」をしているため、両方とも「テザリング」と呼称しても本来であれば問題ないのでしょう。
要するに、SIMカードを入れているのが「モバイルルーター」か「スマホ」かの違いで、無線回線を受信して、他の機器にその電波を発信し、「Wi-Fi接続」しているという行為に違いはありません。
ただし、一般的には、「テザリング」というと、「スマートフォンの電波を使って、他の機器でインターネット利用をすること」と捉えられる場合が多いようです。
データ通信量と速度制限の違い
スマートフォンの場合は、契約しているプランによってはデータ通信量の制限があるため、長時間や頻繁にテザリングを行う際はデータ通信量を気にしながら行わなければなりません。
ネット閲覧やメール送受信などであれば消費量は少ないですが、動画視聴などでは多くのデータ通信量を消費します。
実際にAmazonプライム視聴の際にテザリングを行い、1時間40、50分ほどの動画を視聴したところ7GBを消費しました。
データ通信量プランが5GBや7GB契約の場合は1日で通信制限の対象となります。
ポケットWiFiの場合は、月間のデータ通信量の制限がない端末や大容量プランのものが多くあります。
但し、速度制限がかかったり、キャリア側の判断で速度制限の対象になる可能性はあります。
通信量や料金の違い
WiMAX +5G | WiFiテザリング | |
---|---|---|
月額料金 | 4,800円 (FreeMax+5G)の場合 | 7,315円 (NTTドコモ5Gギガホプレミア) |
月額データ通信量 | 実質無制限 | 実質無制限 |
理論値通信速度 | 最大2.7Gbps (下り) | 未公表 |
連続稼働時間 | 約16時間 | 未公表 |
このように、費用面で見るとモバイルルーターの方が安価となっていることがわかるでしょう。
ただし、モバイルルーターの場合、ここにスマートフォンの月々の維持費用が乗ってくるため、格安スマホを利用しているかた以外は、キャリアの料金よりも高額になる場合があります。
それであれば、キャリアの実質パケット無制限プランを契約し、テザリングで利用していれば安価に済みますが、下記の問題が出てきます。
- バッテリーに負荷がかかり発熱する可能性がある
- バッテリーの寿命が短くなる
- 充電の減りが速い
- ドコモ以外の使い放題プランでは実質パケット無制限プランでもテザリング上限がある
よって、短時間のインターネット利用であればスマホテザリングが簡単で良いですが、長時間の利用となるのであれば、モバイルルーターの方が適していると言えるでしょう。
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テザリング用のスマホを持つのはあり?なし?
個人的には、テザリング用のスマホを持つのは「なし」です。
バッテリーの持ちが悪くなることを理由に、テザリング用のスマホを持つことを考える方がいらっしゃいますが、監修者個人としては、非効率だと考えています。
そもそも、スマホはテザリング用に設計されていないため、バッテリーの持ちが悪いです。
加えて、費用面を考えると契約するSIMも格安SIMが第一選択となり、契約できるSIMカードの容量上限は遥かに小さく、とてもテザリング用途では不足してしまうでしょう。
テザリング用のスマホを用意するのであれば、機能が優れたモバイルWi-FiルーターであるWiMAX +5G対応プロバイダーを契約した方が良いと思います。
ポケットwifi とスマホのテザリングを比較!速度が速いのはどっち?
やはり気になるのは、ポケットWiFiを使ったときと、テザリングの通信速度はどちらが速いかということでしょう。
スマホの速度の方が速ければ、別途モバイルルーターを契約しないで済むため、通信費の節約になります。
それでは、早速結論から見ていきましょう。
結論
どちらが速いかはSIMカードと利用端末・利用状況によって異なる
実は、「スマホのテザリングだから遅い」「モバイルルーターのテザリングだから速い」ということではなく、契約しているSIMカード・利用端末・利用環境の組み合わせによって、どちらも速い可能性があるのです。
この中で最も速度に対する影響が大きいのは、「SIMカード」でしょう。
5G対応はもちろんのこと、利用する回線が「キャリア回線」なのか「MVNO回線」かでも大きく異なります。
また、電波を発する機器(スマホやモバイルルーター)の最大通信速度が大きいほど、高速通信が可能となるのです。
通信速度の速さ期待できるおすすめの組み合わせ
私がおすすめする組み合わせはこんな感じです。
スマートフォンの場合
個人的には、ahamo×iPhone12以降がおすすめです。
キャリア回線を使っており通信速度の低下が少なく、大盛りオプションをつければ月間100GBまでの大容量通信が可能です。
また、iPhone12以降であれば5Gに対応しているため、5G回線カバーエリアでは、テザリングでも高速通信が期待できるでしょう。
モバイルルーターの場合
通信速度の速さが期待できるモバイルルーターとしては、WiMAX +5Gをおすすめします。
標準でau 4G LTE/5Gに対応しており、対応エリアも人口カバー率99%以上と広いのが特徴です。
実質パケット無制限感覚で利用できるにも関わらず維持費が非常に安価となっているため、おすすめできます。
お試しで利用したい方は「FreeMax+5G」がいいでしょう。
ここでは、テザリングの速度制限時とポケットWiFiの速度制限時の違いや、料金、充電の持ち時間などについての比較をしていきます。
ポケットWiFiでインターネットを利用した方が、お得であるということが理解できるはずです!
テザリングのデメリット
先ほども少し触れましたが、テザリングのデメリットは下記の4つです。
- バッテリーに負荷がかかり発熱する可能性がある
- バッテリーの寿命が短くなる
- バッテリー容量の減りが速い
- ドコモ以外の使い放題プランでは実質パケット無制限プランでもテザリング上限がある
そもそもスマートフォンは、テザリングを長時間行う前提では設計されていないため、電波を発し続ける行為は、バッテリーの負担が大きくなりやすいです。
熱を持ったり、バッテリー容量の減りが速くなった結果、十分に充電しても長時間利用できなくなる可能性が非常に高くなっています。
また、ドコモを除くキャリアの実質パケット無制限プランには、テザリング上限が存在しており、スマホと同じように無制限感覚で利用することが難しいのです。
よって、スマートフォンの電波を使ったインターネット接続をメインの通信手段にすべきではないと言えます。
テザリングのメリット
テザリングのメリットは下記の通りです。
- スマホ以外の費用がかからない
- 荷物が少なくて済む
やはり、1番のメリットは、費用面でしょう。
モバイルルーターを別途契約する必要がないため、今の維持費で外部機器を用いたインターネットが行えます。
加えて、モバイルルーターを持ち歩かなくても良いため、単純に荷物が少なくて済むというのも大きなメリットでしょう。
インターネットの利用時間が多い方へ
テザリングは契約しているデータ通信量によって使用できる量が変わってきます。
ネット閲覧やメール送受信などだけでしたら可能かもしれませんが、毎日ネットで動画を視聴したり、ゲームをしたりということは現実的に厳しいです。
ポケットWiFiであれば月間のデータ通信量をテザリングよりも気にせず、快適にインターネットを利用することが出来ます!
どのような用途でどれくらいネットを利用するかによって使用する方を考えてみるのが良いかと思います。
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