海外ローミングとは|海外で携帯を使うと高額請求される?デメリットと対処法

海外ローミングとはアイキャッチ

海外ローミングについて気になっていませんか?

海外ローミングは、普段お使いのスマホを海外でそのまま使えるサービスです。

昨今では大手キャリアだけでなく、格安SIMでも利用できるため、海外旅行における最もポピュラーな通信手段の一つだといえるでしょう。

一方で、料金が高額になるケースがあることや、事前設定が必要なことが海外ローミングのデメリットでもあります。

本記事では、海外ローミングの概要をはじめ、各キャリアの料金や基本的な利用手順を解説します。

海外ローミングのデメリットが気になる場合におすすめなサービスも紹介するので、海外旅行時の通信手段をお探しの方はぜひ最後までご覧ください!

この記事の要約
  • 海外ローミングは大手キャリアが提携している現地の回線を使えるサービス
  • 海外ローミングのメリットはスマホ1台で通信手段が確保できること
  • 海外ローミングの料金相場は980円(税込)/24時間で利用日数によっては高額になる
  • 海外旅行の通信手段はポケット型Wi-Fiの方が利便性が高くおすすめ

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海外ローミングとは

海外ローミングとは?

海外ローミングとは、大手キャリアを介して現地の回線を利用できる仕組みのことです。

海外ローミングの概要
  • 契約キャリアの通信設備を介して現地の回線を利用する仕組み
  • 音声通話・SMSも利用可能
  • 請求は従来通り

日本国内の大手キャリアは、渡航先でもインターネットや通話が利用できるように海外各地の通信会社と提携を結んでいます。

簡潔にいえば、海外でもそのままスマホを使えるため、わざわざ海外用のインターネット手段を用意する手間が不要です。

とはいえ、キャリアによって提携している国=海外利用できる国は異なります。

また、国や地域・渡航日数によって料金が高額になるケースもあるなど、メリットだけではありません。

なお、海外ローミングを利用して現地で通信するためには、事前の設定が不可欠なので、ある程度の計画性が必要となるでしょう。

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国内携帯キャリア各社の海外ローミング料金

国内キャリアの海外ローミング料金
NTTドコモ
ahamo
au・UQモバイル・povo
ソフトバンク・ワイモバイル
楽天モバイル

ここでは、国内携帯キャリア各社の海外ローミング料金を比較して紹介します。

国内ローミングの料金の目安をチェックしておきましょう。

NTTドコモの海外ローミングと料金目安

NTTドコモローミング
画像出典:NTTドコモ
スクロールできます
世界そのままギガ世界ギガし放題
料金1時間:200円(不課税)
24時間:980円(不課税)
2日間:1,780円(不課税)
3日間:2,480円(不課税)
4日間:3,280円(不課税)
5日間:3,980円(不課税)
6日間:4,680円(不課税)
7日間:5,280円(不課税)
最大2,980円(不課税)
(約24.4MBまで1,980円(不課税)/日)
データ量契約プラン内のデータ量無制限
対応エリア200以上の国・地域200以上の国・地域
申し込み必要不要

NTTドコモの海外ローミングは、国内で契約している料金プランのデータ量を使える「世界そのままギガ」と、データ無制限の「世界ギガし放題」の2つです。

対応エリアは、4大キャリアの中で最も多い200以上の国・地域と広いエリアで使えます。

「世界ギガし放題」は申し込み不要ですが「世界そのままギガ」はMy docomo・ドコモショップ・ドコモインフォメーションセンターからの事前申し込みが必要です。

ahamoの海外ローミング料金と料金目安

ahamoローミング
画像出典:ahamo
料金無料
データ量契約プラン内のデータ量(20GBまで)
対応エリア91の国・地域
申し込み不要

ahamoは、追加料金・申し込み不要で海外ローミングを利用できます。

プラン内の20GBを海外で利用できますが、大盛りオプション加入時でも使えるデータ量は20GBまでですので注意しましょう。

au・UQモバイル・povoの海外ローミングと料金目安

au・UQモバイル・povoローミング
画像出典:au
スクロールできます
世界データ定額海外ダブル定額
料金早割24時間:490円(不課税)
早割24時間:690円(不課税)
通常24時間:980円(不課税)
~約24.4MB:最大1,980円(不課税)
それ以上:最大2,980円(不課税)
データ量契約プラン内のデータ量無制限
対応エリア160以上の国・地域160以上の国・地域
申し込み必要不要

au・UQモバイル・povo(2.0のみ)は、2つの海外ローミングプランを展開しています。

「世界データ定額」の早割キャンペーン/早割を適用するためには、出国までの事前予約が必要となるため、お得に利用する場合はある程度の計画性が必要となるでしょう。

なお、海外ダブル定額は申し込み不要で利用できますが「世界データ定額拒否オプション(無料)」への加入が必須条件です。

ソフトバンク・ワイモバイルの海外ローミングと料金目安

ソフトバンク・ワイモバイルローミング
画像出典:ソフトバンク
スクロールできます
海外あんしん定額海外パケットし放題アメリカ放題*
料金定額国L
3GB/24時間:980円(不課税)
9GB/72時間:2,940円(不課税)
定額国S
1MB/24時間:1,980円(不課税)
5MB/24時間:9,800円(不課税)
10MB/24時間:19,600円(不課税)
飛行機・船
50MB/1時間:980円(不課税)
100MB/5時間:1,960円(不課税)
150MB/15時間:2,940円(不課税)
25MB以内:0~1,980円(不課税)
25MB以上:2,980円(不課税)
無料
データ量1MB/5MB/10MB/3GB/9GB無制限無制限
対応エリア人気渡航先の99%の国・地域人気渡航先の99%の国・地域アメリカ本土
アラスカ
ハワイ
プエルトリコ
バージン諸島(アメリカ領)
申し込み必要不要不要
*ワイモバイルは非対応

ソフトバンク・ワイモバイルの海外ローミングには、3つのプランがあります(アメリカ放題はソフトバンクのみ)。

データ無制限の「海外パケットし放題」は申し込み不要ですが「世界対応ケータイ(無料)」への加入が必要です。

なお、世界対応ケータイに加入せずに海外パケットし放題を利用すると、高額な料金が請求されてしまうので注意しましょう。

楽天モバイルの海外ローミング料金と料金目安

楽天モバイルローミング
画像出典:楽天モバイル
料金無料
データ量2GB
対応エリア72の国・地域
申し込み不要

楽天モバイルの海外ローミングは、月間2GBであれば海外で追加料金・申し込み不要です。

データ超過時は最大通信速度が128Kbpsに制限されますが、1GBあたり500円(税込)で追加データを購入できます。

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海外ローミングの基本的な利用手順

海外ローミングの基本的な利用手順
1.渡航先で海外ローミングが利用できるか確認
2.海外ローミングに申し込む
3.現地到着後にデータローミングをONにする

海外ローミングの基本的な利用手順は、以下の3ステップです。

海外ローミングの利用手順
  1. 渡航先で海外ローミングが利用できるか確認
  2. 海外ローミングプランに申し込む
  3. 現地到着後にデータローミングをONにする

渡航先が契約キャリアの海外ローミング対応エリアであるとは限らないため、事前に対応エリアかどつかの確認が必要です。

問題なければ、海外旅行の日時にあわせて海外ローミングプランに申込んでください。

申し込みが不要なキャリアやプランもあるため、お使いのキャリアの海外利用向けページを確認しておきましょう。

なお、現地到着後にデータローミングをONにする方法は以下の通りです。

iPhoneの場合

  1. 本体の「設定」→「モバイル通信」
  2. 「通信のオプション」を開く
  3. 「データローミング」をON

Androidの場合

  1. 本体の設定から「接続」へ
  2. 「モバイルネットワーク」を開く
  3. 「データローミング」をON

帰国後は、データローミングをOFFにしておきましょう。

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海外ローミングのメリット2つ

海外ローミングのメリット2つ
1.スマホ1台で完結する
2.大手キャリアが提供しているサービスで安心

海外ローミングのメリットは、以下の通りです。

海外ローミングのメリット
  • スマホ1台で完結する
  • 大手キャリアが提供しているサービスなので安心

それぞれ見ていきましょう。

スマホ1台で完結する

海外ローミングの大きなメリットは、海外での通信手段がスマホ1台で完結することです。

海外での通信手段は現地のSIMカードを購入したり、海外向けのポケット型Wi-Fiをレンタルしたりなどが挙げられます。

一方、海外ローミングなら普段お使いのスマホそのままでデータ通信や通話が利用できるため、荷物を最小限に抑えられるでしょう。

大手キャリアが提供しているサービスなので安心

海外ローミングは、大手キャリアが提供しているサービスであるため安心感があります。

利用する回線は現地の通信会社の回線ではありますが、海外ローミングで使用できる回線は大手キャリアが提携している=一定以上の通信品質は担保されていると考えてよいでしょう。

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海外ローミングのデメリット3つ

海外ローミングのデメリット3つ
1.事前設定が必要
2.料金が割高になるケースがある
3.複数人でのシェア利用には向かない

次に、海外ローミングのデメリットを3つ解説します。

海外ローミングのデメリット
  • 事前設定が必要
  • 料金が割高になるケースがある
  • 複数人でのシェア利用には向かない

海外ローミングは便利なサービスですが、上記のデメリットを理解しておきましょう。

デメリット1.事前設定が必要

海外ローミングは、多くの場合に事前設定が必要となります。

事前設定が必要な海外ローミング

  • 世界そのままギガ(NTTドコモ)
  • 世界データ定額(au・UQモバイル・povo)
  • 海外あんしん定額(ソフトバンク・ワイモバイル)

いずれのサービスも出国前に設定すれば問題ありませんが、Webやアプリから手続きをふむ必要があり、人によっては難しく感じてしまうでしょう。

より簡単に海外での通信手段を確保したい場合は、ポケット型Wi-Fiの利用も視野に入れてみてください。

デメリット2.料金が割高になるケースがある

海外ローミングは、プランや利用日数によっては料金が割高になるケースがあります。

NTTドコモ・au(早割キャンペーンを除く)・ソフトバンクの海外ローミング定額プランはいずれも1日あたり980円(不課税)です。

ポケット型Wi-Fiは1日あたり500円程度で利用できることを考えると、やや割高だといえるでしょう。

また、無制限プランはそれぞれローミング用のオプションに加入していなければ、際限なく海外料金を請求されてしまう恐れがあります。

ほとんどの場合は契約時に海外ローミング向けオプションに加入していますが、無制限プランを利用する場合は、念のためオプション加入状況をチェックしておきましょう。

デメリット3.複数人でのシェア利用には向かない

海外ローミングは契約しているプランのデータ量を海外で利用するため、複数人でのシェア利用には不向きです。

テザリングで代用も可能ですが、データが不足したり追加チャージにより請求が高くなってしまったりする恐れがあります。

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海外ローミングよりもポケット型Wi-Fiがおすすめな3つの理由

海外ローミングよりポケット型Wi-Fiがおすすめな3つの理由
1.面倒な手続き不要で簡単に使える
2.通信料が1日あたり500円程度で済む
3.複数人でシェア利用できる

ここでは、海外ローミングよりもポケット型Wi-Fiがおすすめな3つの理由を解説します。

ポケット型Wi-Fiがおすすめな理由
  • 面倒な手続き不要で簡単に使える
  • 通信料が1日あたり500円程度で済む
  • 複数人でシェア利用できる

必ずしもおすすめとは言い切れないものの、ポケット型Wi-Fiには便利と感じる部分も多いです。

海外ローミング以外の通信手段として検討してみてください。

ポケット型Wi-Fiがおすすめな理由1.面倒な手続き不要で簡単に使える

ポケット型Wi-Fiは、面倒な手続き不要で簡単に使えることがメリットです。

現地到着後に電源を入れるだけで、インターネット環境が整うためスマホの扱いに不慣れな方にもおすすめできます。

また、帰国後に端末を返却する必要があるものの、昨今では多くのポケット型Wi-Fiはポスト返却するだけですので、手間とはなりにくいでしょう。

ポケット型Wi-Fiがおすすめな理由2.通信料が1日あたり500円程度で済む

ポケット型Wi-Fiの料金は、場所によっては1日あたり500円程度で済みます。

例えば、海外WiFiレンタルショップの通信料は、1日あたり500円(不課税)〜です。

場合によっては、大手キャリアの海外ローミングよりも費用を抑えられる可能性があるでしょう。

ポケット型Wi-Fiがおすすめな理由3.複数人でシェア利用できる

ポケット型Wi-Fiは、複数人で利用する場合に最適です。

無制限プランを選択すれば、複数人でデータをシェアしてもデータ不足になることはありませんし、通信も比較的安定しています。

デバイスが複数ある場合も、ポケット型Wi-Fiがあれば快適にインターネットを利用できるでしょう。

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海外旅行時の通信手段は「海外WiFiレンタルショップ」がおすすめ

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パケット通信容量/日1GB/無制限*
通信料金/日1GB:500円(不課税)~
無制限:650円(不課税)~

220円(税込)(端末レンタル料)
端末レンタル料/日220円(税込)
往復送料1,100円(税込)
契約事務手数料0円(税込)
受取方法宅配(自宅・コンビニ)/店舗
返却方法ポスト投函
補償全トラブル無償:330円(税込)/日
破損・水没無償:165円(税込)/日
オプションマルチ変換プラグ:110円(税込)/日
事前受け取り:550円(税込)/箱
支払い方法クレジットカード/ペイディ(あと払い)
*1日のデータ通信量が5GBを超えた場合、最大速度が500kbpsに制限されます。

海外旅行にもっともおすすめなポケット型Wi-Fiが「海外WiFiレンタルショップ」です。

端末代金は別途かかりますが、通信料は1日あたりなんと500円(不課税)から利用できるのは驚異的でしょう。

しかも、電源を入れた時しか通信料が発生しない仕組みで、現地で使わない日は通信料が発生しないのも大きな特徴です。*日本時間での計算

そのため、海外旅行でポケット型Wi-Fi以外の通信手段を検討している場合に、万が一通信ができなかった際の「保険」として持っていくのもおすすめ。

補償も非常に安価で、盗難・紛失・破損などをすべてカバーして330円(税込)/日と、他社と比較しても非常にお得な内容となっています。

海外WiFiレンタルショップを利用して、海外旅行を目いっぱい楽しみましょう!

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まとめ

海外ローミングとはのまとめ

本記事では、海外ローミングの料金・利用手順からメリット・デメリットまで解説しました。

  • 海外ローミングはスマホ1台で完結する
  • 海外ローミングは便利だが事前設定が必要なことや高額になるデメリットもある
  • より安く利便性を求めるならポケット型Wi-Fiもおすすめ

海外ローミングは申し込みや設定をすることで、契約キャリアを通して現地の回線を利用できます。

スマホ1台で通信環境が整うため、できるだけ荷物を減らしたい場合におすすめだといえるでしょう。

なお、海外旅行の通信手段として「海外WiFiレンタルショップ」もおすすめです。

通信料は1日あたり500円(不課税)〜利用できるため、海外ローミングよりも大幅に費用を抑えられます。

現地で電源を入れるだけで初めてでも簡単に使えるので、ぜひ検討してみてください。

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海外ローミングに関するよくある質問

海外ローミングとはに関するよくある質問

海外ローミングに関するよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

海外ローミングとデータローミングは違うの?

海外ローミングとデータローミングは違うの?

海外ローミングは、普段お使いの通信キャリアのまま、海外でも利用する方法です。

データローミングは、普段お使いの通信キャリアそのままで現地の電波を利用してデータ通信できるサービスを指します。

細かいニュアンスは異なりますが、海外ローミングとデータローミングは、基本的に同義と考えてよいでしょう。

データローミングは国内でONにしていると料金がかかる?

データローミングは国内でONにしていると料金がかかる?

データローミングは、海外の電波を受信しなければ料金が発生することはありません。

国内で海外の電波を受信することは考えづらいため、データローミングをONにしても料金がかかる可能性はないでしょう。

iPhoneとAndroidのローミング設定は?

iPhoneとAndroidのローミング設定は?

iPhoneとAndroidのローミング設定は、それぞれ以下の通りです。

iPhoneの場合

  1. 本体の「設定」→「モバイル通信」
  2. 「通信のオプション」を開く
  3. 「データローミング」をON

Androidの場合

  1. 本体の設定から「接続」へ
  2. 「モバイルネットワーク」を開く
  3. 「データローミング」をON

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

WiFiやインターネット回線でお困りの方に、最新最適な情報をお届けできるよう常に情報収集に励んでおります!
また海外でのインターネット事情にも精通しているので、現地情報を盛り込んだフレッシュな情報をお送りいたします!

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