ルーマニアのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?
ルーマニアは日本と比べインターネット事情がよいとは言えませんが、日本人観光客はフリーWiFiなど複数の手段でインターネット接続できます。
ただ、手段によって使い勝手や難易度に差があるので、渡航前にどんな手段があるかきちんと調べておきたいところです。
この記事ではルーマニアのインターネット事情と、ルーマニアで使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。
どの手段が簡単でおすすめかも解説しているので、ルーマニアへ渡航する前に是非参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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ルーマニアのインターネット事情
インターネット環境がどのくらい整備されているかは、国によって大きな差があります。
その国の人がインターネット環境に不自由しない国の方が、海外からの観光客もインターネットを使いやすいのは言うまでもありません。
そこで、ここではルーマニアのインターネット事情をみていきましょう。
まずは世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※のデータを参考に、ルーマニアのインターネット普及率を紹介します。
ルーマニアのインターネット普及率(2021年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
ルーマニア | 73.8 % |
ヨーロッパ平均 | 87.7 % |
日本 | 94.5% |
ルーマニアのインターネット普及率は73.8%でヨーロッパ平均より低いのはもちろん、日本平均と比べても20%以上低いです。
日本では山奥などでない限り、たいてい何らかの方法でインターネットに接続できます。
インターネット環境が何もなくて困るようなことは、ほとんどありません。
一方、そんな日本よりずっとインターネット普及率が低いルーマニアでは、日本と比べインターネット環境の確保に苦労しそうですね。
ルーマニアでストレスなくインターネットを使いたいときは、渡航前の十分な準備がかかせません。
次にルーマニアのインターネット通信速度はどうでしょうか。
インターネット環境を確保できたとしても、その国で快適にインターネットが使えるかはインターネット通信速度次第です。
ここではインターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータをみていきます。
ルーマニアのインターネット通信速度と順位(2022年6月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 66.25Mbps |
8 | アメリカ | 153.80Mbps |
9 | 日本 | 134.47Mbps |
11 | ルーマニア | 130.52Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 31.01Mbps |
27 | アメリカ | 59.47Mbps |
47 | 日本 | 41.75Mbps |
53 | ルーマニア | 36.19Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
ルーマニアのインターネット通信速度は固定回線が130.53Mbps、モバイル回線が36.19Mbpsで日本とほぼ同じくらいです。
日本では固定回線・モバイル回線ともに、速度が遅くてストレスがたまるといったことはほとんどありません。
ホームページはスムーズに閲覧できますし、動画もきれいに視聴できます。
日本とインターネット通信速度が同じぐらいのルーマニアでも、環境を確保できれば日本同様にインターネットを快適に使えそうですね。
日本人がルーマニアに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
ルーマニアのインターネット普及率は日本より低い一方で、インターネット通信速度は同じぐらいであることをみてきました。
それでは、そんなルーマニアへ日本人が観光や出張で出掛けた際は、どのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。
主な手段として以下4つがあげられます。
- ルーマニアに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- ルーマニアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
この4つは日本人に限らず海外からの観光客が、よく使うインターネット接続の手段です。
ただ手段によって難易度やコスト・通信品質に差があるので、自分の希望にあう方法をえらぶようにしましょう。
以下、各手段の概要や特徴を解説しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
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さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは名前の通り、無料で使えるWiFi環境のことです。
日本でも今では街にたくさんフリーWiFiスポットがあるので、使い慣れている方も多いでしょう。
ルーマニアでもフリーWiFiスポットがあれば、日本人観光客がWiFi経由でインターネットに接続できます。
それではルーマニアでは、どのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。
人気観光ガイドブック「地球の歩き方」では、ルーマニアのフリーWiFi事情について以下のように説明しています。
ブルガリア・ルーマニアでスマホ、ネットを使うには
参照元:「地球の歩き方 ブルガリア ルーマニア 2019〜20」(P310)
まずは、ホテルなどのネットサービス(有料または無料)、Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料)を活用する方法がある。
ブルガリア・ルーマニアでは、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fiスポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは、通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある
地球の歩き方の説明をみる限り、ルーマニアにはフリーWiFi(無料のWiFiスポット)がたくさんありそうですね。
ただ地球の歩き方では、フリーWiFiの通信品質が不安定であること、利用できる場所が限られていることについて注意しています。
確かにフリーWiFiは、いろいろな問題があるのは否めません。
地球の歩き方では、フリーWiFiより快適に使えるインターネット接続手段としてポケットWiFiレンタルや海外ローミングをあげています。
それぞれの詳細については後述しますね。
次の項からは、ルーマニアのなかでも日本人が訪れる場所にどのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外旅行の際は、手続きや飛行機待ちなどのため空港にいる時間が長くなりがちです。
そのため空港でインターネットを使い、動画をみて過ごしたり観光先の情報をチェックしたりしたいと考える方も多いでしょう。
それではルーマニアの空港ではフリーWiFiが使えるでしょうか。
ルーマニアのなかでも、日本人が入国や出国の際によく使うのが首都ブカレストにあるアンリ・コアンダ国際空港です。
アンリ・コアンダ国際空港の公式サイトには、空港のインターネット環境について、簡単ではありますが以下のように記載されています。
※当サイトが日本語に訳しています。
インターネット環境について
参照元:アンリ・コアンダ国際空港公式サイト
本空港では、WiFiによる無料のインターネットアクセスを提供しています。
公式サイトの記載をみる限り、アンリ・コアンダ国際空港ではフリーWiFiを使いインターネットに接続できそうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
最初に結論を述べると、ルーマニアの主要な観光地周辺には複数のフリーWiFiスポットがあることが多いです。
アプリを使うなどして事前に調べておけば、これから行く観光地周辺のフリーWiFiスポットを比較的簡単に見つけられるでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、ルーマニアの各観光地にフリーWiFiスポットが実際どのくらいあるか確認します。
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国民の館/議事堂宮殿(ブカレスト)
国民の館(議事堂宮殿)は、床面積33万平方メートル・部屋数1,000以上の超巨大な建築物です。
絢爛豪華な装飾が施された内部も、有料ツアーに参加さえすれば見学できます。
WiFiMAPをみると、国民の館周辺に複数のフリーWiFiスポットが確認できますね。
チェントル・ベキ(ブカレスト)
チェントル・ベキは、以前はブカレストの中心地であった旧市街です。
石畳が敷かれたチェントル・ベキでは、「小パリ」と呼ばれていた頃の趣きある建物が立ち並んでおり、飽きずに散策を楽しめるでしょう。
エリア内にはお洒落なカフェやレストランの他、お土産物店などもたくさんあります。
上記WiFiMAPのキャプチャは、チェントル・ベキ全体を写したものです。
WiFiMAPをみると、チェントル・ベキ内には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
ピャツッァ・レボルツィエイ/革命広場(ブカレスト)
ピャツッァ・レボルツィエイは、1989年のルーマニア革命の舞台となった場所にもうけられた広場です。
ピャツッァ・レボルツィエイの周辺では、大統領派と反体制派との間で激しい衝突が起こり、多くの市民も犠牲になりました。
今では広場内に、犠牲になった人々を祀る慰霊碑がたっています。
WiFiMAPをみると、ピャツッァ・レボルツィエイ周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
凱旋門(ブカレスト)
凱旋門は第1次世界大戦の勝利を記念して建てられた建築物です。
当初は木造でしたが火災によって消失したあと、1936年にコンクリートと花崗岩を使って現在の姿に建て直されました。
高さ27mを誇る重厚な凱旋門には、緻密な彫刻が施されています。
WiFiMAPをみると、凱旋門周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
凱旋門の近くには、古き良きルーマニアの農村風景が再現された国立農村博物館もあります。
ペレシュ城(シナイア)
ペレシュ城はルーマニア王室の夏の離宮として建築された城で、「ルーマニアで最も壮麗な城」とも言われています。
美しい城の内部は現在博物館として公開されており、部屋を飾る気が遠くなるほど精巧で美しい彫刻の数々は見逃せません。
WiFiMAPをみると、ペレシュ城の周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
シナイア僧院/シナイア修道院(シナイア)
シナイア僧院は1695年に建設されたキリスト教の僧院です。
僧院の名前は、モーセが十戒を授かったキリスト教の聖地「シナイ山」が由来となっています。
シナイア僧院では、数多くのフレスコ画(イコン画)が見どころ。
部屋を埋め尽くすフレスコ画の美しさには圧倒されるでしょう。
WiFiMAPをみると、シナイア僧院周辺に複数のフリーWiFiスポットが確認できますね。
ブラン城(ブラン)
ブラン城は小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場する、ドラキュラ城のモデルになった城です。
ドラキュラ伯爵が姿を現しそうな荘厳な佇まいの城で、トリップアドバイザーが企画した「世界の名城25選」にえらばれた実績もあります。
城の内部は当時の武具や拷問道具を展示する博物館になっていて、観光ではあわせて訪れるとよいでしょう。
WiFiMAPをみると、ブラン城の周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
シギショアラ歴史地区(シギショアラ)
世界遺産「シギショアラ歴史地区」は城塞都市として栄えたエリアで、今でも中世ヨーロッパの美しい街並みが残っています。
シギショアラ歴史地区の中でも、特に注目すべき見どころは高さ64mの時計塔と、吸血鬼ドラキュラのモデルとなった「ヴラド3世」の生家です。
時計塔からは、ジキショアラ歴史地区の街並みを一望できます。
上記WiFiMAPのキャプチャは、シギショアラ歴史地区の全体を写したものです。
WiFiMAPをみると、エリア内に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ママイアビーチ(コンスタンツァ)
ママイアビーチは、黒海リゾートとして多くの観光客が訪れるコンスタンツァの中でも人気のビーチです。
ビーチからは、穏やかな黒海の様子をゆっくり眺めることができます。
またママイアビーチ周辺には、レストランやクラブ、バーが立ち並びリゾートをたっぷり楽しめるでしょう。
WiFiMAPをみると、ママイアビーチ周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ルーマニアのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行中に滞在するホテルでは、時間を潰したり観光情報を調べたりするのにインターネットを使いたいと考える方が多いでしょう。
それではルーマニアのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが使えるでしょうか。
ここでは、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、ルーマニアのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
ルーマニア主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
ルーマニア全土 | 24,832 | 19,372 | 約78% |
ブカレスト | 1,967 | 1,645 | 約84% |
シナイア | 354 | 325 | 約92% |
シギショアラ | 195 | 166 | 約85% |
コンスタンツァ | 992 | 716 | 約72% |
ルーマニア全土で約8割、主要な観光地では約7~9割のホテルでフリーWiFiが提供されていることがわかりました。
ちなみに3つ星以上のホテルに絞ると、ルーマニア全土で14,591軒中13,126軒(約90%)のホテルでフリーWiFiが提供されていることも確認しています。
これらの結果から、ルーマニアのホテルではだいたいフリーWiFiを使ってインターネットに接続できると考えてよさそうですね。
ただグレードの低いホテルを中心に、フリーWiFiが提供されていないケースも少なくありません。
ホテルのフリーWiFiを使いたい場合は、予約する前に確認した方がよいでしょう。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
ルーマニアの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が豊富であることをみてきました。
「このくらいフリーWiFiスポットがあるなら、他のインターネット接続手段はいらないかな」と考えている方もいるでしょう。
しかしフリーWiFiには問題が多く、ルーマニアでメインに使うインターネット接続手段として適していません。以下、その理由を解説しますね。
1.フリーWiFiは通信の内容を簡単に盗み見られてしまう
フリーWiFiの通信は暗号化されていない場合が多いです。
暗号化されていたとしても、解読に使うパスワードが、便宜上公開されています。
そのため、悪意のある第三者にとってフリーWiFi上の通信を盗み見ることは難しくありません。
フリーWiFi上で何らかの個人情報をやり取りすると、それが全て盗み見られてしまう可能性があるのです。
フリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用される可能性もあります。
2.偽物のフリーWiFi(=なりすまし)による被害も多い
フリーWiFiに似せた偽物=なりすましによる被害も少なくありません。
悪意のある第三者が構築したなりすましへ接続してしまった場合、個人情報を盗み見られたりウイルスに感染させられたりする可能性があります。
その上、なりすましはWiFiを使い慣れた熟練者でも見分けるのが簡単ではありません。
知らない間になりすましへ接続してしまっていて、ずっとあとになってから被害に気付くケースも多いです。
こんな風にセキュリティ上のリスクが大きいフリーWiFiは、慣れない海外で使うのは不安ですね。
3.フリーWiFiは使える場所が限定される
フリーWiFiは、専用スポットのすぐ近くでしか使えません。
たとえば最寄のフリーWiFiスポットが300m先のカフェなら、そのお店まで行って客として入店しないとフリーWiFiを使えないのです。
日本の観光地なら、電波さえ届けばいつでもどこでも手元のスマートフォンを取り出し地図アプリをみたりできます。
最寄りのフリーWiFiスポットまで、わざわざ足を延ばす必要はありません。
そのため普段からスマートフォンを使い慣れている日本人は、フリーWiFiしかインターネット接続手段がないとストレスを感じるでしょう。
ルーマニア観光中は、できればストレスなくインターネットを使いたいですね。
4.フリーWiFiは通信品質が悪いことも少なくない
フリーWiFiスポットの通信品質は、場所によって差があります。
快適に使えるスポットもある一方で、速度が極端に遅かったり接続が頻繁に途切れたりするスポットも少なくありません。
1つのフリーWiFiスポットへ、同時に多くの観光客が接続して混雑で速度が低下するのもよくあることです。
フリーWiFiを使いたくて入ったカフェやレストランで、通信品質が悪くて使えなかったら楽しい観光気分が台無しですね…。
このようにフリーWiFiには、多くの問題があります。
フリーWiFiは他の手段がない場合に限って、Google Mapをみるなど個人情報を送受信しないで良い範囲で必要最低限だけ使うようにしましょう。
もしくは、データ通信量を節約する目的で、YouTubeをみるときだけ比較的信頼性の高いホテルや空港のフリーWiFiを使うという活用法もあります。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
3.ルーマニアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い方式で必要な分だけ購入できるモバイル通信のサービスです。
月払い/後払いの契約ではないので旅行者でも使いやすいことから、海外旅行中に使う方も少なくありません。
その上、プリペイドSIMのモバイル通信ならフリーWiFiスポットの近くでなくてもインターネットに接続でき便利です。
プリペイドSIMでたとえば5GB/10日というプランであれば、10日間の有効期限内に合計5GBまでモバイル通信が使えます。
当サイトが調査したところ、ルーマニア現地で以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていることを確認しました。
Orange※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
10GB/28日 | 5ユーロ | 約670円 |
12GB/30日 | 6ユーロ | 約804円 |
16GB/30日 | 8ユーロ | 約1,072円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1ユーロ=133.98円(2022/8/2時点のレート)で計算しています。
上記のようなプリペイドSIMプランを、現地で購入して使うこともできます。
ただし、その場合は現地の店員とルーマニア語や英語でコミュニケーションをとらなくてはなりません。
海外旅行の際は、海外からの観光客相手に実際より高値でプリペイドSIMを売りつける例もあります。
こういったことが不安であれば、料金はかわるものの日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難です。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMは、使えるようにするまでのハードルが高い点も注意が必要です。
プリペイドSIMを使うためには、以下にあげる条件や設定を自分で解決する必要があります。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味が理解できて、何か問題が起こっても自分で対処できるようなインターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■非対応 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
ルーマニアの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いです。
ただしフリーWiFiはセキュリティ的な問題が大きい上に、限定された場所でしか使えないなど問題が少なくありません。
そのためルーマニアで使うインターネット接続手段として、他の選択肢を用意した方がよいでしょう。
プリペイドSIMであれば、フリーWiFiスポットの近くでなくても使えて便利です。
プリペイドSIMでは、フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安もありません。
ただプリペイドSIMは、使いこなすための条件や設定が難しい点は注意が必要です。
インターネット設定に慣れていなくて、トラブルが起きた際に自分で解決する自信のない方はより簡単な方法をおすすめします。
次に海外ローミングや海外用ポケット型WiFiなら、プリペイドSIMのような難しい設定や条件はありません。
インターネット設定に慣れていない方でも、無理なく使えます。
ただ海外ローミングは、設定やプランによっては想定外の料金が発生してしまう点は注意が必要です。
その点、海外用ポケット型WiFiのレンタルなら完全定額制で使えて安心。
たとえばポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、ルーマニアで1GB/日のモバイル通信を900円/日の完全定額制で使えます。
誰でも簡単に使いこなせます。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、ルーマニアの観光を思いっきり楽しんできてくださいね!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
ルーマニア旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!
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