韓国へ出張渡航する前に準備したいものと入国出国手続きについて解説
日本の隣国となる韓国ですが、ビジネス目的で出張として行く方も多いことでしょう。
観光目的ではなく、商用目的で渡航する場合、韓国への入国手続きや出国手続きに違いはあるのでしょうか。
この記事では、出張目的で韓国へ渡航する場合の注意点やビザ発行の必要有無について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
韓国への渡航・出張に必要なもの
韓国への出張で必要なものや手続きは下記のとおりです。
入出国に関して
- 「K-ETA」システムに登録
- 「Q-CODE」システムに登録
- 「Visit Japan Web」に登録
持ち物
- パスポート
- 韓国行きの航空券
- 海外旅行保険
- 現金
- クレジットカード
- スマートフォン
- (必要な場合)変圧器/アダプター
- (必要な場合)パソコンなどのビジネス機器
- (必要な場合)韓国政府が発行するビザ
ここでは、抜粋して紹介して行きます。
入国に関して必要なもの
韓国入国に関して必要な登録事項は下記の4つです。
韓国への入国の際に必要な手続き
- K-ETA(韓国版電子渡航認証システム)への事前登録
- Q-CODE(検疫情報事前入力システム)への登録
- パスポート
- ビザ(必要な場合のみ)
K-ETA(韓国版電子渡航認証システム)への事前登録
基本的に、日本から韓国へ渡航する場合は、ビザは不要です。
その代わりに、K-ETAと呼ばれる電子渡航認証システムへの事前登録が必要となっています。
これは、事前申請が必要となっており、遅くとも出発の24時間前には手続きを完了しておくようにしましょう。
有効期間は2年間となっています。
必要なもの
- パスポート
- メールアドレス
- 顔写真(容量100KB、縦横700px以下)
- クレジットカード(申請料金として1000ウォンがかかります)
Q-CODE(検疫情報事前入力システム)への登録
また、Q-CODEと呼ばれる検疫情報システムへの事前登録が推奨されています。
必須ではありませんが、事前に登録しておくと機内で記入する「健康状態質問書」への記入は不要です。
検疫手続きが短縮できるため、事前登録しておいた方が良いでしょう。
Visit Japan Webの登録→不要に
詳細について▷▷
Visit Japan Webは、日本人を含む海外からの入国者が入国時に行う手続きをスムーズにしてくれるサービスです。
検疫・入国審査・税関申告がスムーズになります。
事前に登録しておくと、入国時にQRコードを提示するだけで下記の審査が省略可能です。
- 質問票の記入
- 誓約書の記入
- ワクチン接種証明書の有効性の確認→2023年4月29日以降不要
- 出国前72時間以内の検査証明書の有効性の確認
登録に必要なもの
- 航空券
- パスポート
- メールアドレス
パスポート
パスポートは、海外へ出国する際には必ず必要です。
お住まいの市町村のパスポート申請窓口で事前に申請しましょう。
なお、パスポートの有効期限については、日本出国時から数えて残り期間が6ヶ月以上あるものが望ましいとされています。(残り期間が短いと入出国が認められないケースあり)
参考:外務省
韓国政府が発行するビザ(一般観光査証)【必要な場合のみ】
ビザとは、渡航国が発行する「入国許可証」と言えるものです。
ビザとパスポートの違いは下記のようになっています。
ビザとパスポートの違い
発行元 | 申請 | 目的 | |
---|---|---|---|
パスポート | 自国 | 日本のパスポート申請窓口 | 身分証明書 |
ビザ | 渡航先の国 | 渡航国や取得するビザの種類によって窓口が異なる | 入国許可証 |
韓国への出張でビザが必要となるケースは下記のようになっています。
- 共通発給内容
- 在留期間90日以内、有効期間3ヶ月
∟短期一般(イベント参加・競技参加など)
- 国内で開催される親善試合、行事、会議に参加しようとする者.
- 政府、企業などで技術・技能を稽古するために短期間の在留を目的とする者.
- 純粋観光(C-3-2) ~ 一般観光(C-3-9)を除いた短期訪問(C-3)活動範囲内の目的で入国する者.
提出書類
- 査証発給申請書、パスポート、写真(3.5x4.5カラー)、手数料、在留カード(有効期間3か月以上、日本以外での国籍の者)、手数料
- 招待状などの入国目的(行事、一般研修)を立証する書類、競技などに賞金ある場合、賞金内容が記載された書類、招待側の事業者登録(固有番号証)
- パスポートのコピー(人的事項面)、在職証明書(所属会社、学校などの)
∟一般商用
- 市場調査、業務連絡、商談、契約、その他これに類似した目的で短期間在留しようとする者.
提出書類
- 査証発給申請書、パスポート、写真、手数料、在留カード(日本以外の国籍の者*有効期間3か月以上)、手数料
- パスポートのコピー(人的事項面)
- 招待状(代表の名義、代表名義ではない場合、発給者の在職証明書* 商用目的を立証)
- 招待側の事業者登録証もしくは登記部謄本ー>コピー提出可能
- 被招待側の海外出張命令書(代表の場合、登記簿謄本提出)*原本提出
∟一般観光(滞在期間が90日以内で且つ日本からの観光目的の場合は不要ですがK-ETAへの事前登録が必要)
参考:駐日本国大韓民国大使館
通信手段
忘れてはいけないのが、韓国でのインターネット接続ができる通信手段の確保です。
日本国内とは異なり、現地でインターネット接続を行うには、下記の手段を取る必要があるのです。
- キャリアスマホのローミング接続を利用する
- 韓国専用プリペイドSIMカードを事前に購入する
- 海外専用のモバイルルーターを事前にレンタルしていく
韓国でのインターネット接続は「海外WiFiレンタルショップ」がおすすめ
当サイトでは、韓国でのインターネット通信手段として、面倒な設定なく利用できる「海外専用モバイルルーター」の利用を推奨しています。
その中でも特におすすめしているのが「海外WiFiレンタルショップ」のモバイルルーターです。
通常のモバイルルーターは、渡航期間中の使用有無に関わらずに料金が発生しますが、海外WiFiレンタルショップのモバイルルーターであれば、電源を入れた日しか通信料金が発生しません。
加えて、使用料金は、他社海外WiFiと比較しても大変安価に設定されています。
コンビニでも受け取り可能となっているため、帰宅が遅い方でも確実に受け取ることができるでしょう。
ぜひご利用ください。
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その他の韓国への出張で必要な持ち物
その他、韓国への出張で必要なものは下記のとおりです。
海外旅行保険への事前加入
海外旅行保険への加入は必須です。
やはり、海外へ渡航する際にはどんなトラブルがあるかわかりません。
万が一の急病や盗難などのトラブルに備えて、必ず加入しましょう。
クレジットカードの付帯となっている場合もあるため、事前に確認すると安心です。
クレジットカード
海外での決済で便利なのが「クレジットカード」です。
現地通貨を持っていないなくても支払いが可能で、後日日本円で通常のクレジットカード請求と合わせて支払うだけで済みます。
ただし、場合によっては契約している国際ブランド(JCB /AMEXなど)が利用できないケースがあるたえ、Visaなど、複数の国際ブランドのカードを持っていると安心でしょう。
そして、普段クレジットカードを使い慣れない方に関しては、必ずクレジットカードの暗証番号を取得・暗記することをおすすめします。
現金
クレジットカードが使えない場合、やはり現金があると何かと便利です。
韓国の現地通貨であるウォンはもちろんのこと、日本円でも持っているようにしましょう。
両替は現地の方がレートが良い場合が多く、空港よりも街中の両替所の方がレートが良い傾向があります。
携帯電話(スマホ)
海外だからといってスマホが利用できないわけではありません。
韓国では、フリーWiFiを利用すればインターンネット接続が可能ですし、キャリアのローミングや事前に韓国でも使えるSIMカードを準備しておけば、現地の電波を使って日本と同じようにインターネット接続を行うことが可能です。
SIMカードの差し替えや設定が面倒な方は、海外専用モバイルルーターを持っていくのもおすすめと言えます。
変圧器/変換プラグ
日本の電化製品をそのまま韓国で利用することはできないため、変換プラグや変圧器が必要です。
韓国で使用されているのは、CタイプとSEタイプの2種類となっています。
また、韓国国内の電圧は日本よりも高い220Vとなっているため、場合によっては日本から持ち込んだ家電が変換プラグを通しても利用できない可能性でてきてしまうのです。
ただし、日本で販売されている家電の対応電圧は100V-240Vとなっているため、利用できるケースの方が多いでしょう。
パソコン
ビジネスで渡航される際には、ノートパソコンは必須でしょう。
ただし、ノートパソコンにはモバイルバッテリーが搭載されているため、手荷物としては持込めない場合があります。
詳細については、出国時の係員にご相談ください。
また、海外でインターネット接続を行う場合は、海外専用モバイルルーターが便利です。
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日本から韓国への入国手順
日本から韓国への入国時に必要な手順は下記のとおりです。
順に確認して行きましょう。
日本から韓国への入国手順
- 入国カード・税関申告書の記入
- Q-CODE登録QRコードを提示
- 入国審査
入国カード・税関申告書の記入
まずは、韓国への渡航機内で配布される入国カードと関税申告書を記入しましょう。
1名につき1枚の記入が必要です。
- 姓
- 名
- 性別
- 国籍
- 生年月日(年/月/日)
- 職業
- 韓国での滞在先と電話番号
- 入国目的
- パスポートと同じ署名
Q-CODE登録QRコードを提示
韓国到着後、検疫係官にQ-CODE登録後に表示されるQRコードを提示しましょう。
Q-CODEの登録を事前に行わなかった場合は、健康状態質問書の記入が必要となります。
感染が疑われる場合は、検疫調査が実施されます。
検査結果が判明するまでは、指定待機場所で待機となるため注意が必要です。
入国審査
最後は入国審査です。
入国審査官にパスポートやビザを提示しましょう。
以上で入国手続きは完了です。
日本への入国手順(韓国から日本への出国)
韓国から日本へ入国する際には、税関申告書のみ記入する必要があります。
以前は、Visit Japan Webを使用して、質問票の提出と、陰性証明書の提出が必要でしたが、2023年4月29日以降、不要となりました。
- 税関申告書の記入
- 【不要】Visit Japan Webの登録
- 【不要】質問票の提出
日本への帰国時、日本国籍の方であれば「顔認証ゲート」を通過するだけで入国手続きが可能です。
その際に、パスポートには証印(スタンプ)されませんのでご注意ください。
まとめ
以上、韓国へ出張の際に必要な手続きや持ち物についてまとめてきました。
韓国への渡航に関しては、基本的にはビザは不要、パスポートだけで入国が可能となっているため、それほど面倒な手続きは必要ありません。
ただし、現地での通信手段に関しては十分な注意が必要です。
SIMカードを現地調達して通信を行うことを考える方が多いようですが、万が一通信ができなかった時のことを考えると非常に不安が残ります。
当サイトでおすすめしている通信手段は、日本から海外専用モバイルルーターを事前にレンタルしてくことです。
下記記事にて紹介してますので、ぜひご覧ください!
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