ポケット型Wi-Fi（モバイルルーター）のおすすめ機種5選！比較ポイントも解説

ポケット型Wi-Fiのおすすめ機種をお探しでしょうか？

5G通信対応機種が続々登場し、常に進化を続けているポケット型Wi-Fiサービスですが、機種の種類が豊富な分どれを選ぶか迷ってしまう方も多いでしょう。

本記事では、そんな種類の多いポケット型Wi-Fiの中から、最適なものを選ぶための比較ポイントやおすすめ機種を詳しく紹介、解説していきます。

ポケット型Wi-Fi選びでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください！

ポケット型Wi-Fi（モバイルルーター）の機種を比較する際の5つのポイント

ポケット型Wi-Fiは、スマートフォンと同様に定期的に新機種が発売されています。

基本的に最新機種を選ぶのがおすすめですが、最新機種がすべて自分の求めるものであるとは限りません。

まずは、最適なポケット型Wi-Fiを選べるよう、機種の比較ポイントを押さえておきましょう。

ポイント1.通信速度

まずは、端末の通信速度がどれくらいか確認しましょう。

現在では、5G通信が普及しており、以前よりも高速通信ができる機種がかなり増えてきています。

理論値では光回線と同等かそれ以上の速度を出せるポケット型Wi-Fiが多いため、できるだけ最大速度が速いものを選ぶようにしましょう。

ただし、理論値は理論上の数値であり実際の速度とは大きく異なります。

理論値が大きいほど高速通信ができる可能性は高いですが、実際には条件が揃わないと高速通信ができないケースもあります。

そのため「みんなのネット回線速度」などの口コミサイトの実測値を参考にするようにしましょう。

ポイント2.連続通信時間（バッテリー稼働時間）

端末の連続通信時間（バッテリー稼働時間）がどれくらいかということも必ず確認しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiは持ち運びながらの使用がメインのため、充電切れでスマートフォンのパケット通信量を消費しないためにも、バッテリーがどれくらい持つかというのは重要なポイントです。

モバイルバッテリーがあればバッテリーを気にする必要はありませんが、モバイルバッテリーを充電したり持ち歩いたりするのは何かと手間がかかります。

外出時の荷物や負担を減らすためにも、1日中使えるほどできるだけバッテリー持ちの良い機種を選ぶようにすると良いでしょう。

ポイント3.同時接続台数

あまり気にしない方も多く見落としがちなポイントですが、端末の同時接続台数がどれくらいかということもポケット型Wi-Fiを選ぶ際に注目しましょう。

一般的に、同時接続をするデバイスの数が増えるほど1台ごとの通信品質が落ちてしまうため、複数のデバイスを接続したい場合は、できる限り同時接続台数が多い機種を選ぶのがおすすめです。

最近のポケット型Wi-Fiは、10台以上と同時接続台数が多い機種が増えています。

しかし、近年IoT（モノのインターネット）化が進んでいるという状況を踏まえると、同時接続台数が、自分が接続したいデバイスの数より多い機種を選ぶと安心できるでしょう。

ポイント4.対応通信規格

ポケット型Wi-Fiが対応している通信規格についても注目するようにしましょう。

Wi-Fi通信にもいくつか規格（ルール）が存在しており、新しい規格ほど高速通信が可能となっています。

世代	名称	規格	最大通信速度	周波数帯
第6世代（2019年）	Wi-Fi6	IEEE802.11ax	9.6Gbps	2.4GHz帯/5GHz帯
第5世代（2013年）	Wi-Fi5	IEEE802.11ac	6.9Gbps	5GHz帯
第4世代（2009年）	Wi-Fi4	IEEE802.11n	600Mbps	2.4GHz帯/5GHz帯

現在では「Wi-Fi6」が最新となっており、Wi-Fi6に対応している機種であればより高速通信ができるようになります。

ただし、ポケット型Wi-Fiだけでなく接続するデバイスも通信規格に対応している必要がある点には注意しましょう。

Wi-Fi 6について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

ポイント5.端末の操作性

端末の操作が快適にできるかどうかも比較してみましょう。

インターネット通信はもはや生活の一部となっているものなので、できるだけ操作が快適にできるに越したことはありません。

特に、ポケット型Wi-Fiは外出先で操作する可能性があるため、スマートフォンのようにタッチ操作が可能で直感的に使えるものがおすすめです。

ポケット型Wi-Fi（モバイルルーター）のおすすめ機種比較ランキングTOP5

ここでは、おすすめできるポケット型Wi-Fi5機種をランキング形式で紹介していきます。

ここまで解説してきたポイントを踏まえ、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

なお、各機種の比較表は以下の通りです。

第1位.Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01｜WiMAX +5G

「Galaxy 5G mobile Wi-Fi SCR01」は、WiMAX +5G対応のポケット型Wi-Fiです。

5G通信対応で高速通信ができるだけでなく、連続通信可能時間が約16時間とポケット型Wi-Fiの中でも群を抜いてバッテリー持ちがよいといえます。

また、スマートフォンのような大画面タッチパネルを搭載しており操作性は抜群で、いつものように直観的に操作できるのも魅力でしょう。

WiMAX +5G対応で、高速かつ実質パケット無制限で使えるうえに、バッテリーも長持ちする万能な機種です。

さらに、スタンド内蔵のためクレードルなしでも自立可能で、Wi-Fiルーターとしてだけでなく卓上時計やカレンダーとして使うこともできます。

最新規格であるWi-Fi 6には非対応

SCR01は、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6」には非対応となっています。

そのため、とにかく通信速度にこだわりたい方には不向きであるものの、その分操作性が高くバッテリーが長持ちするため使いやすさが抜群です。

特に、スマートフォンのように直観的に使えるため、通信速度というより使いやすさを重視する方にはもってこいの機種だといえます。

第2位.Speed Wi-Fi 5G X11｜WiMAX

「Speed Wi-Fi 5G X11」は、SCR01と同じくWiMAX +5G対応のポケット型Wi-Fiです。

最新規格の「Wi-Fi6」対応で高速通信が可能となっており、同時接続台数（無線LAN）が16台と多いため、SCR01よりも複数接続に向いています。

また、別売りの専用クレードルには安定した通信ができるようになる効果が期待でき、あわせて使うことで快適なインターネット通信ができるようになるでしょう。

WiMAX +5Gで使えるポケット型Wi-FiはSCR01とX11の2機種なので、好きなほうを選んでみましょう。

直観的な操作がしにくい

5G通信やWi-Fi6対応で高速通信ができるX11ですが、ボタン操作で直観的な操作が難しい点には注意が必要です。

SCR01のようなタッチパネルが非搭載のため、操作に慣れるまで時間がかかってしまうでしょう。

ただし、ある程度慣れれば使いやすくなるため、操作性よりも通信速度の速さを重視する場合はX11が非常におすすめです。

第3位.GlocalMe U3｜クラウドSIM

「GlocalMe U3」は、クラウドSIM搭載のポケット型Wi-Fiです。

クラウドSIMとは、クラウドSIMサーバー上に存在する複数のSIM情報の中から、使用場所に最適なものを自動で選択してインターネット通信を行う技術のことです。

つまり、単一ではなく複数のキャリア回線の中から使用場所ごとに最適なものに繋がるため、カバーエリアが広く圏外になる心配がいりません。

また、世界135の国と地域でも電源を入れるだけでそのまま使えるので、国内だけでなく海外に行く機会が多い方にもおすすめできるでしょう。

5G通信には非対応

国内海外問わず圏外知らずなU3ですが、5G通信には非対応のため通信速度はそこまで速くないということには注意しましょう。

5G対応のほかのポケット型Wi-Fiでは、最大速度の理論値が光回線に匹敵するほど高速通信ができるようになっていますが、U3は下り最大速度が150Mbpsと他機種と比較すると遅めです。

ただし、SNSや動画視聴など基本的な用途に問題ないほどの速度は期待できるため、通信速度の速さよりも使いやすさやお得さを求める方にぴったりでしょう。

第4位.Rakuten Wi-Fi Pocket 2B/2C｜楽天モバイル

「Rakuten Wi-Fi Pocket 2B/2C」は、楽天モバイルが提供するポケット型Wi-Fiです。

USBポートがType-Bなのが2B、Type-Cなのが2Cで、USBポート以外は基本的に同じスペックとなっているため、好みにあわせて機種を選ぶことができます。

楽天モバイルのスマートフォンと同じ料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」を利用できるため、パケット通信量に合わせて無駄なく使えます。

また、楽天モバイルでは、独自のポイント還元キャンペーンを多数実施しており、端末代金を実質無料で購入可能。

端末のスペック自体は控えめですが、ポケット型Wi-Fiを初めて使う方やとにかくお得に使いたいという方にはうってつけの機種だといえるでしょう。

楽天モバイルエリア外は月間5GBのデータ上限がある

Rakuten WiFi Pocketは、スマートフォンと同様楽天モバイルエリア外はパートナー回線（au回線）となり、月間5GBのデータ上限があることに注意しましょう。

月間5GBを超えると、翌月まで最大速度が1Mbpsに制限されてしまいます。

1MbpsはSNSやメッセージアプリなど基本的な用途には問題ない通信速度ですが、高速通信がしたい方や使用場所が楽天モバイルのエリア外となりそうな方は注意しましょう。

Rakuten WiFi Pocketは、通信速度の速さよりも手軽さや安さを求める方にぴったりの機種だといえます。

第5位.Wi-Fi STATION SH-52B｜NTTドコモ

「Wi-Fi STATION SH-52B」は、NTTドコモが提供するポケット型Wi-Fiです。

5G利用時の最大通信速度が脅威の4.2Gbpsとなっており、実測値でもかなり速い速度でインターネット通信ができます。

同時接続台数も16台と多いため、複数デバイスを接続したい方にとっても満足できる機種だといえるでしょう。

大手キャリアのNTTドコモのサービスとなっているため、カバーエリアが広く使い方が簡単なのも魅力です。

月額料金や端末代金が高い

SH-52Bは、高速通信ができる一方で月額料金や端末代金がほかのサービスと比較してかなり高いことに注意が必要です。

ポケット型WiFiサービスの月額料金は4〜5,000円程度が相場ですが、ドコモの5G対応プランはパケット無制限で7,000円前後と高額です。

料金を抑えたプランで利用することも可能であるものの、パケット通信容量が少なくなるため使い勝手がよいとはいえないでしょう。

また、端末代金も35,640円(税込)と高く、高速通信が可能にも関わらず高い評価が少ないのは費用が全体的に高額であるためだと推測できます。

なお、2023年1月16日に、NTTドコモより最新機種である「SH-54C」が発売されましたが、端末代金が96,800円(税込)とSH-52Bの倍以上の金額となっています。

SH-54Cは、より高速で快適な通信ができるモデルですが、主に費用面でおすすめできません。

ポケット型Wi-Fi（モバイルルーター）のおすすめ機種をお得に使えるサービス5選

ここでは、ポケット型Wi-Fiのおすすめ機種をお得に使えるサービスを詳しく紹介していきます。

特に、SCR01とX11はWiMAX +5G対応端末、U3はクラウドSIM端末で、利用できるサービス（プロバイダー）が複数あります。

そのため、機種とあわせてサービスも自分に合うものを見つけていきましょう。

WiMAX +5Gとは
標準で「WiMAX 2+」「au 4G LTE」「au 5G」3つの回線を使える大人気ポケット型Wi-Fi・ホームルーターのことで、5G通信対応かつ実質パケット無制限で利用できる。
「〇〇WiMAX」のように、サービスを提供する事業者（プロバイダー）は数多く存在するが、通信品質はどのプロバイダーでも変わらず、料金やキャンペーンなどのサービス内容が異なる。

クラウドSIMとは
端末に「クラウドSIMサーバー」からの仮想SIM情報をダウンロードして通信を行うことで、複数回線の中から使用場所に最適なものを自動で選択して接続できる技術のこと。
単一ではなく複数キャリアの回線の中から場所ごとに最適なものを使えるため、カバーエリアが広く繋がりやすさが抜群。

1.GMOとくとくBB WiMAX｜SCR01・X11

GMOとくとくBB WiMAXは、数あるWiMAXプロバイダーの中でも最安級にお得なプロバイダーです。

新規・乗り換えどちらの場合でも高額キャッシュバックを受け取ることができ、月額料金割引も適用されることで実際に負担する料金（＝実質月額料金）が非常に安くなっています。

キャッシュバック受け取りが契約の12か月後と遅いというデメリットがあるものの、長期間WiMAX +5Gのポケット型Wi-Fiをお得に使うなら第一に検討したいおすすめサービスです。

2.BIGLOBE WiMAX｜SCR01・X11

BIGLOBE WiMAXは、ポケット型Wi-Fiとしては珍しく口座振替払いも利用できるお得なプロバイダーです。

クレジットカード払いに比べると若干費用がかさむものの、大きくは変わらずお得に利用できます。

また、初月は一律0円(税込)、1ヶ月目以降も割引が適用となるうえに、キャンペーン実施中ならクーポン利用で最短で翌月にキャッシュバックを受けとることが可能。

インターネット事業大手運営の安心感もあり、口座振替で料金を払いたい方だけでなく多くの方におすすめなサービスです。

3.FreeMax+5G｜SCR01

FreeMax+5Gは、WiMAXプロバイダーとしては珍しくSCR01を無料レンタルできるプロバイダーです。

X11は選べないものの、最低利用期間の1ヶ月経過後はいつでも費用を気にせず解約できるため、短期やお試し利用にぴったりです。

端末購入が必要なプロバイダーがほとんどの中、レンタルできることでWiMAX +5Gをより気軽に使えるサービスだといえるでしょう。

4.クラウドWiFi｜U3

クラウドWiFiは、U3を無料レンタルできるポケット型Wi-Fiレンタルサービスです。

U3を使えるのは100GBプランであり、契約期間縛りなしで1日3GB以上の大容量通信をお得に利用できます。

そのほま、20GB・50GBプランは前機種であるU2sとなるものの、端末のスペックはそう大きくは変わりません。

シンプルかつ費用の無駄なのないプランとなっているので、通信速度よりも安さや繋がりやすさを重視する方にぴったりのサービスです。

5.楽天モバイル｜Rakuten WiFi Pocket

Rakuten WiFi Pocket 2B/2Cは、楽天モバイルのスマートフォン用プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」で利用できます。

楽天回線エリアであればパケット無制限で利用でき、パケット使用量に応じて毎月料金が変動するため費用の無駄がありません。

さらに、端末代金実質無料をはじめ、楽天グループならではの独自キャンペーンを多数実施しているのもうれしいポイント。

通信速度よりもとにかく安さを求める方や楽天会員の方には特におすすめできるポケット型Wi-Fiです。

まとめ

ここまで、ポケット型Wi-Fiの機種を選ぶ際の比較ポイントや、おすすめ機種ランキング、おすすめ機種をお得に使えるサービスについて解説、紹介してきました。

ポケット型Wi-Fiは種類ごとにさまざまな機種があるため、自分に合った機種を見つけるのは大変です。

ポケット型Wi-Fiの種類や特徴、機種選びのポイントをしっかり把握したうえで、お得に使えるサービスもあわせて見つけていきましょう。

あなたが快適なインターネットライフを過ごせることを心から願っています！

ポケット型Wi-Fiの機種に関するよくある質問

ポケット型Wi-Fiの機種に関してよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

ポケット型Wi-Fiで一番おすすめの機種は？

ポケット型Wi-Fiでいちばんおすすめの機種は？

「Galaxy 5G mobile Wi-Fi SCR01」です。

連続通信時間が約16時間とかなり長いほか、大画面タッチパネルで操作が快適、5G対応で高速通信が可能などのメリットがあります。

ポケット型Wi-Fiはどのような基準で選ぶべき？

ポケット型Wi-Fiはどのような基準で選ぶべき？

ポケット型Wi-Fiは、以下のポイントを比較して選ぶのがおすすめです。

• 通信速度
• 連続通信時間（バッテリー稼働時間）
• 同時接続台数
• 対応通信規格
• 端末の操作性

ポケット型Wi-Fiの使い方を知りたい

ポケット型Wi-Fiの使い方を知りたい

機種によって使い方は大きく変わるため、各機種の取り扱い説明書やクイックスタートガイドをご覧ください。

基本操作は「Galaxy 5G mobile Wi-Fi SCR01」のように画面タッチで操作したり「Speed Wi-Fi 5G X11」のようにボタンで操作したりなどさまざまです。

設定方法も異なるので注意しましょう。

ポケット型Wi-Fiにはどんな種類があるの？

ポケット型Wi-Fiにはどんな種類があるの？

ポケット型Wi-Fiは大きく以下4種類に分けることができます。

• WiMAX
• キャリア系ポケット型Wi-Fi
• クラウドSIM
• ホームルーター

広義ではコンセントに差して使うホームルーターもポケット型Wi-Fiに分類できると考えられますが「持ち運んで外でも使えるモバイルルーター端末」という意味ではホームルーター以外の3種類になるでしょう。

ポケット型Wi-Fiを無制限でレンタルできる？

ポケット型Wi-Fiを無制限でレンタルできる？

できます。

ポケット型Wi-Fiレンタルサービスは数多く存在しており、サービスごとに特徴が異なります。

最短1日からレンタルできる短期レンタルサービスと、1ヶ月からレンタルできる長期レンタルサービスがあるため、自分の使いたい期間に応じて選ぶようにしましょう。