チェコ共和国のインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

チェコ共和国は国土が日本の1/5程度と小さな国ですが、中世ヨーロッパの趣きを感じさせる旧市街など魅力的な観光スポットが多いです。
一方、インターネット環境は整備されてはいるものの、日本ほどインターネット事情がよいとは言えません。
この記事ではチェコ共和国のインターネット事情と、フリーWiFiをはじめチェコ共和国で使えるインターネット接続手段の種類を解説します。
手段によって使い勝手やコストパフォーマンスなどが異なるため、自分にあった種類を選ぶようにしましょう。
記事では、一番簡単でおすすめな手段はどれかも解説しているので、渡航前に是非参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
\おすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fi/
海外WiFiレンタルショップはこちら▷
チェコ共和国のインターネット事情
海外で外国人観光客がどのくらいインターネットを使えるかは、渡航先の国のインターネット事情次第です。
環境が整備され自国民が不自由なくインターネットを使える国の方が、その国を訪れる外国人もインターネットを快適に使えます。
それではチェコ共和国のインターネット事情は、どのような感じでしょうか。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、チェコ共和国のインターネット普及率をみていきましょう。
チェコ共和国のインターネット普及率(2022年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
チェコ共和国 | 86.8 % |
日本 | 93.3% |
ヨーロッパ平均 | 89.7% |
チェコ共和国のインターネット普及率は86.8%で、ヨーロッパ平均や日本より少し低くなっています。
インターネットが普及した日本では、田舎と言われるような場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネットに接続可能です。
人が全く暮らしていないような場所でない限り、インターネット接続の手段が見つからないということはありません。
一方、そんな日本よりインターネット普及率が低いチェコ共和国では、日本に比べるとインターネット環境を確保しづらいかもしれません。
とはいえ、それほど大きな差はないので、きちんと準備してから出掛ければ、チェコ共和国ではインターネット環境に困ることはないでしょう。
次に気になるのは、インターネット通信速度です。
インターネット環境が用意できても、快適に使えるかは通信速度によります。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にチェコ共和国の通信速度をみていきましょう。
チェコ共和国のインターネット通信速度と順位(2022年10月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 72.40Mbps |
6 | アメリカ | 182.63Mbps |
9 | 日本 | 165.53Mbps |
73 | チェコ共和国 | 51.28Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 33.43Mbps |
23 | アメリカ | 72.34Mbps |
47 | 日本 | 42.93Mbps |
48 | チェコ共和国 | 42.24Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
まず固定回線に関してチェコ共和国の通信速度は51.28Mbpsで、日本の1/3以下です。
日本の固定回線は高速な光回線やCATV回線が普及しており、通信速度で不満を感じることはほとんどありません。
動画や音楽などの重たいデータも短時間でダウンロードできますし、4Kレベルの高画質な動画も鑑賞できます。
それに対し、日本よりずっと通信速度の遅いチェコ共和国の固定回線は、日本人が使うと物足りなく感じるシーンが多そうですね。
とはいえ51.28Mbpsも高速なので、旅行中に「ちょっと」使う分には大きな問題になることは少ないでしょう。
次にモバイル回線に関しチェコ共和国の通信速度は42.94Mbpsで、日本とほとんど同じです。
日本ではモバイル回線も高速な4G・5Gが普及しており、通信速度が足りないと感じるケースはほとんどありません。
SNSはさくさく表示されますし、YouTubeも鑑賞できます。
一方、チェコ共和国のモバイル回線は日本とほぼかわらない通信速度なので、日本人も快適に使えそうですね。
チェコ共和国では海外ローミングやポケット型WiFiといったモバイル通信系のサービスが活躍しそうです。
日本人がチェコ共和国に旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
チェコ共和国のインターネット事情は悪くないものの、日本ほどには充実していないことをみてきました。
それでは、そんなチェコ共和国へ日本人が観光や出張で訪れた際は、どのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。
具体的には、以下4種類があげられます。
- チェコ共和国に対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- チェコ共和国で利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
この4種類は日本人だけでなく、海外を訪れる人がよく使うインターネット接続の手段です。
ただ手段によって使い勝手に差があるので、自分にあった手段をえらぶようにしましょう。
以下、それぞれの手段について詳しく解説していきますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
\おすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fi/
海外WiFiレンタルショップはこちら▷
2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは、ホテルやカフェなどで無料提供されるWiFiのことです。
その他、日本ではファミレス・鉄道駅の一部・観光施設などで提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。
チェコ共和国でもフリーWiFiの環境があれば、日本人観光客はフリーWiFi経由でインターネットに接続可能です。
それでは、チェコ共和国にはどのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。
海外用観光ガイドブックとしては老舗の「地球の歩き方」では、チェコ共和国のフリーWiFi事情について以下のようにまとめています。
(チェコ共和国・ポーランド・スロヴァキアの)3ヵ国とも、インターネットは広く普及している。
参照元:「地球の歩き方 A26 チェコ ポーランド スロヴァキア 2020〜21」(P434)
ほとんどがWi-Fiとなっており、対応のパソコンやスマートフォンを持っていけば、町なかにあるカフェやホテルでネット接続が可能だ。
また、一部の長距離バスでは、無料のWi-Fiが使える。
チェコのプラハやポーランドのワルシャワ、クラクフなどの都市にある国際空港では、ほとんどの場合公共のWi-Fiがある。
有料の場合と無料の場合があり、また空港内の一部の区域でのみ無料ということもある。
有料の場合、1時間で日本円にして500~2000円くらい。
地球の歩き方の記載をみる限り、チェコ共和国ではフリーWiFi(無料のWi-Fi)スポットが豊富にありそうですね。
ただ、地球の歩き方では同じページでフリーWiFiに関し、以下のように注意してます。
(フリーWiFiは)通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。
地球の歩き方が書くように、フリーWiFiにはいろいろな問題があるのは否めません。
その上で地球の歩き方が、フリーWiFiより快適に使えるインターネット接続手段として紹介しているのが、海外ローミングやポケット型WiFiです。
フリーWiFiの問題点や、フリーWiFiより快適に使えるインターネット接続の手段について詳細は後述しますね。
次の項からはチェコ共和国のなかでも、日本人がよく訪れる場所に実際どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外の空港では、入出国の手続きや飛行機の搭乗待ちなどで滞在時間も長くなりがち。
そのため空港内でインターネットが使えれば、SNSやネットニュースをみるなどして時間を有効に使えるので便利です。
それではチェコ共和国の空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。
以下、チェコ共和国のなかでも日本人がよく使う空港のフリーWiFi提供状況をみていきましょう。
「ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港」は、首都プラハにある国際空港です。
空港の公式サイトを確認したところ、フリーWiFiに関して以下のような記載がありました。(当サイトが日本語に訳しています。)
第2ターミナルの2階、C埠頭とD埠頭の間にはリラクゼーションゾーンがあります。
参照元:ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港公式サイト
リラクゼーションゾーンでは、高速なフリーWiFiの他、快適なソファーや小さな図書室を利用可能です。
公式サイトをみると、有料ラウンジなど他エリアでもフリーWiFiが使えるようです。
チェコ共和国で日本人がよく使う上記空港では、日本人観光客はフリーWiFiでインターネットに接続できそうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
先に結論を書くと、チェコ共和国にある人気の観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。
特に首都プラハにある人気観光地周辺には、たくさんのフリーWiFiスポットがあります。
事前に専用アプリなどで調べておけば、現地では比較的簡単に近くのフリーWiFiスポットを見つけられるでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。


「プラハ城」は町全体が世界遺産登録されているプラハでも、象徴ともいえるスポット。
「城」といっても1つの城というわけでなく、旧王宮や聖ヴィート大聖堂、ロブコヴィッツ宮殿など複数の施設の総称です。
見どころが多いので、たっぷり時間をとって観光することをおすすめします。
城がライトアップされる夜も美しく必見です。
WiFiMAPをみると、プラハを代表する観光スポットということもあって、周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
チェコ共和国のホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行をしたときは、宿泊先のホテルで過ごす時間も長くなりがちです。
ホテルにいるとき言葉の分からないテレビをみるより、インターネットが使えれば観光情報やSNSをチェックできたりして便利です。
それでは、チェコ共和国のホテルでは、どの程度フリーWiFiを使えるものでしょうか。
ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、チェコ共和国のホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
チェコ共和国の主要な観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
チェコ共和国全域 | 5,367 | 4,977 | 約93% |
プラハ | 882 | 855 | 約97% |
プルゼニュ | 55 | 54 | 約98% |
チェスキークルムロフ | 142 | 138 | 約97% |
ブルノ | 139 | 136 | 約98% |
Booking.comに掲載されたホテルをみる限りですが、ご覧のようにチェコ共和国では9割を超えるホテルでフリーWiFiが提供されています。
特にプラハやブルノのような主要観光地では、ほぼ100%に近いホテルでフリーWiFiを使えることが分かりました。
この結果をみると、日本人観光客はチェコ共和国のホテルでだいたいフリーWiFiでインターネット接続できると考えてよさそうですね。
ただ100%ではないので、確実に使いたいときは事前に確認するようにしましょう。
ホテルによっては「ロビーのような公共エリアでしかフリーWiFiが使えない」なんてことも。
不安な方はチェックするようにして下さい。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
チェコ共和国の空港や主要観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が数多くありました。
そのため他のインターネット接続手段は必要ないかな、と考えている方もいるでしょう。
しかしフリーWiFiにはセキュリティ的にも、利便性にも大きな問題があります。
チェコ共和国でメインに使うインターネット接続手段としては、おすすめできません。
以下、実際にどんな問題があるか解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られる可能性がある
WiFiの通信を周囲の人にみられないようにするためには、暗号化の設定をする必要があります。
しかし運用を簡単にするために、暗号化をしていないフリーWiFiスポットが少なくありません。
仮に暗号化されていたとしても、暗号解除に使うパスワードが公開されています。
そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見るのは難しくないのです。
フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があります。
フリーWiFiを使いクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用される可能性も否定できません。
2.フリーWiFiの偽物=なりすましによる被害も多い
フリーWiFiに似せた「なりすまし」のWiFiによる被害も少なくありません。
なりすましと知らずに接続してしまった場合、悪意のある第三者に通信内容が全て筒抜けになってしまう可能性があります。
その結果、個人情報を盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりしてしまうのです。
その上、なりすましか本物かの正しい判別は、WiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。
なりすましにいつの間にか接続してしまっていて、ずっとあとになってから被害に気付くなんてこともあるのです。
こんな風にセキュリティのリスクが大きいフリーWiFiは、ただでさえ治安の不安が大きい海外では安心して使いにくいですね…。
3.限られた場所でしか使えない
フリーWiFiスポットがたくさんある市街地でも、フリーWiFiを使えるのは専用設備(WiFiルーター)がある場所の近くだけです。
たとえばフリーWiFiスポットがレストランなら、使えるのは原則としてお店の中に限られます。
お店が広かったり、品質のよくない設備を使っていたりした場合は、「テーブルによってはWiFiが届かない」なんてことも少なくありません。
日本の観光地なら、近くにフリーWiFiスポットがなくても、電波さえ届けば手元のスマートフォンでインターネットに接続可能です。
道に迷ったらGoogle Mapを調べられますし、撮ったばかりの写真をLINEで友達に送ったりSNSにアップしたりできます。
けれどチェコ共和国でフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを使えないのです。
普段からスマートフォンが手放せなくなっている日本人からすると、そんな環境はストレスになるのではないでしょうか。
4.通信品質が悪い場合も多い
フリーWiFiスポットの通信品質は、スポットによって差があります。
通信速度も速く快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が遅く「SNSも開けない」なんてスポットも少なくありません。
フリーWiFi目当てに入ったカフェやレストランで、通信品質が悪くて思うようにインターネットが使えなかったらがっかりですね…。
フリーWiFiが使えなくても、カフェ代や食事代は支払わないといけません。
こんな感じで、フリーWiFiは問題が多いです。
ストレスなく安全にインターネットを使いたいときは、他のインターネット接続手段を用意することを強くおすすめします。
フリーWiFiは事情があって他手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信をさけ必要最低限だけ使うようにしましょう。
データ通信量節約のため、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性の高いフリーWiFiを使うという手もあります。

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い
チェコ共和国では以下の通り国土の大部分が、高速なLTEによるモバイル通信の提供エリア内となっています。
O2のモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【チェコ共和国全域】

※地図のなかで、赤く塗られた部分が高速な4G/LTEの提供エリア範囲
特に観光スポットが多い首都プラハは、以下のように全域がLTEによるモバイル通信の提供エリア内となっています。
O2のモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【プラハ周辺】

つまりチェコ共和国では、フリーWiFiスポットを探さなくても高速なLTEによるモバイル通信でインターネット接続できる可能性が高いわけです。
その意味でも、チェコ共和国ではフリーWiFiよりモバイル通信がおすすめできます。
2.チェコ共和国で利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い制で必要な分だけ購入して使うタイプのモバイル通信サービスです。
プリペイドSIMで、たとえば5GB/10日というプランなら、10日間の有効期限内に合計5GBまでモバイル通信が使えます。
モバイル通信なので、フリーWiFiと違い電波さえ届けばどこでも利用可能です。
フリーWiFiのような、セキュリティの不安もありません。
当サイトで調査したところ、チェコ共和国では以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。
O2※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
1GB/30日 | 179コルナ | 約1,052円 |
3GB/30日 | 299コルナ | 約1,758円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※上記以外にVAT(付加価値税)がかかります。詳細はリンク先で確認下さい。
※1コルナ=5.88円(2022/11/29時点のレート)で計算しています。
上記のようなプリペイドSIMのプランを、現地で購入して使うこともできます。
ただし、その場合は、店員とチェコ語や英語(通じれば)でコミュニケーションをとらなくてはなりません。
海外では現地のことが分からない外国人相手に、店員が実際よりずっと高くプリペイドSIMを売ろうとする例も多いです。
そういったことが不安であれば、日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が安心ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMをえらぶときにもう1つ注意が必要なのは、使えるようにするための設定や条件が難しいことです。
プリペイドSIMを使うためには、以下にあげる設定・条件を自分で解決しないといけません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味がわかり、問題がおきてもある程度自分で対処できるくらいインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
\おすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fi/
海外WiFiレンタルショップはこちら▷
4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■対応※ |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■対応 |
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
チェコ共和国の空港や主要な観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いです。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが大きいのに加え、使える場所が限られるなど利便性もよいとは言えません。
チェコ共和国へ観光などでいく際は、他のインターネット接続手段を用意することを強くおすすめします。
プリペイドSIMであれば、モバイル通信なので電波さえ届けばどこでも使えて便利。
フリーWiFiのようなセキュリティの不安もありません。
ただプリペイドSIMは、使えるようにするための設定や条件が難しい点は注意が必要です。
インターネット設定に相当慣れた熟練者でないと使えないので、自信のない方はより簡単な手段をおすすめします。
次に海外ローミングや海外用ポケット型WiFiも、モバイル通信なのでプリペイドSIMと同等以上に便利かつ安全に利用可能です。
その上、難しい設定や条件がないことから、インターネット設定に詳しい方でなくてもたいてい無理なく使えます。
ただ海外ローミングは、設定やプランによっては想定外の料金が発生する点は気を付けなくてはなりません。
その点、海外用ポケット型WiFiなら完全定額制でレンタルできるプランが多く安心して使えます。
たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」なら、チェコ共和国で1GB/日のモバイル通信を750円/日の完全定額制で利用可能。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、チェコ共和国の観光を思う存分楽しんできてください!

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

チェコ共和国旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!
\おすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fi/
海外WiFiレンタルショップはこちら▷