ドコモからpovoに乗り換える方法は？手順や手数料など気になる点を詳しく解説

2023年11月16日

伊藤大介

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NTTドコモのスマホを利用している方のなかには、料金が安く抑えられるpovoへの乗り換えを検討している方もいらっしゃるでしょう。

しかし、乗り換えの手順がわからない、手数料がかかるのではないかといった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか？

そこで本記事では、NTTドコモからpovoへ乗り換える方法や、手数料など気になる点を詳しく解説します。

乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次（タップしてジャンプ）

NTTドコモからpovoへ乗り換える前に2つのサービスを比較

NTTドコモからpovoへの乗り換えを考えている方は、まず2つのサービスの違いを理解しておきましょう。

NTTドコモとpovoの料金プラン比較

NTTドコモは、2023年7月1日から新料金プランとなり、「eximo」「ahamo」「irumo」の3種類の展開になりました。

eximoはデータ容量に応じた3段階の料金プランで、3GB以降は無制限となります。

また、店頭でのサポートも受けられます。

ahamoは20GBの基本プラン、もしくは100GBの大盛りを選択できますが、店頭でのサポートを利用する際は有料になります。

そしてもう一つのirumoは、3GB・6GB・9GBの3種類のプランがあり、ahamoと同様に店頭でのサポート利用は有料です。

そのほか、キャリアメール（@docomo.ne.jp）も有料になるなど、eximoやahamoに比べ制限があります。

これに対しpovoは、必要なデータ容量をトッピングする形式が特徴です。

そして、povoも店頭でのサポートを利用できず、その分料金が安く抑えられています。

こうしたことから、料金面では毎月どれくらいのデータ通信を利用するのか、店頭でのサポートが必要なのかなどを考えて、自身に適したサービスを選ぶとよいでしょう。

スクロールできます

NTTドコモ（eximo）	NTTドコモ（ahamo）	NTTドコモ（irumo）	povo
・〜1GB：4,565円（税込）/月・1GB〜3GB：5,665円（税込）/月・3GB〜無制限：7,315円（税込）/月	・20GB：2,970円（税込）/月・100GB：4,950円（税込）/月	・3GB：2,167円（税込）/月・6GB：2,827円（税込）/月・9GB：3,377円（税込）/月	・データ使い放題（24時間）：330円（税込）/回・データ追加1GB（7日間）：390円（税込）/回・データ追加3GB（30日間）：990円（税込）/回・データ追加20GB（30日間）：2,700円（税込）/回・データ追加60GB（90日間）：6,490円（税込）/回・データ追加150GB（180日間）：12,980円（税込）/回

NTTドコモとpovoは適用できる割引きプランも異なる

NTTドコモでは、「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」、「dカードお支払割」などさまざまな割引きサービスが用意されています。

そのため、家族で利用したり光回線と併用したりすることで、毎月の料金を抑えられるのが特徴です。

一方のpovoは、auが提供する「家族割」の対象にはなりません。

よって、家族みんなでpovoを利用しても安くなることはないので注意しましょう。

特に、現在家族でNTTドコモを利用しているという方は、割引きも考慮したうえでpovoへの乗り換えを検討する必要があります。

NTTドコモとpovoの通信速度比較

次に、通信速度を比較してみましょう。

以下は、直近3ヶ月に計測された平均値をまとめたものです。

スマホを利用する際もっとも重要なダウンロード速度は、NTTドコモの方がやや速いのがわかります。

しかし、povoも100Mbps以上出ており、一般的な利用に関してはまったく問題がありません。

よって、NTTドコモとpovoどちらを利用するか迷った場合、通信速度以外の部分を比較する必要があるでしょう。

スクロールできます

	NTTドコモ	povo
平均Ping値	52.49ms	54.74ms
平均ダウンロード速度	120.44Mbps	100.14Mbps
平均アップロード速度	14.45Mbps	16.49Mbps

出典：みんそく

NTTドコモからpovoへ乗り換える8つのデメリット

NTTドコモからpovoへ乗り換えるデメリットを紹介します。

スマホの乗り換えはメリットを求めて行うケースが多いと思いますが、キャリアが変わるとデメリットとなる要素が出てくることもあります。

そのため、乗り換えるデメリットについてもきちんと理解しておきましょう。

デメリット1：サポートなどすべてオンラインになる

NTTドコモからpovoへ乗り換えると、契約関連の手続きやサポートがすべてオンラインになります。

ahamoやirumoも基本的にはオンラインのみの対応ですが、有料での店舗サポートが提供されています。

しかしpovoはこうしたサービスもないため、店舗でのサポートを必要とする方は、安易にpovoへ乗り換えないのがおすすめです。

デメリット2：サービスエリアが違うため電波環境が悪化する可能性もある

povoは格安サービスではあるものの、利用している回線はau回線です。

そのため、NTTドコモから乗り換えたことによって、通信品質が急激に悪化するといったことは考えにくいでしょう。

ただし、エリアについては注意しなくてはなりません。

NTTドコモ回線とau回線では対応エリアが異なるため、場所によっては乗り換えで通信環境が悪くなる可能性もあります。

ですから、乗り換えを検討する際は、事前にエリア確認を行い、自宅や頻繁にスマホを利用する場所がpovoの対応エリア内かどうか調べておきましょう。

対応エリア｜povo

デメリット3：キャリアメールが有料になる

NTTドコモで利用しているキャリアメール（@docomo.ne.jp）を、povoでもそのまま使いたい場合は「ドコモメール持ち運び」を契約する必要があります。

「ドコモメール持ち運び」は月額330円（税込）かかることを認識しておきましょう。

なお、povoには独自のキャリアメールサービスがありませんので、Gmailなどのフリーメールアドレスではなく、キャリアメールを継続して利用したい場合、有料でNTTドコモのメールアドレスを利用するしかありません。

デメリット4：NTTドコモの割引サービスが利用できなくなる

NTTドコモからpovoへ乗り換えるとNTTドコモは解約となるため、それまで適用されていた割引きは利用できなくなります。

家族でNTTドコモを利用している方や、ドコモ光とセットで利用している方は、乗り換えによって料金が高くなってしまわないかチェックしておきましょう。

デメリット5：dポイントが貯まらない

dポイントは、NTTドコモのスマホ料金の支払いで貯められますが、povoへ乗り換えるとdポイントは受け取れません。

ただし、povoアカウントとau IDを連携するとPontaポイントを貯めることができるようになります。

普段からdポイントを貯めている、よく利用するという方は、乗り換えによってdポイントが貯めにくくなる点についても理解しておきましょう。

デメリット6：povoは端末を販売していない

povoでは、スマホの端末を販売していません。

そのため、機種変更をする際はauのオンラインショップなどで購入する必要があります。

NTTドコモで提供している「いつでもカエドキプログラム」のような、費用を抑えて端末を利用できるサービスがないことも、povoへ乗り換えるデメリットといえるでしょう。

デメリット7：都度トッピングが必要

povoは基本料金が0円の代わりに、データ容量が必要な場合はその都度トッピングを購入しなくてはなりません。

自由に料金プランをカスタマイズできるのがメリットではありますが、データ容量が足りなくなるたびに購入の手間がかかります。

トッピングを購入する手続きを手間だと感じる方は、NTTドコモの低料金プランの利用も検討してみた方がよいでしょう。

デメリット8：留守番電話と転送電話サービスがない

povoには通話かけ放題のトッピングはありますが、留守番電話や転送電話サービスはありません。

キャリアメールのように別途料金を支払っての利用もできませんので、どうしても留守番電話や転送電話が必要という方は、povo以外のサービスの利用を検討した方がよいでしょう。

NTTドコモからpovoへ乗り換える4つのメリット

NTTドコモからpovoへ乗り換えるメリットを紹介します。

先に紹介したデメリットがある一方、povoへの乗り換えには多くのメリットもあります。

そのため、メリット・デメリットの両方をあわせて考慮したうえで、実際に乗り換えるかどうかを考えるとよいでしょう。

メリット1：基本料金が0円になる

povoは、基本料金が0円です。

NTTドコモのように、毎月定額で費用が発生しない点が、povoの最大の特徴であり、メリットといえるでしょう。

NTTドコモの場合、契約しているデータ容量を使用しなかった月でも、決まった金額を支払う必要があります。

一方のpovoは、必要に応じてトッピングを購入する料金体系のため、トッピングしなければ料金はかかりません。

メリット2：必要な分だけトッピングして使える

基本料金でも触れましたが、povoはトッピングを購入する料金体系です。

一般的なスマホの料金プランは、決まった料金を毎月支払い、決まったデータ容量を利用するという形です。

そのため、データ容量を全然使わなかった月でも同じ金額を支払う必要があり、反対に契約しているデータ容量を超えた場合、速度制限がかかる、もしくは追加で割高な費用を払ってデータ容量を追加しなければなりません。

こうしたことから、povoは月によって使用するデータ容量にばらつきがある方におすすめです。

メリット3：解約違約金なし

povoは、契約期間の縛りがないため、解約違約金が発生しません。

ですから、もしpovoを使ってみて合わないと感じた場合や、ライフスタイルの変化によってほかのキャリアへ乗り換えたい場合に、経済的負担を気にすることなく乗り換えできます。

通信環境や使い勝手など、実際に利用してみないとわからないことも多いですが、povoなら解約違約金を気にせず解約できるので、気になっている方はまずお試しで契約してみるのもよいでしょう。

メリット4：通話かけ放題が安くなる

povoには通話トッピングがあり、NTTドコモよりも安く通話を利用できます。

スクロールできます

	5分以内かけ放題	かけ放題
povo	550円（税込）/月	1,650円（税込）/月
eximo	880円（税込）/月	1,980円（税込）/月
ahamo	0円（税込）/月	1,100円（税込）/月
irumo	880円（税込）/月	1,980円（税込）/月

上記の通話オプション料金を見ると、ahamoのみpovoよりも安くなっています。

これはahamoの5分以内かけ放題が基本料金に含まれているためで、データ容量20GB＋5分かけ放題を利用する場合は、ahamoの方が安く利用できるでしょう。

＼ povoのお申し込みはこちら／
povo

NTTドコモからpovoへ乗り換える際に必要なもの

NTTドコモからpovoへ乗り換える際は、以下のものを事前に準備しておきましょう。

1.料金支払い用のクレジットカード

povoの料金を支払うためのクレジットカードを準備しましょう。

povoは口座振替が利用できないので、以下いずれかのブランドのクレジットカードが必要です。

povoの支払いに使えるクレジットカードのブランド

VISA
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club

また、クレジットカードを持っていなくてpovoを契約したい方は、ペイディカードが利用できます。

ペイディカードは株式会社Paidyが提供する年会費・発行手数料が無料のバーチャルカードです。

申込みに際し審査はありますが即日発行が可能なため、クレジットカードを持っていない方は、以下のページを参考にしてみてください。

ペイディカードのご紹介｜povo

2.本人確認書類

povoの申込みでは、以下から一点本人確認書類が必要です。

povoの申込みで必要な確認書類1点

運転免許証
マイナンバーカード
在留カード

本人確認書類は、スマホで撮影してアップロードします。

3.dアカウント

NTTドコモからpovoへ乗り換える際は、dアカウントが必要です。

以下のページからあらかじめdアカウントを作成しておきましょう。

新規作成ガイド｜dアカウント

なお、NTTドコモを解約する前にdアカウントを作成しておけば、povoへ乗り換え後もdポイントを引き継ぐことが可能です。

4.MNP予約番号の発行

NTTドコモからpovoへ乗り換えるには、MNP予約番号を取得します。

MNP予約番号の取得方法は3種類あり、もっとも手軽なのはドコモオンラインからの取得です。

ほかには、電話による取得や、ドコモショップでの取得も可能なので、お好みの方法でMNP予約番号を取得しましょう。

ドコモオンライン	https://www.docomo.ne.jp/support/cancel_mnp/
電話	NTTドコモの携帯電話から：151 NTTドコモ以外の電話から：0120-800-000
ドコモショップ	※来店予約が必要