自宅のテレビにWiFiを接続してインターネットを楽しむ方法|ポケット型WiFiでもしっかり使える?
みなさんはテレビでインターネットに接続出来ることをご存じでしょうか?
従来のインターネット接続はPCやスマートフォンが一般的でしたが、今やテレビでネットサーフィンや動画配信サービスを楽しむ人が増えてきています。
テレビでインターネットに繋げる方法やWiFiでもしっかり使えるのかなど、知りたくはありませんか?
本記事では自宅のテレビにインターネットを繋げて何が出来るのか、テレビでインターネットを楽しむために注意するべきことについて詳しく解説します。
特にポケット型WiFiでテレビにインターネットを繋げたいと思っている人。
そんなあなたにこそ伝えたい情報が満載なので最後まで必見です。
テレビをインターネットに接続して出来る7つのこと
テレビをインターネットに接続することによって、以下の7つが出来るようになります。
テレビをインターネットに接続して出来る7つのこと
- 「dボタン」を使ってデータ放送の送受信が可能になる
- アプリのダウンロードが出来るようになる
- 動画配信サービスが見れるようになる
- テレビでネットサーフィンが出来るようになる
- DLNA機能で録画した番組を他の部屋でも見れるようになる
- スマホで見ているGoogleフォトやYouTubeなども大画面で見れるようになる
- ファームウェアの更新が出来るようになる
自宅にテレビとインターネット環境があれば、誰でもすぐにこれらを試すことが可能です。
具体的にどういうことが出来るのか、順番に詳しく紹介していきましょう。
1.「dボタン」を使ってデータ放送の送受信が可能になる
テレビをインターネットに接続しなくてもデータ放送の視聴は可能ですが、インターネットに接続することで番組ごとの独自投票サービスなど、より多くのことができるようになるというメリットがあります。
テレビのリモコンに「データ連動」もしくは「データd」と書かれているボタンはないでしょうか?
dボタンはデジタルテレビでデータ放送の送受信を行うための機能です。
テレビを見ているときにdボタンを押すことで、視聴中の番組情報や気象・災害などのニュース、お役立ち情報をリアルタイムで確認することが出来ます。
番組情報やニュースを見る以外にも、放送中の番組内でしか出来ない視聴者参加型の番組内投票やアンケート、ミニゲームが可能です。
このようにdボタンはテレビ番組の楽しみ方の幅を広げることができます。
2.アプリのダウンロードが出来るようになる
インターネットに接続出来るテレビには、PCやスマートフォンのようにOS(基本ソフトウェア)が搭載されている「スマートテレビ」と呼ばれるものがあります。
スマートテレビの普及率は年々増えており、2021年のスマートテレビ端末普及率は24.3%※となっており、4人に1人がインターネットに接続されたスマートテレビを使用している計算になります。
※出典:インテージ 「知るギャラリー」2021年6月7日公開記事
スマートテレビのOSで最も多く採用されているのが「Android TV」です。
Android TVはAndroid OSをテレビ向けに開発したもので、OSが搭載されているテレビから直接Google Playストアにアクセスしてアプリのダウンロードが可能となっています。
アプリをダウンロードすれば、テレビの大画面でSNSや動画・音楽配信サービス、フィットネス、料理レシピ、ゲームなど様々なコンテンツが楽しめるでしょう。
3.動画配信サービスが見れるようになる
前項2で説明したAndroid TVなどのOSが内蔵されているテレビなら、動画配信サービスを見ることが可能です。
無料のYouTubeやGYAO!、ABEMAから、有料のNetflixやAmazonプライム、U-NEXTといった様々な動画配信サービスをテレビの大画面で楽しめます。
スマートフォンの小さな画面では実感しづらい4K動画などは、テレビの大画面で見ることで鮮明な映像ビジュアルを体験出来るでしょう。
動画配信サービスの中には、過去の番組をもう一度見ることが出来る「見逃し配信」を行なっているサービスがあります。
民法放送を配信している「TVer」では、見逃してしまった動画を完全無料で見られるのでおすすめです。
TVer(ティーバー) 民放公式テレビポータル/動画アプリ
TVer INC.無料posted withアプリーチ
- TVer 公式サイト:https://tver.jp/
- TVer DLリンク:https://tver.jp/info/app.html
【補足】テレビで動画配信サービスを見る際の2つの注意点
テレビでインターネットの動画配信サービスを見る際の注意点が2つあります。
1つめは、インターネットの動画配信サービスを見るには、動画データを送受信するためにパケット通信が発生することです。
どれくらいパケット量を使うのか、YouTubeを例にした画質ごとの目安表を見てみましょう。
視聴時間と消費パケット量
画質 | 10分 | 30分 | 60分 |
---|---|---|---|
SD360p | 52.5MB | 157.5MB | 315MB |
SD480p | 82.5MB | 247.5MB | 495MB |
HD720p | 187.5MB | 562.5MB | 1,125MB(約1.1GB) |
HD1080p | 375MB | 1,125MB(約1.1GB) | 2,250MB(約2.2GB) |
4K | 1,500MB(1.5GB) | 4,500MB(4.5GB) | 9,000MB(9GB) |
消費パケット量を1Mbps=0.125MB/sで計算した場合、時間ごとの消費パケット量の目安が上の表になります。
光回線などの固定回線ならともかく、ポケット型WiFiでのインターネット接続はパケット消費量に注意が必要です。
動画配信でかかるパケット通信量や速度についてはこちらをご覧ください
2つめは、4K動画を見るためのテレビが4K映像に対応していることです。
テレビの画素数が4K映像の基準に足りていなければ、通常通りの映像になってしまうことも覚えておきましょう。
4.テレビでネットサーフィンが出来るようになる
スマートテレビの多くは、初期設定でセッティングされたコンテンツしかインターネットが使えません。
ブラウザアプリをダウンロードすることで、PCやスマートフォンのようにテレビの画面上でインターネットサーフィンが出来るようになります。
テレビの基本操作はリモコンなので、快適に利用するならマウスやキーボードを別途で用意しましょう。
アプリを連動させればスマートフォンでのリモコン操作が可能となるので、好きな操作方法を選べます。
5.DLNA機能で録画した番組を他の部屋でも見れるようになる
録画した番組はDLNA機能を使えば、自室や他の部屋でも好きな場所で見られるようになります。
DLNAとは、対応機器をLANに繋ぐことで動画や画像などのデータを共有することが出来る機能です。
LANで接続された機器同士であれば録画した番組だけでなく、保存した動画や音楽、写真をテレビ画面で再生することが出来るようになります。
監修者コメント
「DLNA」は相互互換性を保証するわけではなく、あくまでも「ガイドラインに則ったルール作り」となっています。
よって、他社の機器で録画した映像や写真を別のテレビで見ることが可能となっている一方で、「100%実現できるわけではない」ということを注釈させてください。
同一メーカー機器以外でDLNA機能を使う場合はお使いの機器の取扱説明書をご覧いただくようお願いいたします。
6.スマホで見ているGoogleフォトやYouTubeなども大画面で見れるようになる
普段はPCやスマートフォンで見ている動画や写真も、ChromeCastの機能を使えばテレビの大画面で見られます。
ChromeCastとは、Googleが開発・販売しているストリーミング・デバイスと呼ばれている機器です。ChromeCastがテレビに搭載されている製品も販売されています。
ストリーミング・デバイスについては「【補足】無線LAN機能が付いていないテレビをインターネットに接続する方法」で解説しているので、こちらも併せてお読みください。
以下はChromeCastの対応アプリの一例です。
ChromeCast対応アプリの一例 |
|
動画 |
|
音楽 |
|
その他 |
|
引用元:Google Play
YouTubeなどの動画アプリからSpotifyやGoogleフォトなどの動画や音楽、写真にゲームといった様々なアプリがGoogleCast(ChromeCast対応端末で動画などを楽しむこと)に対応しています。
画面操作はリモコンからなので、ChromeCastの機能があればワンタッチでこれらのアプリをテレビの大画面で楽しめます。
7.ファームウェアの更新が出来るようになる
テレビをインターネットに接続することでファームウェアの更新が出来るようになり、アプリの追加機能やセキュリティ強化で、OSを常に安全な最新の状態で利用することが出来ます。
テレビに限らず、インターネットにはファームウェアの更新は必要です。
もしもバージョンが古い状態のままだと、接続している周辺機器の動作が安定しなかったり、不正アクセスやウイルス感染といった様々なリスクがあります。
安心してテレビでインターネットを楽しむためにも、定期的なファームウェアの更新は大切なのです。
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テレビをインターネットに接続する方法
次はいよいよ、テレビをインターネットに接続する方法について解説します。
既にインターネット契約が済み、インターネット回線が開通していることが前提です。
テレビをインターネットに接続する方法は2通りあります。
テレビをインターネットに接続する方法
- LANケーブルを使って有線接続をする
- 無線LANを使って無線接続をする
それぞれを順に説明していきましょう。
1.LANケーブルを使って有線接続をする
LANケーブルを使った有線接続の一般的な手順を説明します。
LANケーブルを使った有線接続の一般的な手順
- テレビとONU(とルーター)をLANケーブルで繋げる
- テレビとONU(とルーター)の電源を入れる
- テレビの設定ボタンからネットワーク接続設定をする
この3ステップをさらにわかりやすく解説しましょう。
まず、各機器に電源を入れて、テレビのLAN端子とONU(とルーター)のLAN端子をLANケーブルで繋ぎます。
無線LANルーターなどの機器を使用している場合は、ONUのLAN端子とルーターの「WAN端子」もしくは「INTERNET端子」を接続します。ついで、ルーターのLAN端子とテレビのLAN端子を接続します。
テレビとONUの電源を入れましょう。
機器同士をLANケーブルで接続し、電源を入れたらインターネットの接続設定を行いましょう。
ルーターには、出荷時にIPアドレスや接続設定などの情報が既に入力されているものがあります。
そしてONUにはルーター機能が搭載されているものが多く、それらはテレビに繋げるだけで自動で接続設定が完了するので入力の必要がありません。
そうでない場合は、テレビのリモコンから手入力で接続設定を行います。自動接続の場合でも、テレビの設定画面からネットワーク設定の確認は必要です。
接続設定はテレビのメーカーごとに異なりますが、リモコンの「設定ボタン」や「ホームボタン」からネットワーク設定に入れるので確認しましょう。
次にプロバイダから提供された接続先情報(認証IDやユーザー名、認証パスワードなど)を入力します。
接続方法の「有線」を選び、問題がなければ接続確認の表示が画面に現れて設定完了です。
ONUやルーターの接続設定を手動で行う場合、PCやスマートフォンでブラウザを起動し、機器のラベルに書かれているIPアドレスにアクセスします。
アクセスしたら設定ウィザードが起動するので、プロバイダで提供されたユーザー名やパスワードを入力して画面の指示通りに進めば設定完了です。
監修者コメント
多くの光回線の場合、テレビに繋ぐだけで自動的にインターネットに接続できる場合が多くなっています。
ただし、光回線機器(終端装置=ONU)や接続している有線LANルーターに「プロバイダの接続先情報が入っていない場合」はテレビ側でインターネット接続設定が必要になる場合があります。
接続できない場合はご利用のインターネットサービスプロバイダへお問い合わせください。
2.無線LANを使って無線接続をする
LANケーブルを使わない無線接続の一般的な手順を説明します。
この方法はテレビに無線LAN機能が搭載されている前提となるので、そうでない人は【補足】無線LAN機能が付いていないテレビをインターネットに接続する方法に進みましょう。
無線LANを使った無線接続手順
- テレビとONU(とルーター)に電源を入れる
- テレビの設定ボタンからネットワークの接続設定をする
- SSIDを(自動か手動かで)入力する
(前項でテレビとONUの接続、電源投入は説明したため説明は省略します。)
無線接続はLANケーブルを必要としない代わりに、無線で接続するためのSSIDとパスワードが必要です。
テレビとONU(とルーター)の電源を点けたら、テレビのリモコンで「設定ボタン」か「ホームボタン」からネットワーク設定に進みましょう。
ここからは自動か手動かで設定方法が異なります。
自動入力の場合
自動入力の場合、ネットワーク設定の接続方法から「無線」を選び、画面の指示に従ってONUの「WPSボタン/AOSSボタン※」を一定時間長押しします。
※BUFFALO社製ルーターの場合、AOSSボタンがWPSボタンの役割を果たします。
テレビと無線LAN機器が同期すれば接続設定は完了です。
もしもテレビや無線LAN接続機器がWPSに対応していない場合、手動でSSIDとパスワードを入力します。
SSIDとパスワードは、無線LAN機器もしくは無線LAN機能搭載のONUに貼られているラベルに記載されているので確認しましょう。
手動入力の場合
手動の場合、ネットワーク設定画面のネットワークリストの中から「SSID」の項目からSSIDとパスワードを入力します。
問題がなく、ネットワーク接続完了の表示が出れば接続設定は完了です。
【補足】無線LAN機能が付いていないテレビをインターネットに接続する方法
自宅のテレビに無線LAN機能が付いていない場合、無線でインターネットに接続する方法が2つあります。
無線でインターネットに接続する方法
- 無線LAN機能を搭載した中継器を取り付ける
- ストリーミング・デバイスを使う
まず1つめが、無線LAN機能を搭載したWiFiアダプターなどの中継器をテレビに取り付ける方法です。
中継器はテレビにあるLAN端子やUSB端子から接続し、ほとんどの機器が挿し込むだけで設定が完了します。
例としては「WLI-UTX-AG300/C」などを利用する方法が挙げられます。
画像出典:https://www.buffalo.jp/product/detail/wli-utx-ag300_c.html
2つめが、Fire TV StickやChromeCastなどのストリーミング・デバイスを利用する方法です。
ストリーミング・デバイスとは、テレビでYouTubeやNetflix,Huluなどのインターネットで配信されているストリーミング動画を見るためのデバイスを指します。
ここではFire TV Stickを使ったHDMIによる接続方法の手順を説明しましょう。
Fire TV Stickを使ったHDMIによる接続方法の手順
- Fire TV Stickと電源アダプタをUSBケーブルで繋げる
- Fire TV StickをテレビのHDMI端子に挿入する
- Fire TV Stickに繋げた電源アダプタをコンセントに挿す
- 自動的に電源が点いて初期設定が開始される
- Fire TV Stickのリモコンに電池を入れて画面の指示に従う
- 無線LANルーターのSSIDとパスワードをWPSか手動で入力する
※WPSについては「2.無線LANを使って無線接続をする」を参照
Fire TV Stickを使うにはAmazonアカウントへのログインが必要なので、別途でアカウントを取得しておきましょう。
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テレビに接続出来るインターネット回線の種類
テレビに接続出来るインターネット回線の種類は2つあります。
テレビに接続出来るインターネット回線
- 固定回線系
- モバイル回線系
2種類のインターネット回線の違いは、通信方法が有線か無線かによるものです。
どちらを選ぶかは生活スタイルや毎月の通信費など、使用目的によるメリット・デメリットで判断すべきでしょう。
それぞれの回線の特徴について、次からさらに詳しく説明していきます。
光回線などの「固定回線系」サービス
固定回線とは、電線から宅内に直接引き込むインターネット回線です。
現在では「光回線」「CATV」「ADSL」の3つを一般的な固定回線とされています。
固定回線名 | 概要 |
---|---|
光回線 | 透過率の高い繊維状の光ファイバーケーブルを使い、データの伝送を行なうインターネット回線。NTTが運用しているフレッツ光や光コラボ以外に、電力会社などが運用している独自回線がある。 |
CATV(ケーブルテレビ) | 各地のケーブルテレビ局が運用する有線放送用の同軸ケーブルや光ファイバーケーブルを使い、データの伝送を行っているインターネット回線。ローカルでの運用のため、基本的に使える地域が限られている。 |
ADSL | アナログの電話回線を利用して、データの伝送を行うインターネット回線。基地局からの距離や外部からの影響を受けやすく、通信状態の安定性に難がある。2024年3月末にはサービス提供終了予定。 |
光回線は1Gbps以上の通信速度が出せる安定した高速通信に加え、実質パケット無制限で使えるのが魅力です。
しかし開通工事に期間が必要なことと、工事費用と月額費用が高額になりやすいのが難点と言えるでしょう。
CATVは本来はテレビ放送を目的とした回線であるため、最大でも320Mbps程度と光回線よりも速度が出ない一方で、独自光ファイバー回線を利用している場合は理論値1Gbpsの速さとなっています。
ケーブルテレビを自宅に引き込む場合も光回線工事と同様に開通工事期間と高額な費用がかかります。
ADSLは上記2つよりも安い費用で使えますが、通信速度は約200MbpsとCATVよりも遅く安定しないなどのデメリットが多いです。
また、ADSLは2024年3月末にすべてのサービスが終了予定なので、今からの導入はおすすめ出来ません。
固定回線系の中から選ぶなら、通信速度と費用面でバランスがとれた光回線がおすすめです。
ポケット型WiFiやホームルーターなどの「モバイル回線系」サービス
モバイル回線とは4G LTEなどの携帯電話のほか、WiMAX+5G、ホームルーターなどのデータ通信端末にSIMカードが挿入されたものをWiFi接続する方法などを含めた無線のインターネット回線を指します。
画像出典:ポケット型WiFiの使い方と活用方法について専門家が解説!
ポケット型WiFiやホームルーターの共通点は、工事不要で即日から使えて費用が固定回線に比べて安い点があげられます。
ただし、モバイル回線は使用するルーターによって使い勝手が異なるので、特徴を把握しておくべきでしょう。
以下にポケット型WiFiとホームルーターの共通点と相違点についてまとめました。
ポケット型WiFiとホームルーターの共通点
- 工事不要で即日利用可能
- 電波が外部の影響を受けやすく、通信速度が不安定になりやすい
- 使用パケット量には上限があり、超過すると速度制限がかかる
ポケット型WiFiとホームルーターの相違点
ポケット型WiFi | 電源はバッテリー式 屋内外を問わずどこでも使える 同時接続数は最大16台程度 |
ホームルーター | 電源はコンセント式 契約した住所でのみ利用可能 同時接続数はポケット型WiFiに比べ得て多い |
モバイル回線は電波の提供エリア・届く範囲なら屋内外を問わず使えて、どちらもコンパクトサイズで場所を取りません。
しかしポケット型WiFiとホームルーターは、使える場所に相違点があります。
ポケット型WiFiがどこでも使えるのに対して、ホームルーターは使える場所が契約時の住所に限定※されています。
※ただしUQコミュニケーションズ株式会社並びに同社サービスを販売しているWiMAX系サービスは除きます
引っ越しの際は手続きを行えばホームルーターを別の場所でも使えますが、ポケット型WiFiのような手軽さはありません。
そしてモバイル回線で一番気をつけるべき点は、使用出来るパケット量に上限があることです。
パケット量の上限が月間で決められている料金プランの場合、超過すると速度制限がかかります。
月間パケット上限が「無制限」となっている場合でも大半のモバイル回線サービスは、消費パケット量の3日間の総量が一定数を超えると速度制限がかかる「3日間制限」があるのでパケットの使いすぎには注意が必要です。
一人暮らしならポケット型WiFiでもテレビでインターネットを楽しむことが出来る
テレビでインターネットを見る人は全国で約3,400万人と言われています。
その中で最も利用される頻度が高いのは、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスです。
既に説明しているように、インターネット接続にはパケットが必ず消費されます。
ここでもう一度YouTubeを例に、テレビで動画を見るための必要な通信速度と消費パケット量について触れてみましょう。
解像度 | 推奨される通信速度 | 10分間の消費パケット量 |
---|---|---|
4K | 20Mbps | 1,500MB(1.5GB) |
1080p | 5Mbps | 375MB |
720p | 2.5Mbps | 187.5MB |
480p | 1.1Mbps | 82.5MB |
360p | 0.7Mbps | 52.5MB |
インターネットで動画を見る際、特に気をつけたいのがパケット消費量です。
画質が繊細になるほど通信速度が求められ、パケット消費量も増えていきます。
大画面テレビになるほど高画質で視聴した方が画像のきめ細やかさが増しますが、〜60インチ程度までのテレビサイズであればSD720p画質でも十分綺麗に見ることが可能です。
「テレビで高画質動画を見るには光回線でなくてはいけない」と思っている方もいらっしゃると思いますが、4K画質動画を視聴しない限りポケット型WiFiの通信速度で十分事足りることが上記表からお分かりいただけると思います。
引っ越しや旅行の際にも解約や移転の手続きも必要なく、費用が安くてどこでも持ち運んで使えるのがポケット型WiFiのメリットです。
一人暮らしでインターネットを自分だけで楽しむなら、ポケット型WiFiを選ぶべきでしょう。
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まとめ
ここまでに、テレビをインターネットに接続する方法について詳しく解説してきました。
最近ではスマートテレビの普及が目覚ましく、テレビでも簡単にインターネットコンテンツを楽しむことができるようになりました。
これからテレビの購入を検討されている方は「スマートテレビ」を選択肢に入れた方が良いでしょう。
また、大画面テレビで動画コンテンツを見るためには光回線でなくとも大丈夫ということに驚かれた方も多くいらっしゃるでしょう。
最近では光回線以外にも、工事不要なホームルーターや持ち運びができて自宅以外でも利用できるポケット型WiFiも人気となっています。
特にポケット型WiFiに関しては契約期間に縛りもないものも多く、持ち運びができるというメリットも手伝って一人暮らしの方にはぜひおすすめしたいインターネット接続手段です。
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