タイへ出張渡航する際の入国手順は?必要書類やワクチン接種について解説
仕事でタイへ出張へ行く際に気をつけなければならない点としては、渡航目的によっては査証(ビザ)の取得が必要になることが挙げられます。
ビザは、事前に申請・発行する必要があるため、渡航直前でビザが必要となった場合に対応することは難しいでしょう。
本記事では、ビジネス目的でタイへ行く方向けに、注意点などについて解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
情報参照元:在タイ日本国大使館 在東京タイ王国大使館
タイへ渡航する際の入国条件【最新情報】
まずは、タイ渡航に関する最新情報について確認してきましょう。
感染危険情報 | なし |
入国(観光) | ○ |
入国(ビジネス) | ○ |
ワクチン接種証明書 | 不要 |
ビザ(観光) | 不要 |
ビザ(ビジネス) | 必要 |
海外旅行保険 | 加入推奨 |
日本出発前のPCR検査 | 不要 |
帰国前のPCR検査 | 不要 |
新型コロナウィルスワクチン接種証明書の必要有無について
タイでは、2022年10月1日をもって、非常事態宣言が終了し、入国制限等の要件がすべて撤廃されました。
よって、新型コロナウィルスワクチン接種証明書の提出は不要です。
また、下記手続きに関しても一律で不要となりました。
以下は、すべて廃止されました。(2022年10月1日〜)
- 出発前検査(日本出国時)
- ワクチン接種証明書の提出
- 入国後の隔離措置
情報参照元:在タイ日本国大使館
PCR検査陰性証明書の必要可否について
前述の通り、2022年10月1日以降、非常事態宣言の終了に伴い、PCR検査での陰性証明書の提出はすべて不要になりました。
タイでの無査証滞在の条件について
タイでの無査証滞在に関しては下記の条件があります。
- パスポートの有効期限が入国日から数えて6ヶ月以上あること
- 一人あたり10,000バーツ、1家族あたり10,000バーツ相当の現金や賃金を所持していること
- 30日以内に出国することが確認できること(例:航空券、電車、バス、船のチケットなど)
※ただし、日本国籍でかつ一般旅券(パスポート)を保持している方のみに適用されます。それ以外の方に関しては、在東京タイ王国大使館ホームページ等で確認してください。
許可された期間を超過して滞在を予定している方に関しては、タイへ入国する前に観光ビザを申請・取得する必要があります。
参考:在京タイ王国大使館(Royal Thai Embassy, Tokyo)|ビザ免除について
出張でタイへ入国する際の必要書類について
ここからは、ビジネス目的の出張でタイへ渡航する際に、必要な書類について説明していきます。
タイへ行く前に、日本で必ず準備しておきましょう。
- パスポート
- 搭乗券
- 査証(ビザ)(観光目的以外の場合)
- 海外旅行保険
- クレジットカード・現金
- ビジネス機器
※2022年7月から出入国カードは廃止されました。
パスポート
タイへ渡航する際には、必ず日本政府が発行したパスポートが必要です。
お住まいの市町村にあるパスポート窓口から申請しましょう。
申請方法、申請窓口については下記のリンクをご参照ください。
また、すでにパスポートを持っている方でも、有効期限の残りについては十分注意しましょう。
タイへビザなしで渡航する条件の一つに「パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っている」ことが挙げられています。
これ以下となると、入国できない可能性があるため、必ずタイへ渡航する前に有効期限を確認し、必要であれば更新手続きを行いましょう。
パスポートの更新については、2023年3月27日から、スマホでも手続きが可能になりました。
搭乗券
ご自身がビジネス渡航する場合は、会社で手配する必要があるでしょう。
世界的に感染渦が収束しつつありますが、日本から中国への航空便は減便されているケースがまだ多い印象です。
帰りの航空券と合わせて、事前購入を検討しましょう。
(観光目的以外の場合)査証(ビザ)
観光目的以外でタイへ渡航する場合、査証(ビザ)もしくは再入国許可証(Re-Entry Permit)が必要です。
お持ちでない場合は、タイ王国大使館・総領事館にて査証の事前申請および取得が必要となります。
タイへビジネス目的で渡航する場合に必要となるのは、下記の「ノン・イミグラントビザ」です。
ノン・イミグラントビザ
就労ビザ ”B” | ビジネス(会議含む)、教師、スポーツ指導、芸術関連のパフォーマンスまたは興行、インターンシップ(教育機関のプログラム以外(有償))など |
教育ビザ ”ED” | 留学、スタディツアーや視察、プロジェクトやセミナーへの参加、会議や研修会への参加、インターンシップ(教育機関のプログラム(有償/無償)/教育機関のプログラム以外(無償))、僧侶修行など |
学術調査研究ビザ ”RS” | NRCT(National Research Council of Thailandへの研究 |
その他 ”O” | タイで働く家族への訪問・滞在、タイ国籍の配偶者や子供への訪問・ 滞在、ボランティア,年金受給者としての滞在など |
退職者長期滞在ビザ ”O-A” | 満50歳以上の仕事目的以外の方で、長期的にタイへの滞在を希望する方 |
オンアライバルビザについて
特定の国と地域の方に関しては、タイ到着時に空港でビザの申請を行うことが可能です。
しかし、日本国籍を持つ方は、オンアライバルビザの対象外となっているため注意しましょう。
在日タイ大使館へのビザの申請方法
タイのビザを取得するためには、お近くのタイ王国大使館もしくは総領事館で申請を行う必要があります。
ビザの申請には事前にオンライン予約が必要です。
必ず、ご利用の大使館または総領事館のホームページから事前予約を行いましょう。
申請に必要な書類
申請書類や申請費用については、ビザの種類ごとに大きく異なります。
詳細については、在東京タイ王国大使館の公式サイトでご確認ください。
ビザ申請から取得までの期間
ビザの申請から受けとりまでには、最短で3-4営業日かかります。
タイへの渡航が迫っている方は、できる限り早めに申請を行いましょう。
海外旅行保険
タイへ行く前には、必ず海外旅行保険に加入しましょう。
たとえビジネスであっても、海外へ旅行へ行くことは変わりません。
日本とは治安も文化も異なることや思わぬ体調不良などで、不測の事態に遭ってしまう可能性も考えられます。
必ず加入しましょう。
クレジットカード・現金
海外旅行の際には、クレジットカードが便利です。
現地通貨を持たなくてもキャッシュレスで会計することが可能で、後日クレジットカード会社から当日レートに則って日本円で請求が来る形となります。
ただし、タイの屋台などではおそらくはクレジットカードは利用できない場所が多いことが予想されます。
合わせて現金も持っていくようにしましょう。
一般的に、空港よりも街中の方が換金レートが良い場合が多いです。
スマートフォン・変換プラグ・パソコンなどのビジネス機器
ビジネスでタイへ渡航する場合は、スマホやパソコンなどのビジネス機器は必須です。
必ず持っていきましょう。
また、現地での通信手段の確保も必要です。
現地の電波を使用しての通信手段は、下記の3つが想定されます。
タイでの通信手段
- スマホキャリアのローミングを利用する
- タイでも使用できるプリペイドSIMカードを手配する
- 海外専用モバイルルーターを契約して持っていく
タイでの通信手段は「海外WiFiレンタルショップ」がおすすめ
日本国内とは異なるため、タイで通信手段を確保するためには、現地キャリアの電波を利用できるSIMカード、もしくは海外専用モバイルルーターが必要です。
当サイトでは、面倒な設定なく利用できる「海外専用モバイルルーター」の利用を推奨しています。
その中でも特におすすめしているのが「海外WiFiレンタルショップ」のモバイルルーターです。
通常のモバイルルーターは、渡航期間中の使用有無に関わらずに料金が発生しますが、海外WiFiレンタルショップのモバイルルーターであれば、電源を入れた日しか通信料金が発生しません。
加えて、使用料金は、他社海外WiFiと比較しても大変安価に設定されています。
コンビニでも受け取り可能となっているため、帰宅が遅い方でも確実に受け取ることができるでしょう。
ぜひご利用ください。
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タイへの入国手続き流れについて
ここからは、タイ到着時の入国手続きについて解説していきましょう。
スワンナプーム国際空港からの入国手続きは下記の手順で行います。
- 検疫
- 入国審査
- 手荷物受け取り
- 税関検査
検疫
海外渡航の際の検疫で最も注意しなくてはいけないのが「黄熱」です。
タイは黄熱に関する危険性がある国ではないため、黄熱の予防接種などは特に推奨されていません。
また、日本も黄熱の危険性がある国には該当しないため、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提出は不要です。
ただし、乗り継ぎのためにタイへ入国する場合、それ以前にいた国が黄熱の感染する危険があり、かつ12時間以上滞在した場合は黄熱予防接種証明書の提示が必要となるため、注意しましょう。
入国審査
入国審査は、入国審査官にパスポート、ビザ、および搭乗券を提示しましょう。
入国審査以後は、入国スタンプが押印されます。
滞在可能日数・記載漏れ・誤記についても合わせて確認しましょう。
また、空路の場合は、2022年7月2日以降、タイ出入国カードの提出は不要になりました。
参考:タイ国政府観光庁
手荷物受け取り
入国審査が終了したら、手荷物を受け取ります。
バゲージレーンへ進み、ご自身の荷物を取ってください。
税関検査
荷物の中に、関税がかかるものがあるかどうかわからない場合は、赤色の看板の「Goods to declare」の出口で直接現地の税関職員に聞きましょう。
申告するものがない場合は、緑色の看板の「Nothing to declare」の出口へ進みます。
税関通過後は到着ロビーへ
税関通過後は到着ロビーへ行きましょう。
到着ロビーは、ターミナルの2階です。
これで入国手続きは完了しました。
タイ滞在中の防疫措置について
2022年6月23日以降、非常事態令で定められたマスクの着用義務について撤廃されたため、着用は任意となりました。
ただし、下記に該当する場合には、マスクの着用が推奨されていますので、注意してください。
タイ滞在中にマスクの着用が推奨される条件
- 密集・密接・密閉された空間で過ごす場合
- 重症化リスクのある60歳以上の高齢者や持病を持つ方の場合
- コロナウィルスの感染者や濃厚接触者が他者と接触する場合
参考:在タイ日本国大使館
日本到着時の手順
※掲載情報は、2023年7月時点のものです。
2023年4月29日から、日本入国時のワクチン証明書又は出国前検査証明書の提示は不要となりました。
よって、それまでに入国時に必要だった「Visit Japan Webサービスの登録」も不要になります。
ただし、税関申告書の記入が必要となるケースがあります。
参考:厚生労働省 水際対策
日本への帰国時、日本国籍の方であれば「顔認証ゲート」を通過するだけで入国手続きが可能です。
その際に、パスポートには証印(スタンプ)されませんのでご注意ください。
まとめ
以上、ビジネスとしてタイへ渡航する際の準備と注意点などについて解説してきました。
やはり、タイは他の国と異なり、ビジネス目的で渡航する場合は、事前にビザ申請が必要な点は、特に注意すべきポイントでしょう。
そして、忘れてはいけないのが現地ので通信手段です。
やはりビジネスとして行くのであれば、日本と通信するためにインターネット回線が必須といるでしょう。
当サイトでおすすめしているのが、海外専用のモバイルルーターを事前に日本でレンタルしていくことです。
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