はじめての海外旅行!人気おすすめ国と旅行準備・気をつけることについて解説
はじめての海外旅行は楽しみが多い反面、日本国内の旅行と大きく違うので不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、はじめての海外で気を付ける点や旅行の準備、はじめての海外旅行でも安心できるおすすめの国を紹介します。
ポイントをおさえて準備をしたり、気を付ける点をチェックしたりしておくことで、リラックスした気持ちで海外旅行を楽しめるでしょう。
初めての海外旅行!旅行準備と気を付けるべきポイント
初めての海外旅行では分からないことも多く、不安を感じる方も少なくないでしょう。
初めてでも、きちんとポイントをおさえて準備をすすめれば、海外へいったときに大きなトラブルを避けられます。
ここでは、初めての海外旅行で旅行準備をするときに、特に気を付けるべきポイントをみていきましょう。
旅行先の国を決め計画を立てる
海外旅行へ行く際は、まず行き先の国を決めて何をするか計画を立てます。
行き先や計画の内容によって、準備が必要な内容についてもかわる可能性があるからです。
海外旅行に行くために必要な手続きや準備をする
行き先の国や計画が決まったら、必要な手続きや準備をすすめます。
以下、具体的にどんな手続きや準備が必要か1つずつみていきましょう。
ツアーを利用するか個人旅行にするか決める
ツアーとは旅行会社がホテル・航空券などをセット販売する旅行の仕組み、個人旅行とは旅行に必要な手配を全て自分でする旅行の方法です。
海外旅行をする際は、ツアーと個人旅行のどちらにするかで、必要となる準備の内容が大きくかわってきます。
個人旅行とツアーの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
ツアー | 個人旅行 | |
---|---|---|
メリット | ・ホテルや航空券などの手配が必要ない ・トラブルが起きても添乗員や旅行会社が対処してくれる ・観光付きのツアーなら、効率的かつ安全に旅行を楽しめる ・個人旅行に比べ、割安になる場合がある | ・行き先やホテルなど、全て自分の好きに決められる ・現地でも気分によって行き先やホテルなどを自由にかえられる |
デメリット | ・行き先や日程に自由度がない ・団体で行動するため行動が制限される ・興味がない観光スポットにも行かないといけない | ・ホテルや航空券の手配などを全て自分でする必要がある ・トラブルがおきたら、全て自分で対処することになる ・行き先や観光の内容によっては、ツアーよりも割高になる |
はじめての海外旅行では、ツアーの方が安心で手軽ではあります。
ただ個人旅行も、いろいろと自由に決められるなどのメリットはあるので、より希望に近い方を選びましょう。
航空券とホテルだけがパックされていて、その他の行き先などは自由に選べるタイプのツアーもあります。
パスポートを取得する
海外旅行へ行くことが決まったら、まずパスポートを取得しましょう。
パスポートをすでに持っていて、有効期限が近い場合は更新の手続きが必要です。
パスポートは、住民登録している都道府県のパスポート申請窓口で発行してもらえます。
手続きから発行まで土日祝日を除いて1週間程度かかるので、余裕をもって手続きを進めるようにしましょう。
都道府県ごとのパスポート申請窓口や具体的な手続き手順の詳細については、以下の外務省公式サイトで確認できます。
外務省公式サイト「パスポートの申請から受領まで」
一部の国では、パスポート以外にビザなども必要となるので注意しましょう。
パスポート以外の必要可否に関しては、各国大使館の公式サイトで確認下さい。
(Googleなどで「国名 大使館」というキーワードで検索すると検索が可能です。)
代表的なところではアメリカへ行く際に必要な「ESTA(エスタ)」、オーストラリアへ行く際に必要な「ETAS(イータス)」があげられます。
旅行会社が代行で手続きをしてくれる場合もあるので、興味があれば問い合わせてみましょう。
クレジットカードや現地通貨を準備する
海外では日本円が使えないので、クレジットカードや現地通貨を用意しておく必要があります。
クレジットカードは、できれば2枚以上持っていくのがおすすめです。
お店によっては特定の国際ブランドにしか対応していないことも少なくありません。
ついている国際ブランドが異なるカードを複数持っていた方が、お店が対応していなくて使えないという可能性を減らせます。
万が一、1枚のカードが限度額に達してしまったり盗難にあったりしてしまった場合も、複数あれば何とかなるのもメリットです。
またクレジットカードによっては、海外旅行保険がついてる種類も多くなっています。
海外で怪我をしたり病気をしたりしたときの医療費は高額になる可能性が高いので、保険があると安心です。
自分の持っているクレジットカードに、どんな保険がついているか事前に確認しておきましょう。
現地通貨については、現地で両替することもできないわけではありません。
ただ時間がないなど理由があって現地ですぐに両替できないこともあるので、少額でも日本で両替しておくと安心です。
日本国内での両替は、銀行や空港、街の両替所などで行えます。
通貨によっては、日本で両替した方がレートがよいこともあるので事前に確認しておくのもおすすめです。
ポケット型WiFiなどのインターネット環境を準備する
現地でスマートフォンを使いたいときは、ポケット型WiFiなどのインターネット環境を用意しておくのがおすすめです。
海外にはフリーWiFiが使えるカフェやホテルも多いですが、フリーWiFiだけに頼ると決まった場所でしかインターネットに接続できません。
地図アプリを使いたいときなどに不便なので、ポケット型WiFiなどがあった方が便利ですし安心です。
\安全で快適に使える/
クラウドWi-Fiを見る >
「海外安全ホームページ」で現地の情報を収集しておく
外務省が運営する「海外安全ホームページ」では、国や都市・地域ごとに治安などの最新情報を確認できます。
海外へ行く前に渡航先の治安状況を確認し、危険な地域には近づかないようにしましょう。
マップ上で、地域・都市ごとの危険レベル(退避勧告など)をチェックできるので、行き先を決める際にも便利です。
準備しておくべき持ち物のリスト
ここでは、海外旅行をする際に準備しておきたい持ち物をリストアップして紹介します。渡航前に参考にして下さい。
名称 | 概要 |
---|---|
パスポート | 有効期限が残っているかも確認しましょう。 |
ビザ | 行き先の国によっては必要なので、その国の大使館が運営する公式サイトなどで確認しておきましょう。 |
航空券 | 最近では紙の航空券でなく、オンラインから取得できるeチケット形式の場合もあります。 |
クレジットカード | 国際ブランドの異なる、複数のクレジットカードを持っておくと安心です。 |
現金(現地通貨) | 日本円の他、現地ですぐに両替できるとは限らないので、少額の現地通貨も用意しておくと安心です。 |
着替え | 下着や洋服など、必要な分の着替えを用意しましょう。 |
洗面用具一式 | 歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー・リンス・ボディソープなど、ホテルによっては提供されない場合もあります。 |
スマートフォン | インターネット環境さえあれば、海外でも日本国内と同じように使えます。 |
充電器 | スマートフォンやポケット型WiFiなどの充電用に用意しましょう。 |
変圧器・変換プラグ | 行き先の国が日本と電圧やコンセント形状が異なる可能性があります。そのため変圧器・変換プラグが必要になる場合もあるので注意しましょう(最近では海外の電圧にも対応し、変圧器が不要な家電製品も増えています。事前に確認しましょう。) |
ポケット型WiFi | スマートフォンをインターネット接続したい場合は、ポケット型WiFiがあると便利です。 |
ガイドブック・会話集 | 現地の情報をチェックするのに必要です。 |
雨具 | 雨が降ると困るので、軽い折り畳み傘やレインコートがあると安心です。 |
衛生用品 | マスクや除菌シート、消毒液など普段使っている衛生用品があると安心です。 |
化粧品・生理用品 | 女性の方は必要です。 |
医薬品 | 医師から処方されている薬の他、下痢止めや整腸薬など使い慣れた常備薬を持っていくと安心です。 |
これ以外にも機内での仮眠に使うトラベル枕やアイマスク、旅先で使えるエコバックなどがあると便利です。
【注意点】海外旅行に行くときに気をつけること
国内を旅行するときと比べ、初めての海外旅行では気を付けておきたい注意点は多いです。
ここでは実際にどんな点に注意するべきか、1つずつみていきましょう。
出発~国内の空港で気を付けるべき注意点
まず出発前や国内の空港で気を付けるべき、主な注意点をまとめて紹介します。
- パスポート・ビザを用意する(持っていくのを忘れない)
- その他、持ち物を用意し忘れ物がないようにする
- 海外旅行保険に加入しておく(クレジットカードについている保険も多い)
- 手続きなどがあるので、出発の2時間前には空港に着いているようにする
- 締切時刻を過ぎないように、余裕をもってチェックインや預け荷物の手続きをすませておく
- 保安検査場のチェックを受ける前に、持ち込み禁止の荷物がないかチェックする(電子機器などは取り出す必要があるので出しやすいようにしておく)
現地で気を付けるべき注意点
海外現地でも、日本国内を旅行するときと比べて気を付けるべき注意点は多いです。
以下、主な注意点をみていきましょう。
~渡航先の空港にて~
入国審査について
パスポートやビザ(必要な国の場合)がないと入国させてもらえないのはもちろん、残りの有効期限が短いと入国を拒否されることがあります。
また所持金が少なかったり、帰りの航空券を提示できなかったりする場合も入国拒否される可能性があるので注意しましょう。
両替について
日本国内で両替をしなかった場合、海外現地で両替することになります。
現地空港でも両替が可能ですが、レートが悪かったり手数料がかかったりすることが多いです。
どこで両替するのがお得か分からないときは、空港での両替は必要最低限にとどめておけば後悔が少ないでしょう。
~その他現地にて~
治安の悪いエリアには行かない
外務省の海外安全ホームページをチェックするなどして、少しでも危険性があると判断されるエリアには近づかないようにしましょう。
また治安が悪くないエリアでも、暗い路地裏などには近づかない方が安心です。
現金をたくさん持ち歩かない/分散して所持する
現金はスリや強盗の被害に遭いやすいです。
たくさん持ち歩かないようにして、クレジットカードを優先して使うようにしましょう。
クレジットカードであれば仮に紛失しても、すぐに停止できれば大きな被害にはなりません。
また2つ以上の財布にお金やクレジットカードを入れ別々の場所に持っておくと、万が一片方が盗まれた場合も被害を軽減できます。
「お金を全く持ってない」なんて状態にもなりません。
荷物から注意をそらさない
海外では、荷物から目を離すと置引きにあってしまう可能性があります。
たとえばカフェで、荷物を目の届かない椅子の脇においたりするのも危険です。
特に貴重品はほんの短い間でも、肌身離さず持っておくようにしましょう。
ブランド品はなるべく持ち歩かない
ブランドの語が入った袋などを持っていると、スリやひったくりのターゲットになりやすいです。
別の袋に入れ替えるなどして隠した方がよいでしょう。タクシーにのるなどして、すぐ安全なホテルに持ち帰るのも手です。
【初心者必見】初めての海外旅行に人気オススメの国(都市)
初めての海外旅行先は、余計な心配をしなくてもたっぷり楽しめて、良い思い出を作れる国をえらびたいですね。
ここでは以下にあげるポイントをもとに、海外旅行の初心者におすすめできる国(都市)を紹介します。
- 人気がある/魅力的な観光地が多い
- 治安がよい
- 日本からアクセスしやすい
- 旅費を比較的安くおさえられる
- 日本語や片言の英語が通じやすい
はじめての海外旅行におすすめの国①ハワイ(アメリカ)
日本人の人気が特に高い海外旅行先といえば、王道のハワイ(アメリカ)は外せません。
美しい海をはじめ魅力的な観光スポットが多い上に、治安がよく日本語が通じやすいのも魅力です。ハワイはグルメやショッピングのスポットも充実しています。
はじめての海外旅行におすすめの国②ソウル(韓国)
リピーターも多い「ソウル(韓国)」。
おいしい韓国グルメやショッピング、エステなどを楽しみに何度も訪れる人が多い国です。
日本から2~3時間程度のフライトでアクセスでき、旅費が安いのも魅力と言えるでしょう。
ソウル(韓国)は日本語が通じるお店やスポットも多く、初めてでも気軽に観光を楽しめます。
はじめての海外旅行におすすめの国③台北(台湾)
ソウル(韓国)と並んでフライト時間が短く、アクセスしやすい台北(台湾)も初めての海外旅行におすすめです。
アジアらしいディープな雰囲気と、夜市などで味わえるおいしい台湾料理も見逃せません。
台湾は親日国なので日本人に比較的親切で接しやすく、日本語が通じるお店が多いのも魅力です。
はじめての海外旅行におすすめの国④バンコク(タイ)
東南アジアらしいエキゾチックな魅力あふれるバンコク(タイ)も、はじめての海外旅行におすすめです。
航空券やホテルをはじめ、グルメに至るまで価格が安く、少ない予算でたっぷり楽しむことができます。
少し足を延ばせば、世界遺産のアユタヤ遺跡や水上マーケットといった人気スポットを楽しめるのもポイント。
バンコク(タイ)の女子旅ならラグジュアリーなスパでのマッサージや、高級ホテルでのアフタヌーンティーを楽しむのもおすすめです。
はじめての海外旅行におすすめ国⑤シンガポール
シンガポールは、近未来的なスポットから異国情緒あふれる街並みまで見どころの多い観光大国。
シンガポールの街は清潔で衛生状態もよいので、他のアジアの国々に抵抗のある方も快適に観光を楽しめるでしょう。
新しいスポットが続々と登場しており、何度も行きたくなるのもポイントです。
はじめての海外旅行には「おすすめしない国(都市)」
海外で観光人気の高い国のなかには、魅力的な観光地が多くても治安がよいとは言えない国もあります。
はじめての海外旅行では、そういった国(都市)よりも安全で安心に楽しめる国を旅行先に選んだ方がよいでしょう。
海外の治安については、前項でも紹介した外務省の「海外安全ホームページ」で確認できます。
海外旅行中に万が一トラブルに遭ってしまった時の対処法
観光しやすい環境が整備され治安もよい日本国内を観光するのに比べ、慣れない海外旅行の方がトラブルに遭いやすいのは否めません。
ここでは、海外旅行中に万が一トラブルに遭ってしまった際に、どのように対処すればよいかみていきましょう。
病気になったりケガをしたりしたときの対処法
海外で病気になったりケガをしてしまったりしたときは、無理をせずゆっくり休むようにしましょう。
常備薬を持っている場合は、服用して様子をみます。
それでも病院にかからないといけない場合は、海外旅行保険に加入していれば保険会社のサポートセンターに相談するとよいです。
保険会社が、病院の紹介や手配をしてくれます。
海外旅行保険に加入していなかった場合は、宿泊しているホテルのスタッフや日本大使館(領事館)に相談するとよいでしょう。
日本大使館(領事館)は病院の手配まではしてくれないものの、日本人がかかりやすい病院などを紹介してくれます。
持ち物が盗まれてしまったときの対処法
パスポートが盗まれてしまったり失くしてしまったりしたときは、まず現地の警察署へ届けて「被害届証明書」を発行してもらいましょう。
そのあとに日本大使館(領事館)へ行って再発行の手続きをしてもらいます。
クレジットカードやスマートフォンを盗まれてしまった場合は、カード会社やスマートフォンの会社へ連絡して利用停止の手続きをしましょう。
不正利用されてしまうのを防ぐことができます。
その他、盗難被害が発生した際は、現地の警察署へ届け出ましょう。
海外旅行保険へ加入している場合、保険を受けるために警察署の発行する届出書が必要です。
現地の治安が悪化したときの対処法
普段は比較的治安のよい国でも、テロや暴動などが突然発生し観光客が危険に見舞われる可能性も0ではありません。
仮に近くでテロや暴動が発生したら、第一に安全を確保する必要があります。建物の中や陰などできる限り安全な場所へ避難しましょう。
外務省の公式サイトでは、近くで爆発音や銃撃音がした際は「伏せる、逃げる、隠れる」の順で行動するよう伝えています。
状況が落ち着いたあとにどうすればよいか分からない場合は、現地の日本大使館(領事館)に相談するとよいでしょう。
トラブルに遭ったときの連絡先まとめ
万が一トラブルに遭ったときのため、渡航前に「もしものときの連絡先」をチェックしてすぐ確認できるようにしておくと安心です。
以下、確認しておきたい連絡先をまとめるので参考にして下さい。
日本大使館(領事館)
パスポートを紛失してしまったときをはじめ、日本大使館(領事館)が主な相談先となるケースは多いです。
外務省の公式サイト(「在外公館リスト」)では、各国にある日本大使館(領事館)の連絡先を確認できます。
保険会社
海外旅行保険に加入している場合は、保険会社の連絡先もチェックしておきましょう。
病気になったり怪我をしたりして病院へ行く必要がある場合は、保険会社が病院の紹介や手配もしてくれます。
クレジットカード会社
クレジットカードを紛失したり盗まれたりしてしまったときは、不正利用を防ぐためクレジットカード会社へ連絡して利用停止の手続きをします。
以下、主なクレジットカード会社の連絡先が掲載された公式サイトURLをまとめるので活用して下さい。
その他、以下にあげる連絡先を確認しておくと何かあったときの対処がスムーズになります。
- 家族の連絡先
- 会社や学校の連絡先
- 宿泊先の連絡先
- 渡航先の緊急連絡番号(日本の「110」「119」にあたる電話番号)
まとめ
はじめての海外では、ハワイ(アメリカ)やソウル(韓国)のように魅力的な観光地が多く治安のよい国がおすすめです。
ソウル(韓国)や台北(台湾)のような距離の近い国なら、フライト時間が短く旅費も安いので、はじめてでも手軽に楽しめます。
反対に魅力的な観光地が多い国でも、治安状況が良いとは言えない国は特に初めての海外ではおすすめできません。
また海外旅行へ行く際は、外務省の海外安全ホームページで行きたい国の治安状況を確認しておくなど十分に準備をしておきましょう。
トラブルが起こったときの対処法や、もしものときの緊急連絡先をチェックしておくのも大事です。
こんな感じできちんと必要な準備をしておけば、初めての海外でも必要以上に不安になることなく観光を楽しめます。