ジャマイカのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?
ジャマイカは日本の秋田県程の小さな国ですが、カリブ海をのぞむきれいなビーチなど魅力的な観光スポットも多いです。
ただインターネットの環境については、残念ながら日本のように整備されているとは言えません。
この記事ではジャマイカのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめジャマイカで使えるインターネット接続の手段を紹介します。
どの手段が簡単でおすすめかも解説しているので、渡航前に是非参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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ジャマイカのインターネット事情
海外へ観光や出張で出掛けたときに、渡航先の国で観光客などが快適にインターネットを使えるかはその国のインターネット事情によります。
自国民が不自由なくインターネットを使えるくらい環境が整備された国の方が、観光客もインターネットを使いやすいわけです。
それではジャマイカのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、ジャマイカのインターネット普及率をみていきましょう。
ジャマイカのインターネット普及率(2019年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
ジャマイカ | 54.4 % |
カリブ諸国平均 | 50.8% |
集計のタイミングは異なりますが、Internet World Statsによれば日本のインターネット普及率は93.3%(2022年)とのことでした。
ジャマイカのインターネット普及率は54.4%なので、日本より大分インターネット普及率が低いと考えてよさそうですね。
インターネットが普及した日本なら、街から離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネットに接続できます。
人が一切暮らしていないような場所でない限り、インターネット接続の手段が何もないということはほとんどありません。
一方、そんな日本よりインターネットが普及していないジャマイカでは、インターネット環境の確保に苦労しそうですね。
ジャマイカ滞在中にインターネットを使いたいときは、あらかじめ十分な準備をしておくことをおすすめします。
次にジャマイカのインターネット通信速度はどのくらいでしょうか。
インターネット環境を確保できたとしても、問題なく使えるかは通信速度によります。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にジャマイカの通信速度をみていきましょう。
ジャマイカのインターネット通信速度と順位(2022年10月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 72.40Mbps |
6 | アメリカ | 182.63Mbps |
9 | 日本 | 165.53Mbps |
87 | ジャマイカ | 45.26Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 33.43Mbps |
23 | アメリカ | 72.34Mbps |
47 | 日本 | 42.93Mbps |
64 | ジャマイカ | 31.90Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
まず固定回線に関し、ジャマイカの通信速度は45.26Mbpsで日本の1/3以下です。
日本の固定回線は高速な光回線やCATV回線が普及しており、通信速度で不満を感じることはほとんどありません。
数百MB~数GBレベルの重たいファイルを短時間で送受信できますし、高画質な動画もきれいに鑑賞できます。
一方、そんな日本よりずっと遅いジャマイカの固定回線は、日本人が使うとストレスを感じることが多そうですね。
次にモバイル回線に関して、ジャマイカの通信速度は31.90Mbpsで日本より約10Mbps遅いです。
日本ではモバイル回線も高速な4G・5Gが普及しており、通信速度でストレスを感じることはほとんどありません。
SNSはさくさく表示されますし、YouTubeも鑑賞できます。
それに対し、ジャマイカのモバイル回線は日本より少し遅いので、日本のように快適に使えないかもしれません。
けれど、それほど大きな差ではないことから、旅行中に少し使う分には問題になるシーンは少ないでしょう。
ジャマイカでは海外ローミングやポケット型WiFiのような、モバイル回線系のサービスが活躍しそうですね。
日本人がジャマイカに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
ジャマイカのインターネット事情は、日本に比べよいとはいえないことをみてきました。
それでは、そんなジャマイカへ日本人が観光や出張で訪れた際は、どんな手段でインターネットに接続できるでしょうか。
具体的には、以下4種類があげられます。
- ジャマイカに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- ジャマイカで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
この4種類は、海外でインターネットを使いたい人が日本人に限らずえらぶ手段です。
ただ種類によって使い勝手や価格などに違いがあるので、自分に合う種類をえらぶようにしましょう。
以下、それぞれ実際にどんな手段か解説しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
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さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは名前の通り、無料で使えるWiFiの環境です。
日本でも街に行けばホテルやカフェ、ファミレスなどいろいろな場所で使えるので、どんな手段か知っている方も多いでしょう。
ジャマイカにもフリーWiFiの設備があれば、日本人はWiFi経由でインターネットに接続が可能です。
それでは、ジャマイカにはどのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。
有名な海外旅行用の観光ガイドブック「地球の歩き方」では、ジャマイカのフリーWiFi事情について以下のようにまとめています。
ジャマイカ
参照元:「地球の歩き方 B24 キューバ 2019〜20」(P379)
ほぼすべてのホテルでWi-Fiが無料で利用できる。
一部、ロビーのみというホテルもある。 (中略)Wi-Fiがつながるカフェやレストランもある。
地球の歩き方をみる限り、ジャマイカではフリーWiFiが使えるスポットをみつけることができそうですね。
ただ、地球の歩き方では、同じページでフリーWiFiについて以下のように注意してもいます。
(フリーWiFiは)通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。
地球の歩き方も言うように、フリーWiFiは無料で使えて助かる一方、問題が多いのも事実です。
地球の歩き方では、そんなフリーWiFiより快適に使えるインターネット接続手段として、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiをあげています。
フリーWiFiの問題点や、フリーWiFi以外の手段については後述しますね。
次の項からは、ジャマイカのなかでも日本人が特によく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外へいったときに、インターネットに接続できると便利な場所の1つが空港です。
空港では入出国の手続きや飛行機待ちなどで長い時間滞在することもあるので、インターネットが使えれば時間を有意義に使えます。
それではジャマイカの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。
以下、ジャマイカのなかでも日本人がよく使う空港のフリーWiFi提供状況をみていきましょう。
「ノーマン・マンリー国際空港」は、ジャマイカの首都「キングストン」にある国際空港です。
空港の公式サイトには、フリーWiFiの提供について以下のように記載されていました。(当サイトが日本語に訳しています。)
フリーWiFiは、出発ロビーと発券コンコースで利用いただけます。
参照元:ノーマン・マンリー国際空港公式サイト
これら公式サイトの記載をみる限り、上記空港で日本人観光客はフリーWiFiでインターネットに接続できそうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
最初に結論を書くと、ジャマイカのなかでも市街地にある人気観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットをみつけられることが多いです。
専用アプリを使うなどして事前に調べておけば、行き先周辺のフリーWiFiスポットを見つけやすいでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。
「ボブ・マーリー博物館」は、レゲエ音楽の神様「ボブ・マーリー」の博物館。
ボブ・マーリーが晩年過ごした家が、そのまま博物館になっています。
首都キングストンを代表する観光スポットということもあり、周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ジャマイカのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行中はホテルですることもなく、退屈な時間を過ごすことも少なくありません。
そのためホテルでフリーWiFiが使えれば、SNSをチェックしたりYouTubeをみたりして有意義に時間を使えます。
それではジャマイカのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが設置されているでしょうか。
ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、ジャマイカのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
ジャマイカ主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
ジャマイカ全域 | 1,404 | 1,197 | 約85% |
キングストン | 258 | 208 | 約81% |
ポートランド | 81 | 65 | 約80% |
オーチョリオス | 243 | 217 | 約89% |
モンテゴ・ベイ | 226 | 198 | 約88% |
ネグリル | 109 | 95 | 約87% |
ご覧のように、Booking.comのデータをみると、ジャマイカでは8~9割のホテルでフリーWiFiが提供されていました。
このデータをみる限りでは、ジャマイカではたいていのホテルでフリーWiFiが使えると考えてよさそうですね。
ただフリーWiFiが提供されていないホテルも少なくはないので、確実に使いたい場合は事前に確認するようにしましょう。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
ジャマイカの空港や観光地、ホテルではフリーWiFiを利用できる場所が一定数あることをみてきました。
そのためフリーWiFiを使えば、「ある程度は」ジャマイカ観光中にインターネット接続できるでしょう。
けれどフリーWiFiには問題が多く、ジャマイカ滞在中にメインで使うインターネット接続手段としてはおすすめできません。
以下、その理由をくわしく解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は盗み見られてしまう可能性がある
WiFiの通信内容を周りの人に見えないようにするためには、暗号化の設定が欠かせません。
けれどフリーWiFiでは、運営の手間を省くために暗号化されていないことが多いです。
仮に暗号化されていたとしても、暗号解除に使うパスワードが公開されています。
そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見ることは難しくないのです。
フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があります。
フリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用される可能性も否定できません。
2.フリーWiFiの偽物=なりすましによる被害も多い
本物のフリーWiFiを装った「なりすまし」の存在にも、気を付けなくてはなりません。
なりすましのWiFiへ接続してしまうと、悪意のある第三者に通信内容が全て筒抜けになる危険性があります。
その結果、個人情報を盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりしてしまう可能性があるのです。
さらに悪いことに、なりすましか本物か見分けるのは、普段からWiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。
なりすましと知らずに接続していて、ずっとあとになってから被害に気付くこともあります。
こんな風にセキュリティ上のリスクが大きいフリーWiFiは、治安的にも日本より安全とはいえない海外では特に安心して使いにくいですね…。
3.フリーWiFiは使える場所が限られてしまう
フリーWiFiスポットが多い市街地でも、フリーWiFiを使えるのは専用設備が設置された場所の近くだけです。
たとえば一番近くにあるスポットが200m先のカフェなら、フリーWiFiを使えるのは原則としてそのお店の中に限られます。
日本の観光地なら、たとえフリーWiFiスポットが近くになくても電波さえ届けば手元のスマートフォンでインターネットに接続可能です。
道に迷えばGoogle MAPを調べられますし、きれいな写真を撮影したらすぐにSNSにアップしたりLINEで友達に送ったりできます。
けれどジャマイカでフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを使えないのです。
普段からスマートフォンが手放せなくなっている日本人にとって、そんな環境はストレスが溜まるのではないでしょうか。
4.フリーWiFiの通信品質はあまり信用できない
フリーWiFiの通信品質は、スポットによって大きな差があるのは否めません。
全く問題なく使えるスポットも多いですが、通信速度が遅過ぎてSNSさえ表示できないなんてスポットも少なくはないです。
フリーWiFiが使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪すぎて使えなかったらがっかりですね…。
フリーWiFiが使えなかったからといって、カフェ代は払わないといけません。
フリーWiFiはこんな感じで、セキュリティ的にも利便性の面でも問題が多いです。
ジャマイカを訪れる際は、フリーWiFi以外のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。
フリーWiFiは何か理由があって他の手段が使えない場合に限って、個人情報の送受信をさけ必要最低限だけ使うとよいでしょう。
もしくはデータ通信量節約のため、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性の高いフリーWiFiを使うという手はあります。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い
ジャマイカではフリーWiFiより、モバイル通信の方が断然使えるエリアが広いです。
以下のように、国土の大部分が高速な3G・4Gによるモバイル通信を使えるエリア内となっています。
Digicel Jamaicaのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【ジャマイカ全土】
首都キングストンに関しては、以下の通りほぼ全域が高速な4G/LTEの提供エリア内となっています。
Digicel Jamaicaのモバイル通信(4G)提供エリアマップ【キングストン周辺】
次にWiFiMAPで調べる限り周辺にフリーWiFiスポットが見つからなかったリックス・カフェやブービー・ケイがあるネグリルもみていきましょう。
こちらも提供エリアをみると、以下の通り大部分が4Gの提供エリア内です。
Digicel Jamaicaのモバイル通信(4G)提供エリアマップ【ネグリル周辺】
つまりジャマイカでは、近くにフリーWiFiスポットのないエリアでもモバイル通信ならインターネット接続できる可能性が高いわけです。
モバイル通信であれば、フリーWiFiスポットを探したり、フリーWiFiスポットまで行ったりする手間もありません。
そういった意味でも、ジャマイカではフリーWiFiよりこれから紹介するモバイル通信系のサービスがおすすめできます。
3.ジャマイカで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、必要な分だけ前払いで購入して使えるモバイル通信のサービスです。
最低利用期間などの縛りもないため、旅行中だけ使えるインターネット接続手段を探している観光客によく使われています。
プリペイドSIMで、たとえば1GB/10日というプランなら10日以内で合計1GBまでモバイル通信が可能です。
モバイル通信なら、フリーWiFiスポットが近くになくてもインターネットに接続できます。
フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安もありません。
当サイトで調査したところ、ジャマイカでは一例として以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。
Digicel Jamaica※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
3GB/1日 | $195 | 約176 円 |
1GB/2日 | $325 | 約293 円 |
6GB/3日 | $435 | 約392 円 |
2GB/5日 | $595 | 約536 円 |
8GB/7日 | $895 | 約806 円 |
15GB/28日 | $3,000 | 約2,700 円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※Digicel Jamaicaの上記プランでは、他にSNS専用で使えるデータ通信量がついています。
※$1(1ジャマイカ・ドル)=0.90円(2022/11/25時点のレート)で計算しています。
上記のようなプランを、ジャマイカ現地で購入して使うこともできます。
ただし、その場合は現地の店員と英語でコミュニケーションをとらないといけません。
海外では現地の事情が分からない外国人相手に、実際よりずっと高い価格でプリペイドSIMを売ろうとする例も多いです。
そういった点が不安なら、日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が安心ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMをつかうときに、もう1つ注意が必要なのは使えるようにするためのハードルが高いことです。
プリペイドSIMを使うためには、以下にあげる設定や条件を自分で解決しないといけません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味がわかり、ちょっとくらいの問題なら自分で解決できるくらいインターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■非対応 |
povo | ■対応※ |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■非対応 |
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
ジャマイカの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所もある程度あります。
ただフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが大きい上に、使える場所が限られるなど利便性もよいとはいえません。
ジャマイカでは、他のインターネット接続手段を準備することを強くおすすめします。
たとえばプリペイドSIMであれば、モバイル通信なので電波さえ届けばインターネットに接続可能です。
フリーWiFiのようなセキュリティの不安もなく、安全に使えます。
ただプリペイドSIMは、使えるようにするための設定・条件が簡単ではありません。
インターネット設定に相当慣れた方でないと使いこなせないので、自信のない方はより簡単な手段をおすすめします。
海外ローミングや海外用ポケット型WiFiも、モバイル通信なのでプリペイドSIM同様に便利かつ安全に利用可能です。
その上、この2つなら難しい設定や条件もありません。
インターネット設定に不慣れな方でも、比較的簡単に無理なく使えます。
ただし海外ローミングは、契約中のキャリアが対応していないと使えません。
設定やプランによっては、想定外の料金が発生してしまうこともあります。
その点、海外用ポケット型WiFiであれば、契約中のキャリアに関わらずレンタルして使うことが可能です。
また海外用ポケット型WiFiは完全定額制でレンタルできるプランが多く、想定外の料金が発生することもありません。
たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」であれば、ジャマイカで1GB/日のモバイル通信を1,400円/日の完全定額制で使えます。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、ジャマイカ観光を思う存分楽しんできてください!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
ジャマイカ旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!
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