アンティグア・バーブーダ WiFiのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?
カリブ海に位置するアンティグア・バーブーダは、国土が日本の種子島ほどの小さな国です。
そのなかにもカリブ海をのぞむ美しいビーチや、世界遺産などの観光スポットが詰まっています。
一方でインターネット事情に関しては、日本に比べ充実しているとは言えません。
アンティグア・バーブーダを訪れる際にインターネットを使いたいときは、事前に十分な準備をしておくとよいでしょう。
この記事ではアンティグア・バーブーダのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめ同国で使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。
手段によって使い勝手やコストなどに差があるので、自分に合った種類を選ぶようにしましょう。
記事では複数の種類のなかで、ポケット型WiFiレンタルが特におすすめであることと、その理由についても解説しています。
渡航前に是非参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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アンティグア・バーブーダのインターネット事情
海外へ行ったときに、その国でどのくらいインターネットを使えるかは、渡航先の国のインターネット事情によります。
その国で暮らす人が不自由なくインターネットを使える国の方が、海外からの観光客もインターネットを使いやすいわけです。
それではアンティグア・バーブーダのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、同国のインターネット普及率をみていきましょう。
アンティグア・バーブーダのインターネット普及率(2019年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
アンティグア・バーブーダ | 76.0 % |
カリブ諸国平均 | 50.8% |
アンティグア・バーブーダのインターネット普及率は76.0%で、カリブ諸国平均と比べ25%以上高くなっています。
この数字をみる限り、アンティグア・バーブーダは周辺にあるカリブ諸国の国々に比べ、観光客もインターネットに接続しやすそうですね。
一方、集計年は違いますが日本のインターネット普及率は93.3%(2022年)で、アンティグア・バーブーダよりずっと高いです。
インターネットが普及した日本では、街から離れた場所にある観光地でも、たいてい何らかの方法でインターネットに接続できます。
人が一切暮らしていないようなエリアでない限り、インターネット接続の手段が全くないといったことは、ほとんどありません。
たいしてアンティグア・バーブーダは、日本よりはインターネット普及率が低いのでインターネット環境の確保がしにくそうです。
観光中にインターネットを使いたいときは、事前に準備しておいた方がよいでしょう。
インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。
インターネット環境が用意できても、快適に使えるかは通信速度によります。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にアンティグア・バーブーダの通信速度をみていきましょう。
アンティグア・バーブーダのインターネット通信速度と順位(2022年10月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 72.40Mbps |
6 | アメリカ | 182.63Mbps |
9 | 日本 | 165.53Mbps |
44 | トリニダード・トバゴ | 82.94Mbps |
118 | アンティグア・バーブーダ | 26.17Mbps |
130 | ドミニカ共和国 | 18.62Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 33.43Mbps |
23 | アメリカ | 72.34Mbps |
47 | 日本 | 42.93Mbps |
68 | トリニダード・トバゴ | 29.96Mbps |
95 | ドミニカ共和国 | 20.72Mbps |
– | アンティグア・バーブーダ | – |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
まず固定回線に関し、アンティグア・バーブーダの通信速度は26.17Mbpsで、日本の1/6以下です。
日本の固定回線は、高速な光回線やCATV回線が普及しているので、通信速度に不満を感じることはほとんどありません。
動画や音楽のファイルも短時間でダウンロードできますし、高い画質の動画もスムーズに視聴できます。
一方、アンティグア・バーブーダの固定回線は日本よりずっと遅いので、日本人が使うと物足りなく感じることも多いでしょう。
一方、モバイル回線に関しては、アンティグア・バーブーダの測定数がSPEED TESTの規定に合わなかったようで残念ながらデータはありません。
ただ、トリニダード・トバコやドミニカなど周辺国では、モバイル通信が20Mbpsを超えています。
また同国にある大手キャリア「FLOW」の公式サイトをみると、LTEによる高速なモバイル通信に対応しているとのこと。
これらの情報をみる限り、アンティグア・バーブーダのモバイル通信は、日本ほどではないもののある程度の通信速度で使えそうです。
アンティグア・バーブーダでは、ポケット型WiFiや海外ローミングのようなモバイル通信系のサービスが活躍するでしょう。
日本人がアンティグア・バーブーダに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
アンティグア・バーブーダのインターネット事情は、日本に比べると良いとは言えないことをみてきました。
それでは、そんなアンティグア・バーブーダに日本人が出張や旅行で滞在するときは、どんな手段でインターネットに接続できるでしょうか。
代表的な手段として、以下4種類があげられます。
- アンティグア・バーブーダに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- アンティグア・バーブーダで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
これら4種類は、日本人に限らず海外旅行をする人がよく使うインターネット接続の手段です。
ただ手段によって使いやすさやコストに差があるので、自分にあった種類を選ぶようにしましょう。
以下、1つずつどんな手段か解説しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは、名前の通り無料で使えるWiFiのことです。
日本でもホテルやカフェなど専用のスポットがたくさんあるので、使ったことがある方も多いでしょう。
アンティグア・バーブーダにも専用スポットがあれば、日本人はWiFiでインターネットに接続可能です。
それではアンティグア・バーブーダにはどのくらい専用スポットがあるでしょうか。
有名な観光ガイド「地球の歩き方」では、アンティグア・バーブーダを含むカリブ諸国のインターネット事情を以下のようにまとめています。
キューバ&カリブの島々でスマホ、ネットを使うには
参照元:「地球の歩き方 B24 キューバ 2019〜20」(P379)
まずは、ホテルなどのネットサービス(有料または無料)、Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料)を活用する方法がある。
キューバ&カリブの島々では、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fiスポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。
地球の歩き方の記載をみる限り、アンティグア・バーブーダではフリーWiFi(無料のWi-Fiスポット)でインターネット接続できそうですね。
ただし地球の歩き方が書くように、フリーWiFiには通信品質などの面で問題があるのは否めません。
地球の歩き方では、より快適にインターネットを使える手段としてポケット型WiFiレンタルや海外ローミングをあげています。
実際にどんな問題があるかや、他の手段については後述しますね。
次の項からは、アンティグア・バーブーダのなかでも日本人がよく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiのスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外へ行った際は、入出国手続きや飛行機待ちなどの時間がかかり、渡航先の空港で過ごす時間も長くなりがち。
空港で待ち時間が長く、することもなく退屈に過ごしたことがある方も多いでしょう。
そのため空港内でインターネットが使えれば、SNSをチェックしたり観光情報を調べたりして有意義に過ごせます。
それではアンティグア・バーブーダの空港ではフリーWiFiのスポットがあるでしょうか。
アンティグア・バーブーダでも、日本人がよく使うのは、首都「セントジョンズ」から5km程の場所にあるVCバード国際空港です。
ただVCバード国際空港の公式サイトには、WiFiをはじめインターネット環境の提供について、特に記載がありませんでした。
そこで、ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、VCバード国際空港に専用スポットがあるかみていきます。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけ専用スポットがあるということです。
また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないスポットになります。
結果は以下の通りです。
WiFiMAPを見る限り、VCバード国際空港と周辺にいくつかフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
先に結論を述べると、アンティグア・バーブーダでも市街地にある観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。
あらかじめ専用アプリを使うなどして調べておけば、行き先周辺のスポットをみつけやすいでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各観光地でどのくらい専用スポットがあるかみていきます。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
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バロック様式で建てられた石造りの大聖堂「セントジョンズ大聖堂」は、アンティグア・バーブーダのなかでも代表的な建造物。
地震により破壊されましたが、1845年に再建されました。
アンティグア・バーブーダを代表する観光スポットということもあり、セントジョンズ大聖堂周辺に複数のフリーWiFiスポットが確認できますね。
アンティグア・バーブーダのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行へ行ったときは、宿泊先のホテルで過ごす時間も長くなります。
ホテルでは言葉の分からないテレビをみても楽しめないので、インターネットが使えるとSNSチェックをしたりYouTubeをみれたりして便利です。
それではアンティグア・バーブーダのホテルでは、フリーWiFiが使えるでしょうか。
ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、同国のホテルにおける提供状況を調べました。結果は以下の通りです。
アンティグア・バーブーダのホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
アンティグア・バーブーダ全域 | 117 | 110 | 約94% |
セントジョンズ | 22 | 22 | 100% |
Booking.comのデータをみる限り、アンティグア・バーブーダではほぼ全てのホテルでフリーWiFiが提供されていました。
同国にあるホテル全部がBooking.comに掲載されているとは限りませんが、同国のホテルではだいたい無料でWiFiを利用できると考えてよさそうですね。
ただホテルによっては「ロビーのような公共エリアでしか使えない」という可能性も。
その点、後述するポケット型WiFiをレンタルするなどしていれば、部屋など好きな場所でインターネットに接続できて便利です。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
アンティグア・バーブーダの空港やホテル、人気観光地ではフリーWiFiを使えるスポットがある程度はありました。
そのため「他のインターネット接続手段は用意する必要がないかな」と、考えている方もいるのではないでしょうか。
しかしフリーWiFiには大きな問題が複数あって、アンティグア・バーブーダでメインに使うインターネット接続手段として適していません。
以下、その理由を詳しく解説しますね。
※どのくらい大きな問題なのか、より理解しやすくするため、適宜、よく比較されるポケット型WiFiレンタルとの違いについても補足しています。
1.通信内容を簡単に盗み見られてしまう
WiFiの通信内容を近くにいる人に見られないようにするためには、暗号化が欠かせません。
もし暗号化していないと、公共の場所で友達と大きな声で話をしているようなもの。
周囲の人は、その気になれば簡単に通信内容をみれてしまいます。
しかしフリーWiFiは、運用の手間を省くために暗号化されていないことが少なくありません。
仮に暗号化されていても、暗号解除に使われるパスワードが公開されています。
そのため、悪意のある第三者にとってフリーWiFiの通信内容を盗み見ることは難しくありません。
個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があるのです。
クレジット決済やアプリ決済を実行した場合は、クレジットカード番号が盗み見られ、不正に利用されてしまう可能性があります。
ちなみにレンタルしたポケット型WiFiであれば、同じWiFiでもパスワードが公開されていません。そのため周囲の人に通信内容をみられてしまう不安はないわけです。
2.フリーWiFiの偽物=なりすましによる被害も多い
フリーWiFiに似せて悪意のある第三者が構築した、「なりすまし」による被害も少なくありません。
なりすましのWiFiと知らずに接続してしまうと、通信内容が全て悪意のある第三者に筒抜けになってしまう恐れがあります。
その結果、個人情報を盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりするのです。
その上、なりすましか本物かは、普段からWiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。
なりすましへ知らないうちに接続していて、ずっと後になってから被害に気付くなんてこともあるのです。
こんな風にセキュリティ上の不安が大きいフリーWiFiは、ただでさえ治安的に不安な海外では安心して使えないですね。
ちなみにレンタルしたポケット型WiFiなら、同じWiFiでもネットワーク名(SSID)が公開されておらず「なりすまし」の不安はありません。
前述の通り通信内容を盗み見られる不安もなく、海外でも安心して利用が可能です。
3.限られた場所でしか使えない
フリーWiFiが使えるのは、専用設備(WiFiルーター)が設置された場所の近くだけです。
たとえば最寄のスポットが300m先のカフェなら、使えるのは原則としてお店の中に限られます。
日本の観光地なら、近くに建物がないような場所でも、電波さえ届けば手元のスマートフォンでどこでもインターネットに接続可能。
道に迷ったら地図アプリを調べられますし、撮ったばかりの写真をLINEで友達に送ることもできます。
けれど海外でフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利に使えないのです。
日常的にスマートフォンを使い慣れている日本人にとって、そんな環境はストレスになるのではないでしょうか。
その点、同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、電波が届けばどこでもインターネットに接続が可能。
スマートフォンを手軽にインターネット接続できて便利です。
4.通信品質が悪いことも多い
フリーWiFiの通信品質は、スポットによってまちまちです。
十分な通信速度で快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が極端に遅くSNSさえ表示できないというスポットも少なくありません。
フリーWiFiを使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪くて思うようにインターネットに接続できなかったらがっかりですね…。
仮に使えなかったとしても、カフェ代は支払わないといけません…。
ちなみに同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiであれば、以下にあげるような理由で通信品質は安定しやすいです。
- 一定以上の品質をもつWiFiルーターを使っているレンタルプランが多い
- WiFiルーターをすぐ近くに置けるから、常に強くWiFiの電波をキャッチできる
- WiFi環境を自分専用で使えるので、混雑の影響を受けにくい
※フリーWiFiスポットは、多くの人が集中して接続してしまい、混雑で通信品質が悪化することも多いです。
ここでまとめたようにフリーWiFiは、セキュリティ的にも利便性の面でも問題が少なくありません。
アンティグア・バーブーダへ出かける際は、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。
フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信をさけ必要最低限だけ使うようにしましょう。
もしくはデータ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルなど比較的信頼性の高いフリーWiFiを使う方法もあります。
同じWiFiを使うなら、セキュリティ面でも利便性の面でもポケット型WiFiレンタルの方が断然おすすめです。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い
アンティグア・バーブーダでは、フリーWiFiよりモバイル通信の方がはるかに使えるエリアが広いです。
以下、高速なLTEによるモバイル通信の提供エリアマップをご覧ください。
Digicelのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【アンティグア・バーブーダ全土】
ご覧のように首都セントジョンズや多くの人気観光地があるアンティグア島の大部分、バーブーダ島の広いエリアが提供エリア内です。
より細かく見ると、WiFiMAPでフリーWiFiスポットが見つからなかった以下エリアも、モバイル通信(LTE)の提供エリア内となっています。
Digicelのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ
【ハーフムーン・ベイ・ビーチ周辺】
【シャーリー・ハイツ周辺】
つまり、これらのエリアではわざわざ専用スポットを探さなくても、モバイル通信でインターネットに接続できるわけです。
その意味でも、ポケット型WiFiレンタルのようなモバイル通信系のサービスをおすすめできます。
3.アンディグア・バーブーダで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い制で必要な分だけ購入して使えるモバイル通信のサービスです。
たとえば3GB/10日という専用プランなら、10日以内の有効期限内に合計3GBまでモバイル通信が使えます。
最低利用期間のような縛りがないので、旅行中だけ使えるインターネット接続手段を求める観光客が選ぶ選択肢の1つです。
フリーWiFiと違い、モバイル通信であれば電波さえ届けば場所に限定されず周りに建物がないような場所でも利用できます。
通信内容を盗み見られるといった不安もありません。
当サイトで調査したところ、アンディグア・バーブーダでは一例として以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。
FLOW※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
2.5GB/1日 | $9 | 約456 円 |
3.5GB/3日 | $22 | 約1,115円 |
6GB/7日 | $42 | 約2,128円 |
10GB/30日 | $105 | 約5,320円 |
12GB/30日 | $120 | 約6,080円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※$1(1東カリブ・ドル)=50.67円(2022/12/06時点のレート)で計算しています。
上記のようなプランを、現地で購入して使うことも可能です。
ただし、その場合は店員と英語でコミュニケーションをとらなくてはなりません。
海外では、現地の事情が分からない外国人相手に、プリペイドSIMを実際よりずっと高く売ろうとする例もあります。
そういった点が不安なら料金はかわってしまいますが、渡航前に国内のAmazonなどで購入して持ち込む方が安心です。
ポケット型WiFiレンタルなら、出発時に使う国内の空港などで受け取ってそのまま持ち込むことも可能。もちろん日本語で手続きできるので、断然手軽に利用できます。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMをえらぶにあたって、もう1つ注意が必要なのは使えるようにするための設定・条件が簡単ではないことです。
具体的には、以下にあげる条件・設定を自分でクリアする必要があります。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味がわかり、少しの問題なら自分で解決できるくらいインターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
レンタルしたポケット型WiFiのサービスなら、だいたい簡単なWiFiの設定だけで利用が可能。数ステップの手順で利用できるので、インターネット設定に慣れていない方でも簡単に使えます。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■非対応 |
povo | ■対応※ |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■非対応 |
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
レンタルしたポケット型WiFiなら、契約中のキャリアに関係なく多くの国で利用が可能です。
まとめ
アンティグア・バーブーダの空港や観光地、ホテルでは、フリーWiFiが使える場所もある程度はあります。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きい上に、使える場所が限定されてしまうなど利便性も良いとはいえません。
アンティグア・バーブーダでは、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。
その点、プリペイドSIMであればセキュリティ上の不安はありません。
モバイル通信を使うので、電波さえ届けばどこでも利用可能です。
ただ使えるようにするための設定や条件が難しく、インターネット設定に相当慣れた熟練者しか使えません。
自信のない方はより簡単な手段をおすすめします。
次に海外ローミングと海外用ポケット型WiFiもまた、モバイル通信なのでフリーWiFiより便利で安全に利用可能です。
その上、難しい設定や条件がないため、インターネット設定に慣れていない方でも簡単に使えます。
ただ海外ローミングは、契約中のキャリアが対応していないと使えません。
またプランや設定によっては、想定外の料金が発生してしまう点は注意が必要です。
たいして海外用ポケット型WiFiであれば、契約中のキャリアに関わらずレンタルして利用できます。
完全定額制でレンタルできるプランが多く、想定外の料金が発生しないのもメリットです。
たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」なら、アンティグア・バーブーダで1GB/日のモバイル通信を1,400円/日の完全定額制で利用可能。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、アンティグア・バーブーダの観光を思いっきり楽しんできてください!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
アンティグア・バーブーダ旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!
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