オーストラリアのビザ(学生・ワーホリ・ESTA)の申請方法を種類別に詳しく解説
日本からオーストラリアへ行く際は、ビザの申請が必要です。
このビザですが、オーストラリアへの渡航目的によって種類が異なり、それぞれ手続き方法や滞在期間などにも違いがあります。
そこで本記事では、オーストラリアへ行く際に取得できるビザの種類と、それぞれのビザの申請条件や料金、申請方法などを詳しく解説します。
今後オーストラリアへ行く予定の方、行きたいと考えている方はぜひ参考にご覧ください。
オーストラリアへ入国する際に取得できるビザの種類
オーストラリアへ入国する際に取得できるビザは、「学生ビザ」「ワーキングホリデービザ」「観光ビザ」の3種類です。
それぞれのビザについて、詳しく見ていきましょう。
1.学生ビザ
オーストラリアの学生ビザは、オーストラリアでの語学学習や専門的な学位取得を目的とした留学者向けのビザです。
学生ビザは数種類あり、たとえばオーストラリアの中学や高校へ短期交換留学を希望する場合は500、大学などの研究機関に属していて研究などを目的として渡航する場合は408などに分類されます。
また、18歳未満の子供が留学する際は、保護者の同伴が必要です。
この場合、保護者となる方は590のビザを取得して同伴します。
オーストラリアの学生ビザの申請条件
オーストラリアの学生ビザを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 申請者が6歳以上であること
- 政府認定校の入学許可書を取得していること
- 学費や生活に必要な資金を所持していること
- 犯罪歴がないこと
- 留学生用の保険に加入していること
なお、18歳未満の子供がオーストラリアへ学生ビザで留学する際、冒頭でもお伝えしたとおり保護者の同伴が必要です。
ただし、保護者は親に限定されないため、現地の親戚などに依頼しても問題ありません。
オーストラリアの学生ビザで滞在できる日数(有効期間)
オーストラリアへ留学する際の学生ビザは、通常就学コース期間+1〜2ヶ月程度の滞在猶予期間が認められています。
就学期間が10ヶ月以内の場合は1ヶ月、10ヶ月以上の場合は2ヶ月が滞在猶予期間です。
なお、留学中の労働は2週間で最大48時間までとなっていますが、この滞在猶予期間については、制限なく労働できます。
オーストラリアの学生ビザの申請料金と支払方法
オーストラリアの学生ビザの申請料金は、AU$710です。
申請料金は変更となる可能性があるため、申請前に確認しておきましょう。
また、申請料金の支払い方法は以下から選択できます。
- クレジットカード(VISA/Mastercard/American Express/Diners Club/JCB)
- デビットカード
- PayPal
- UnionPay
- BPAY
オーストラリアの学生ビザの申請に必要な書類
オーストラリアの学生ビザを申請するには、以下の書類が必要です。
- パスポートのコピー(カラー)
- 入学許可証
- 留学生保険の加入証明書(オーストラリア政府認定のもの)
このほか、18歳未満の方が留学する際は滞在先の証明書などが求められる場合もあります。
オーストラリアの学生ビザの申請方法
オーストラリアの学生ビザの申請方法は、オンラインで行えます。
申請前に、必要な書類を用意しておきましょう。
- 留学先の学校から入学許可証を受け取る
- ImmiAccountを作成
- ImmiAccountで申請書や必要書類をアップロード
- 学生ビザの申請料金を支払う
以上でビザの申請手続きは終了です。
あとは審査の結果待ちとなりますが、2週間程度かかるのが一般的です。
場合によってはそれ以上かかるケースもあるため、スケジュールには余裕を持って申請しましょう。
2.ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザは、各国との間で結ばれた協定に基づき、異文化を体験しながら海外での仕事や生活を楽しむためのビザです。
特にオーストラリアは、多くの国とワーキングホリデー協定を結んでおり、さまざまな体験ができる人気の国のひとつです。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件
オーストラリアのワーキングホリデービザを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 18歳以上31歳未満であること
- 過去にワーキングホリデービザでオーストラリアへ入国したことがない
- ワーキングホリデープログラム協定の対象国籍に属していること
- 健康であること
- 犯罪歴がないこと
オーストラリア政府は、ワーキングホリデービザを通じて、若い人たちがオーストラリアの文化を体験し、英語力を向上させ、国際的な視野を広げることを目的としています。
そのため、上記のような要件を設けているのです。
オーストラリアのワーキングホリデービザで滞在できる日数(有効期間)
オーストラリアのワーキングホリデービザは、最初の入国から12ヶ月間有効です。
ビザの有効期間中に、最長6ヶ月間まで仕事をすることができます。
なお、オーストラリアへ2回目のワーキングホリデービザを申請するには、最初の滞在中に3ヶ月間の季節労働に従事した証明が必要です。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請料金と支払方法
オーストラリアのワーキングホリデービザを申請するには、申請料金としてAU$635が必要となります。
また、申請料金の支払い方法は、クレジットカードのみです。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請に必要な書類
オーストラリアのワーキングホリデービザを申請するには、以下の書類が必要です。
- パスポート
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書
- ビザ申請費用の支払い証明書
- 必要に応じて、保険証明書や健康診断書など
- 戸籍謄本のコピー
- 英文の残高証明書(滞在中の生活資金AU$5,000と往復の航空券代金がわかるもの)
これらの書類は、申請書と一緒に提出する必要があります。申請書は、オーストラリア政府のホームページからダウンロードが可能です。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法
オーストラリアのワーキングホリデービザは、オーストラリア政府のホームページからオンラインで申請できます。
申請書に必要事項を記入し、必要な書類をアップロードしてください。
なお、申請書は英語で記入しなければならないので注意しましょう。
- ImmiAccountを作成
- ImmiAccountで申請書や必要書類をアップロード
- ワーキングホリデービザの申請料金を支払う
3.観光ビザ(ETAS)
オーストラリアへ観光で訪れる際は、観光ビザの取得またはETAS(イータス)の申請でも渡航が可能です。
通常の観光ビザに比べ、ETAS(イータス)は簡単な手続きで済むことから多くの方に利用されています。
なお、新型コロナウイルスの影響による入国禁止措置は、2022年7月6日に撤廃されましたが、現在もETASの申請は休止となっています。
オーストラリアのETAS(イータス)の申請条件
オーストラリアのETASを申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- ETAS対象国のパスポートを持っている
- 観光、短期商用訪問、短期研修などの短期滞在を目的とする
- 他のオーストラリアビザを持っていない
- 健康であること
- 犯罪歴を持っていないこと
オーストラリアのETAS(イータス)は渡航目的別に2種類ある
オーストラリアのETASは、渡航目的別に2種類あります。
ひとつは、観光やビジネス目的で渡航する場合に必要なETASで、申請が承認されると、最長3ヶ月間の滞在が可能となります。
この観光・ビジネス用ETASは、多くの旅行者に利用されており、手続きも簡単であるため、非常に便利です。
そしてもう一つは、ワーキングホリデー用ETASで、オーストラリアでの短期間の就労を目的として渡航する場合に必要です。
このビザは、18歳から30歳までの若者に限定されています。
ワーキングホリデーに参加したい場合は、申請の際に証明書や必要な書類を提出し、申請が承認された後、最長1年間、オーストラリアでの滞在が可能です。
オーストラリアのETAS(イータス)で滞在できる日数(有効期間)
オーストラリアのETASの有効期間は1年間、一度に滞在できるのは3ヶ月間です。
ただし、ビジネス目的での渡航の場合は、より長い滞在期間が許可される場合があります。
オーストラリアのETAS(イータス)の申請料金と支払方法
オーストラリアのETASの申請料金は、AU$20かかります。
申請料金の支払い方法は、クレジットカードのみです。
オーストラリアのETAS(イータス)の申請に必要な書類
オーストラリアのETASを申請するには、以下の書類が必要です。
- パスポート
- Eメールアドレス
- 申請料金支払いのためのクレジットカードまたはデビットカードの情報
オーストラリアのETAS(イータス)は、これらの書類をアップロードするだけで簡単に申請することができます。
オーストラリアのETAS(イータス)の申請方法
オーストラリアのETASは、専用サイトからオンラインで申請できます。
- 渡航目的や申請者情報、パスポート情報などを入力
- 決済情報を入力して申請料金を支払う
- 渡航認証許可の通知を受け取る
オーストラリアへ行くならポケット型Wi-Fiのレンタルがおすすめ
新型コロナウイルスの感染拡大も落ち着き、今後オーストラリアへ観光などで出かけるという方も増えてくることでしょう。
オーストラリアは観光地が多く、そうした場所ではフリーWi-Fiが利用できるところもたくさんあります。
そのため、Wi-Fiを用意しなくてもよいと考える方もいるようですが、なるべくならポケット型Wi-Fiを準備していった方がよいでしょう。
なぜなら、フリーWi-Fiは限られた場所でしか使えないため、移動中のナビとして使うことは難しく、通信速度が遅い、混雑してつながりにくいといったおそれもあるからです。
さらに、フリーWi-Fiはセキュリティ面でのリスクもあることから、海外での利用はおすすめできません。
一方のポケット型Wi-Fiなら、パスワードがかかっているため自分以外の第三者が勝手に通信を傍受することはなく、安心して利用できます。
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まとめ
オーストラリアへ行く際には、渡航目的に合わせて適切なビザの申請をしましょう。
ビザの種類によって滞在期間などにも違いがあるため、事前に有効期間などもチェックしたうえで、スケジュールを立ててください。
また、オーストラリアに滞在中、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを利用する機会もあると思います。
現地のフリーWi-Fiを使えばコストを抑えられますが、通信が安定しなかったり、セキュリティ面でリスクがあったりすることから、日本を出る前にオーストラリアで使えるポケット型Wi-Fiをレンタルして行くのがおすすめです。
本記事を参考にしっかり準備をして、オーストラリアを満喫してください!