eSIM対応機種一覧|iPhone・Android・対応キャリアを紹介
eSIM対応機種をお探しでしょうか?
物理SIMカードと異なり手続きがすべてオンライン上で完結するeSIMは、物理的なトラブルがなく、物理SIMやもう一つのeSIMと組み合わせて使えるなど多くのメリットがあります。
しかし、すべての機種がeSIMに対応しているわけではないため、事前に対応可否を確認しておく必要があるでしょう。
本記事では、eSIMに対応しているiPhone・Androidスマートフォンや対応キャリアなどについて詳しく解説していきます。
eSIM対応機種をお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください!
iPhone/iPadのeSIM対応機種
まずは、iPhoneやiPadのeSIM対応機種をみていきましょう。
iPhoneのeSIM対応機種一覧
iPhoneのeSIM対応機種は、以下の通りです。
- iPhone 14/Pro/Plus/Pro Max
- iPhone SE(第2/3世代)
- iPhone 13/Pro/mini/Pro Max
- iPhone 12/Pro/mini/Pro Max
- iPhone 11/Pro/Pro Max
- iPhone XS/XS Max
- iPhone XR
iPhoneは、iPhoneXR以降に発売された機種はすべてeSIMに対応しています。
なかでも、iPhone 13以降はデュアルSIMにも対応しており、1台でeSIMを2つまで利用可能です。
また、iPhone 13以前のモデルでも、eSIMに対応しているものは物理SIMとは併用できるため、状況に応じて使い分けられるというメリットがあります。
iPadのeSIM対応機種一覧
iPadのeSIM対応機種は、以下の通りです。
- iPad(第7世代)以降
- iPad mini(第5世代)以降
- iPad Air(第3世代)以降
- iPad Pro 11 インチ以降
- iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降
iPadは種類がいくつかに分けられていますが、おおむね2019年以降に発売されたモデルであればeSIMに対応しているといえます。
iPadは、iPhoneに比べるとeSIMを使う機会は少ないといえますが、セルラーモデルを利用する場合はeSIMを活用できるでしょう。
AndroidのeSIM対応機種
iPhoneに続き、AndroidのeSIM対応機種をみていきましょう。
Androidは、iPhoneに比べて機種の種類がかなり多く、国内製品と海外製品でeSIM対応可否が分かれているケースもあります。
そのため、ここでは以下の国内大手キャリアおよびサブブランドで動作が確認されているものを対応機種として紹介していきます。
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo
- LINEMO
- UQモバイル
- ワイモバイル
なお、下記見出しに記載している用語の意味は以下の通りです。
- エントリーモデル:低価格帯で初心者向けのモデル
- ミドルレンジモデル:中価格帯でスペックも中程度のモデル
- ハイエンドモデル:高価格帯でハイスペックのモデル
GalaxyのeSIM対応機種一覧
GalaxyシリーズのeSIM対応機種は以下の通りです。
- Galaxy Z Flip4
- Galaxy Z Fold4
- Galaxy A23 5G
Galaxyは、国内販売モデルでeSIMに対応している機種がかなり少ないです。
対応機種は、エントリーモデルである「A23 5G」と、折りたたみ可能なハイエンドモデル「Z Fold4」「Z Flip4」の3機種となっており、人気の高い「Sシリーズ」ではeSIMを利用できません。
海外販売モデルの場合、SシリーズをはじめeSIM対応機種がいくつか多いですが、全体としてみるとまだまだ少ないといえるでしょう。
XperiaのeSIM対応機種一覧
XperiaのeSIM対応機種は以下の通りです。
- Xperia 1 Ⅳ
- Xperia 5Ⅳ
- Xperia 10 Ⅲ Lite/10 Ⅳ
- Xperia Ace Ⅲ
Xperiaシリーズも、eSIM対応機種はあまり多くありません。
しかし、エントリー・ミドルレンジ・ハイエンドと幅広く対応しているため、スマートフォン上級者だけでなく初心者の方でも手軽にeSIMを使える機種だといえるでしょう。
ただし、契約するキャリアによって動作確認が取れていない場合があるので、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
AQUOSのeSIM対応機種一覧
AQUOSのeSIM対応機種は以下の通りです。
- AQUOS sense4 lite
- AQUOS sense6/sense6s
- AQUOS zero6
- AQUOS sense7
- AQUOS R7
- AQUOS wish/wish2
AQUOSシリーズは、2021年中ごろ以降に発売された機種からeSIMに対応しているといえます。
エントリーモデルであるAQUOS senseシリーズが多く対応しているため、Xperiaと同様に初心者の方でもeSIMを使いやすいでしょう。
Google PixelのeSIM対応機種一覧
Google PixelのeSIM対応機種は以下の通りです。
- Google Pixel 4/4 XL
- Google Pixel 4a/4a(5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 6/6 Pro
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 7/7 Pro
Google Pixelシリーズは、2019年に発売されたGoogle Pixel4以降のモデルがeSIMに対応しています。
Google Pixelシリーズは、Googleの純正スマートフォンとして、初心者から上級者までさまざまな方にとってeSIMを使いやすいモデルだといえます。
OPPOのeSIM対応機種一覧
OPPOのeSIM対応機種は以下の通りです。
- OPPO Find X3 Pro
- OPPO Reno5 A
- OPPO Reno5 A(eSIM対応版)
- OPPO Reno7 A
- OPPO A73/A55s 5G
OPPOは、主にRenoシリーズがeSIMに対応しています。
OPPO Find X3 Pro以外はリーズナブルな価格で手に入る機種で、キャリアによってはセールなどで数千円で購入できる可能性があります。
そのため、とにかく価格を抑えてeSIMを使いたい方にぴったりでしょう。
その他AndroidのeSIM対応機種一覧
その他AndroidのeSIM対応機種は以下の通りです。
- Xiaomi 12T Pro
- Redmi Note 10T
- Redmi Note 11 Pro 5G
- Rakuten Hand/Hand 5G
- Rakuten BIG/BIG s
- Rakuten Mini
- Android One S9
- arrows N
- arrows We
- Leitz Phone 2
- シンプルスマホ6
- かんたんスマホ2+
- P40 Pro
- moto g52j 5G
- Libero 5G Ⅱ
Xiaomiや楽天モバイルなどいくつかの機種でeSIMを利用できます。
なお、Rakuten handやRakuten BIGなどの楽天モバイルオリジナル端末はeSIM専用です。
今後は、楽天モバイルだけでなく、さまざまなメーカーがeSIM対応もしくは専用機種を打ち出してくる可能性が高いといえるでしょう。
eSIMを使える格安SIM
ここまで、eSIM対応機種を種類別にみてきましたが、eSIMはスマートフォンだけでなく契約するキャリアも対応していないと利用できません。
前述の通り、国内大手キャリアやそのサブブランドはeSIMに対応していますが、格安SIMはまだまだ非対応のものも多いです。
ここでは、格安SIMのなかでもeSIMに対応しているサービスをみてみましょう。
eSIMを使える主な格安SIM
eSIMを使える主な格安SIMは以下の通りです。
- IIJmio
- mineo
- HISモバイル
- 日本通信SIM
- LinksMate
- BIC SIM
格安SIMはかなりサービス数が多いですが、eSIMに対応しているものはまだまだ少ないといえます。
また、格安SIMはeSIMだけでなく5G通信にも非対応であるケースが多いので、契約時は十分注意する必要があるでしょう。
しかし、5Gと同様にeSIMもまだまだ世に出たばかりといえるので、今後急速な利用可能サービス数の増加が見込まれます。
大手キャリアをはじめ、格安SIMも契約期間が定められていないサービスやプランが多くなっているので、eSIMに対応したら乗り換えるというのもおすすめでしょう。
eSIMを使う際の注意点
eSIMは便利でメリットが多いですが、一方で物理SIMカードにはない注意点もあります。
- キャリア側がeSIMに対応している必要がある
- 初期設定がやや難しい
- 初期設定時にWi-Fiが必要
注意点1.キャリア側がeSIMに対応している必要がある
eSIMを使う場合、スマートフォン端末だけでなく契約するキャリア側もeSIMに対応していなければなりません。
大手キャリアこそサブブランド含めeSIMに対応していますが、格安SIMの場合はサービスごとに対応可否が異なります。
せっかく対応機種があっても使えないということもあるので、契約前にしっかり確認しましょう。
ただし、5G通信と同様にeSIMもこれから対応サービスが増えていくと見込まれるので、今すぐ必要でなければ気になるサービスが対応するまで待つのも一つの手段です。
注意点2.初期設定がやや難しい
eSIMは、物理SMに比べて初期設定がやや難しいです。
物理SIMの場合は、SIMカードを差し替えるだけと簡単ですが、eSIMの場合はすべてインターネット上で設定を進めなければなりません。
手順に従っても難しいと感じることもあるので、特にはじめて使う方は調べながら進めることで時間がかかってしまう可能性があります。
注意点3.初期設定時にWi-Fiが必要
eSIMは、インターネット上で設定を進めなければならないため、初期設定時にWi-Fi環境が必須です。
スマートフォン以外にインターネット環境がある場合は問題ありませんが、なければWi-Fiを使える場所で設定をしなければなりません。
コンビニやカフェなど街中でフリーWi-Fiを使える場所は多いですが、暗号化されていない通信では情報漏洩のリスクが常に伴います。
また、eSIMを使うのであれば、機種変更時などインターネット環境が必要となるケースは多いです。
そのため、eSIM利用に合わせて、自宅にインターネット環境を構築することを検討するとよいでしょう。
まとめ
ここまで、iPhoneやAndroidのeSIM対応機種や対応キャリア、eSIM利用時の注意点について詳しく解説してきました。
eSIMは、まだまだ対応している機種やキャリアが少なく、今後の発展が期待されます。
eSIMは、開通がすべてオンライン上で完結するほか、1台のスマートフォンで複数のSIMを組み合わせて使えるなどメリットは多いです。
慣れれば難しいと感じることもなくなるので、ぜひ気に入った機種を見つけてeSIMを利用してみてください。
あなたが快適なインターネットライフを過ごせることを心から願っています!
eSIMの対応機種に関するよくある質問
eSIMの対応機種に関してよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
eSIM対応とはどういうこと?
- eSIM対応とはどういうこと?
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eSIMとは、スマートフォン端末本体にあらかじめ埋め込まれたSIMのことです。
物理SIMのように抜き差しする必要がなく、eSIM対応機種であれば、物理SIMがなくてもオンライン上の手続きだけでスマートフォンなどのデバイスを使えるようになります。
スマホがeSIM対応かどうか確認するには?
- スマホがeSIM対応かどうか確認するには?
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端末の取扱説明書やメーカー公式サイトで詳細スペックを調べることで確認できます。
メーカーや機種によって表記は異なりますが、eSIMに対応した機種の場合はスペック欄にeSIMという文字が書かれています。
なお、NTTドコモやauといった大手キャリアや、UQモバイルやahamoなどのサブブランドの公式サイトでは、eSIMで動作確認が取れた端末を調べられるので、契約時には必ずチェックしておきましょう。
対応機種があればどのキャリアでもeSIMを使えるの?
- 対応機種があればどのキャリアでもeSIMを使えるの?
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キャリア側もeSIMに対応していなければ使えません。
eSIMは、機種本体の対応可否も重要ですが、キャリア側がeSIMサービスを提供していない限り物理SIMを使うことになります。
端末だけでなく、契約したいまたは契約しているキャリアでeSIMを使えるか必ず確認しておきましょう。