【初心者向け】何分前にいけばいい?飛行機の乗り方について解説!
はじめて飛行機に乗る方は、空港内でどうすればよいかすぐに分からず、困ることも多いでしょう。
空港で飛行機に乗るための手続きは複数あり、混雑などで時間がかかってしまうことも少なくありません。
その上、飛行機は決まった時間に出発するので、時間が間に合わなそうになって慌ててしまう人も多いです。
この記事では余裕をもって行動するため離陸の何分前に空港へいけばよいかや、飛行機の乗り方を分かりやすく解説しています。
これらの知識を予習しておいて、飛行機に乗る当日は空港でスムーズに行動できるようにしましょう。
飛行機に乗り遅れないため何分前に空港にいればよい?
まず国際線の場合は飛行機に乗り遅れないため、飛行機が出発する2~3時間前までには空港に到着しておくことが推奨されています。
ただ初めて国際線の飛行機に搭乗する方は、「なぜそんなに早く着かないといけないの?」と思うかもしれません。
国際線では、そもそも飛行機が出発する30~40分前が、搭乗口にいる締切となっています。
(航空会社によって異なる)
窓口に行列ができて混雑してしまうことも少なくありません。
国際線を利用する場合は、時間に余裕をもって行動する必要があります。
国内線の場合は、国際線よりは搭乗までの手続きが簡単です。
1時間前までには空港へ到着していれば、余裕をもって飛行機に乗れるでしょう。
国内線では、搭乗口の締切時間が離陸の10~20分程度前です。
(航空会社によって異なり、LCCの方が厳しい。)
なお、国際線・国内線問わず、ゴールデンウイークなど多くの人が空港を使う時期は、搭乗までの手続きに時間がかかることが予想されます。
他の時期より余裕をもって、早めに空港へ到着しておくとよいでしょう。
飛行機の乗り方【出発空港にて】
出発空港では上記イメージにあるように、複数の手続きを行った上でようやく飛行機に乗ることができます。
当日はスムーズに搭乗口までたどり着けるようにするため、実際にどんな手続きが必要か理解しておくとよいでしょう。
以下、出発空港で飛行機に乗るまでの流れを1つずつ解説します。
①チェックイン
チェックインとは飛行機の予約内容を確認し、搭乗券を受け取るための手続きです。
従来は航空会社のカウンターでチェックインの手続きをする方法しかありませんでした。
昨今では自動チェックイン機で手続きをしたり、航空会社の専用ウェブサイト上で手続きしたりする方法もあります。
(一部、未対応の航空会社もあり)
なかでもウェブサイト上での手続きでは空港でチェックインのため行列に並ばずすむ上に、座席の指定も可能なので便利です。
②大きな荷物を預ける
機内に持ち込めない大きな荷物は、航空会社のカウンターに預ける必要があります。
機内に持ち込める持ち物の大きさや数は、航空会社によって異なるので事前にチェックしておきましょう。
荷物を預けると、預かり証を渡されます。
預かり証は到着空港で荷物を受け取る際に必要となるものです。
また荷物が紛失(ロストバゲージ)されてしまった場合、荷物を預けた証拠になるのでなくさないようにしましょう。
なおスプレー缶やライター、大容量のモバイルバッテリーなどは機内に持ち込んだり預けたりすることができないので注意して下さい。
預けられない持ち物についても、航空会社によってルールが異なるので事前の確認が必要です。
③保安検査(セキュリティチェック)
保安検査(セキュリティチェック)とは、乗客が飛行機に危険なものを持ち込んでいないかチェックすることです。
保険検査ではX線による手荷物の確認や、金属探知機によるボディチェックなどが行われます。
腕時計やスマートフォンなどの金属類は、身に着けているとボディチェックでひっかかるので、検査員から渡されるトレイに入れましょう。
検査で問題がなければ、保安検査を通過し次のステップへすすみます。
④税関申告・出国検査【国際線の場合】
国際線を使う場合は、次に税関申告と出国検査を行います。
税関申告とは、以下をチェックするのが目的です。
・腕時計や貴金属など高価な外国製品を持ち出していないか
日本への帰国時に、海外からの輸入品でないことを証明し課税されてしまうのを防ぐため
※海外からの輸入品であれば、相当の関税が発生する
・100万円相当の現金を持ち出していないかをチェック
日本から海外へ持ち出せる現金には制限がある
なお、これらは必ずしも日本から外国へ持ち出せないというわけではなく、正しく申告できればOKです。
出国審査とは、パスポートと搭乗券をチェックし最終的な出国許可を行う手続きを指します。
空港によっては顔認証ゲートが用意され、簡単に出国手続きを終わらせることが可能です。
なお出国審査では、通常パスポートに出国スタンプが押されますが、顔認証ゲートの場合は押されません。
出入国スタンプは、いつ出入国したかの証明に使えるものなので、必要であれば、近くにいるスタッフに押してもらいましょう。
⑤搭乗口へ(飛行機に乗る)
出国審査まで終えたら、あとは搭乗口へ行って飛行機に乗ることができます。
搭乗券に、便名や行き先、座席番号の他、搭乗口(ゲート)が掲載されているので、その搭乗口へ向かいましょう。
搭乗時間まで時間がある場合は、搭乗ロビーにあるカフェや免税店などでゆっくり過ごせます。
ただ搭乗時間を過ぎると、飛行機に乗れなくなってしまうので注意しましょう。
飛行機の乗り方【機内での過ごし方】
機内では搭乗券に掲載されている座席を探して、そこへ座れます。
分からなければ、キャビンアテンダントに聞けば教えてくれるでしょう。
荷物は離陸時に座席の下や膝の上に置いておけないため、座席の上にある収納スペースへしまってください。
離陸後は機内サービスや機内エンターテイメント(映画など)を楽しんだり、寝たりしてゆっくり過ごせます。
飛行機の乗り方【到着空港での流れ】
到着空港でも、出発空港と同様にいくつかの手続きが行われます。
こちらも実際にどんな手続きがあるか、流れを見ていきましょう。
①入国審査【国際線の場合】
入国審査とは、入国者の身元や渡航目的をチェックする手続きです。
国際線の場合は、飛行機から降りたあとに入国審査が行われます。
入国審査用のカウンターでパスポートと搭乗券を提示し、審査官の質問に答えましょう。
基本的には入国目的など簡単な質問とチェックだけで通過できます。
②荷物を受け取る
到着空港では出発空港で預けた荷物を受け取ります。
荷物が運ばれるターンテーブルは、便名などでわかれているので、電光掲示板でチェックしてください。
ターンテーブルでは、自分の荷物が運ばれてくるまで待ちましょう。
荷物を受け取ったら、次のステップへ進みます。
万が一、自分の荷物が運ばれていない場合は、荷物紛失(ロストバゲージ)が発生したかもしれません。
その際は、周りにいるスタッフへ伝えて荷物紛失の手続きが必要となります。
③税関申告・検疫【国際線の場合】
荷物を受け取ったら、税関申告と検疫の手続きです。
手続きは入国先の国によって異なりますが、一般的には税関申告書や検疫質問票に記入し、それぞれ窓口へ提出します。
問題がなければ、いよいよ入国です。
④到着出口へ
全ての手続きが終わったら、到着出口へ行って空港を出発します。
空港を出たら、そこは治安もルールも異なる外国の地です。
十分に注意しながら、海外旅行を楽しんでください。
はじめて飛行機に乗るときに注意したいこと
はじめて飛行機に乗るときは、分からないことも多くいろいろと迷ってしまう方も少なくありません。
ここでは、はじめてでもなるべく迷わず飛行機に乗れるように、特に注意しておきたいポイントをまとめて解説します。
事前に空港の情報や空港までの行き方・所用時間などを確認しておく
空港は想像するより大きく、はじめて飛行機に乗るときは迷ってしまうことも少なくありません。
余裕をもって行動できるように、初めての場合は空港までの行き方や所用時間、空港フロアマップを事前に確認しておきましょう。
特に空港内のどこにチェックインカウンターがあるかなどを確認しておけば、当日はスムーズに行動できます。
機内に持ち込めないものをチェックしておく
航空会社によって機内に持ち込める荷物や預けられる荷物が異なるので、公式サイトなどで事前にチェックしておきましょう。
機内に持ち込めず預けることもできない荷物に関しては、空港で処分するなどしかない状態になる可能性があります。
たとえばモバイルバッテリーは、航空会社に関わらず発火するリスクがあることから預けることはできません。
また機内持ち込みに関しても、以下のようなルールがあります。
モバイルバッテリーの機内持ち込み可否
種類 | 可否 |
---|---|
100Wh以下のもの | ○ |
100Wh超160Wh以下のもの | ○※2個まで |
160Whを超えるもの | × |
不明なもの(バッテリー容量やスペック表示が確認できないもの) | △航空会社職員や保安検査員に確認が必要 |
※「Wh」という単位は見慣れないかもしれませんが、よくある「mAh」に直すと機内持ち込みできない基準の160Whは約43,000mAhです。
一般的によく売られている10,000mAh~20,000mAh程度までのモバイルバッテリーなら、機内に持ち込むことができます。
ただ、稀に160Wh(約43,000mAh)を超えるような大容量の種類もあるので注意して下さい。
そんな大容量のモバイルバッテリーを、機内に持ち込めず預けることもできず処分せざるを得なくなるのは辛いですね…
このように細かいルールがあるので、空港へ行く前に必ずチェックして、機内持ち込みできないものは持参しないようにしましょう。
飛行機に乗り遅れそうな場合
空港に到着するのが遅れ飛行機に乗り遅れそうなときは、なるべく早く航空会社の連絡窓口やチェックインカウンターへ連絡しましょう。
航空会社によっても対応は異なりますが、交通遅延などやむを得ない理由の場合は、予約便の変更や払い戻しが可能となる場合があります。
ただ予約変更となる場合、追加料金が発生する可能性もあるので注意して下さい。
「確実にこうなる」といった決まった共通ルールはありません。
JALの場合
電車やバスなどの交通機関の遅延により予約便に乗り遅れとなる場合は、運休・遅延証明書を取得のうえ、JALカウンターまでお越しください。
参照元:JAL公式サイト
予約便の変更や払い戻しのお手続きを承ります。
一方、寝坊など自分のミスで飛行機に乗り遅れそうな場合は、改めて航空券を購入し直すしかない可能性が高いです。
航空会社に相談して予約変更が可能か聞いてみる価値はありますが、あまり期待しない方がよいでしょう。
また飛行機出発後に連絡した場合も、予約変更など条件のよい対応をしてくれる可能性が低くなります。
なるべく早めに、航空会社やチェックインカウンターに連絡することが重要です。
まとめ
乗り降りが簡単な電車やバスと違い、飛行機は空港に到着してから搭乗するまで複数の手続きを行う必要があります。
飛行機に乗り遅れないようにするためにも、空港へは早めに到着して余裕を持って行動できるようにしましょう。
また初めてで慣れない空港の場合、空港のフロアマップで、どこにチェックインカウンターなどがあるか確認しておくことをおすすめします。
この記事を参考に空港で迷ったり飛行機に乗り遅れたりせず、海外旅行を楽しんできていただけたら幸いです!