ビザとパスポートの違いとは?意味の違いや取り方を詳しく解説
海外へ行くときにビザやパスポートが必要だということはなんとなく理解していても、実際に海外へ行ったことがないと、あまりよくわからないですよね。
そこで本記事では、ビザとパスポートの違いについて詳しく解説します。
また、ビザとパスポートそれぞれの取得方法についても解説していますので、海外へ行く予定のある方は、ぜひご覧ください。
ビザ(査証)とパスポートの違い
ビザとパスポートは、海外旅行をする際に欠かせない書類ですが、その役割や必要性は異なります。
そこで、まずはビザからその役割や取得方法などを詳しく見ていきましょう。
ビザとは
ビザは、渡航先の政府から渡航者に対して発行される許可証の一種です。
これにより、一定期間その国に滞在することが許可されます。
ビザは海外旅行や仕事など渡航理由によって必要な種類が違う
ビザは海外旅行や仕事などの渡航目的によって、必要な種類が異なります。
もっとも一般的なビザの種類には、観光ビザ、ビジネスビザ、学生ビザ、労働ビザなどがあります。
観光ビザは、旅行目的での短期滞在を許可するものであり、ビジネスビザは商用目的での滞在を許可するものです。
学生ビザは、海外での学習を目的としている場合に必要です。
労働ビザは、外国人が労働する目的で滞在する場合に必要となる場合があります。
こうしたビザの申請方法や必要書類は国やビザの種類によって異なり、ビザの申請にはパスポートの有効期限が残っていることや、申請者に犯罪歴がないことなどが条件となるケースもあります。
そのため海外へ行く際は、事前にビザの申請方法や必要書類などを確認しましょう。
ビザは必要な国と不要な国がある
渡航の際にビザが必要かどうかは、所有しているパスポートによって異なります。
たとえば日本のパスポートを所有している場合、中国やインド、アメリカなど約190ヵ国へビザなしで渡航できます。
一方で、ロシアや北朝鮮、キューバなど約33ヵ国へはビザがなければ渡航できません。
また、渡航の際にビザが必要かどうかは急に変わる場合があるので、注意が必要です。
海外へ行く際は、事前に大使館などへビザが必要かどうかを問い合わせるとよいでしょう。
ビザの取得に必要な書類
ビザの取得には、渡航目的やビザの種類によって必要な書類が異なります。
基本的な書類としては、パスポート、写真、申請書、渡航目的に関する書類などがあります。
また、ビザの種類や渡航先によっては、健康診断書や犯罪歴証明書などの書類が求められるケースも有るため、各国の大使館や領事館のホームページなどで確認するのがおすすめです。
ビザの取得方法
たとえば、留学ビザを取得するためには、入学許可書の写しなどが必要です。
一般的には大使館や領事館で申請することが多いビザですが、種類によってはオンラインで申請できる場合もあります。
ビザの取得には煩雑な手続きが必要なうえ、書類の不備などで思ったより時間がかかってしまうこともあるので、スケジュールには余裕を持って申請手続きをしましょう。
ビザの申請から受け取りまでの期間
ビザの申請から受け取りまでの期間も、ビザの種類や渡航先によって違います。
基本的には、申請から土日祝日を含まない5日間程度で取得できるでしょう。
ただし、ビザ取得が難しい国やビザ免除制度のない国だと、申請から受け取りまで数ヶ月かかる場合があります。
パスポートとは
パスポートは、その国の国民であることを証明する公的な書類です。
国際的に認められており、外国への入国・出国の際に提示が求められることが多いです。
ビザは、特定の国に滞在するための許可証のような役割を果たしますが、パスポートは国籍や身元を証明するためのものと覚えておきましょう。
パスポートの提示が必要なシーン
パスポートは、主に入国・出国時に提示が必要です。
そのため、海外旅行や海外出張、留学などでパスポートは必須となります。
また、ホテルのチェックインや銀行口座の開設、レンタカーの利用時など、身分証明書としても利用できます。
パスポートの申請に必要な書類
パスポートを申請する際には、顔写真、本人確認書類(運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カードなど)、過去に取得したパスポート(もしあれば)、申請料などが必要です。
- 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)
- 戸籍謄本(全部事項証明書)の原本
- 住民票の写し
- 写真
- 本人確認書類
- 有効期限切れの旅券(あれば)
ただし、戸籍謄本はパスポートの新規発行時のみ必要なので、切替申請には必要ありません。
パスポートの申請方法
パスポートの申請は、必要書類を準備したうえで、各都道府県にあるパスポートセンターなどの窓口で直接申請します。
パスポートセンターは平日しか営業していないため、スケジュールの調整ができない方は、代理人に申請してもらうことも可能です。
ただし、申請は代理人でも受け取りは必ず申請者本人でなくてはなりませんので、注意してください。
また、パスポートの申請手続きはオンラインでも可能です。
基本的にオンラインでパスポートの申請ができるのは有効期限切れが間近の場合や、査証欄が少なくなった場合ですが、窓口によっては新規申請が可能なケースもあります。
パスポートのオンライン申請については、以下のリンク先も参考にしてみてください。
パスポートの申請から発行までの期間
パスポートは、申請から発行まで6日間かかります。
ただし、これには土日や祝日、年末年始が含まれていませんので、場合によってはさらに時間がかかることもあるでしょう。
そのため、すでに海外へ行くスケジュールが決まっている方は、早めに申請するのがおすすめです。
ESTAとは
ESTA(エスタ)は、Electronic System for Travel Authorizationの略で、アメリカ合衆国への短期訪問を予定している場合に、オンラインでの旅行許可を申請するシステムです。
日本のパスポートを所有していれば、アメリカへ渡航する際にビザは不要となりますが、ESTAの申請は必要となります。
なお、ESTA申請には一人当たり21米ドルかかりますので、事前に費用も準備しておきましょう。
ESTAとビザの違い
ESTAとビザの最大の違いは、所要時間と費用です。
ビザの申請は、大使館などへ必要書類を持参しなければならず、申請料もかかります。
一方のESTA申請は、インターネット上で簡単かつ迅速に行えます。
また、ESTA申請には一人当たり21米ドルかかりますが、ビザの申請費用は100米ドル以上かかるため、ESTAの方がかなり費用も抑えられます。
海外へ行く際に必要なビザの種類
渡航先によっては事前の取得が必要なビザですが、国によってビザの種類が異なるため、渡航目的に合ったビザを申請・取得しなければなりません。
ビザの種類については、渡航先の大使館のホームページなどで確認しておきましょう。
アメリカの主なビザ一覧
参考として、アメリカの主なビザを紹介します。
ビザの種類 | 渡航目的 |
---|---|
Aビザ | 公用・外交 |
Bビザ | 短期出張・商用・観光 |
Cビザ | 他国へ行くためにアメリカを通過 |
Dビザ | 飛行機や船舶の乗務員 |
Eビザ | 貿易駐在員・投資家・駐在員など |
Fビザ | 学生 |
これ以外にさらに細かく分かれていますので、自身がどのビザを取得するべきかわからない場合は、大使館などへ問い合わせてみましょう。
海外へ行く際はポケット型Wi-Fiを持って行くのがおすすめ
ビザやパスポートを取得して海外へ行く際は、着替えやクレジットカード、日用品など持って行く荷物の準備も必要です。
渡航期間や目的によって持って行く荷物の種類や量は異なりますが、滞在期間にかかわらず持って行くことをおすすめしたいのが、ポケット型Wi-Fiです。
海外では、日本国内で使用しているスマートフォンをそのまま利用できません。
現地にフリーWi-Fiがある可能性も考えられますが、フリーWi-Fiは通信速度が遅く、セキュリティ面でのリスクもあるため、利用しない方がよいでしょう。
一方、ポケット型Wi-Fiなら海外でも自身の専用インターネット回線として使用できるため、リスクなく国内にいるときと同様にWi-Fiを利用できます。
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気になる料金ですが、ポケット型Wi-Fiの電源を入れた日だけ通信料が発生する料金体系なので、なるべくコストを抑えたい方にもおすすめです。
また、返却は受け取り時に同梱されていた返信用袋に入れてポストへ投函するだけなので、手間もかかりません。
今後海外へ行く予定のある方は、ぜひ海外WiFiレンタルショップのサービスを利用してみてください。
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まとめ
ビザは、渡航先の国から滞在許可を受けた証となる書類です。
一方のパスポートは、自身がどこの国に属しているのかを証明する書類です。
基本的に海外へ行く際にパスポートは必須となりますが、ビザは国によって不要なケースもあります。
また、ビザが必要な場合、渡航目的や国によってビザの種類が複数存在することもあるため、渡航前に大使館などで確認しておきましょう。
なお、海外では国内で利用しているスマートフォンはそのまま利用できないため、事前にポケット型Wi-Fiをレンタルして行くのがおすすめです。
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