スロバキアのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

スロバキアは国土が日本の1/7程と小さな国ですが、中世の趣きを残す街や城をはじめ魅力的な観光名所が豊富です。

インターネット環境も整備されていて、観光客は事前に準備してから訪問すれば、滞在中はインターネットを不自由なく使えるでしょう。

この記事ではスロバキアのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめスロバキアで使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。

手段によって難易度や使い勝手が異なるため、自分にあった種類を選ぶようにしましょう。

記事では、なかでもおすすめがどれかも解説しているので、渡航前に是非参考にして下さい!

インターネット接続手段比較表

スクロールできます
総合評価通信品質セキュリティ使いやすさコスト
海外用レンタル
ポケット型WiFi
フリーWiFi×
プリペイドSIM
海外ローミング
4つのインターネット接続手段の特徴
  • 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
    安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。
  • フリーWiFi
    無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。
  • プリペイドSIM
    現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。
  • 海外ローミング
    設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

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目次(タップしてジャンプ)

スロバキアのインターネット事情

海外を訪れる観光客が渡航先の国で快適にインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情によります。

自国民が不自由なくインターネットを使えている国なら、観光客もインターネットを使いやすいと考えられるわけです。

それではスロバキアのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」を参考に、スロバキアのインターネット普及率をみていきましょう。

スロバキアのインターネット普及率(2022年)

国名/地域名普及率
スロバキア90.0%
日本93.3%
ヨーロッパ平均89.7%
※参照元:「Internet World Stats

スロバキアのインターネット普及率は90.0%で、日本より少しだけ低くなっています。

インターネットが普及している日本では、街から離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの手段でインターネット接続が可能です。

人が一切暮らしていないようなエリアでない限り、全くインターネット接続の手段がないということはほとんどありません。

それに対し、スロバキアのインターネット普及率は日本と同じくらいなので、日本のようにインターネット環境を確保しやすそうですね。

スロバキアを訪れる際は、事前に準備しておけば滞在中はインターネット環境に困ることはないでしょう。

普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。

インターネット環境が確保できても、通信速度次第では快適に使うことはできません。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にスロバキアの通信速度をみていきましょう。

スロバキアのインターネット通信速度と順位(2022年12月時点)

固定回線

順位国名通信速度(下り)
全世界75.18Mbps
7アメリカ192.73Mbps
16日本143.33Mbps
69スロバキア57.23Mbps

モバイル回線

スクロールできます
順位国名通信速度(下り)
世界36.74Mbps
20アメリカ78.86Mbps
39スロバキア49.57Mbps
48日本42.83Mbps
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。

まず固定回線に関しスロバキアの通信速度は57.23Mbpsで、日本の半分以下です。

日本では高速な光回線が普及しているので、固定回線の通信速度が遅くて不満を感じることはほとんどありません。

4Kクラスの高画質な動画も鑑賞できますし、数百MB・数GBクラスの大容量ファイルも短時間でダウンロードが可能です。

一方、日本よりずっと遅いスロバキアの固定回線は、日本人が使うと物足りなく感じるケースが多そうですね。

ただ57.23Mbpsも決して遅くはないので、観光中に情報検索やスマートフォンの動画をみるくらいなら、特に問題はないでしょう。

一方でモバイル回線に関しては、スロバキアの通信速度は49.57Mbpsで日本より速くなっています。

日本のモバイル回線はLTEや5Gなど高速な技術が普及していて、使っていてストレスになることはほとんどありません。

SNSやホームページはさくさく表示されますし、スマートフォンでYouTube動画をきれいに鑑賞することもできます。

一方、スロバキアのモバイル回線は日本より速いくらいなので、日本にいるときと比べても快適に使えそうですね。

スロバキアではポケット型WiFiレンタルや海外ローミングのような、モバイル回線系のサービスが活躍しそうです。

日本人がスロバキアに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?

スロバキアのインターネット事情は固定回線の通信速度をのぞいて、日本と同じぐらい整備されていることをみてきました。

それでは、そんなスロバキアではどのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。

考えられる手段として、以下4つがあげられます。

スロバキアでインターネットに接続する4つの方法
  1. スロバキアに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
  2. ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
  3. スロバキアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
  4. 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う

これら4種類は日本人だけでなく、海外を旅する観光客がよく使うインターネット接続の手段です。

ただ、それぞれ使い勝手が異なるので自分にあった種類を選ぶようにしましょう。

以下、1つずつどんな手段か解説しますね。

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiのメリット
  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

  • 業界最安値水準の低価格で使える
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    さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。

  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する

フリーWiFiとは名前の通り、無料で使えるWiFi環境のことです。

日本でもホテルや街のカフェ、ファミレス、大きな鉄道駅などいろいろな場所で提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。

スロバキアでも専用のスポットがあれば、日本人観光客はWiFi経由でインターネット接続が可能です。

それではスロバキアには、どのくらいフリーWiFiのスポットがあるでしょうか。

有名な海外向け旅行ガイド「地球の歩き方」では、スロバキアのインターネット環境について以下のようにまとめています。

(チェコ・ポーランド・スロバキアの)3ヵ国とも、インターネットは広く普及している。
ほとんどがWi-Fiとなっており、対応のパソコンやスマートフォンを持っていけば、町なかにあるカフェやホテルでネット接続が可能だ。
また、一部の長距離バスでは、無料のWi-Fi が使える。
(中略)
移動中にもネット接続を行いたい人やホテルでのネット環境に不安を感じている人は、海外でも定額で利用できるWi-Fiルーターを出発前に日本でレンタルするとよい。

参照元:「地球の歩き方 A26 チェコ ポーランド スロヴァキア 2020〜21」(P434)

地球の歩き方をみる限り、スロバキアではフリーWiFiを使えるスポットが多いようですね。

ただ地球の歩き方が書くように、移動中にインターネットを使いたいときやホテルのネット環境に不安をもつ方も少なくありません。

実際、フリーWiFiの通信品質は悪いことが少なくないなど問題が多いからです。

地球の歩き方では、より快適にインターネットを使う手段として「WiFiルーターのレンタル(=ポケット型WiFiレンタル)」をあげています。

フリーWiFiの問題や、ポケット型WiFiレンタルについては後述しますね。

次項からは、スロバキアのなかでも特に日本人がよく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiのスポットがあるかみていきましょう。

空港のフリーWiFiスポットは?

海外へ行ったときには、入出国の手続きや飛行機の搭乗待ちなどで空港に滞在する時間も長くなりがち。

そのため空港でインターネットに接続できれば、観光情報やSNSをチェックするなどして退屈せずにすみます。

それでは、スロバキアの空港ではフリーWiFiが使えるでしょうか。

以下、スロバキアのなかでも日本人がよく使う空港の提供状況をみていきましょう。

「ミラン・ラスチスラウ・シュテファーニク空港(ブラチスラヴァ空港)」は、スロバキアの首都ブラチスラヴァにある空港です。

空港の公式サイトには、インターネット環境の提供について以下のように記載されています。

当サイトが翻訳しています。

インターネットに接続する必要がありますか?
当空港の全ターミナルで、フリーWiFi(無制限)を利用いただけます。

参照元:ミラン・ラスチスラウ・シュテファーニク空港公式サイト

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

はじめに結論を書くと、スロバキアの観光名所周辺では、複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。

特に市街地にある人気の観光名所周辺では、非常に多くのフリーWiFiスポットが集まっていることもあります。

アプリなどで事前に調べておけば、現地では比較的簡単に周辺のスポットをみつけられるでしょう。

ここでも世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ

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「ブラチスラヴァ城」は、首都ブラチスラヴァのシンボル的な巨大な城。

四角い上にその四隅に塔を持つその独特な形状から、「ひっくり返ったテーブル」とも言われます。

城の屋上からは、ブラチスラヴァの街並みを一望することも。

天気がいい日には、隣国のオーストリアも眺望できます。

WiFiMAPをみると、ブラチスラヴァ城とその周辺に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。

スロバキアのホテルではフリーWiFiが使える?

海外へいったときは、宿泊先のホテルに滞在する時間も長くなります。

ただ、外国語を話すテレビをみても意味が分からず、退屈を持て余した経験がある方も多いのではないでしょうか。

海外のホテルでインターネットが使えれば、SNSや観光情報をチェックしたりYouTubeの動画をみたりして時間を有効に使えます。

それではスロバキアのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが使えるでしょうか。

ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、スロバキアのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。

結果は以下の通りです。

スロバキア主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況

スクロールできます
都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
スロバキア全域6,4965,833約90 %
ブラチスラヴァ457427約93 %
ジリナ5954約92 %
バルデヨフ2822約79 %
ポプラト127123約97 %
コシツェ200184約92 %
※2023/1/26時点の情報です。

Booking.comのデータをみると、スロバキア全域や主要観光地では8~9割程度のホテルでフリーWiFiが提供されていました。

この結果をみる限り、スロバキアのホテルで日本人観光客は、だいたいWiFiでインターネットに接続できそうですね。

ただ、裏を返せば1~2割程度のホテルでフリーWiFiが提供されていないので、確実に使いたいときは事前に確認するようにしましょう。

ホテルによっては、「ロビーのような公共エリアでないとWiFiがつながらない」なんてことも。
確実に部屋でもWiFiを使いたいときは、同じWiFiサービスでも手元にWiFiルーターを置ける、ポケット型WiFiレンタルの方がおすすめです。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

スロバキアの空港や人気観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使える場所が比較的豊富でした。

そのため「このぐらいWiFiが使えるなら、他のインターネット接続手段は必要ないかな」と考えている方もいるでしょう。

しかし実際のところ、フリーWiFiはセキュリティ的なリスクがある上に、利便性も決して高いとは言えません。

スロバキアでメインに使うインターネット接続手段として適していないので、他の手段も準備することを強くおすすめします。

以下、その理由を詳しく解説しますね。

1.個人情報を盗み見られてしまうリスクがある

WiFiで通信している内容を、周りにいる人に見えないようにするためには暗号化の設定が欠かせません。

暗号化せずにWiFiを使うのは、公共の場にいながら周りに聞こえるような声で話をするようなもの。

周囲にいる人は、その気になれば簡単に通信内容を覗き見れてしまうのです。

けれどフリーWiFiは、運用の負担を減らすため暗号化されていないことが少なくありません。

仮に暗号化されていても、暗号解除に使うパスワードは公開されています。

そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見るのは難しくないのです。

名前やメールアドレスなどの個人情報を送受信したときは、それが盗み見られてしまうリスクがあります。

クレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用されてしまう可能性さえあるのです…。

同じWiFiでも、レンタルしたポケット型WiFiならしっかり暗号化が行われている上に、パスワードは勿論公開されていません。通信内容を盗み見られてしまうようなリスクもなく、安心して使えます。

2.偽物=なりすましによる被害も多い

本物のフリーWiFiを装った偽物=「なりすまし」による被害も少なくありません。

なりすましのWiFiに接続してしまうと、最悪の場合では通信の内容が悪意のある第三者に丸見えとなってしまう可能性があります。

その結果、個人情報を盗み見られたり、不正なサイトに誘導されるなどしてウイルス感染させられたりするのです。

さらに悪いことに、なりすましか本物か区別するのは、WiFiについて十分な知識がない人にはできません。

(専門知識のある人でも簡単ではない…。)

なりすましに接続したことに気付かず、ずっと後になってから大きな被害が発覚するなんてこともあります。

こんな感じで、フリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きいのは否めません。

ただでさえ治安的にみて日本のように安全とは言えない海外では、リスクの高いインターネット接続手段は使いにくいですね…。

同じWiFiでも、レンタルしたポケット型WiFiなら、なりすましに使うSSIDも公開されていません。
ポケット型WiFiに接続している限り、なりすましの被害に遭う危険性もなく安心です。

3.使える場所が限られる

フリーWiFiスポットが多い市街地でも、使えるのはあくまで専用設備(=WiFiルーター)が設置された場所の近くに限られます。

たとえば一番近くにある専用スポットが200m先のカフェなら、基本的にWiFiへ接続できるのはそのお店の中だけです。

日本国内の観光地なら、近くに建物がないような場所でも電波さえ届けば、手元のスマートフォンをどこでもインターネットに接続できます。

分からないことがあったらスマートフォンで検索できますし、撮影したばかりの写真を友達に送ることも可能です。

けれどスロバキアでフリーWiFi以外のインターネット接続手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利には使えないのです。

若い人から年配の方までスマートフォンを使いこなしている日本人にとって、そんな環境は不便でストレスになるのではないでしょうか。

レンタルしたポケット型WiFiなら、電波さえ届けばどこでも使えます。
ポケット型WiFiがあれば、日本国内と同じようにスマートフォンを便利に使えるのです。

4.通信品質が悪いことも多い

フリーWiFiの通信品質は、スポットによってまちまちです。

何の問題もなく快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が極端に遅くSNSさえ開かないなんてスポットも少なくありません。

設備が貧弱だったり広いカフェやレストランだったりすると、「案内されたテーブルによってはWiFiが届かない」なんてことも…。

WiFiが目的で入ったカフェやレストランで、通信品質が悪く思うようにインターネットに接続できなかったら楽しい観光気分も台無しですね…。

同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、以下にあげる理由で通信品質は比較的安定しています。

レンタルのポケット型WiFiなら、通信品質が安定しやすい理由
  • 一定以上の品質をもつWiFiルーターを使っているレンタルプランが多い
  • WiFiルーターをすぐ近くに置けるから、常に強くWiFiの電波をキャッチできる
  • WiFi環境を自分専用で使えるので、混雑の影響を受けにくい
    ※フリーWiFiスポットは、多くの人が集中して接続してしまい、混雑で通信品質が悪化することも多いです。

お金がかからなくて手軽なフリーWiFiですが、無料であるがゆえに問題が多いのも否めません。

スロバキアへ行く際は、他のインターネット接続手段を準備することを強くおすすめします。

フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信をせず必要最低限だけ使うようにしましょう。

データ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性の高いWiFiを使うという手はあります。

同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、ここにあげたような問題もなく安心かつ快適に使えます。

pman sadピーマンくん

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

tomato oji

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。

フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い

スロバキアでは、フリーWiFiに比べモバイル通信を使えるエリアの方が断然広いです。

スロバキアでは、高速なLTE(4Gネットワーク)によるモバイル通信の人口カバー率が99%に達しています。

Orangeの4Gネットワークは現在、全141の街と2,052の村における人口の99%が利用可能です。

参照元:Orange Slovakia公式サイト

当サイトが翻訳しています。

以下、モバイル通信(LTE)の提供エリアマップをご覧ください。

Orange Slovakiaのモバイル通信(LTE)提供エリアマップ【スロバキア全域】

slovakia wifi026
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで、赤く塗られた部分がLTEの提供エリア範囲

ご覧のように多くの都市・街・村が提供エリア内となっています。

興味があれば参照先のサイトで、ご自身が行かれる都市や観光名所周辺がモバイル通信の提供エリア内かチェックしてみてください。

次に首都ブラチスラヴァや、WiFiMAPでフリーWiFiスポットが見つからなかった世界遺産ヴルコリニェツ周辺の提供エリアマップもみてみましょう。

Orange Slovakiaのモバイル通信(LTE)提供エリアマップ【ブラチスラヴァ周辺】

slovakia wifi027
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト

Orange Slovakiaのモバイル通信(LTE)提供エリアマップ【ヴルコリニェツ周辺】

slovakia wifi028
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト

ご覧のようにブラチスラヴァ・ヴルコリニェツの両方とも、モバイル通信(LTE)の提供エリア内となっています。

これらエリアではわざわざフリーWiFiスポットを探したりしなくても、モバイル通信があればインターネット接続できる可能性が高いのです。

こういった意味でもスロバキアでは、フリーWiFiよりこれから紹介するモバイル通信系のサービスをおすすめできます。

3.スロバキアで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは、前払い制で必要な分だけ購入して使うタイプのモバイル通信サービスです。

最低利用期間のようなルールもないので、海外にいる間だけ使うインターネット接続手段として観光客がよく選んでいます。

たとえば3GB/10日というプランなら、有効期限が10日間で合計3GBまでモバイル通信を使えるということです。

モバイル通信であれば、通信内容を盗み見られてしまう不安はありません。

日本にいるときと同じように、電波さえ届けば場所を選ばず使えるのもうれしいポイントです。

当サイトが調査したところ、スロバキアでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。

Orange Slovakia※

スクロールできます
プランの内容料金日本円
200MB/30日1ユーロ約141 円
1GB/7日2ユーロ約282 円
1GB/30日4ユーロ約565 円
2GB/30日6ユーロ約847 円
5GB/30日8ユーロ約1,129 円
10GB/30日10ユーロ約1,411 円
無制限/1日※1)2ユーロ約282 円
参照元: Orange Slovakia公式サイト
※1)データ通信量が5GBを超えると最大3Mbpsに減速します。プランが使えるのは有効化された日の午前0時までです。
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1ユーロ=141.14円(2023/1/23時点のレート)で計算しています。

上記のようなプランを、スロバキア現地で購入して使うことも可能です。

ただし、その場合は現地の店員とスロバキア語や英語(通じれば)で会話をしないといけません。

海外では現地の事情が分からない外国人相手に、実際よりずっと高い価格でプリペイドSIMを売りつけようとする例も多いです。

そういったことが不安であれば、日本国内のAmazonなどで購入して持ち込む方が安心ではあります。

ポケット型WiFiであれば、日本にいる間に日本語で手続きしてレンタルできます。
またオンラインで簡単に手続きできて、手間もかかりません。

インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMを選ぶときに、もう1つ気を付けないといけないのは使えるようにするまでのハードルが高いことです。

実際に使うためには、以下にあげる設定や条件を自分で解決する必要があります。

スロバキア現地でプリペイドSIMを使うための3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
    ※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

これらの意味が理解できて、何か問題が起きても自分で解決できるようなインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。

自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。

ポケット型WiFiなら、数ステップの簡単なWiFi設定だけですぐに使えます。
普段自分でインターネットの設定をされない方でも、無理なく簡単に利用可能です。

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4.キャリアの海外ローミング

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■月間20GBまで通信可能
※手続き不要
※20GB以上は追加費用発生
※15日以上の滞在では通信速度制限あり
◇通話:従量課金
povo■対応※
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応
UQ mobile■対応
楽天モバイル■対応
※2023年1月時点
※povo1.0のみ順次対応が開始されています。

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

tomato oji

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

レンタルしたポケット型WiFiなら、契約中のキャリアに関係なく多くの国で利用が可能です。

まとめ

スロバキアの空港や人気観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使えるスポットが比較的豊富です。

けれどフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが大きい上に、使える場所が限定されてしまうなど問題が少なくありません。

スロバキアへ行く際は、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。

プリペイドSIMならモバイル通信なので、電波さえ届けばどこでも使えて便利。

通信内容を盗み見られるといった、セキュリティの不安もなく安全に使えます。

ただ使えるようにするまでの設定や条件が簡単とは言えず、インターネット設定に慣れた熟練者でないと使いこなせません。

海外ローミングや海外用ポケット型WiFiレンタルもまた、モバイル通信で安全かつ便利に使えます。

その上、この2種類は難しい条件や設定もなく、インターネット設定に不慣れな方でもたいてい無理なく簡単に利用可能です。

ただし海外ローミングは、プランや設定によっては想定外の料金が発生する点は注意しないといけません。

他の手段に比べ、料金が割高になるケースも多いです。

その点、ポケット型WiFiレンタルなら完全定額制のプランが多く、想定していない料金が発生する不安はありません。

サービスにもよりますが、海外ローミングよりずっと安価に使えるケースも多いです。

たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」であれば、1GB/日のモバイル通信を900円/日の完全定額制で利用が可能。

簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、スロバキア観光を思いっきり楽しんできてください!

tomato oji

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

pman ideaピーマンくん

スロバキア旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

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