グレナダのWiFi事情を解説!インターネットを使うならレンタルポケット型WiFiがおすすめ!
グレナダは国土が東京23区にも満たない小さな国ですが、美しいカリブ海のビーチリゾートを楽しみに多くの観光客が訪れています。
一方インターネット事情は日本のように良いとは言えず、滞在中にインターネットを使いたいときは事前の準備が欠かせません。
この記事ではグレナダのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめグレナダで使えるインターネット接続の手段を紹介します。
手段により使い勝手や使いやすさに差があるので、自分にあう種類をえらぶようにしましょう。
記事では最も簡単でおすすめな手段はどれかも解説しているので、渡航前に是非参考にして下さい!
結論!グレナダでインターネットを使うならレンタルポケット型WiFiがおすすめ!
グレナダで安全・快適にインターネットを使うには、日本でレンタルしたポケット型WiFiを持ち込み利用する方法がおすすめです。
日本で購入・契約したポケット型WiFiはグレナダでは使えないことが多いので、海外で利用可能なポケット型WiFiをレンタルし持ち込むのがおすすめです。
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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グレナダのインターネット事情
海外を訪れる観光客が渡航先の国でどのくらいインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情によります。
自国民が不自由なくインターネットを使えるくらい通信環境が整備された国の方が、観光客もインターネットを使いやすいわけです。
それではグレナダのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、グレナダのインターネット普及率をみていきましょう。
グレナダのインターネット普及率(2019年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
グレナダ | 63.6% |
カリブ諸国平均 | 50.8% |
グレナダのインターネット普及率は63.6%で、カリブ諸国平均と比べると少し高いです。
そのため周辺の国と比べれば、インターネット環境は確保しやすそうです。
一方、集計年度は異なりますが日本のインターネット普及率は93.3%(2022年)。
グレナダより、はるかにインターネット普及率が高くなっています。
インターネット事情のよい日本では、街から離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネット接続可能です。
人が全く暮らしていないようなエリアでない限り、インターネット接続の手段が一切ないということはほとんどありません。
そんな日本より大分インターネット普及率が低いグレナダでは、インターネット環境を見つけるのに苦労しそうですね。
グレナダ滞在中にインターネットを使いたいときは、事前準備が欠かせません。
インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。
インターネットに接続できる環境があっても、ストレスなく使えるかは通信速度によります。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にグレナダの通信速度をみていきましょう。
グレナダのインターネット通信速度と順位(2022年10月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 72.40Mbps |
6 | アメリカ | 182.63Mbps |
9 | 日本 | 165.53Mbps |
44 | トリニダード・トバゴ | 82.94Mbps |
64 | グレナダ | 58.29Mbps |
130 | ドミニカ共和国 | 18.62Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 33.43Mbps |
23 | アメリカ | 72.34Mbps |
47 | 日本 | 42.93Mbps |
68 | トリニダード・トバゴ | 29.96Mbps |
95 | ドミニカ共和国 | 20.72Mbps |
– | グレナダ | – |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
まず固定回線に関し、グレナダの通信速度は58.29Mbpsで日本の約1/3です。
日本では高速な光回線が普及しており、固定回線の通信速度で不満を感じることはほとんどありません。
数百MB・数GBクラスのファイルもあまり時間がかからずダウンロードできますし、4K画質の動画も視聴可能です。
たいしてグレナダの固定回線は日本よりずっと遅いので、日本人が使うと物足りなく感じるシーンが多いかもしれませんね。
とはいえ58.29Mbpsも十分に速いので、観光中に少し使う分には問題になることはないでしょう。
次にモバイル回線に関して、残念ながら測定数がSPEED TESTの規定にあわなかったようでグレナダのデータはありませんでした。
ただ、グレナダの大手通信事業者「Digicel」の公式サイトの以下記載をみると、高速な4.5Gによるモバイル通信に対応しているとのことです。
(当サイトが日本語に訳しています。)
DigicelのLTE-Advanced 4.5Gネットワークでは、平均20Mbpsから40Mbpsの通信速度で利用可能です。
この推定値は、端末の容量、受信可能エリア、特定エリアのネットワークの負荷によって上下する場合があります。
このサイトをみる限り、グレナダでは20Mbps超程度の通信速度でモバイル通信を使うこともできそうです。
実際SPEED TESTのデータをみると、グレナダにほど近いトリニダード・トバゴやドミニカ共和国のモバイル回線が20Mbps超となっています。
それでも日本の42.93Mbpsに比べると遅いので、日本人が使えば物足りなさは感じるかもしれません。
ただモバイル通信で20Mbps程度の通信速度が確保できれば、SNSや地図アプリもさくさく表示されますし、YouTubeも視聴可能です。
大きな問題になることもないでしょう。
日本人がグレナダに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
グレナダのインターネット事情は、日本と比べるとよくないことをみてきました。
そんなグレナダに日本人が旅行や出張で滞在するときは、どんな手段でインターネットが使えるでしょうか。
代表的な手段は、以下の4つです。
- グレナダに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- グレナダで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
この4種類は日本人に限らず、海外へ行く旅行者がよく使うインターネット接続の手段です。
ただ手段によって使い勝手や難易度に差があるので、自分にあった種類をえらぶようにしましょう。
以下、1つずつどんな手段か解説しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは名前の通り、無料で使えるWiFi環境のことです。
日本でもホテルや街のカフェ、ファミレスなどで提供されているので、日常的に使っている方も少なくないでしょう。
グレナダでもフリーWiFi環境があれば、日本人観光客はWiFiでインターネットに接続が可能です。
それでは、グレナダにはフリーWiFiの環境があるでしょうか。
有名海外向け観光ガイド「地球の歩き方」では、グレナダを含むカリブ諸国のフリーWiFi事情について以下のように書いています。
キューバ&カリブの島々でスマホ、ネットを使うには
参照元:「地球の歩き方 B24 キューバ 2019〜20」(P379)
まずは、ホテルなどのネットサービス(有料または無料)、Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料) を活用する方法がある。
キューバ&カリブの島々では、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fiスポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある
地球の歩き方の記載をみる限り、グレナダではフリーWiFi(無料のWi-Fiスポット)でインターネットに接続できそうですね。
ただ地球の歩き方も書いているように、フリーWiFiは通信品質や利便性の面などで問題があるのは否めません。
地球の歩き方では、同じページでより快適に使える手段として海外ローミングや海外用ポケット型WiFiをあげています。
フリーWiFiの問題点や、他手段の詳細については後述しますね。
次の項からは、グレナダのなかでも日本人が特によく訪れる場所で、どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外の空港では入出国の手続きや飛行機待ちなどで、滞在時間が長くなってしまいがちです。
そのため空港内でインターネットが使えれば、SNSチェックなどをして有意義に時間を使えるので便利。
それではグレナダの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。
グレナダのなかで、日本人がよく使うのは首都セントジョージズにある「ポイント・サリンス国際空港(モーリス・ビショップ国際空港)」です。
ただしポイント・サリンス国際空港の情報がまとまっていそうな、公式サイトなどは見つかりませんでした。
そこで、ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、ポイント・サリンス国際空港のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。
WiFiMAPで調べた結果は以下の通りです。
WiFiMAPをみる限り、ポイント・サリンス国際空港(モーリス・ビショップ国際空港)に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
このデータをみると、日本人はポイント・サリンス国際空港でWiFiを使いインターネットに接続できそうです。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
最初に結論を書くと、グレナダでは人気の観光地周辺で複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。
観光人気の高い国と比べ豊富な数とはいえないものの、専用アプリなどで検索すれば行き先周辺のフリーWiFiスポットを見つけられるでしょう。
ここでも世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
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「セントジョージズ大学」は、1976年に設立されたグレナダを代表する大学です。
カリブ海沿いにあり、うつくしい海とグルジア建築のキャンパスが織りなす景観は見応えがあります。
WiFiMAPをみると、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
ただ他の国と比べると、首都の人気観光地周辺としてその数が少ないのは否めません。
グレナダのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行をしたときに、インターネットが使えると便利な場所の1つが宿泊先のホテルです。
ホテルで過ごす時間は長くなることもあるので、インターネットが使えてSNSをチェックしたりYouTubeをみれたりできれば退屈にならずにすみます。
それではグレナダのホテルでは、どのくらいフリーWiFiが設置されているでしょうか。
ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、グレナダのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
グレナダのホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
グレナダ全域 | 23 | 23 | 100% |
セントジョージズ | 8 | 8 | 100% |
あくまでBooking.comに掲載されているホテルに限ったデータですが、グレナダでは全てのホテルでフリーWiFiが提供されていました。
全てのホテルがBooking.comに掲載されているとは言えず、未掲載の安い宿などはフリーWiFiが使えない可能性もあるでしょう。
とはいえ日本人が使いそうな一定以上の品質があるBooking.com掲載のホテルでは、フリーWiFiでインターネット接続できそうですね。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
グレナダの空港や人気の観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が一定数あることをみてきました。
そのため「このくらいインターネットが使えれば、他の手段はいらないかな」と考えている方もいるでしょう。
けれど実際のところフリーWiFiには問題が多く、グレナダでメインに使うインターネット接続手段としておすすめできません。以下、具体的にどんな問題があるか解説しますね。
1.通信内容を盗み見られる可能性がある
WiFiの通信を周りの人に見えないようにするためには、暗号化をする必要があります。
けれどフリーWiFiの場合、運用の手間を減らすために暗号化していないケースが少なくありません。
仮に暗号化されていたとしても、暗号解除に使うパスワードが公開されてしまっています。
そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見ること自体は難しくありません。
フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それを盗み見られてしまう可能性があるのです。
フリーWiFiでクレジット決済やアプリ決済を実行した場合は、クレジットカード番号が盗み見られ、不正利用される可能性も否定できません。
2.フリーWiFiの偽物=なりすましによる被害も多い
本物のフリーWiFiを装った「なりすまし」による被害も少なくありません。
なりすましと知らずに接続してしまった場合、悪意のある第三者に通信内容が丸見えとなってしまう可能性があります。
その結果、個人情報を盗み見られたりウイルス感染させられたりするのです。
さらに悪いことに、なりすましか本物か見分けるのはWiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。
なりすましへいつの間にか接続していて、ずっとあとになってから被害に気付くなんてこともあるのです。
こんな風にセキュリティのリスクが大きいフリーWiFiは、ただでさえ安全上の心配が大きい海外では気持ちよく使いにくいですね…。
3.使える場所が限られてしまう
フリーWiFiスポットが多い市街地でも、フリーWiFiが使えるのは専用設備(WiFiルーター)が設置された場所の近くだけです。
たとえば一番近くにあるフリーWiFiスポットが200m先のカフェなら、原則としてそのお店のなかまで入らないとフリーWiFiは使えません。
日本の観光地であれば、周りに建物がないような場所でも手元のスマートフォンをインターネットに接続可能です。
道を調べたければ地図アプリが使えますし、観光地の情報をWebサイトでチェックすることもできます。
けれどグレナダでフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利に使えないのです。
普段からスマートフォンが手放せなくなっている日本人にとって、そんな環境はストレスになるのではないでしょうか。
4.通信品質が悪いスポットも少なくない
フリーWiFiの通信品質は、スポットによって差があります。
何の問題もなく快適に使えるスポットも多いですが、接続が不安定過ぎてSNSさえ表示できないなんてスポットも少なくありません。
フリーWiFiが使いたくて入ったカフェやレストランで、通信品質が悪く思うようにインターネット接続できなかったらがっかりですね…。
フリーWiFiは無料のおまけみたいなサービスなので、仮に使えなくてもカフェ代や食事代は支払わないといけません。
フリーWiFiは無料で手軽に使える反面、こんな感じで問題が多いです。
グレナダへ行く際は、フリーWiFi以外のインターネット接続手段を準備しておくことを強くおすすめします。
フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信をさけ必要最低限だけ使うようにしましょう。
もしくはデータ通信量を節約するため、動画をみるときだけホテルなど比較的信頼性の高いフリーWiFiを使うという手はあります。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い
これまでみてきたように、グレナダでは首都セントジョージズの人気観光地周辺でも、あまり多くのフリーWiFiスポットはありませんでした。
一方、モバイル通信であればフリーWiFiよりずっと広い範囲でインターネットに接続できます。
以下、グレナダにおけるモバイル通信の提供エリアマップをご覧ください。
Digicelのモバイル通信(3G・4G/LTE)提供エリアマップ【グレナダ全域】※
ご覧のように、グレナダの広い範囲が3G、もしくはより高速な4G/LTEによるモバイル通信の提供エリア内となっています。
グレナダのなかでも人気の観光地が集まる首都セントジョージズに至っては、以下の通り大部分が4G/LTEの提供エリア内です。
Digicelのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【セントジョージズ全域】※
つまりグレナダでは、フリーWiFiスポットをわざわざ探さなくても、モバイル通信があればインターネットに接続できる可能性が高いわけです。
グレナダでは市街地でもフリーWiFiスポットがあまり見つからなかったので、モバイル通信があればインターネットを断然使いやすいでしょう。
3.グレナダで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い制で使う分だけ購入できるモバイル通信のサービスです。
最低利用期間のような縛りがなく手軽に購入できるため、旅行中だけ使えるインターネット接続手段として観光客がよく選びます。
プリペイドSIMで、たとえば1GB/7日というプランであれば、有効期限が7日間で合計1GBまでモバイル通信が可能です。
プリペイドSIMはモバイル通信なので、フリーWiFiスポットが近くになくても電波が届けばどこでもインターネットに接続できます。
フリーWiFiのようなセキュリティの不安もありません。
当サイトで調査したところ、グレナダでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。
Digicel※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
8GB/1日 | EC$7 | 約359 円 |
31GB/3日 | EC$15 | 約769 円 |
73GB/7日 | EC$35 | 約1,793 円 |
132GB/14日 | EC$55 | 約2,818 円 |
290GB/30日 | EC$110 | 約5,636 円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※EC$1(1東カリブ・ドル)=51.24円(2022/11/30時点のレート)で計算しています。
グレナダ現地の価格なので、日本のモバイル通信サービスに比べると「安い」と感じる方も多いでしょう。
ただグレナダ現地で上記のようなプランを購入する場合、英語で現地の店員とコミュニケーションをとらなくてはなりません。
海外では現地の事情が分からない外国人相手に、実際よりずっと高い価格で店員がプリペイドSIMを売ろうとする例も多いです。
そういった点が不安なら、日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入してから持ち込む方が安心ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMをえらぶときに、もう1つ注意しないといけないのは使えるようにするための設定や条件が難しいことです。
プリペイドSIMを使うためには、以下にあげる条件・設定を自分でクリアしないといけません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
上記が理解でき、少しのトラブルなら自分で解決できるくらいインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■対応※2 |
ahamo | ■非対応 |
povo | ■対応※1 |
LINEMO | ■対応※2 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■非対応 |
※1)povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。
※2)非常に低速な2Gのモバイル通信しか対応していません。
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
グレナダの空港・人気観光地周辺・ホテルではフリーWiFiを使える場所も多いです。
しかしフリーWiFiはセキュリィティ的な不安が大きい上に、使える場所が限定されてしまうなどの問題が多くおすすめできません。
グレナダへ行く際は、他のインターネット接続手段を確保することをおすすめします。
次にプリペイドSIMなら、フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安がありません。
フリーWiFiスポットの近くでなくても、電波さえ届けばインターネット接続できるのもメリットです。
ただしプリペイドSIMは、使えるようにするための設定や条件が難しい点は注意しなくてはなりません。
インターネット設定に相当慣れた方でないと使いこなせないので、自信のない方は、より簡単な手段をおすすめします。
その点、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiであれば、難しい設定や条件なしで利用可能です。
インターネット設定をあまりしたことがないような方でも、たいてい無理なく簡単に使えます。
ただ海外ローミングは設定やプランによっては、想定外の料金が発生してしまう点は注意しなくてはなりません。
料金をおさえるためには、プランをチェックし設定に注意する必要があります。
一方で海外用ポケット型WiFiであれば、完全定額制でレンタルできるプランが多く、想定外の料金が発生する心配はありません。
1日単位などで簡単に料金が計算できるので、安心して使えます。
たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」なら、グレナダで1GB/日のモバイル通信を1,400円/日の完全定額制で使えます。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、グレナダ観光を思いっきり楽しんできてください!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
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