マルタのインターネット事情は?フリーWiFiは使える

国土の面積が淡路島の半分程度と小さなマルタですが、インターネットは日本よりも普及しています。

そのためマルタへ観光で訪れる際、あらかじめ準備しておけば快適にインターネットを利用可能です。

この記事ではマルタのインターネット事情と、マルタで使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。

手段によって使いやすさやコストパフォーマンスなどに差があるので、自分に合った手段をえらぶようにしましょう。

記事では、最も簡単でおすすめの方法はどれかも紹介しているので、是非参考にして下さい!

インターネット接続手段比較表

スクロールできます
総合評価通信品質セキュリティ使いやすさコスト
海外用レンタル
ポケット型WiFi
フリーWiFi×
プリペイドSIM
海外ローミング
4つのインターネット接続手段の特徴
  • 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
    安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。
  • フリーWiFi
    無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。
  • プリペイドSIM
    現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。
  • 海外ローミング
    設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

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目次(タップしてジャンプ)

マルタのインターネット事情

海外旅行をしたときに、渡航先の国でどのくらいインターネットを使えるかはその国のインターネット事情次第です。

環境が整備され自国民がインターネットを不自由なく使える国なら、その国を訪れる観光客もインターネットを使いやすいと考えられます。

それではマルタのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」を参考に、マルタのインターネット普及率をみていきましょう。

マルタのインターネット普及率(2022年)

国名/地域名普及率
マルタ107.9%
日本93.3%
ヨーロッパ平均89.7%
※参照元:「Internet World Stats

マルタのインターネット普及率は107.9%で、ヨーロッパ平均や日本より大分高くなっています。

インターネットが普及した日本では、市街地から離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネット接続が可能です。

誰も住んでいないような場所でない限り、インターネット環境がみつからないということは、ほとんどありません。

一方、そんな日本よりずっとインターネット普及率が高いマルタでは、準備してから訪れればインターネット環境が確保できそうですね。

インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。

インターネットに接続できたとしても、問題なく使えるかは通信速度によります。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にマルタの通信速度をみていきましょう。

マルタのインターネット通信速度と順位(2022年9月時点)

固定回線

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順位国名通信速度(下り)
全世界71.39Mbps
6日本172.94Mbps
7アメリカ172.30Mbps
36マルタ90.71Mbps

モバイル回線

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順位国名通信速度(下り)
世界33.17Mbps
22アメリカ68.34Mbps
37マルタ53.99Mbps
45日本41.95Mbps
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index

まず固定回線に関して、マルタの通信速度は90.71Mbpsで日本の約半分です。

高速な光回線やCATV回線が普及した日本の固定回線は、たいてい通信速度も十分で不満を感じることはありません。

高画質な動画もスムーズに鑑賞できますし、大容量のファイルもそんなに時間がかからず送受信できます。

マルタの固定回線は日本よりずっと遅いので、日本人が使うと物足りなく感じることがあるかもしれません。

とはいえ90.71Mbpsも十分に高速なので、旅行中に使う分には大きな問題になることはないでしょう。

次にモバイル回線について、マルタの通信速度は53.99Mbpsで日本より速いぐらいです。

日本ではモバイル回線の通信速度も特に問題はなく、だいたい快適に使えます。

SNSはさくさく表示されますし、YouTubeの視聴も可能です。

マルタのモバイル回線は日本より速いので、日本と比べても快適に使えそうですね。

マルタでは海外ローミングやポケット型WiFiといった、モバイル通信系のサービスが活躍しそうです。

日本人がマルタに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?

マルタのインターネット事情は、固定回線の通信速度を除いて日本に比べてもよいことをみてきました。

それでは、そんなマルタに日本人が旅行や出張で訪れるときは、どのような手段でインターネット接続できるでしょうか。

考えられる手段として、以下があげられます。

マルタでインターネットに接続する4つの方法
  1. マルタに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
  2. ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
  3. マルタで利用可能なプリペイドSIMを購入する
  4. 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う

これら4つは、どれも海外を観光する人がよく使うインターネット接続の手段です。

ただし手段によって使い勝手が異なるため、自分にあった種類をえらぶようにしましょう。

以下、1つずつ実際にどのような手段か解説するので参考にして下さい。

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiのメリット
  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

  • 業界最安値水準の低価格で使える
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
    さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。

  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する

フリーWiFiとは、文字通り無料で提供されているWiFiのことです。

日本の街でも、フリーWiFiを提供することを示すシールが貼ってある店舗や施設は多くなっています。

ホテルや街のカフェ、ファミレスなどいろいろなところで提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。

マルタでもフリーWiFiの環境があれば、日本人観光客はWiFiでインターネット接続が可能です。

それでは、マルタにはどのくらいフリーWiFiの環境があるでしょうか。

マルタ観光局の公式サイトには、マルタのインターネット事情について以下のように記載されています。

インターネット
フリーWi-Fiは、公園、広場、カフェ、レストラン等で利用可能です。
場所によってはID、Passwordなどが必要になります。また、多くのホテルで無料、有料のWi-Fiがあります。

参照元:マルタ観光局公式サイト

マルタ観光局の公式サイトをみる限り、マルタではフリーWiFiを使えるスポットが豊富にありそうですね。

次項からはマルタのなかでも、日本人が特によく訪れそうな場所にどのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。

空港のフリーWiFiスポットは?

海外旅行をする際は、渡航先の空港で入出国の手続きや搭乗待ちなどで滞在する時間も長くなりがち。

そのため空港でインターネットが使えれば、観光情報を調べたりSNSをチェックできたりして便利です。

それではマルタの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。

マルタへ日本人が訪れる際によく使うのが、マルタ唯一の国際空港「マルタ国際空港(ルア空港)」です。

マルタ国際空港の公式サイトには、フリーWiFiの提供について以下のように記載されています。(当サイトが日本語に訳しています。)

高速なフリーWiFiをお探しですか?
マルタ国際空港では、Wi-Fi対応機器があれば空港のいろいろな場所でフリーWiFiに接続できます。
マルタ国際空港には充電ステーションもあり、機器の充電がきれてしまった際も安心です。
フリーWiFiの接続方法
1. 機器の電源を入れ、WiFi機能をオンにして下さい
2. SSID「Maltairport Wi-Fi」に接続して下さい
3. インターネットブラウザを起動してください
4. 利用規約への同意にチェックを入れてください
5. WiFiに接続してください
6. これで接続完了です

参照元:マルタ国際空港公式サイト

公式サイトの情報をみる限り、マルタ国際空港ではフリーWiFiを使ってインターネットに接続できそうですね。

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

最初に結論を述べると、マルタの主要な観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットをみつけられることが多いです。

あらかじめ専用アプリなどで調べておけば、行き先周辺にあるフリーWiFiスポットを比較的簡単に探せるでしょう。

ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ

WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。

malta wifi003
malta wifi002

「聖ヨハネ大聖堂(ヴァレッタ)」は、1578年に聖ヨハネを称えるために建築された教会。

質素な外観とは裏腹に、眩しいほどに絢爛豪華な内部は溜め息がでるほどの美しさです。

聖ヨハネ大聖堂周辺には、中世の趣きが残る世界遺産の街「ヴァレッタ」の名所が集まっています。

WiFiMAPをみると、ヴァレッタでも人気の観光スポット周辺ということもあり数多くのフリーWiFiスポットが確認できますね。

マルタのホテルではフリーWiFiが使える?

海外旅行中に宿泊するホテルでは、言葉の分からないテレビをみても楽しめず退屈な時間を過ごすことも少なくありません。

そんなときインターネットが使えれば、日本語のYouTubeがみられたり観光情報を調べられたりして有意義に過ごせるので便利です。

それではマルタのホテルでは、フリーWiFiが使えるでしょうか。

ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、マルタのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。

結果は以下の通りです。

マルタのホテルにおけるフリーWiFi設置状況

スクロールできます
都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
マルタ全域2,3762,128約90%
ヴァレッタ235219約93%
スリーマ281254約90%
セントジュリアン199176約88%
※2022/10/28時点の情報です。

ご覧のようにBooking.comのデータをみる限り、マルタでは9割前後のホテルでフリーWiFiが提供されていました。

またマルタ全域で3つ星以上のホテルに絞り検索した場合、フリーWiFiの設置率は約94%(1,686軒中1,591軒)にあがります。

この結果から、マルタで日本人が使いそうな比較的グレードの高いホテルではだいたいフリーWiFiが使えると考えてよさそうですね。

ただ100%ではないので、確実に使いたいときは予約前の事前確認が欠かせません。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

マルタの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを利用できる場所が多いことをみてきました。

そのためマルタ観光の際は、「フリーWiFi以外のインターネット接続手段はいらないかな」と考えている方もいるでしょう。

けれどフリーWiFiにはセキュリティ的にも利便性にも問題があり、マルタでメインに使うインターネット接続の手段としておすすめできません。

以下、その理由を説明しますね。

1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られてしまう

WiFiを使うときWiFiの電波は近くを飛び交っており、周辺にいる人なら誰でもキャッチして内容を確認できます。

WiFiの通信を他人に見られないようにするためには、暗号化の設定が必要です。

しかしフリーWiFiでは、暗号化が行われていないことが少なくありません。

仮に暗号化されていても、解読に必要なパスワードは公開されています。

そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見ることは技術的にも難しくはないのです。

フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があります。

クレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用される可能性も否定できません。

2.フリーWiFiの偽物=なりすましによる被害も多い

フリーWiFiを使うときは、フリーWiFiを装った偽物=なりすましの存在にも気を付けなくてはなりません。なりすましに接続してしまうと、通信内容が丸見えとなり個人情報を盗み見られたりウイルスに感染させられたりするのです。

その上、なりすましと本物を見分けるのは、WiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。

なりすましに知らず知らず接続していて、ずっとあとになってから大きな被害に気付くなんてこともあります。

こんな風にセキュリティ上の不安が大きいフリーWiFiは、日本より治安的な不安が大きい海外では特に安心して使いにくいですね…。

3.フリーWiFiは限られた場所でしか使えない

フリーWiFiが使えるのは、専用設備(WiFiルーター)が設置された場所のすぐ近くに限られます。

たとえば最寄のスポットが200m先のカフェであれば、フリーWiFiを使えるのは原則としてそのお店の中だけです。

日本国内の観光地では、それが市街地から離れた場所でも電波さえ届けばインターネットに接続できます。

道に迷えば手元のスマートフォンで地図アプリを調べられますし、撮った写真を友達にLINEですぐに送ることも可能です。

けれどフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、スマートフォンをそんな風に便利には使えません。

老若男女問わずスマートフォンを使い慣れた日本人にとっては、ストレスがたまるのではないでしょうか。

4.フリーWiFiは通信品質が悪いことも少なくない

フリーWiFiの通信品質には、スポットによって大きくかわります。

何の問題もなく快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が遅くてSNSさえ開かないなんてスポットも少なくありません。

フリーWiFiを使いたくて入ったカフェやレストランで、通信品質が悪くて思うように使えなかったら楽しい観光気分が台無しですね…。

通信品質が悪くても、コーヒー代や食事代は支払う必要があります。

このようにフリーWiFiは問題が多いです。

マルタでは、他にメインとなるインターネット接続の手段を確保しておくことを強くおすすめします。

フリーWiFiは事情があって他の手段が使えない場合に限り、個人情報を送受信せず必要最低限だけ使うようにしましょう。

もしくはデータ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性が高いフリーWiFiを使うという手はあります。

pman sadピーマンくん

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

tomato oji

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。

フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い

マルタにはフリーWiFiスポットが比較的豊富にありますが、モバイル通信なら断然使えるエリアが広いです。

以下、マルタで高速な4G/LTEによるモバイル通信が使える場所を確認できる、提供エリアマップをご覧ください。

epicのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【マルタ全域】

malta wifi020
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで赤く塗られた部分が、モバイル通信(4G/LTE)の提供エリア範囲

ご覧のように、マルタ全域が4G/LTEによるモバイル通信の提供エリア内となっています。

マルタの観光地やホテルでもフリーWiFiを使えない場所があることもみてきました。

けれどモバイル通信ならそのような場所でもインターネット接続できる可能性が高いです。

わざわざ数百メートル先のフリーWiFiスポットまで行かなくても、その場でインターネットに接続することもできます。

こういった意味でもマルタでは、フリーWiFiよりこれから紹介するモバイル通信系のサービスを選んだ方がよいでしょう。

3.マルタで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは、前払い制で使えるモバイル通信サービスです。

最低利用期間がないことから、海外滞在中だけ使えるインターネット接続手段が欲しい観光客によく使われています。

たとえば3GB/10日というプリペイドSIMプランなら、10日の有効期限内に合計3GBまでモバイル通信が可能です。

フリーWiFiと違いプリペイドSIMは電波さえ届けばどこでも使える上に、セキュリティ的な不安もありません。

そのためマルタで使うメインのインターネット接続手段としてもおすすめできます。

当サイトで調査したところ、マルタでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていることを確認しました。

epic※

スクロールできます
プランの内容料金日本円
4GB/28日間5.99ユーロ約874 円
8GB/28日間9.99ユーロ約1,458 円
参照元:epic公式サイト
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1ユーロ=145.99円(2022/10/28時点のレート)で計算しています。

上記のようなプランを、マルタ現地で購入して使うことも可能です。

ただし、その場合は店員とマルタ語や英語でコミュニケーションをとる必要があります。

海外では、現地の事情がわからない外国人観光客相手に実際よりずっと高値でプリペイドSIMプランを販売する例も。

そういったことが不安なら、日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が安心です。

インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMをつかうときに、もう1つ注意が必要なのは使えるようにするための条件や設定が難しい点です。

具体的には、以下にあげる設定・条件を自分で解決する必要があります。

マルタでプリペイドSIMを使うための3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
    ※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

これら設定・条件の意味が理解でき、少しのトラブルなら自分で解決できるインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。

自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。

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4.キャリアの海外ローミング

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■非対応
povo■対応予定※
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応
UQ mobile■対応
楽天モバイル■非対応
※2022年10月時点
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

tomato oji

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

まとめ

マルタの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いです。

けれどフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが大きい上に、専用スポットの近くでしか使えないなど利便性も良いとは言えません。

マルタ観光の際は他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。

次にプリペイドSIMであれば、電波さえ届けばどこでもインターネット接続が可能。

フリーWiFiのようなセキュリティの不安もありません。

そのため、マルタで使うメインのインターネット接続手段としてもおすすめできます。

ただしプリペイドSIMは、使えるようにするための条件や設定が難しい点は注意が必要です。

インターネット設定に相当慣れている方以外は使えないので、自信のない方はより簡単な手段をおすすめします。

海外ローミングや海外用ポケット型WiFiも、プリペイドSIM同様にフリーWiFiスポットの近くでなくても使えて便利。

セキュリティの不安もありません。

その上、この2つはプリペイドSIMのような難しい設定や条件がない点もメリットです。

海外ローミングや海外用ポケット型WiFiなら、インターネット設定に不慣れな方でも比較的無理なく使えます。

ただ海外ローミングは、設定やプランによっては想定外の料金が発生してしまう点は注意しないといけません。

キャリアのオプションサービスとして提供されるため、契約中のキャリアが未対応の場合も利用不可です。

その点、海外用ポケット型WiFiは、契約中のキャリアに関わらず使えます。

さらに料金は完全定額制で、想定外の料金が発生するなんてこともありません。

たとえば、ポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」なら、マルタで1GB/日のモバイル通信を750円/日の完全定額制で利用可能。

簡単で快適に使えるインターネット接続手段を用意して、マルタでの観光を思いっきり楽しんできてください!

tomato oji

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

pman ideaピーマンくん

マルタ旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

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