パスポートは代理人の申請でも大丈夫?代理申請に必要な書類や手続きを詳しく解説
海外旅行に欠かせないパスポートですが、新規発行や更新の際は窓口へ足を運ばなければならず、なかなか時間を確保できないため「代理申請できないのだろうか?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、パスポートの代理申請の方法や必要な書類について解説します。
また、実際に代理申請を経験した方の口コミも紹介していますので、今後代理申請の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
パスポートを代理人が申請することは可能?
パスポートは、代理人による申請が可能です。
代理人は親族のほか友人や知人でも問題ありません。
もし代理人を依頼できる相手がいない場合には、費用はかかりますが行政書士などへ依頼することもできます。
ただし、パスポートの代理申請には準備しなければならない書類などがあります。
また、なかには代理申請できないケースもあるので、注意が必要です。
パスポートの代理申請に必要な書類や、代理申請できないケースについて、詳しくはこのあとの項で解説していきます。
パスポートの代理申請に必要な書類
まずは、パスポートの代理申請に必要な書類から見ていきましょう。
一般旅券発給申請書(10年・5年)
新規でパスポートを申請する方や、なんらかの理由で切り替え申請を行う方は、一般旅券発給申請書が必要です。
また、代理申請をする際は、申請者本人が「所持人自署」と「申請書類等提出委任申出書」の欄に記入しなければなりません。
一般旅券発給申請書(残存有効期間同一)
パスポートの有効期限は現在のままで変更をする「残存有効期間同一申請」を行う際も、一般旅券発給申請書を提出します。
申請者による「所持人自署」と「申請書類等提出委任申出書」の記入も同様です。
なお、有効なパスポートがある状態での切り替え申請は、戸籍謄本不要で手続きできます。
パスポート申請者の本人確認書類
パスポートを代理人が申請する際は、申請者の本人確認書類を提出します。
本人確認書類はコピーではなく原本が必要なため、申請者から代理人へ預けましょう。
運転免許証やマイナンバーカードなどは、一点で本人確認書類として利用できます。
健康保険証や学生証、年金手帳などは二点の提出が必要です。
パスポートの代理申請をする方の本人確認書類
パスポートの申請を代理人として行う方も、本人確認書類が必要です。
採用できる本人確認書類の種類は、申請者の書類と同様なので、運転免許証やマイナンバーカードがあれば、一点のみで済ませられます。
パスポートの代理申請に関する書類の入手先
パスポートの代理申請に必要な書類の入手先は、主に3種類あります。
今後代理申請をする予定の方は、入手しやすい方法で必要書類を準備しましょう。
都道府県のパスポートセンター
各都道府県には、パスポートの申請窓口やパスポートセンターが設置されています。
パスポートセンターは申請手続きをする場所なので、当然書類も入手できます。
また、パスポート申請についての相談もできますので、初めて申請する方や特殊な事情で手続きを早めたい方などは、直接パスポートセンターを訪れるのもよいでしょう。
パスポートセンターについては、以下のリンクから確認してください。
旅行会社
旅行会社によっては、パスポートの申請に必要な書類を用意しているところもあります。
もしパスポートの取得前に旅行プランの相談などで旅行会社を訪れた際は、パスポートの申請書類がないか聞いてみるとよいでしょう。
パスポートの代理申請の書類はダウンロードも可能
パスポートの代理申請書類は、インターネットからのダウンロードもできます。
あらかじめダウンロードできれば、書類を取りに行く手間が省けますので非常に便利です。
書類のダウンロードは、以下のリンクから行ってください。
パスポートを代理申請する際の注意点
パスポートの代理申請をする際の注意点を紹介します。
スムーズに代理申請を利用するためにも、次に紹介する注意点をしっかりと理解しておきましょう。
パスポートの代理人受け取りは不可、本人以外できない
パスポートの申請は代理人でも問題ありませんが、本人以外の方が受け取ることはできません。
また、郵送なども行っていないので、パスポートの手続きが完了したら、必ず申請者本人が受け取りにいきましょう。
パスポートの代理申請には本人確認書類のコピーではなく原本が必要
パスポートの代理申請をする際に必要となる申請者の本人確認書類ですが、コピーではなく原本を準備しなくてはいけません。
つまり、代理人に本人確認書類を預けることになります。
コピーを持参しても申請を受け付けてもらえず、手続き完了までに時間がかかってしまうので注意しましょう。
また、重要な個人情報が記載された本人確認書類を他人に預けることとなるため、信頼できる相手を選んでください。
どうしても信頼できる相手がいなければ、有料で行政書士などへ依頼しましょう。
パスポートの代理申請をする方と申請者との関係を必ず申請者が記入する
パスポートを代理で申請する代理人はどなたでも構いませんが、申請者と代理人の関係は必ず申請者が「申請書類等提出委任申出書」の申請者との関係の欄に記入しなければなりません。
ただし、申請者の法定代理人が書類を提出する場合に限り、「申請書類等提出委任申出書」は不要となります。
パスポートを代理人が申請できないケース
パスポートの代理申請ができないケースがいくつかあります。
もし以下に該当する場合は、代理人による申請ができないため、申請者本人が手続きを行ってください。
- 申請書の「刑罰等関係」欄に該当する事項がある場合
- 有効なパスポートの紛失・盗難・焼失の届出、及びこれに伴う新規発給申請を行う場合
- 外国における災害や事故等により被害者等の親族や関係者が緊急に渡航する場合
- 居所申請する場合
- 海外から一時帰国中に申請する場合
- 対立地域への渡航等により旅券の二重発給を受けようとする場合
- 申請書の記載内容に疑義があり、申請者から直接説明を受ける必要があると認められる場合
出典:東京都生活文化スポーツ局
みんなやってる?パスポートの代理申請について口コミをチェック
パスポートの代理請について、インターネット上の口コミを調査してみました。
マイナカード使えばパスポート更新ができると聞いて子供のパスポート申請してみた!(新規や有効期限切れはダメ)。
— はな@ボディケア (@hana_bodycare) August 24, 2023
代理申請になるので手間が増えるけど、何とか完了した。ネットにあまり情報ないね、やってみた系のブログも少ない。もしや知られてない?
息子のパスポートの代理申請で旅券事務所に。色々見て、聞いて、調べたので書類の不備もなく無事に受け付けてもらえました😃
— やえの はづき (@8eno8duki) August 17, 2023
帰りはおいしいもの買って帰ろう。
味覚が微妙だけど、しっかり食べねばね!
お子さんのパスポートを親御さんが代理申請するケースはよくありそうですね。
パスポートをウェブ申請しようとしたら受け取り窓口に地元がなかった…
— ∠カトリーヌ (@micato1220) August 27, 2023
定期券内の隣の市でもいっかっとみたら平日しかやってなかった…
ということで地元も申請は平日のみだから家族に代理申請してもらって日曜日に受け取りに行く形しかないな。
やってみたかったのにダメだった…
パスポート
— ☃️りーふ☃️ (@leaf_luv_Snow) August 28, 2023
マイナポータルで申請しようとしたら継続の人のみ
↓
切れてたから窓口で申請に変更
↓
戸籍謄本必要だがコンビニ出力にも申請必要(3日)
↓
窓口に私が代理で申請(事前に署名必要)
↓
受取りは本人のみだが授業あってなかなか行けず
ってすったもんだあったから気をつけてー💦
パスポートの窓口は平日しか営業していないため、仕事や学校を休むのが難しくてなかなか行けないという方も多いでしょう。
そして、そのようなシーンで代理申請を利用することがあるようです。
お盆期間中のパスポートセンターは激混みですよ…できれば後日にした方がいいですよ…申請申し込みは書類さえあれば代理申請できますよ…みんなで来なくても大丈夫
— おつかれさま (@k2ccs141love) August 14, 2023
パスポート申請に有楽町の交通会館へ。11:30に受付して申請が終わったのが16:00。残存期間同一発行だったから早めとはいえ4時間半……普通に新規発行とかになると6時間コースですか…これを平日に来いって言うんだから普通にお仕事されてる方は代理申請しか無理ですよね…#パスポート申請
— KINBO | 旅 & 食ブログ (@KINBO2023) August 15, 2023
夏休みを控えた時期などは、パスポートセンターがかなり混雑するようです。
申請書類を準備して行っても数時間かかることがあるようなので、時間の確保が難しい方は信頼できる方に代理申請をお願いするのもひとつの方法ですね。
海外へ行くならパスポートと一緒にポケット型Wi-Fiも準備しよう
海外へ行く際は、パスポートをはじめさまざまなものを準備しなければなりません。
そのなかでも特に押さえておきたいのが「ポケット型Wi-Fi」です。
今は海外へ行っても地図や連絡手段としてスマホを利用します。
しかし、国内で使用しているスマホは海外へ行くと電波がつながらないので、そのまま利用することはできません。
そのため、ポケット型Wi-Fiをレンタルしていくのがおすすめです。
当サイトおすすめの海外WiFiレンタルショップでは、135ヵ国で利用できるポケット型Wi-Fiを簡単にレンタルできます。
電源を入れなかった日は通信料がかからないため、なるべくコストを抑えたい方にもおすすめです。
インターネットで申し込めば、出発の2日前までに端末を受け取れて、返却はポスト投函なので余計な手間もかかりません。
海外へ行く予定のある方は、海外WiFiレンタルショップのポケット型Wi-Fiをぜひ検討してみてください。
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まとめ
パスポートは、代理人が申請することも可能です。
代理人に規定はないので、友人や知人、職場の同僚でも問題ありません。
パスポートの申請窓口は平日しか営業していないので、時間の確保ができない場合には、代理人にお願いするとよいでしょう。
ただし、パスポートの受け取りは申請者本人以外認められていません。
また、代理人が申請する際は申請者の本人確認書類の原本が必要となることから、難しい場合にはオンライン申請や行政書士などへの依頼も検討してみてください。
本記事を参考にして、スムーズにパスポートを取得して素敵な旅行や出張ができることを願っています。
パスポートの代理人申請に関するよくある質問
パスポートの代理人申請に関するよくある質問をピックアップして紹介します。
パスポート申請の代理人になれるのは配偶者だけ?友人でも可能?
- パスポート申請の代理人になれるのは配偶者だけ?友人でも可能?
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パスポート申請の代理人は、申請者が依頼すればどなたでも問題ありません。
申請者が「申請書類等提出委任申出書」に記載した方が、代理人として申請できます。
パスポートの更新手続きも代理申請できる?
- パスポートの更新手続きも代理申請できる?
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パスポートの代理申請は、新規の申請、更新手続きのどちらでも可能です。
申請書類等提出委任申出書はどこで手に入る?ダウンロードできる?
- 申請書類等提出委任申出書はどこで手に入る?ダウンロードできる?
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申請書類等提出委任申出書は、都道府県のパスポートセンターや一部の旅行会社で入手できます。
また、以下のリンク先からダウンロードも可能です。
時間がない方は、ダウンロードすれば書類を取りに行く時間を節約できるでしょう。
子供のパスポートを親が代理申請する際も委任状が必要?
- 子供のパスポートを親が代理申請する際も委任状が必要?
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子供のパスポートを親が代理申請する場合、通常、親権者であれば委任状は不要です。
ただし、親権者が申請する場合、その関係を示すものとして、戸籍謄本や戸籍の附票などの書類が要求されます。
また、親権者でない第三者が代理申請をする場合には、委任状が必要です。
そのほか、両親が共同親権者の場合で一方の親が代理申請をする際は、もう一方の親権者の同意書または委任状が求められるケースがあるので、事前に窓口へ確認するのがおすすめです。