オーストラリア旅行で使える変換プラグのおすすめ｜コンセント・電圧・変圧器についても解説

オーストラリアは、日本とコンセントの形状や電圧が異なります。

そのため日本の電気製品をオーストラリアへ持ち込んでも、そのままでは現地で使うことはできません。

日本の電気製品をオーストラリアで使うためには、変換プラグや変圧器が必要です。

この記事ではオーストラリアのコンセントの形状や電圧について解説した上で、オーストラリア旅行でおすすめの変換プラグを紹介します。

変換プラグや電圧に関しよくある質問もまとめておりますので、渡航前に是非参考にして下さい！

オーストラリア（シドニー/ケアンズ）のコンセント/プラグは形状がOタイプ・O2タイプ

オーストラリアで使われているコンセントや電源プラグの形状はOタイプ、もしくはO2タイプです。

それに対し日本のコンセントの形状はAタイプで、上記図にあるようにオーストラリアのOタイプ・O2タイプと違うのが分かるでしょう。

OタイプとO2タイプの形状はどう違う？

オーストラリアのコンセントはOタイプ、もしくはO2タイプです。

Oタイプは「ハの字型」の2ピン、O2タイプはOタイプの2ピンに加え縦線のピンが入っています。

このように2種類ありますが、Oタイプの電源プラグをO2タイプのコンセントに挿入することも可能です。

日本の電気製品を使うためにはコンセントの変換プラグ（変換アダプター）が必要

上記で説明したように日本とオーストラリアでは、コンセントの形状が異なります。

日本で販売されている電化製品はAタイプ対応なので、そのままでは電源プラグをオーストラリアのコンセントに挿入できません。

日本の電化製品をオーストラリアのコンセントに挿入するためには、Aタイプ→Oタイプへ切り替える以下のような「変換プラグ」が必要です。

日本の電化製品に変換プラグを装着することで、オーストラリアにあるOタイプのコンセントへ電源プラグを挿入できるようになります。

オーストラリアなど海外を旅行する際におすすめの変換プラグ

変換プラグはダイソーなど100円ショップでも販売されています。

一方でAmazonなどのネットショップでも、1個数百円程度で販売されているので、忙しくて100円ショップへ行けない人などにはおすすめ。

たとえば以下であれば、1個当たり数百円程度の安価な価格で購入できます。

電源タップや延長コードもあると便利

変換プラグの機能がついた電源タップが1つあれば、複数の電化製品を同時に使えて便利です。

また延長コードがあれば、コンセントから離れた場所で電化製品を使えます。

オーストラリアのホテルでは、必ずしも電化製品を使いたい場所にコンセントがあるとは限りません。

家族でオーストラリア旅行へ行く際など、複数の電化製品を使う場合はこういった製品の利用を検討してもよいでしょう。

中には以下のようにUSB端子もついていて、スマートフォンやiPhoneを充電する際に便利なタイプもあります。

おすすめの電源タップ

変換プラグは現地購入も可能

変換プラグについては、現地のスーパーマーケットや電気店でも購入が可能です。

そのため日本から持ち込むのを忘れた際は、現地で購入するのもよいでしょう。

どこで買えばよいか分からないときは、ホテルのスタッフに聞くのも手です。

ただ日本国内で購入するより、現地の方が値段はずっと高い可能性があるので注意しましょう。

オーストラリア現地で買いに行く手間もありますし、変換プラグは日本国内で購入してから持ち込む方が無難です。

補足：海外旅行中はUSBケーブルだけで携帯やiPhoneの充電ができるケースも

日本の電化製品をオーストラリアで使う際は変換プラグが必要ですが、携帯やiPhoneならUSBポートさえあれば充電が可能です。

実際オーストラリアのホテルではUSBポートがあって、携帯やiPhoneなどの充電に困らないケースも少なくありません。

ただUSBポートの有無はホテルによって異なるので、気になる方は予約の際などに確認するようにしましょう。

オーストラリアの電源・電圧は230V（ボルト）

日本とオーストラリアではコンセントの形状だけではなく、電圧も異なります。

日本の電圧は100V（ボルト）で、世界的にみても低いのが特徴です。

それに対しオーストラリアで使われている電圧は230Vで、日本の電圧とは2倍以上の開きがあります。

それでは、電圧の異なるオーストラリアで、日本の家電製品を使うにはどうすればよいでしょうか。

以下、1つずつみていきましょう。

日本の電化製品を使うためには変圧器が必要な場合も

日本国内で販売されている家電製品の電圧は、以下の2種類に分類されます。

日本対応タイプ	100V
全世界対応タイプ（ユニバーサル仕様）	100V～240V

日本対応タイプは100Vの電圧にのみ対応しており、そのままではオーストラリアなど電圧の異なる国では使えません。

日本対応タイプの電化製品を、電圧の異なる他国で使おうとすると、高い電圧に耐え切れず故障したり発火して火災の原因になったりします。

日本対応タイプの電化製品をオーストラリアで使う場合は、電圧を変換してくれる「変圧器」が必要です。

一方で比較的新しい電気製品の場合、100V～240Vの電圧に対応するユニバーサル仕様の全世界対応タイプも多くなっています。

全世界対応タイプの電化製品には変圧器の機能が内蔵されており、オーストラリアでも変圧器なしで安全に利用が可能です。

たとえばスマートフォンやタブレット、デジカメなどは、その多くが全世界対応タイプなので変圧器は必要ありません。

日本で購入した電化製品をオーストラリアで使いたいときは、日本対応タイプか全世界対応タイプか確認するようにしましょう。

日本対応タイプの電化製品であれば「100V」、全世界タイプであれば「100～240V」と以下イメージ図のように掲載されています。

電圧について書かれた欄には、「入力」「INPUT」「AC」「定格電圧」などの項目名が記載されています。

どのような表記かは製品ごとに異なりますが、見れば簡単に分かるでしょう。

オーストラリアで使う変圧器の種類は「ダウントランス（降圧専用変圧器）」

一口で変圧器といっても、その種類は以下のように分類されます。

種類	特徴
ダウントランス（降圧専用変圧器）	高い電圧から低い電圧へ変換する
アップトランス（昇圧専用変圧器）	低い電圧から高い電圧へ変換する
アップ/ダウントランス（昇圧降圧切替式変圧器）	高い電圧から低い電圧へ変換することも低い電圧から高い電圧へ変換することも可能

オーストラリアの高い電圧から日本の低い電圧へ変換するには、上記のなかでも「ダウントランス（降圧専用変圧器）」タイプを選びましょう。

ドライヤーなど消費電力が大きい製品は変圧器が使えない？

ドライヤーのように消費電力が他に比べ大きい電化製品は、変圧器が使えない可能性があります。

機能上、発熱や冷却を行うタイプの電化製品はそもそもの消費電力が大きい上に、消費電力に対し2～3倍の変圧器が必要です。

変圧器のスペックによっては、キャパシティオーバーを起こしてしまいます。

無理に使おうとすると、製品が故障したり発火して火災の原因になったりするので十分に注意しましょう。

参考：電化製品ごとの消費電力目安

製品	消費電力
電気シェーバー	10W
スマートフォン/ノートパソコン	20～30W
デスクトップパソコン	50～150W
ヘアアイロン	150～240W
ドライヤー	600～1200W

ドライヤーなどにも対応した変圧器を購入しようとすると、高価だったり重かったりします。

そのためドライヤーを日本から持ち込むのでなく、ホテル備え付けのタイプを使うことを検討した方がよいでしょう。

また留学などでオーストラリアに長期滞在する際は、変圧器が必要な電化製品は現地購入を検討するのが一般的です。

オーストラリアに行くならレンタルポケット型WiFiを持っていくと便利

オーストラリア旅行を満喫するためには、変換プラグや変圧器だけでなくインターネット環境にも注意したいところ。

特におすすめなのは、電波が届きさえすればどこでもインターネットに接続できて設定も簡単なポケット型WiFiのレンタルです。

海外へ旅行に行く際は、店やホテルに設置されたフリーWiFiを使おうと考えているかたも多いでしょう。

けれどフリーWiFiはホテル内など使える場所が限られる上に、通信を盗み見られる可能性があるなどセキュリティ的なリスクも小さくありません。

その点ポケット型WiFiは移動中や建物のない場所でも使えますし、しっかり暗号化されておりセキュリティ的にも安心です。

ポケット型WiFiがあれば、スマートフォンをインターネットに接続し、以下のようなことを快適に行えます。

• 地図アプリで道を調べる
• 近くにあるカフェやレストランを探す
• おいしい料理や絶景の写真をSNSにアップしたり、LINEで友達にみせたりする
• 空港の待ち時間に、SNSやネットニュースをみて時間を潰す

その上で数あるポケット型Wi-Fiのなかで当サイトのおすすめは、オーストラリアで1GB/日のモバイル通信を1,050円/日の完全定額制で使えるクラウドWiFi！　

クラウドWiFiはクラウドSIM技術に対応しており、電源を入れるだけで最適な電波を取得しインターネット接続でき簡単。

また使わない日は料金が発生しないため、賢くお得に使えるのもメリットです。

面倒な手続きも必要なく、オンラインで簡単に契約できるのでよろしければ検討ください！

あなたがオーストラリア旅行で楽しい思い出が作れることを、心から願っています！

まとめ

オーストラリアではコンセントの形状がOタイプ・O2タイプなのに対し、日本のコンセントは形状がAタイプです。

このようにコンセントの形状が異なるので、日本の電気製品をオーストラリアで使うためには変換プラグが必要になります。

オーストラリア旅行中に日本の電気製品を使う場合、複数の差込があるタイプやタコ足回線が可能な変換プラグを持っていくと便利でしょう。

また電圧についても、オーストラリアは230Vで日本は100Vと異なります。

ユニバーサル仕様で海外の電圧に対応した電気製品でなければ、オーストラリアで使うためには変圧器が必要です。

ただドライヤーなど消費電力が高い電気製品を使うのであれば、値段が高くかさばる変圧器が必要になる可能性が高くなります。

ホテルが用意したドライヤーを使うなど、なるべく現地のものを使うことを検討した方がよいでしょう。

オーストラリアの電源プラグやコンセントに関するよくある質問

ここではオーストラリアの電源プラグやコンセントに関して、よくある質問をまとめました。

各質問内容についてわかりやすく解説しておりますので、よろしければ参考にして下さい。

変換プラグや電源プラグはダイソーなどの100均の店舗で買えますか？

変換プラグや電源プラグはダイソーなどの100均の店舗で買えますか？

オーストラリアで使えるOタイプの変換プラグは、ダイソーなどの100均ショップでも購入が可能です。

ただ変換プラグはAmazonなどのネットショップでも、それほど高くない価格で販売されています。

100均の店舗が近くにない人や行く時間をなかなか作れない人は、Amazonなどでの購入を検討してもよいでしょう。

たとえばAmazonであれば、以下のように複数挿入できる上に、スマートフォンやiPhoneを充電できるUSBポートが付属したタイプの変換プラグもあります。

変換プラグや変圧器の使い方を教えてください

変換プラグと変圧器は、以下のような順序で利用します。^※

変換プラグと変圧器の利用順序

• 日本とは形状の異なる海外のコンセントに、変換プラグを装着しましょう。これで日本の電化製品を、変換プラグを通して海外のコンセントに装着できるようになります。
• 変圧器の電源プラグを変換プラグに装着します。
• 変圧器に電化製品を装着します。

※コンセントの形状も電圧も異なる海外で、日本の電圧にしか対応していない電気製品を使う際の手順です。

ユニバーサル仕様で、海外の電圧にも対応した電気製品なら変圧器は必要ありません。

変圧器を通さずに、変換プラグにその電気製品を挿せば使えます。

変圧器のなかには、変換プラグの機能も兼ねた種類もあります。

その場合は、変換プラグは必要ありません。

変換プラグや変圧器の値段はどのくらいですか？

変換プラグや変圧器の値段はどのくらいですか？

変換プラグは、安いものであれば100円ショップでも購入が可能です。

Amazonなどのネットショップでも、数百円前後の安価な価格で販売されています。

また複数の電化製品が挿せたりタコ足回線ができたりといった便利な変換プラグも、ネットショップなどでは2,000円前後で購入可能です。

一方で変圧器は、小型の安価なものであれば数千円、大型の高価な種類は数万円することもあります。

特にドライヤーのような消費電力の高い電気製品を海外で使うときは、大型で高価な変圧器が必要になるケースも。

そのため旅行目的で短期的に海外へ滞在する際は、ホテル備え付けのドライヤーなどを使うことを検討しましょう。

留学などを目的として長期的に海外へ滞在する際は、海外で電化製品を現地購入するのが一般的です。

なおユニバーサル仕様で海外の電圧に対応した電気製品なら、変圧器を使う必要はありません。

スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなど海外でもよく使う電気製品は、ユニバーサル仕様で変圧器が必要ないことが多いです。

ケアンズやシドニー、メルボルンでは日本の電気製品が使えますか？

ケアンズやシドニー、メルボルンでは日本の電気製品が使えますか？

ケアンズ・シドニー・メルボルンといった人気観光地を含め、オーストラリアは日本とはコンセントの形状や電圧が異なります。

そのためオーストラリアで日本の電化製品を使うためには、別途変換プラグや変圧器が必要となることが多いです。

逆に言えば、変換プラグや変圧器を用意しさえすれば、オーストラリア現地で日本の電化製品を使うこともできます。

ドライヤーなど消費電力が大きい家電製品は現地購入した方がよいですか？

ドライヤーなど消費電力が大きい家電製品は現地購入した方がよいですか？

ドライヤーのような消費電力の高い日本の電化製品をオーストラリアで使う場合、価格が高くてかさばる変圧器が必要となるケースが多いです。

そのためホテル付属のものを使うか、留学などで長期滞在する場合は現地購入を検討した方がよいでしょう。