WiMAXの月額料金は高い?安い?実際の費用を大手プロバイダで徹底比較調査
国内のインターネット利用者の約8割がモバイル回線を使用しているとされ、WiMAX+5Gの登場以降は無制限のWiMAXサービスの人気が徐々に高まっている傾向です。
しかし、WiMAXの月額料金が高いと感じ、なかなか契約に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか?
本記事では、WiMAXの月額料金が高いのか、それとも適正なのかを大手プロバイダ数社を比較しながら解説します。
本文ではおすすめのポケット型Wi-Fiも紹介しているので、WiMAXの契約を考えている方はぜひ最後までお読みください。
wimaxの月額料金の相場について
WiMAXの月額料金は会社ごとに異なるので、料金でプロバイダ選びをするなら複数社の料金プランと比較して目安を決めておくことをおすすめします。
さらにいえば、利用を検討しているサービスをチェックする際は月額料金だけでなく、実際に必要な費用を確認しておくのがベストです。
まずは結論から見ていきましょう。
【結論】ワイマックスは他のモバイルルーターと比べてると料金高い
結論から言うと、WiMAX +5Gの月額料金は、他社モバイルルーターと比較すると若干高額となっています。
月額料金相場は約4,000円から5,000円程度となっており、月間100GB程度利用できる「ポケット型WiFi」と比較すると月額1,000円程度高額になっているのです。
高額となっている理由は「月間パケット通信量上限の違い」でしょう。
多くのモバイルルーターのレンタルサービスの月間パケット上限が100GB程度となっているのに対して、WiMAX +5Gは「実質パケット無制限感覚」で利用できるのが最大の特徴となっています。
固定回線の代わりに利用したり、外出先でもパケット通信量を気にせず動画サービスなどを楽しみたい方は、価格差以上の満足感が得られるでしょう。
プロバイダー比較は実質料金が鉄則
WiMAXというサービスは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供している商材で、各販売代理店が販売すると〇〇WiMAXという名称に変化します。
サービス品質やエリアについては共通ですが、下記が大きく異なるのです。
- 月額料金
- 契約期間
- 端末代金
- 解約違約金
- 月額割引額
- キャッシュバックなどのキャンペーン
- 初期費用
これらは全て「バラバラ」となっているため、当サイトでは下記計算式を用いて標準化し、比較可能な状態にしています。
それでは実際にWiMAXプロバイダーの実質月額料金を比較してみましょう。
WiMAXプロバイダーの実質月額料金ランキング
それでは、実質パケット無制限感覚で利用できるWiMAX +5G対応「ギガ放題プラスプラン」の実質料金を比較してみましょう。
サービス事業者 | 実質月額 |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX|当サイト限定 40,000円キャッシュバック | ¥3,851 |
Broad WiMAXギガ放題コスパDXプラン 19,000円キャッシュバック受け取り | ¥4,141 |
カシモWiMAX | ¥4,815 |
BIGLOBE WiMAX | ¥4,884 |
UQ WiMAX | ¥5,549 |
当サイトの調査では、ギガ放題プラスプランでは、「GMOとくとくBB WiMAX」が最も安いという結果が出ました。
2位がBroad WiMAX、3位がカシモ WiMAXという結果になっています。
それでは、1位となったGMOとくとくBB WiMAXの料金について見ていきましょう。
GMOとくとくBB WiMAX
実質月額料金で1位の安さとなったのは、GMOとくとくBB WiMAXです。
新規申し込みで23,000円(不課税)、違約金をともなう乗り換えからなら最大40,000円(不課税)の高額キャッシュバックが魅力のプロバイダです。
キャッシュバック満額受け取り時の月額料金は3,851円(税込)と非常に安価と言えます。
キャッシュバックは最短で11ヶ月後になりますが、1年間の費用を総額で見た場合に他社WiMAXと比較して圧倒的にお得です。
契約期間の縛りはないですが、端末代金が36回払いになるので実質3年契約となります。
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GMOとくとくBB
安いWiMAXを選ぶポイント
WiMAXが高い、または高くなったと感じる方は、料金プランを一旦見直してみることをおすすめします。
- 現在の料金プランの月額料金
- 加入しているオプション
プロバイダのHPなどで表記されている基本料金より実際の請求額が高い場合、現在加入している料金プランやオプションをもう一度チェックしてみてください。
WiMAXの料金表示のほとんどは、プロバイダがおすすめしているプランの料金を表示していたり、実際に発生するサービス料金を伏せているケースが多いです。
プロバイダがおすすめするプランは、あなたにとって必要なものでしょうか?
不要なサービスに加入し、本来利用するはずのプラン料金より高く払っている可能性を疑ってください。
プランを見直し、それでも「変わらない」という場合は、プロバイダやサービス自体の乗り換えを検討してみましょう。
支払わなくてよい出費はできるだけ避ける!
WiMAXの料金プランのなかには、なくても別に困らないというものがいくつかあります。
以下は省くことができる一例です。
- LTEオプション
- 補償オプション
- 追加データ
- 口座引落手数料
- 各種違約金
月額料金で負担になりやすいものに、オプションサービスがあげられます。
LTEオプションはau 4G LTEに切り替えるモードオプションですが、WiMAXを自宅専用で使っている方で利用料金を払うほどの大きなメリットはありません。
自宅のWiMAXが繋がらないというのであれば、モバイルルーターより通信が安定するホームルーターをおすすめします。
機器を絶対になくさない・破損させない、容量を使い過ぎないなど、ほんの少し注意するだけでも余計な出費を抑えることが可能です。
無理をしてまで節約する必要はありませんが、これだけは絶対にないと困る!というもの以外、できるだけ無駄を省くことを心がけましょう。
WiMAX月額料金の内訳について
おすすめのWiMAXプロバイダーを見たところで、料金の内訳を見ていきましょう。
いざ支払いのときに予想外の請求をされて、あわてることがないように利用料金の内訳をチェックしていきす。
初期費用(契約事務手数料)
WiMAXの初期費用は、契約事務手数料のことを指す場合と「初期費用」という名の費用を請求する場合の2パターンあります。
ほとんどの方は初期費用=契約事務手数料をイメージすると思われますが、会社によっては契約事務手数料とは別に初期費用が請求されるケースがあるのです。
初期費用(契約事務手数料)はキャンペーンで無料にできるプロバイダもありますが、できるかどうかはタイミング次第になります。
端末代金
モバイルルーターをレンタルするのではなく、端末本体を購入する際に必要な料金です。
WiMAXサービスでは端末本体を購入する場合、端末代金はポケット型Wi-Fiもホームルーターも同じ価格で販売されるのが一般的。
ルーターの本体価格は約22,000円が相場なのに対し、WiMAXルーターの分割回数は24〜36回が通例です。
WiMAXの月額料金を計算する場合、約900円程度の分割代金を月額料金に上乗せして利用料金として計算しましょう。
端末代金の支払い期間が終われば、以降は月額料金に分割代金が上乗せされることはありません。
送料
契約後に使用する端末を手元に送るための費用です。
無料で行っているサービスは多いですが、送料は有料のケースがあります。
少額とはいえ、節約できるなら抑えておきたい費用です。
月額利用料(月額料金)
WiMAXを利用するために毎月支払う利用料金です。
サービスをチェックする際、一番気になるポイントとしてあげる方も多いことでしょう。
月額料金には基本料金のほか、オプション料金や先述の端末代金分割金などが含まれます。
WiMAXの基本料金以外に、利用しているサービスのなかに毎月支払う費用があれば、それらのトータルでWiMAXの月額料金として計算しましょう。
支払い方法に口座振替を選択している場合、毎月発生する振替手数料も月額料金に含みます。
キャッシュバック
特典でもらえるキャッシュバックは、WiMAX選びの付加要素として抑えておきたいポイントです。
キャッシュバックには新規申し込み特典から、他社からの乗り換え時に発生した違約金補償の2パターンがあります。
条件達成のための手順や受け取りまでの期間など、すべてを満たす必要があるので注意点が多いです。
キャッシュバックを受け取る際には、条件と受取期間を必ずチェックしましょう。
WiMAXの解約時に必要な費用
WiMAXの契約時とは逆に、サービスを解約する際に必要な費用について解説します。
解約金の種類を把握しておかないと高額請求になってしまう恐れがあるので、必ずチェックしておいてください。
契約解除料(解約手数料)
WiMAXのサービスを解約する際に必要な費用です。
一般的なインターネットや携帯電話のサービスでは、契約期間内での解約で契約解除料が発生します。
無制限で契約に縛りなしのポケット型Wi-Fi・ホームルーターというのが世間的なWiMAXの認識ですが、すべてのWiMAXサービスに契約解除料がないわけではありません。
一部のWiMAXには2年契約が可能だったり、最低利用期間が設定されているケースがあります。
また、解約する際に必ず請求される解約手数料を請求される場合があるのです。
WiMAXの契約前には、解約時に必要な費用をチェックしておきましょう。
端末代金残債分
WiMAXのルーターを分割購入した場合、端末の分割代金に残債があれば解約時に一括請求されます。
新規申込み時の特典で「端末代金無料」というキャンペーンというものがありますよね?
このキャンペーンの仕組みは、端末代金を分割した料金相当額を月額料金から毎月割引する仕組みです。
例えば、22,800円の本体代金を24ヶ月間に渡って毎月950円ずつ支払うとしましょう。
毎月支払う分割代金の950円を同額の割引で相殺します。
差し引き0円になるので、端末代金は実質無料という仕組みです。
もし、本来の支払い満了月より前、20ヶ月目で解約したとしましょう。
残りの4ヶ月×950円なので、3,800円が端末代金残債分として清算時に一括請求されてしまいます。
解約時期が早いほど残債金は高額になるので、端末代金残債分があれば残余期間は必ず確認しておきましょう。
WiMAX解約月の利用料金
WiMAXを解約する場合、解約月当月分の利用料金が請求されます。
通常の月額料金として、必ず払う必要があるものです。
会社ごとに解約申請の受付締め日は異なり、締め日を超えると翌月分の利用料金が確定します。
翌月以降のサービス利用を考えていないのであれば、当月解約手続きを済ませておくと無駄な出費がありません。
WiMAXは解約月の利用料金は日割りされないのが一般的であるため、解約手続きは早く・サービスは月末まで利用するのが無駄がありません。
例外として、UQ WiMAXはポケット型Wi-Fiのサービス全般で日割り計算で対応しています。
返送料
レンタルサービスを利用している場合、借りていたポケット型Wi-Fiなどの端末を返却する必要があります。
契約時の送料は無料で、返送料は有料という会社は珍しくありません。
返却方法は会社指定や任意の運送業者を利用するなど、さまざまなパターンがあります。
任意で返却方法を選べるWiMAXサービスであれば、業者ごとの料金確認をしておくと返送料を安く抑えることも可能です。
レンタル品は返却方法に指定がある場合、返却方法を間違えた、もしくは機器に破損や欠品があれば高額な損害金を請求される恐れがあります。
弁償費用(損害賠償)
レンタル機器に汚損・破損・欠品・紛失、または重大な規約違反を行った際にペナルティとして請求される費用です。
会社によって「損害金」や「賠償金」などで表現が異なりますが、ほぼすべて同じ意味合いと考えて問題ありません。
解約違約金のなかでもっとも高額になりやすく、不注意で発生することの多い費用です。
WiMAXを正しく利用していれば、まず請求されることはありませんが、なんらかのトラブルによって起こらないとも言い切れません。
レンタル品は丁重に扱い、定められた規約は必ず厳守しましょう。
まとめ
ここまでWiMAXの月額料金について解説してきましたが、各プロバイダごとに月額料金の仕組みがあることをご理解いただけたでしょうか?
WiMAXは契約期間と月間容量上限が撤廃されたことにより、各社の料金にさまざまな変化が現れています。
一見安く見えるサービスでも、契約したプランによっては無駄な費用を支払っているケースも少なくありません。
実際に支払うべき費用の把握とカットできるポイントを抑えて、安心して使えるWiMAXを選びましょう。
当サイトではWiMAXに関する情報を発信しているので、あなたがお得に使えるWiMAXを見つけてくださいね。