ahamoからpovoに乗り換える方法は？メリットやデメリット、注意点なども詳しく解説

ドコモの回線を低料金で利用できるahamoは非常に人気ですが、au回線のpovoへ乗り換えたいという方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、ahamoからpovoへ乗り換える方法やメリットデメリット、注意点などを詳しく解説します。

ahamoを利用していてpovoが気になっている方は、本記事を参考に乗り換えを検討してみてください。

ahamoからpovoに乗り換えるパターンは全部で3種類

はじめに、ahamoからpovoへ乗り換えるパターンを3つ見てみましょう。

1．ahamoで使っているスマホでそのままpovoに乗り換える

ahamoで使っているスマホで、povoへ乗り換えができます。

端末の購入代金が発生せず、端末内のデータもそのまま利用できるのがメリットです。

ただし、ahamoで使っている端末がpovo対応端末以外だと、そのまま利用できない点に注意しましょう。

また、povo対応端末であってもSIMロックがかかっていると事前に解除が必要となるので、SIMロックの確認も忘れず行ってください。

2．ahamoで機種変更してpovoに乗り換える

乗り換えのタイミングで機種変更もしたいという方は、まずahamoで機種変更をしたうえで、povoへ乗り換えます。

povoでは端末の販売を行っていないため、ahamoで機種変更してから乗り換えるのがスムーズです。

乗り換えの手順は通常と変わりませんが、事前に行う機種変更の際、データ移行が必要となるので覚えておきましょう。

3．事前にスマホを購入してahamoからpovoへ乗り換える

新しい端末をahamoではなく、そのほかの場所で購入してからpovoへ乗り換えることもできます。

スマホの端末はインターネットや家電量販店、中古品取扱店などでも購入できますので、お好みの場所で購入してからpovoへの乗り換え手続きを行いましょう。

ただし、端末を購入する際はpovoの対応端末かどうかを忘れずに確認してください。

ahamoからpovoに乗り換える前に確認しておきたい注意点

ahamoからpovoへ乗り換える際は、以下の点に注意して手続きを進めてください。

スマホがpovo対応端末かチェック

前述したとおり、povoではpovo対応端末のみ利用できます。

そのため、今使っているスマホをそのままpovoでも利用する予定の方は、povo対応端末かどうかを必ずチェックしてください。

また、機種変更や端末購入を考えている方も、povo対応端末を購入するようにしましょう。

なお、povo対応端末は以下のページで確認できます。

対応機種・端末｜povo

povoの申込みに必要なものを準備しておく

povoに乗り換えることを決めたら、手続きを始める前に必要なものを準備しておきましょう。

povoの申込みには、以下の2点が必要です。

申込みに必要なものをあらかじめ準備しておけばスムーズに手続きを進められます。

また、povoでは口座振替が選択できないため、クレジットカードが必須ですが、クレジットカードを持っていないという方は、即日発行可能なペイディカードを利用する方法もあります。

povoの支払いに利用できるペイディカードについては、povoの公式サイトで確認してみてください。

ペイディカードのご紹介｜povo

機種変更するならデータのバックアップと復元を忘れずに行う

機種変更してpovoへ乗り換える方は、データのバックアップと復元を行いましょう。

バックアップを取っておかないと、端末のデータがすべて消えてしまいます。

バックアップの方法はOSによって異なりますが、一般的にiPhoneならiCloud、AndroidならGoogle Oneなどを使います。

詳しいバックアップの方法については、以下のページを参考にしてみてください。

ahamoは日割りにならないのでpovoへ乗り換えるタイミングは月末がおすすめ

ahamoからpovoへ乗り換えるのは、月末がおすすめです。

ahamoは解約の際、料金が日割りにならないため、月初や月途中で解約しても月額料金が満額請求されます。

これでは無駄な料金を支払うことになってしまうので、できるだけ月末に乗り換えられるように調整するとよいでしょう。

ahamoからpovoに乗り換える手順

ahamoからpovoに乗り換える手順を解説します。

これから乗り換えをする方は、以下の流れを参考に進めてみてください。

STEP1：ahamoからMNP予約番号を発行

はじめに、ahamoからMNP予約番号を発行します。

MNP予約番号の発行はインターネットで24時間受け付けているので、好きなタイミングで可能です。

MNPを利用した解約｜ahamo

ただし、MNP予約番号は15日間の有効期限があります。

また、povoへ乗り換える際には、MNP予約番号の有効期限が13日間以上残っている必要があるため、できるだけ乗り換え手続きの直前に取得するのがおすすめです。

現在は事前にMNP予約番号を取得しなくても乗り換えが可能

以前は、他社からpovoへ乗り換える際にMNP予約番号をあらかじめ取得することが必須でした。

しかし現在は、「MNPワンストップ」によって、申込時に直接取得できるため、事前のMNP予約番号発行は行わなくても、乗り換えが可能です。

STEP2：povoへ申込み

povoへの申込みは、アプリから行います。

Google Play、もしくはApp Storeからpovo2.0のアプリを取得したら、以下の手順で手続きを進めてください。

STEP3：SIMカードが届いたらpovoの開通手続きをする

povoは、お住まいの地域にもよりますが、最短で翌日にはSIMカードが届きます。

SIMカードが届いたら、povoアプリを起動して「SIMカードを有効化する」をタップします。

そして、SIMカードの台紙にあるバーコードをカメラで読み取り、SIMカードをスマホに挿入してください。

eSIMの場合はオンラインで手続きが可能

eSIMを申し込んだ方は、SIMカードの発送がないのでそのまま開通手続きが可能です。

povoのeSIMの設定手順は、povoの公式サイトでも確認できます。

eSIM開通手続き​​｜povo

STEP4：APN設定をして完了

最後にAPN設定を行います。

iOS（iPhone）は設定不要ですが、AndroidはAPN設定の手順が必要です。

端末によって設定方法が異なるため、povoの公式サイトにある手順を参考に進めてください。

SIMカード開通手続き​​｜povo

ahamoからpovoに乗り換える5つのデメリット

ahamoからpovoに乗り換えるデメリットを紹介します。

povoへ乗り換えることはメリットばかりではありません。

必ずデメリットとなる点も理解したうえで、乗り換えを検討しましょう。

デメリット1：データ容量がない場合はpovoの方が通信速度が遅い

ahamoは、データ容量を使い切って速度制限がかかっていても、最大1Mbpsで利用できます。

一方のpovoは、トッピングを未購入の場合やデータ容量を使い切った場合、最大128kbpsとなりほぼ利用できません。

速度制限時は、LINEのテキストメッセージ程度しか利用できなくなることを理解しておきましょう。

デメリット2：通話し放題が有料になる

ahamoは基本料金に5分以内の国内通話無料が含まれていますが、povoはトッピングが必要です。

たとえば、月間20GB+5分かけ放題を利用すると、以下のような料金になります。

	20GB	5分かけ放題	合計
ahamo	2,970円（税込）/月	0円/月	2,970円（税込）/月
povo	2,700円（税込）/月	550円（税込）/月	3,250円（税込）/月

上記からわかるように、毎月20GBと5分かけ放題を使い続けるなら、povoの方が割高になってしまうので、事前にどれくらい利用するのかシミュレーションしてから、乗り換えを検討するのがおすすめです。

デメリット3：端末を購入できない

ahamoは、ドコモオンラインショップで端末を購入でき、その際には「いつでもカエドキプログラム」が利用できます。

一方のpovoは端末の販売をしていないため、「いつでもカエドキプログラム」のように費用負担を抑えて機種変更することができません。

機種変更時の費用負担が気になる方は、こうした点も加味して乗り換えを検討しましょう。

デメリット4：トッピングの手間がかかる

povoは、必要に応じてトッピングを購入できる料金体系がメリットですが、毎回購入手続きをしなければならないことが、手間と感じる方もいらっしゃるでしょう。

povoには180日間利用できる150GBなど大容量のトッピングもあるので、購入の手間を省きたい方は容量の大きなトッピングを購入するなど、工夫することをおすすめします。

デメリット5：みんなドコモ割のカウントから外れる

NTTドコモを家族で利用していると、「みんなドコモ割」によって、最大1,100円（税込）が毎月割引きされます。

ahamoはみんなドコモ割の対象外ですが、回線数のカウント対象にはなっています。

しかし、povoに乗り換えると割引きの対象外だけでなく、カウントの対象からも外れてしまいます。

そのため、povoへ乗り換えることによって家族の方の割引額が減るおそれがあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

ahamoからpovoに乗り換える5つのメリット

先に紹介したahamoからpovoに乗り換えるデメリットを見て、乗り換えに不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、もちろん乗り換えには多くのメリットもあります。

ここではそのメリットについて詳しく解説しますので、先に紹介したデメリットとあわせて乗り換えの検討をしてみてください。

メリット1：料金プランを自由にカスタマイズできる

povoは、一般的なスマホの料金体系とは異なり、必要なデータ容量を必要なタイミングで追加できます。

月によって必要なデータ容量が大きく変わるような方は、povoに乗り換えることで無駄な支払いを抑えることができるでしょう。

メリット2：データ容量24時間使い放題がある

povoにはさまざまなトッピングがありますが、そのなかのひとつに「データ使い放題（24時間）330円（税込）」というメニューがあります。

たとえば外出先でパソコンやタブレットを利用するシーンでは、このデータ使い放題でテザリングすると、データ容量を気にせずにWi-Fiが使えて非常に便利です。

メリット3：基本料金が0円になる

povoは、基本料金が0円で回線を持つことが可能です。

トッピング購入以外の料金は発生しません。

そのため、仮に一ヶ月間トッピングを一切購入しなければ、スマホの料金は0円となります。

基本的に自宅や職場などのWi-Fiを利用しているという方は、この基本料金0円というのは非常に大きなメリットではないでしょうか。

ただし、180日間一度もトッピング購入がないと、解約になってしまうため注意してください。

メリット4：DAZNやsmash.をスポット利用できる

動画コンテンツを視聴できる「DAZN」や「smash.」も、povoならトッピングで利用できます。

しかも、一ヶ月ごとの契約ではなく7日間や24時間のパックになっているので、視聴したいときだけ低価格で利用できるのが特徴です。

• DAZN使い放題パック（7日間）：925円（税込）/回
• smash.使い放題パック（24時間）：220円（税込）/回

メリット5：「#ギガ活」でデータ容量をもらえる

ギガ活とは、povoのユーザーが対象の店舗で支払いをすると、データ容量を無料で手に入れられるサービスです。

店舗名	条件	もらえるデータ容量
ローソン	500円（税込）以上の購入	300MB（3日間）
サンドラッグ	500円（税込）以上の購入	300MB（3日間）
白木屋	2,000円（税込）以上の購入	1GB（7日間）

上記は一例ですが、このほかにもたくさんの店舗が対象となっているため、ギガ活を上手に活用すれば、トッピング購入費用を抑えてスマホを利用できるでしょう。

詳しい対象店舗については、povoの公式サイトをご覧ください。

#ギガ活｜povo

ahamoからpovoへ乗り換える際に利用できるキャンペーン

povoでは、他社から乗り換えた方向けにキャンペーンを実施しています。

これから乗り換える方は、ぜひキャンペーンを使ってお得に乗り換えてみましょう。

他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン！

他社からpovoへ乗り換えて対象のトッピングを購入すると、au PAYの残高に最大8,000円（不課税）の還元を受けられるキャンペーンです。

対象のトッピング	au PAYの還元額（不課税）	販売期間
【期間限定】データ追加120GB（365日間）20,000円/回	8,000円	2023年8月1日10:00～2023年10月31日23:59
【期間限定】データ追加300GB（180日間）19,500円/回	8,000円	2023年10月16日10:00～2023年11月16日23:59
【期間限定】データ追加200GB（180日間）14,800円/回	5,000円	2023年9月22日10:00～2023年10月22日23:59
データ追加150GB（180日間）12,980円/回	4,000円	2021年9月29日～終了時期未定

まとめ

ahamoはドコモ回線を利用できる格安サービスですが、さらに料金を抑えたい、トッピングで料金プランを自由にカスタマイズしたい、au回線を利用したいという方は、povoへの乗り換えを検討してみましょう。

ただし、毎回トッピングを購入する手間が発生したり、みんなドコモ割のカウントから外れたりするなどいくつかのデメリットもありますので、それらの内容をあらかじめ理解したうえで、乗り換えることをおすすめします。

本記事が、あなたのスマホ回線選びの参考となれば幸いです。

ahamoからpovoへの乗り換えによくある質問

ahamoからpovoへの乗り換えによくある質問をピックアップして紹介します。

ahamoからpovoへ乗り換える際にかかる手数料は？

ahamoからpovoへ乗り換える際にかかる手数料は？

ahamoの解約や、povoの契約に手数料は発生しません。

ahamoからpovoへ乗り換えるとブラックリストに載る可能性はある？

ahamoからpovoへ乗り換えるとブラックリストに載る可能性はある？

ahamoからpovoへ乗り換えても、ブラックリストに載ることはありません。

ただし、短期間で頻繁に解約を繰り返していると、新規での契約審査が通らなくなる可能性はありますので注意しましょう。