Zoomの無料プランと有料プランの違いは?それぞれのメリットやデメリットを徹底解説

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オンライン会議やミーティングで利用されるZoom。

無料で簡単に利用できる点が人気ですが、Zoomには有料プランもあります。

そこで本記事では、Zoomの無料プランと有料プランの違いやそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

また、Zoomの有料プランの値段がいくらなのかについても紹介していますので、Zoomの有料プランが気になっている方は、ぜひご一読ください。

目次(タップしてジャンプ)

Zoomには5つの料金プランがある【有料・無料】

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Zoomには、現在5つの料金プランがあります。

この5つのプランについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。

Zoomの無料版と有料版の料金・機能比較表

プラン名料金出席者ホワイトボードクラウドストレージ
Basic無料100名まで3つ同時編集可能なし
Pro2,200円(税込)/月22,110円(税込)/年100名まで3つ同時編集可能5GB
Business2,970円(税込)/月29,590円(税込)/年300名まで無制限5GB
Business Plus3,438円(税込)/月34,375円(税込)/年300名まで無制限10GB
Enterprise要問合せ1,000名まで無制限&プラス無制限

Zoomの月額料金は、Pro以降の有料プランでのみ発生します。

プランによって出席者の人数やホワイトボード、クラウドストレージなど機能面での違いはありますが、個人でZoomを利用する方などは、料金表の一番上にあるBasic(無料プラン)でも十分でしょう。

Basic(無料プラン)

Basicは、Zoomの無料プランです。

コストをかけず利用できる点が、このプランの最大の魅力でもあります。

1回あたり40分の時間制限はありますが、100名まで参加が可能となっており最低限の機能は利用できます。

ミーティング開始から40分経過して切断された際は、再接続すれば再び40分間の利用が可能です。

Pro(有料プラン)

Proプランは、Zoomの有料プランのなかでもっとも低価格なプランです。

1回あたりの制限時間が40分から30時間に変わるため、時間を気にせず利用できます。

また、クラウドストレージが5GBまで利用できるので、ミーティングを録画したファイルを保存することも可能です。

Business(有料プラン)

Businessプランは最大300名まで出席が可能で、ホワイトボードの数も無制限です。

また、Business以上のプランではシングルサインオン(SSO)が利用できます。

シングルサインオンは、一度Zoomへログインするとそのほかの必要なアプリケーションなどにもアクセスできるようになる仕組みです。

さらに、ミーティングルームへ企業ロゴを使用したり、招待URLを編集したりといったこともBusiness以上のプランで可能となります。

Business Plus(有料プラン)

Business Plusプランの基本的な機能は、Businessプランと同じです。

異なる点は、クラウドストレージが10GBになること、そしてZoom PhoneやWorkspace Reservationsの機能が利用できる点です。

Zoom PhoneはZoomが提供するクラウドPBXで、固定電話の代わりとして電話を設置できます。

Workspace Reservationsは、座席や会議室の予約システムです。

社内の座席や会議室の予約管理を、Workspace Reservationsによって行えるようになります。

Enterprise(有料プラン)

Enterpriseプランは、Zoomの最上位プランで料金は公開されていません。

Zoomのすべてのプランを利用できるのはもちろんのこと、ミーティングには最大1,000名まで参加できます。

また、クラウドストレージが無制限となるため、すべてのミーティングの録画ファイルを保存することが可能です。

そのほか、最大1,000人規模のウェビナーにも利用できます。

Zoomの無料プランを利用する5つのメリット

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Zoomの無料プランを利用するメリットを5つ紹介します。

まだZoomを利用したことがない方や、有料プランの利用を迷っている方は、以下のメリットを参考にしてみてください。

無料プランのメリット1.コストをかけず利用できる

Zoomの無料プランなら、アカウントを作成するだけですぐに利用できます。

オンライン会議やミーティングを行うだけなら、追加で費用が発生することもありません。

1回40分という制限はあるものの、コストがかからず利用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

まだZoomを使ったことがない方は、まず無料プランを使ってみるのがおすすめです。

無料プランのメリット2.録音や録画機能もある

Zoomの無料アカウントでも、会議の録画や録音が可能です。

会議を録画しておけば、あとから内容を確認できます。

ただし、無料プランは録画したファイルをパソコン本体などローカルにしか保存できません。

クラウドストレージへファイルを保存したい場合は、有料プランを検討しましょう。

無料プランのメリット3.さまざまな端末で利用可能

Zoomは、パソコン(Windows・Macなど)やスマートフォーン(iPhone・Androidなど)、タブレットなどさまざまな端末で利用できます。

また、Zoomアプリを使えば毎回ログインしなくてもスムーズにオンライン会議が行えるので、アプリの利用がおすすめです。

無料プランのメリット4.ホワイトボード機能で情報共有できる

Zoomのホワイトボード機能は、無料プランでも利用できます。

無料プランおよびProプランの場合、同時に3つまでしかホワイトボードを編集できませんが、資料などを共有して書き込みながら議論できるので非常に便利です。

無料プランのメリット5.メッセージやファイル共有が可能

Zoomのメッセージ(チャット)やファイル共有も、無料プランで利用できます。

ミーティング中に参加者全員、もしくは個別でメッセージを送信したり、必要なファイルを共有したりできます。

ただし、チャットは自動保存の設定をしないと、ミーティング終了後見返すことができなくなるので注意しましょう。

Zoomの無料プランを利用する3つのデメリット

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Zoomの無料プランのデメリットを3つ紹介します。

前述したようにZoomの無料プランには多くのメリットがある一方で、有料プランに劣る部分もいくつかあります。

そのため、以下のデメリットについても理解したうえで、無料プランと有料プランどちらを使うか検討してください。

無料プランのデメリット1.1回のミーティングは40分まで

Zoomの無料プランは、1回のミーティングの時間が40分までに制限されています。

40分経過すると自動的に切断されてしまうため、40分以上継続してミーティングを行うシーンには向いていません。

以前は1対1のミーティングなら時間制限なく利用できていたZoomの無料プランですが、2022年5月からは人数に関係なく、1回あたり40分に制限されるようになりました。

つまり、2人で利用する場合であっても、Zoomの無料プランだと40分の時間制限がかかってしまうのです。

40分で切断されても再度ミーティングを開始すれば利用できますが、途中で会話が途切れてしまうため煩わしいと感じる方もいるでしょう。

無料プランのデメリット2.録音・録画したファイルはローカル保存

無料プランには、クラウドストレージがありません。

そのため、ミーティングを録画した際はファイルをパソコンへ直接保存することとなります。

動画ファイルは容量が大きいので、パソコンのディスク容量が少ない方は注意が必要です。

また、頻繁にZoomの録画機能を利用する方は、ファイルがどんどん増えていくので管理方法も検討しましょう。

無料プランのデメリット3.同時に編集できるホワイトボードは3つまで

無料プランで同時に編集できるホワイトボードの数は3つまでです。

4つ以上のホワイトボードを編集できるようにするには、Business以上のプランが必要になります。

ホワイトボード機能はGoogle Jamboardなど無料ツールでの代用も可能ですが、どうしてもZoomのホワイトボードが必要という場合は、Business以上のプランの利用を検討しましょう。

Zoomの有料プランを利用する6つのメリット

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Zoomの有料プランには、無料プランにはないさまざまなメリットがあります。

以下のメリットを参考に、有料プランの利用を検討してみてください。

1.ミーティングの時間制限が実質無制限になる

Zoomの有料プランなら1回のミーティングが30時間まで利用できるため、実質無制限で利用できます。

無料プランのように40分経過するごとに接続し直す手間がなくなり、円滑にミーティングを行えます。

2.録音や録画したファイルをクラウドへ保存可能

有料プランは、ミーティングの録音・録画ファイルをクラウドストレージへそのまま保存できます。

ローカルに保存スペースを用意しなくてよくなるのはもちろん、動画ファイルを共有しやすくなるといった点も、有料プランのメリットです。

PRO・Businessは5GBまで、Business Plusは10GBまで、Enterpriseは無制限でクラウドストレージを利用できます。

3.管理機能で複数のホストを設定できる

有料プランで利用可能な管理機能では、複数のユーザーをホストに指定できます。

参加人数の多いミーティングや複数のセミナーを開催する場合、1人のホストでは入退室の管理が煩雑になります。

そのようなシーンでは、複数のホストでミーティングを管理できる有料プランが非常に便利です。

4.パーソナルミーティングIDを利用できる

Zoomでミーティングを開催する際は、自動的にミーティングIDが発行されます。

通常は毎回異なるミーティングIDが発行されますが、定期的に開催するミーティングで固定のIDを使用したい場合は、パーソナルミーティングIDの機能が必要です。

有料プランで利用できるパーソナルミーティングIDは、変更しない限り永久に同一のIDを利用できます。

そのため、定期的なミーティングにはパーソナルミーティングIDの利用が便利でおすすめです。

5.投票機能が使える

有料プランでは、投票機能も利用できます。

ミーティングの参加者に対してアンケートを作成して、投票してもらうことが可能です。

議題について多数決を取りたい場合や、セミナーなどで意見を募集したい場合など、この投票機能が活用できます。

6.他のツールと連携が可能

Zoomは、有料プランにすればビジネスシーンでよく使われる以下のようなアプリと連携できます。

Zoomの有料プランで連携できるアプリの一部
  • Google(カレンダー・ワークスペース・ドキュメント)
  • Dropbox
  • Slack
  • STORES(旧Coubic)
  • Snap Camera
  • Salesforce
  • TimeRex
  • Qumu

これらのアプリとZoomを連携して利用すれば、ミーティングの質の向上はもちろん、さまざまな業務を効率化させることが可能です。

上記のアプリをよく利用している方は、Zoomを有料プランにして連携によるメリットをぜひ感じ取ってみてください。

Zoomの有料プランのデメリットはコストがかかること

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Zoomの有料プランを利用する唯一のデメリットは、コストがかかる点です。

Zoomの無料版と有料版の料金・機能比較表」で紹介した料金は、ユーザーごとに発生する料金なので、ユーザー数が多いとそれだけコストもかさみます。

もちろん、コストに見合った機能が利用できるため無駄ではありませんが、継続的に費用が発生することを理解したうえで、Zoomの有料プランの利用を検討しましょう。

Zoomの有料プランの申込み方法

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Zoomの有料プランに申し込む場合、あらかじめ無料アカウントの作成が必要です。

STEP
Zoomのアカウントを作成したうえで、料金を支払い有料プランへアップグレードします。
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画像出典:Zoom
STEP
Zoomのアカウントを作成してサインインしたら、左側のメニューにある「アカウント管理」から「アカウントプロフィール」を選択します。
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画像出典:Zoom
STEP
アカウントプロフィールにある「アカウントタイプ」の右側に表示されている「アップグレードすると、もっと多くの機能をご利用いただけます」をクリックします。
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画像出典:Zoom
STEP
次に、画面中央にある「アカウントをアップグレード」をクリックします。
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画像出典:Zoom
STEP
ライセンスの数、プランの種類、サブスクリプションサイクル、利用状況、そしてその他オプションを選択して、「続行」をクリックします。
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画像出典:Zoom

最後に、連絡先や支払い情報を入力すれば有料プランへのアップグレードが完了します。

Zoomの有料プランで選択できる支払い方法

Zoomの有料プランの支払い方法は、以下から選択できます。

Zoomの有料プランの支払い方法4つ
  • クレジットカード(VISA/Mastercard/Discover/AmericanExpress/JCB)
  • Paypal
  • Apple Pay
  • Google Pay

有料プラン契約の際は、スムーズに手続きできるように上記の情報を準備しておきましょう。

Zoomの有料プランはこんな方におすすめ

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Zoomの有料版を利用するべきかどうかは、Zoomの使い方によって異なります。

以下に当てはまる方は、有料プランの利用がおすすめです。

40分以上のミーティングを頻繁に行う方

40分を超えるミーティングを頻繁に行う方は、有料プランがおすすめです。

無料プランだと40分経過するたびに接続し直す必要があるため、無駄な時間や操作の手間が発生します。

また、チャットの内容なども切断のたびに消えてしまうので、時間を気にせず利用できる有料プランが望ましいでしょう。

ミーティングを毎回録画する方

ミーティングを毎回録画したい方は、有料プランがおすすめです。

無料プランでも録画はできますが、保存先がローカルに限定されるためファイルの管理が煩雑になります。

また、無料プランは録画ファイルを保存するたびにエンコードの時間が数分から数十分発生します。

そのため、録画頻度が多い方は有料プランを利用した方がよいでしょう。

参加者が100名を超えるケースがある方

Zoomの無料プランはミーティングの参加人数が100名までのため、100名以上の参加者がいる場合は有料プランが必須となります。

ただし、Proプランは無料プランと参加人数の上限が変わらないので、Business以上のプランが必要です。

Business、またはBusiness Plusプランなら300名まで、Enterpriseプランなら1,000名まで同時参加が可能になります。

会社規模が大きくてミーティングに参加する人数が多い方や、大規模なセミナーなどにZoomを利用する方は、Business以上の有料プランを検討しましょう。

Zoomの有料プランの料金を抑える方法

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Zoomの有料プランを利用する際、なるべく料金を抑える方法が2つあります。

これから有料プランを契約する方は、以下を参考にして料金を抑えた有料プランの利用を検討してみましょう。

Zoomを月契約ではなく年契約にする

Zoomの有料プランは、月契約と年契約から選べます。

年契約は一括支払いとなりますが、月契約よりもトータルの費用が安くなるので、コストを抑えて利用したい方におすすめです。

プラン名月契約した場合の1年間の総額年契約した場合の1年間の総額月契約と年契約の1年間の総額の差
Pro26,400円(税込)22,110円(税込)4,290円(税込)
Business35,640円(税込)29,590円(税込)6,050円(税込)
Business Plus41,250円(税込)34,375円(税込)6,875円(税込)

外貨で支払う

Zoomの支払いは、日本円か米ドルを選択できます。

円安の場合は米ドルで支払った方が安くなるため、決済のタイミングで為替レートを確認しておくのがおすすめです。

まとめ

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オンライン会議やミーティングでZoomの無料プランを利用している方は非常に多いかと思います。

費用をかけず手軽に利用できる無料プランですが、時間制限やそのほかの機能が利用できないなどのデメリットもあります。

有料プランを使うことで、ミーティングや業務の効率化につながる場合もあるので、本記事の内容を参考に有料プランを使うべきか検討してみてください。

今後もZoomを使ったオンライン会議を行うシーンが出てくると思いますので、自社に合った料金プランを見つけて円滑に業務を進行しましょう!

Zoomの有料版と無料版についてよくある質問

Zoomの有料版と無料版についてよくある質問をピックアップして紹介します。

Zoomを1ヶ月だけ有料で使うことは可能?

Zoomを1ヶ月だけ有料で使うことは可能?

Zoomを1ヶ月だけ有料で使うことは可能です。

月契約にすれば月単位での契約ができるため、1ヶ月使って解約すれば問題ありません。

Zoomを1回だけ有料で使うことはできる?

Zoomを1回だけ有料で使うことはできる?

Zoomを1回だけ、あるいは1日だけ有料で使うことは可能です。

ただし、Zoomの契約は月単位もしくは年単位となっているので、最低でも1ヶ月分の料金が発生します。

1回単位や1日単位の料金プランはないので注意しましょう。

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著者

通信系WEBライター

伊藤 大介(イトウ ダイスケ)

通信企業でマーケティングMgrとして、広告運用やオウンドメディア運用を経験。ライティングやディレクションのほか、自らメディアの制作・運用も行う。2013年から現在まで、SEOについてインプットとアウトプットを継続中。

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