ワイモバイルのポケットWi-Fiはおすすめできない!デメリットなどについて徹底解説!

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ワイモバイル(Y!mobile)のPocket WiFiⓇについて気になっていないでしょうか?

現在、ワイモバイルでは5G通信対応のPocket WiFiⓇを提供しており、ワイモバイルの家族割引サービスを適用できるなどのメリットがあります。

しかし、月額料金が割高である、3日で10GB以上利用すると速度制限がかかってしまうなどの大きなデメリットがあり、おすすめできないという評判が多いです。

実質パケット無制限のポケット型Wi-Fiであれば、WiMAX +5Gのほうがよりお得で快適に使えるでしょう。

本記事では、ワイモバイルPocket WiFiⓇの概要からメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。

WiMAX +5Gがおすすめな理由まであわせて解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!

目次(タップしてジャンプ)

【結論】ワイモバイルのポケットWi-Fiはおすすめできない

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前述の通り、ワイモバイルのPocket WiFiⓇはおすすめできません。

おすすめできない主な理由は、以下の通りです。

ワイモバイルのPocket WiFiⓇをおすすめできない理由
  • 5G通信は月間7GBまでしか利用できない
  • 4G通信は月間データ上限なしで使えるが3日で10GBを超えると速度制限がかかる
  • メイン回線が屋内では繋がりにくい
  • 月額料金が割高

ワイモバイルでは、5G通信対応の持ち運び可能なモバイルルーターであるPocket WiFiⓇを利用することができますが、パケット無制限のような感覚で好きなだけ利用するということができません。

5G通信は月間7GBのデータ上限があるだけでなく、後述する「アドバンスモード」を利用して4G(TDD-LTE/AXGP)通信をしても、3日間で合計10GBを超えるデータ量を使用すると速度制限がかかってしまいます。

月額料金も他社と比べると割高ということもあり、データ消費が多い方はかなり不便に感じてしまうでしょう。

5G通信対応でパケット無制限のような感覚で思い切り使うのであれば、料金もお得なWiMAX +5Gのほうが断然おすすめなのです。

上記のデメリットについては、後ほど詳しく解説していきます。

ワイモバイルのポケットWi-Fiのデメリット4つ

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ワイモバイルのPocket WiFiⓇはおすすめできないというのは前述の通りですが、おすすめできない理由であるデメリットについて詳しくみていきましょう。

ワイモバイルPocket WiFiⓇのデメリット
  1. アドバンスモードでも3日で10GB以上利用すると速度制限がかかる
  2. 屋内で繋がりにくい電波での利用がメイン
  3. 他社モバイルWi-Fiと比べると月額料金が割高
  4. 5Gデータ通信は月間7GBまでしか利用できない

デメリット1.アドバンスモードでも3日で10GB以上利用すると速度制限がかかる

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、4G(TDD-LTE/AXGP)通信を月間データ上限なく使えるアドバンスモードがありますが、前日までの3日間で使用データ量が合計10GB以上になると速度制限がかかってしまいます。

標準モードとアドバンスモード合わせたデータ量が対象となり、当日18時から翌1時までの間、最大通信速度がおおむね1Mbps程度となります。

ライトな用途であれば特に問題なく利用できる速度ではありますが、大容量通信をしたい方にとってはかなり不便な仕様です。

WiMAX +5Gなどパケット無制限のような感覚で利用できるポケット型Wi-Fiが多いため、「3日で10GB」制限は非常に厄介だと言えるでしょう。

デメリット2.屋内で繋がりにくい電波での利用がメイン

ワイモバイルのPocket WiFiⓇがメインで使用しているAXGP回線は、通信速度が速い代わりに障害物に弱く、屋内では繋がりにくいというデメリットもあります。

これはAXGPの周波数帯(バンド)の特性によるもので、データの通り道のようなものである周波数帯は、数値が大きいほど通信速度が速くなる一方で障害物に弱くなってしまうのです。

AXGPの周波数帯は2.5GHzと高めとなっているため、建物の壁などの障害物があるほど基地局からの電波が届きにくくなります。

屋外で使用する場合はあまり気にする必要はないと言えますが、屋内では通信速度が安定しないことがあるので注意が必要です。

デメリット3.他社モバイルWi-Fiと比べると月額料金が割高

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、他社ポケット型Wi-Fiサービスと比べると月額料金が割高です。

ここで、ワイモバイルのPocket WiFiプラン2(ベーシック)と、5G通信をパケット無制限のような感覚で使えるWiMAX +5Gの主なプロバイダーの月額料金を比較してみましょう。

サービス名(プロバイダー名)月額料金
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)標準モード
4,066円(税込)
アドバンスモード
4,818円(税込)
GMOとくとくBB WiMAX0~2ヶ月目
1,484円(税込)
3~35ヶ月目
3,784円(税込)
36ヶ月目以降
4,444円(税込)
カシモWiMAX0ヶ月目
1,408円(税込)
1ヶ月目以降
4,318円(税込)
BIGLOBE WiMAX0ヶ月目
0円(税込)
1ヶ月目
1,166円(税込)
2~24ヶ月目
3,355円(税込)
25ヶ月目以降
4,928円(税込)

Pocket WiFiプラン2(ベーシック)は、標準モードこそ4,066円(税込)/月と安めな印象を持ちますが、月間データ容量が7GBとかなり少ないです。

月間データ上限がないアドバンスモードの場合は4,818円(税込)/月と、他社と比較しても割高だと言えるでしょう。

BIGLOBE WiMAXなど、一定期間経過後はPocket WiFiプラン2(ベーシック)よりも若干料金が高くなるケースもあります。

しかし、WiMAXプロバイダーは月額料金割引適用により、総合的にみると安くなることが多いほか、キャッシュバックを受け取ることでさらに実質料金がお得になるのです。

そのため、月額料金割引やキャッシュバックなどのキャンペーンがないPocket WiFiプラン2(ベーシック)の料金は割高だと言えるでしょう。

デメリット4.5Gデータ通信は月間7GBまでしか利用できない

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、5G通信は月間7GBまでしか使うことができません。

アドバンスモードで月間データ上限なく使えるのは4G(TDD-LTE/AXGP)通信のみなので、5Gの高速通信はデータ量をかなり抑えながら使わなければならないのです。

データ使用量が少ない方はあまり問題がないと言えるかもしれませんが、7GBで月額4,000円以上かかると考えるとかなり割高です。

また、5Gなど高速通信を利用したい場合は、データ消費量が比較的多い用途であるケースがほとんどなので、5G通信のメリットはあまり感じられないでしょう。

ワイモバイルのポケットWi-Fiのメリット4つ

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デメリットに続き、Pocket WiFiⓇのメリットについても詳しくみていきましょう。

ワイモバイルPocket WiFiⓇのメリット
  1. 工事不要で届いたその日からインターネットが利用可能
  2. 端末割引が大きく本体代金の負担額が小さい
  3. ワイモバイル利用者なら家族割引サービスでお得に使える
  4. 海外でもそのまま利用することができる

1.工事不要で届いたその日からインターネットが利用可能

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、工事不要で端末が届いたその日からインターネットを利用できます。

端末の電源を入れ、デバイスと接続するだけで使えるので、余計な手間がほとんどかかりません。

光回線のように、回線工事を待ったり面倒な接続設定をしたりする必要がないので、はじめて使う方でも安心できるのです。

2.端末割引が大きく本体代金の負担額が小さい

ワイモバイルのPocket WiFi 5G A102ZTは、オンラインストアでの端末代金割引額が大きいため、負担をかなり抑えられます。

ワイモバイルのオンラインストアでは、28,800円(税込)の端末代金に対し18,000円(税込)の割引が適用されるため、負担額は実質10,800円(税込)とかなりお得になるのです。

ただし、実店舗で購入する場合は端末代金が異なる場合があるので注意しましょう。

なお、オンラインストアで契約した場合、本来3,300円(税込)かかる契約事務手数料が無料となります。

3.ワイモバイル利用者なら家族割引サービスでお得に使える

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画像出典:ワイモバイル

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、ワイモバイルユーザーであれば家族割引サービスでお得に使うことができます。

家族割引サービスとは、指定の料金プランを利用している回線の数により、月額最大1,188円(税込)が割引される施策のことです。

家族割引サービスの概要をチェックしてみましょう。

対象料金プランシンプルS/M/L
スマホベーシックプラン
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
データベーシックプランL
2回線目以降割引額シンプルS/M/L
1,188円(税込)/月

スマホベーシックプラン
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
データベーシックプランL
550円(税込)/月
最大適用回線数9回線

家族割引サービスは、血縁または婚姻関係にある場合は別住所でも割引対象となり、別姓であっても同一住所であれば対象となります。

割引を適用させるには家族確認書類が必要となりますが、適用できればかなりお得です。

1人で複数回線を契約する場合でも割引適用となるため、ワイモバイルのスマートフォンを利用している場合はPocket WiFiプラン2(ベーシック)を契約すると550円(税込)/月の割引を適用することができます。

4.海外でもそのまま利用することができる

ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、国内だけでなく海外でも利用可能です。

ワイモバイルの国際ローミングサービスである「海外あんしん定額」または「海外パケットし放題」のどちらかに加入することで利用できるようになります。

海外あんしん定額(24時間利用)

定額国L(タイ・台湾・中国・カナダなど)1GB→3GB※
980円(不課税)
3GB→9GB※
2,940円(不課税)
定額国S(バハマ・ジンバブエ・パラオなど)1MB
1,980円(不課税)
5MB
9,800円(不課税)
10MB
19,600円(不課税)
飛行機・船での利用50MB(1時間)
980円(不課税)
100MB(5時間)
1,960円(不課税)
150MB(15時間)
2,940円(不課税)
※2023年7月12日まで増量中

海外パケットし放題

利用データ量1日あたりの料金
25MBまで0~1,980円(不課税)
25MB以上2,980円(不課税)

海外では、国内よりも料金が高額になってしまいますが、上記のような国際ローミングサービスに加入することによって一定額で利用できるようになります。

ただし、海外利用時は注意事項が多いので、利用前にしっかりと確認しておきましょう。

ワイモバイルのポケットWi-Fiの料金プラン

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ここでは、ワイモバイルのPocket WiFiⓇの料金プランについて詳しくみていきましょう。

ワイモバイルのPocket WiFiⓇを利用する場合の料金プランは1つで、アドバンスオプションに加入するかどうかで料金が変わります。

利用できる通信モードについて
  • Pocket WiFiプラン2(ベーシック)|標準モード
  • Pocket WiFiプラン2(ベーシック)|アドバンスモード

それぞれ詳しくみてみましょう。

Pocket WiFiプラン2(ベーシック)|標準モード

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画像出典:ワイモバイル

ワイモバイルでPocket WiFiⓇを利用する際に基本となるのは「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」という料金プランです。

Pocket WiFiプラン2(ベーシック)は、5G・4G通信を月間7GBまで利用できる「標準モード」と、7GBを超えても4G(TDD-LTE/AXGP)通信であれば月間データ上限なく利用できる「アドバンスモード」の2つに分けられます。

まずは、標準モードで利用する際のプランの概要を確認してみましょう。

月額料金4,066円(税込)
契約事務手数料3,300円(税込)

オンラインストア
0円(税込)
パケット通信容量7GB/月
契約期間なし
解約違約金なし
データチャージ550円(税込)/0.5GB
データ量超過後の最大通信速度128kbps
オプションアドバンスオプション
→752円(税込)/月

オートチャージ
→550円(税込)/回

故障安心パック
→550円(税込)/月

ワイドサポート
→550円(税込)/月

標準モードの場合、5G・4G通信どちらも利用することができますが、月間7GBというデータ上限があるため大容量のデータ通信を行うことはできません。

データ量超過後は最大速度が128kbpsに制限されますが、550円/0.5GBでデータチャージが可能となっています。

Pocket WiFiプラン2(ベーシック)|アドバンスモード

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画像出典:ワイモバイル

ワイモバイルのPocket WiFiプラン2(ベーシック)は、752円(税込)/月のアドバンスオプションに加入することで、4G(TDD-LTE/AXGP)通信が月間データ上限なく使える「アドバンスモード」を利用できるようになります。

アドバンスオプション利用料を足した月額料金は4,818円(税込)となり、Wi-Fiルーター本体で設定変更することにより利用可能です。

4G(TDD-LTE/AXGP)通信をデータ上限なく利用できるようになる魅力的なオプションですが、3日間で10GB以上のデータ量を使用すると速度制限がかけられるようになっています。

「アドバンスモード」利用時、混雑回避など通信品質確保のための速度制御があります。(3日間で約10GB以上利用時/「アドバンスモード」と「標準モード」での利用パケット通信量の合計において)

引用:ワイモバイル(Y!mobile)

上記にあるように、直近3日間で合計10GB以上利用すると、当日18時から翌1時までの間の最大通信速度がおおむね1Mbpsに制限されるのです。

速度制限は一時的であるほか、制限されてもSNSや低画質動画視聴などのライトな用途であれば問題なく使える速度のため、あまり気にならない方が多いかもしれません。

しかし、アドバンスモードでは5G通信が使えないこと以外に毎日のデータ使用量を気にする必要が出てきてしまうので、データ量を気にせず思い切り高速通信を使いたいという場合にはかなり不便に感じてしまうでしょう。

ワイモバイルポケットWi-Fiの解約違約金

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ワイモバイルのPocket WiFiⓇは、利用プランに契約期間の縛りがないため解約違約金は発生しません。

しかし、端末を分割払いで購入する場合は36回払いとなり、支払い途中で解約すると、端末代金の残債をすべて負担しなければならないのです。

Wi-Fiルーターは、割引が適用されるためお得に購入することができますが、代金はすべて支払う必要があるため解約時には注意しましょう。

ワイモバイルで利用可能な5G通信対応端末

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現在、ワイモバイル(Y!mobile)の5G通信対応端末は1種類となっています。

ワイモバイルの5G通信対応ルーター「Pocket WiFi 5G A102ZT」のスペックは以下の通りです。

端末名Pocket WiFi 5G A102ZT
発売日2021年7月15日
端末価格※128,800円(税込)
端末代金割引※1▲18,000円(税込)
本体サイズ約141(W)×69(H)×15.9(D)mm
重量約240g
最大通信速度(下り/上り)2.4Gbps/110Mbps
平均通信速度(下り/上り)※2194.92Mbps/57.57Mbps
バッテリー容量5,300mAh
同時接続台数30台
連続通信時間5G(Sub6)
→約5時間

FDD-LTE
→約7.5時間

AXGP
→約9時間
対応無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)
データ通信方式5G
FDD-LTE
AXGP
TDD-LTE
※1 オンラインストアの金額を記載しています。端末代金は店舗ごとに異なります。
※2 平均通信速度は「みんなのネット回線速度」参照

ワイモバイルで利用できる「A102ZT」は、5G通信対応で通信速度が速いほか、バッテリー容量が大きい、同時接続台数が30台とかなり多いなどの特徴があります。

ワイモバイルのオンラインストアでは18,000円(税込)の割引が適用されるため、本来よりもかなり安く手に入れることが可能です。

また、別売りの専用クレードルを装着することで有線LAN接続やWAN接続ができるようになります。

実測値でもかなりの通信速度の速さを記録しているので、5Gエリア内であれば特に快適に利用できるでしょう。

2022年9月16日現在、オンラインストアでは在庫切れとなっています。

まとめ|ワイモバイルポケットWi-FiよりWiMAX +5Gがお得

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ここまで、ワイモバイルのPocket WiFiⓇの概要やメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。

Pocket WiFiⓇは通信速度が速く、家族割引サービスを適用できるなどのメリットがありますが、5G通信は月間7GBのデータ上限がある、アドバンスモードでは「3日で10GB」制限があるなどの理由から、よりお得かつ快適にポケット型Wi-Fiを利用するにはWiMAX +5Gのほうがおすすめです。

ワイモバイルのPocket WiFiⓇの場合、アドバンスモードを利用すると月額4,818円(税込)と割高になってしまいますが、WiMAX +5Gの場合は、5G通信をパケット無制限のような感覚で利用可能でありながらさらにお得に利用できます。

WiMAX +5Gを提供しているプロバイダーは多数存在しますが、月額料金割引や現金キャッシュバックなどのキャンペーンが豊富なプロバイダーが多いため、よりお得になるのです。

特に、WiMAX +5Gは2022年2月1日より、スタンダードモードの「3日で15GB」制限が撤廃されたことで、現在ではパケット無制限のような感覚で使うことができるためデータ量を気にする必要がほとんどありません。

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著者

通信系WEBライター

瀧澤 亮(タキサワ リョウ)

約1年間大手通信キャリアのショップにて販売員を経験。在籍中キャリア資格筆記試験で全社1位に輝いた実績があり、通信系知識を学びわかりやすく説明するのが得意。

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