ヨルダンのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?
ヨルダンで日本人の観光客は、複数の手段でインターネットに接続可能です。
ただ手段によって使い勝手に大きな違いがあるので、自分に合った方法を選ぶ必要があります。
またヨルダンは日本ほどインターネット環境が整備されていないので、渡航前にしっかり準備しておくとよいです。
この記事ではヨルダンのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめヨルダンで日本人観光客が使えるインターネット接続の手段を解説します。
どの手段が簡単でおすすめかも紹介しているので、ヨルダンへ渡航する前に是非参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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ヨルダンのインターネット事情
海外旅行をしたときに旅行先の国でどれだけインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情によります。
インターネット環境が整備され現地の人がインターネットを使いやすい国の方が、海外からの観光客も快適にインターネットを使えるわけです。
そこで、ここではヨルダンのインターネット事情をみていきましょう。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※のデータを参考に、ヨルダンのインターネット普及率を紹介します。
ヨルダンのインターネット普及率(2021年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
ヨルダン | 84.7 % |
中東平均 | 75.2% |
日本 | 94.5% |
ヨルダンのインターネット普及率をみると84.7%で、中東平均と比較すると10%以上高いのに対し日本より約10%低いです。
日本では、人が暮らしていないようなエリアでない限りインターネット環境が見つからないということはほとんどありません。
たいてい何がしかの方法で、インターネットに接続できます。
一方、日本よりインターネット普及率が低いヨルダンでは、日本と比べてしまうとインターネット環境の確保に手間がかかりそうです。
ヨルダン旅行中にインターネットをストレスなく使いたい場合は、渡航前に準備しておいた方がよいでしょう。
次にヨルダンのインターネット通信速度はどうでしょうか。
いくらインターネット環境が確保できても、インターネット通信速度次第では快適に使えません。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを紹介します。
ヨルダンのインターネット通信速度と順位(2022年5月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 64.70Mbps |
8 | アメリカ | 152.66Mbps |
9 | 日本 | 137.19Mbps |
48 | ヨルダン | 70.59Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 30.37Mbps |
25 | アメリカ | 59.93Mbps |
45 | 日本 | 42.60Mbps |
90 | ヨルダン | 20.09Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
ヨルダンのインターネット通信速度をみると、固定回線・モバイル回線とも日本と比べ大分遅いのは否めません。
日本では固定回線もモバイル回線も、インターネット通信速度が足りずストレスになるようなことはほとんどないです。
動画も高画質で視聴できるなど、たいてい快適に使えます。
一方でヨルダンではこれだけ日本と差があると、インターネット通信速度が足りずストレスを感じることは多いかもしれませんね。
ヨルダンでインターネットを使うときは、できるだけ通信品質が安定した手段をおすすめします。
日本人がヨルダンに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
ヨルダンのインターネット事情は、日本と比べ良いとは言えないことをみてきました。
それでは、そんなヨルダンへ日本人が旅行や出張で滞在するときは、どのようなインターネット接続手段があるでしょうか。
最もよく使われる代表的な手段としては、以下4種類があげられます。
- ヨルダンに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- ヨルダンで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
これらは、日本人の観光客が海外でよく使うインターネット接続手段です。
ただ手段によって使い勝手や通信品質に違いがあるので、最も希望に近い方法をえらぶとよいでしょう。
以下、それぞれの手段について説明しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは名前の通り、無料で提供されているWiFiのことです。
日本でもカフェチェーンやファーストフード、観光施設などでフリーWiFiが提供されています。
街を歩いていればフリーWiFiスポットを見つけられることも多いので、実際に使ったことがある方も多いでしょう。
ヨルダンでもフリーWiFiスポットがあれば、日本人観光客がインターネットに接続可能です。
それでは、ヨルダンではどのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。
海外旅行用の観光ガイドブックとして必ず名前があがる「地球の歩き方」では、ヨルダンのフリーWiFi事情について以下のように書いています。
近年ヨルダンでも急速にWi-Fiが整備され、ホテルはもちろん、レストランやカフェでも接続可能な店が増えてきている
参照元:「地球の歩き方 ペトラ遺跡とヨルダン レバノン 2019〜20」(P299)
(最下級の安宿はまだ整備していないところもある)。
ホテルに関しては、まれにロビーでしか接続できないところもあるので、予約時に確認をしておきたい。
また、客室で接続可能となっていても、 場所によってはスピードがかなり遅い場合もある。
多くの場合無料なので、チェックイン時にパスワードをもらっておこう。
地球の歩き方をみる限り、ヨルダンではフリーWiFiを使えるスポットが多いようですね。
ただし地球の歩き方では、ヨルダンのフリーWiFiに関して通信品質に不安があると書いている点も注意が必要です。
地球の歩き方ではより快適にインターネット接続できる手段として、同じページで海外用ポケット型WiFiのレンタルなどを紹介しています。
これら手段の詳細については後述しますね。
以下、ヨルダンのなかでも特に日本人観光客がよく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
ヨルダンの空港では、手続きや搭乗待ちなどで長い時間滞在することになります。
そのため空港内でフリーWiFiを使ってインターネットに接続し、時間をつぶしたいと考える方も多いでしょう。
それではヨルダンの空港ではフリーWiFiが使えるでしょうか。
ヨルダンのなかでも、日本人観光客が最もよく使うのが首都アンマンにあるクィーンアリア国際空港です。
クィーンアリア国際空港の公式サイトには、フリーWiFiの提供について以下のように記載されています。(当サイトが日本語に訳しています。)
クィーンアリア国際空港では、接続制限の制限なしにフリーWiFiをお使いいただけます。
参照元:クィーンアリア国際空港公式サイト
フリーWiFiを使う場合は、WiFi接続をする際にSSID「Airport-Free-WiFi」を選択してください。
公式サイトの情報をみる限り、日本人観光客はヨルダンの空港でフリーWiFiを使いインターネットに接続できそうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
はじめに結論を述べると、ヨルダンの主要な観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。
特に市街地の観光スポットでは、周辺に数多くのフリーWiFiスポットがあります。
そのため専用アプリを使えば、比較的簡単に行先の観光地周辺にあるフリーWiFiスポットを見つけられるでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、ヨルダンの各観光地にフリーWiFiスポットが実際どのくらいあるか確認します。
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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているのは、周辺にその分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
シタデル/アンマン城(アンマン)
シタデル(アンマン城)は紀元前数千年前から人が居住したあとがみられ、中世には要塞として使われていた場所にある遺跡です。
ローマ皇帝が造らせたヘラクレス神殿や、ビザンチン時代の教会跡など、様々な時代の遺跡が残っています。
シタデルは丘の上にあり、アンマンの街並みを360度の大パノラマで眺望可能です。
WiFiMAPをみると首都アンマンを代表する観光スポットだけあり、周辺に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ダウンタウン(アンマン)
アンマンのダウンタウンは、食料品・衣料品などを扱う地元市場(スーク)の他、モスクなどが立ち並ぶエリア。
アンマンのダウンタウンでは、いかにもアラブらしいオリエンタルな雰囲気を楽しめる他、土産物の購入にも最適です。
上記WiFiMAPのキャプチャは、ダウンタウンのメインストリート周辺を写しています。
WiFiMAPをみると、この周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ネボ山(アンマン周辺)
ネボ山は旧約聖書で、預言者モーセが約束の地「パレスチナ」を眺望しながら息を引き取ったとされている場所です。
山頂には小さな教会がありその中に美しいモザイク画があります。また晴れた日には、山頂から遠くイスラエルまで眺望可能です。
WiFiMAPをみると、この周辺にフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
死海
塩分濃度30%で、身体がぷかぷか浮かぶ死海の観光もヨルダンでは人気。
ヨルダンの死海は透明度が高くエメラルドブルーに輝いており、リゾート気分でやってくる観光客や地元民が多いです。
上記WiFiMAPのキャプチャは、死海観光のなかでも人気が高いアンマンツアリストビーチ周辺を写しています。
WiFiMAPをみる限り、この周辺にはフリーWiFiスポットが見当たりませんね。
なお死海周辺にはホテルが管理しているプライベートビーチもあり、そのホテルでフリーWiFiを使える可能性はあります。
ペトラ遺跡(ペトラ)
ヨルダン観光で最も人気がある世界遺産「ペトラ遺跡」は、砂漠の中に存在した古代都市の遺跡。
ハリウッド映画「インディ・ジョーンズ」のロケ地になったことでも知られ、見どころが多い観光スポットです。
砂漠を冒険するような気分で遺跡観光を楽しめます。
上記WiFiMAPのキャプチャは、ペトラ遺跡にあるビジターセンター周辺を写したものです。
WiFiMAPをみると周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
また、ペトラ遺跡観光の拠点となる街「ワディ・ムサ」も、以下の通りWiFiMAPをみると多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかります。
ワディ・ラム(ペトラ周辺)
ワディ・ラムは見渡す限り砂漠が続く観光スポットで、2011年には「ワディ・ラム保護区」として世界遺産にも登録されました。
朝陽や夕陽に染まる砂漠、何も遮るものがない満天の星空など砂漠の絶景をたっぷり楽しめます。
上記WiFiMAPのキャプチャは、ワディ・ラムにあるビジターセンター周辺を写したものです。
残念ながら、このあたりにフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
ヨルダンのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行中は、宿泊先のホテルでも長い時間過ごすことになります。
そのためホテル内でフリーWiFiを使い、インターネットに接続したいと考える方も多いでしょう。
ホテルでフリーWiFiが使えれば観光先の情報を調べたり、YouTubeなどの動画をみて時間をつぶしたりできます。
それではヨルダンのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが使えるでしょうか。
ここでは、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、ヨルダンのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
ヨルダンの主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
ヨルダン全土 | 1,151 | 742 | 約64% |
アンマン | 328 | 268 | 約82% |
ワディ・ムサ | 149 | 119 | 約80% |
フリーWiFiスポットの設置率はヨルダン全土のホテルでは約64%にとどまっていますが、アンマンやワディ・ムサでは約8割です。
またヨルダン全土でも3つ星以上のホテルに絞ると、460件中411件(約89%)のホテルでフリーWiFiが提供されていました。
これらのデータから、日本人が使いそうな比較的グレードの高いホテルでは、たいていフリーWiFiが使えると考えてよさそうですね。
ただし、フリーWiFiが提供されていないホテルも少なくはないので、確実に使いたい場合は事前の確認が欠かせません。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
ヨルダンの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いことをみてきました。
この結果から、「フリーWiFiがあれば、ヨルダン観光中のインターネット環境は大丈夫かな」と考えている方もいるでしょう。
けれどフリーWiFiはセキュリティ面でも利便性の面でも大きな問題があり、メインのインターネット接続手段としておすすめできません。
以下、その理由を詳しく解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られてしまう
フリーWiFiの通信は暗号化されていないか、暗号化されていても暗号用のパスワードが便宜上公開されています。
そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見るのは難しいことではありません。
フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があるわけです。
仮にフリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行うと、クレジットカードの番号が盗み見られ悪用される可能性も否定できません。
2.なりすましによる被害も多い
フリーWiFiに似せて悪意のある第三者がたてた、「なりすまし」による被害も少なくありません。
万が一なりすましのWiFiに接続してしまうと、個人情報が盗み見られたりウイルスに感染させられたりします。
その上、なりすましかどうかの判断はWiFiを使い慣れた方でも簡単ではありません。
知らず知らずなりすましに接続してしまい、ずっとあとから被害をこうむったことに気付くなんてこともあるのです。
3.フリーWiFiを使える場所は狭い
フリーWiFiはホテルやレストランなど、機器が設置された専用スポットの付近でしか使えません。
そのため普段からスマートフォンでよくインターネット接続する方は、フリーWiFiしか手段がないと不便に感じることが多いでしょう。
たとえばフリーWiFiしかインターネット接続手段がないと、専用スポットがすぐ近くにない路上でGoogle MAPをみることもできません。
また、フリーWiFiは原則として、専用スポットのなかでしか使えないことも注意が必要です。
たとえばカフェやレストランのフリーWiFiを使いたい場合、それらのお店の客として入店しないとフリーWiFiが使えません。
4.フリーWiFiは通信品質がよいとは限らない
フリーWiFiの通信品質は、スポットによってばらばらです。
問題なく使えるところもあれば、接続が不安定だったり通信速度が大分遅かったりすることも少なくありません。
また人気の観光地では1つのフリーWiFiスポットに多くの観光客が接続し、通信品質が低下してしまうことも多いです。
フリーWiFiを使いたくて入ったカフェやレストランで、フリーWiFiの通信品質が使い物にならないほど悪かったら悲しいですね。
こういった理由から、ヨルダンでフリーWiFiに頼り過ぎるのはおすすめできません。
フリーWiFiは他に手段がないときに限り、個人情報を送受信しない範囲で必要最低限だけ使うとよいでしょう。
またデータ通信量節約のため、動画をみるときだけホテルのフリーWiFiを使うといった活用法はあります。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
3.ヨルダンで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い方式のモバイル通信サービスです。
プリペイドSIMでは、専用のチップをスマートフォンなどへ挿入してインターネットに接続します。
プリペイドSIMのプランで、たとえば2GB/1週間という内容なら1週間以内に合計2GBまでモバイル通信の利用が可能です。
ヨルダンでもプリペイドSIMを購入すれば、日本国内と同じようにスマートフォンでインターネットに接続できます。
当サイトが調査したところ、ヨルダン国内では以下のようなプリペイドSIMのプランが販売されていることを確認しました。
Zain※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
10GB/28日 | 9.18JD | 約1,784円 |
20GB/30日 | 11.80JD | 約2,294円 |
30GB/30日 | 14.42JD | 約2,803円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1JD=194.41円(2022/7/19時点のレート)で計算しています。
なおヨルダン現地でプリペイドSIMを購入する場合、別途手数料や税金が追加される可能性もあります。
ヨルダンに限った話ではありませんが、海外でプリペイドSIMを実際より高く売りつけられた、なんて話も多いです。
また現地でプリペイドSIMを購入する場合は、現地の店員と英語やアラビア語で会話をしなくてはなりません。
こういったことが不安であれば料金は変わりますが、日本国内でプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難です。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMがあれば、フリーWiFiスポットの近くでなくてもインターネットに接続でき便利です。
しかしプリペイドSIMを使うためには、以下にあげる条件や設定を自分で解決できなくてはなりません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味がわかり問題が起きても自分で対処できるようなインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しいです。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■対応※ |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■非対応 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応※ |
楽天モバイル | ■非対応 |
※データ通信には未対応
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
ヨルダンの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所も多いです。
けれどフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが大きい上に、限られた場所でしか使えないなど不便な点が少なくありません。
そのためヨルダンでメインに使うインターネット接続手段としては、他の方法をおすすめします。
プリペイドSIMであれば、フリーWiFiスポットが近くになくてもインターネットに接続でき便利です。
けれど使えるようにするまでのハードルが高く、インターネット設定に慣れた方でないと使いこなせません。
その点、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiならインターネット設定に慣れていない方でも無理なく使えます。
プリペイドSIM同様、フリーWiFiスポットが近くにない場所でも利用可能です。
ただヨルダンでの海外ローミングは、契約の通信キャリアによっては対応しておらず使えません。
また海外ローミングは、設定やプランによっては予期しない請求が発生することもあり注意が必要です。
その点、海外用ポケット型WiFiなら、たいていのプランが完全定額制で使え不安がありません。
たとえばポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」では、ヨルダンで1GB/日のモバイル通信を、980円/日の完全定額制で利用可能。
簡単で快適なインターネット接続手段を準備して、ヨルダンでの観光を思いっきり楽しんできてくださいね!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
ヨルダン旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!
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