西サハラのインターネット事情は?フリーWiFiは使える??
西サハラは亡命政権とモロッコが互いに領有を主張し争っている、政治的に複雑な背景を持つ地域です。
日本や欧米などの先進国は、西サハラが国家であると認めていません。
インターネット事情についてもよいとは言えず、西サハラ現地でインターネットを使いたいときは事前に十分な準備をしておきたいところです。
この記事では、そんな西サハラのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめ西サハラで使えるインターネット接続手段の種類を解説します。
それぞれ難易度や使い勝手に差があるので、自分に合った種類を選ぶとよいでしょう。
記事では中でもおすすめはどれかも解説しているので、是非参考にして下さい!
西サハラのインターネット接続手段比較表
通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|
ポケット型WiFi | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- ポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
西サハラのインターネット事情
海外へ行ったときに渡航先の国でどのくらいインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情次第です。
自国の人々が快適にインターネットを使えている国の方が、その国を訪れる観光客もインターネットを使いやすいことは言うまでもありません。
それでは西サハラのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、西サハラのインターネット普及率をみていきましょう。
西サハラのインターネット普及率(2022年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
西サハラ | 4.6% |
日本 | 93.3% |
アフリカ平均 | 43.0% |
西サハラのインターネット普及率は4.6%に過ぎず、日本の1/20程にとどまっています。
インターネットが普及した日本では、街から遠く離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネット接続が可能です。
人が全く暮らしていないような僻地でない限り、何のインターネット接続手段もないということはほとんどありません。
それに対し、インターネット普及率が非常に低い西サハラでは、インターネット環境を見つけるのに苦労しそうですね…。
西サハラ滞在中にインターネットを使いたいときは、事前に十分な準備をしておいた方がよいでしょう。
インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。
仮にインターネット環境を確保できても、快適に使えるかは通信速度によります。
以下、有名な通信速度測定サイト「Broadband Speed Checker」のデータを参考に、西サハラの通信速度をみていきましょう。
西サハラの通信速度
国 | 通信速度(下り) |
---|---|
西サハラ | 1.74Mbps |
日本 | 180.84Mbps |
※2022/7/4~2023/1/4(6ヵ月間)の集計結果です。
西サハラの通信速度は1.74Mbpsで、日本の180.84Mbpsと比較にならない程遅くなっています。
高速なインターネット通信技術が普及している日本では、通信速度が遅くて不満を感じることはほとんどありません。
SNSやホームページはさくさく表示されますし、高画質な動画もスムーズに再生できます。
けれど日本よりずっと遅い西サハラのインターネットは、日本人が使うとストレスを感じるシーンが多いでしょう。
少しでもストレスなくインターネットを使いたいときは、できるだけ品質の安定した手段をえらびたいものです。
日本人が西サハラに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
西サハラのインターネット事情をみると、日本に比べお世辞にも良いとは言えないことをみてきました。
それでは、そんな西サハラに日本人が出張や旅行で滞在する際は、どのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。
主な手段として、以下4種類があげられます。
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- 西サハラで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
- 西サハラに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
これら4種類は日本人に限らず、海外へ行く人がよく選ぶインターネット接続手段の種類です。
ただ種類によって使い勝手やコストに違いがあるので、自分に合った手段を選ぶようにしましょう。
以下、1つずつどんな手段か解説していきますね。
1.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiは名前の通り、無料で使えるWiFi環境のことです。
日本でもホテルや街のカフェ、ファミレスなどいろいろな場所で提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。
西サハラでもフリーWiFiの環境があれば、日本人観光客はWiFi経由でインターネットに接続できます。
それでは西サハラには、どのくらい専用のスポットがあるでしょうか。
次の項からは、西サハラのなかでも特に日本人がよく訪れる場所に専用スポットがどのくらいあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外へ行くときは、入出国の手続きや飛行機待ちなどのため渡航先の空港に滞在する時間も長くなりがち。
空港内でインターネットが使えれば、観光情報やSNSをチェックするなどして退屈せずにすみます。
それでは西サハラの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。
以下、西サハラの中でも日本人がよく使う空港での提供状況をみていきましょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各空港のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。
「ラユーン・ハサン1世空港」は、西サハラ最大の都市「ラユーン」にある空港です。
WiFiMAPをみると空港内にフリーWiFiスポットは見当たらないものの、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
はじめに結論を書くと、西サハラのなかでも市街地にある人気観光地周辺であれば、複数のフリーWiFiスポットを見つけられることもあります。
あらかじめアプリなどで調べておけば、現地では簡単にフリーWiFiスポットを探せるでしょう。
ここでも、世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ
「ダフラ」は、ウィンドサーフィン・カイトサーフィンなどのウォータースポーツが楽しめる人気の観光地。
ダフラには、ウォータースポーツのツアーを募集するショップが点在しています。
上記WiFiMAPのキャプチャは、ダフラの中でもウォータースポーツのショップなどが集まる中心部を写したものです。
観光客に人気のエリアだけあり、周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
西サハラのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行の際に滞在するホテルでは、言葉の分からないテレビをみても楽しめず退屈な時間を過ごすことも少なくありません。
そのためホテルでインターネットに接続できれば、SNSや観光情報をチェックしたりYouTubeをみたりして時間を有意義に使えます。
それでは西サハラのホテルでは、フリーWiFiが使えるでしょうか。
ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、西サハラのホテルにおける提供状況を調べました。
結果は以下の通りです。
西サハラのホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
ラユーン | 36 | 23 | 約64% |
ダフラ | 85 | 63 | 約74% |
あくまでBooking.comに掲載されている限りですが、ラユーンでは約64%、ダフラでは約74%のホテルでフリーWiFiが提供されていました。
このデータをみると、西サハラでは多くのホテルでWiFiを使いインターネット接続できそうですね。
ただ未提供のホテルも少なくないことから、確実に使いたいときは事前に確認するようにしましょう。
ホテルによっては、「ロビーのような公共エリアでないとWiFiがつながらない」なんてことも。
確実に部屋でもWiFiを使いたいときは、同じWiFiサービスでも手元にWiFiルーターを置ける、ポケット型WiFiレンタルの方がおすすめです。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
西サハラの空港や人気観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使える場所も多いことをみてきました。
「これくらいWiFiが使えるなら、他のインターネット接続手段はいらないかな」と考えている方もいるでしょう。
しかし実際のところ、フリーWiFiには問題が多く西サハラでメインに使うインターネット接続手段としておすすめできません。
以下、その理由を解説しますね。
1.通信内容を盗み見られるリスクがある
WiFiの通信を周りの人に見られないようにするためには、暗号化の設定が欠かせません。
暗号化せずにWiFiを使うのは、公共の場で周りに聞こえるような声で話をするようなもの。
周囲にいる人は、その気になれば簡単に通信内容を盗み見れてしまうのです。
けれどフリーWiFiは、運用の負荷を減らすため暗号化されていないことが少なくありません。
仮に暗号化されていても、暗号を解除するのに使うパスワードは公開されています。
悪意のある第三者がフリーWiFiの通信内容を覗き見ることは、技術的にみても難しくありません。
個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があるのです。
クレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ、不正に利用される可能性も否定できません。
同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、暗号化もきちんと設定されています。
もちろんパスワードも公開されてはおらず、通信内容を盗み見られる不安はありません。
2.偽物=なりすましによる被害も多い
フリーWiFiを装って悪意のある第三者が構築した、なりすましによる被害も少なくありません。
なりすましと知らずに接続してしまった場合は、通信内容が相手に丸見えとなってしまう可能性があります。
その結果、個人情報を盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりするのです。
さらに悪いことに、なりすましか本物かを判断するのは、WiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。
なりすましへいつの間にか接続していて、ずっとあとになってから被害に気付くということもあります。
こんな感じで、フリーWiFiはセキュリティの不安が大きいのは否めません。
ただでさえ治安的に日本のように安全とは言えない海外では、安心して使いづらいですね…。
同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、なりすましに必要なSSIDも公開されていません。
ポケット型WiFiに接続している限りは、なりすましの不安はないわけです。
ポケット型WiFiであれば、海外でも安心してインターネットに接続できます。
3.使える場所が限られてしまう
専用スポットが多い市街地でも、フリーWiFiが使えるのは専用設備(WiFiルーター)がある場所のすぐ近くに限られます。
たとえば一番近くにあるスポットが200m先のカフェなら、WiFiに接続できるのは原則としてお店の中だけです。
日本国内の観光地であれば、周りに建物がない場所でも電波さえ届けば、どこでも手元のスマートフォンをインターネットに接続できます。
道に迷ったらGoogle Mapを調べられますし、SNSなどで近隣の観光地情報をその場で調べたりすることも可能です。
けれど西サハラでフリーWiFiしか手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利には使えません。
老若男女問わずスマートフォンを使いこなしている日本人にとって、そんな環境はストレスになるのではないでしょうか。
レンタルしたポケット型WiFiであれば、日本にいるときと同じように電波が届きさえすれば、どこでもインターネットに接続可能。海外でも、スマートフォンを便利に使えます。
4.通信品質が悪いことも
フリーWiFiの通信品質は、スポットによって差があります。
何の問題もなく快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が極端に遅く動画はおろかSNSも表示できないなんてスポットも少なくありません。
WiFiが使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪く思うようにインターネットに接続できなかったらがっかりですね…。
楽しい観光気分が台無しになってしまいます…。
同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、以下にあげる理由で通信品質は比較的安定しています。
- 一定以上の品質をもつWiFiルーターを使っているレンタルプランが多い
- WiFiルーターをすぐ近くに置けるから、常に強くWiFiの電波をキャッチできる
- WiFi環境を自分専用で使えるので、混雑の影響を受けにくい
※フリーWiFiスポットは、多くの人が集中して接続してしまい、混雑で通信品質が悪化することも多いです。
無料で使えて一見便利なフリーWiFiですが、実際のところこのように問題が多いです。
西サハラへ行く際は、他のインターネット接続手段を用意することを強くお勧めします。
フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信をせず必要最低限だけ使うようにしましょう。
データ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性の高いWiFiを使うという活用法はあります。
同じWiFiでもレンタルしたポケット型WiFiなら、ここにあげたような問題もなく安心かつ快適に使えます。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い
西サハラのラユーンやダハラといった、人気の観光地ではモバイル通信を使えるエリアが広がっています。
以下、モバイル通信の提供エリアマップをご覧ください。
Maroc Telecomのモバイル通信提供エリアマップ【ラユーン周辺】
Maroc Telecomのモバイル通信提供エリアマップ【ダフラ周辺】
つまり、これら提供エリア内ではわざわざフリーWiFiスポットを探さなくてもモバイル通信でインターネットに接続できるわけです。
そういった意味でも、これから紹介するモバイル通信系のサービスをおすすめできます。
興味がある方はリンク先で、ご自身の行き先が提供エリア内かチェックしてみてください。
2. 西サハラで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い制で必要な分だけ購入して使えるモバイル通信のサービスです。
最低利用期間のような縛りもないことから、海外へ出かける観光客が旅行中だけ使えるインターネット接続手段としてよく選んでいます。
たとえば2GB/10日というプランであれば、有効期限が10日間で合計2GBまでモバイル通信を利用可能です。
モバイル通信であれば、通信内容を盗み見られるような不安はありません。
日本国内でスマートフォンを使うのと同じように、電波さえ届けばインターネットに接続できる点もメリットです。
西サハラでは、同国の領土保有を主張しているモロッコのプリペイドSIMプランが利用できます。
以下、参考までにモロッコのプリペイドSIMプランの例をご覧ください。
Maroc Telecom※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
500MB/1日 | 5DHS | 約18 円 |
1GB/3日 | 10DHS | 約36 円 |
2GB/7日 | 20DHS | 約72 円 |
2.5GB/7日 | 25DHS | 約90 円 |
3GB/14日 | 30DHS | 約108 円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1DHS=3.61円(2023/1/25時点のレート)で計算しています。
現地の価格なので、日本国内のモバイル通信と比べ安いと感じる方が多いのではないでしょうか。
しかし現地で上記のようなプランを購入するためには、アラビア語や英語(通じれば…)などで現地店員と会話をしなくてはなりません。
西サハラでプリペイドSIMを購入する場合は、複雑な手続きが必要になる可能性もあります。
海外では、現地の事情が分からない外国人相手に、プリペイドSIMを実際よりずっと高く売りつける例も多いです。
こういった点が不安であれば、日本国内のAmazonなどで購入してから持ち込む方が安心ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMを選ぶときは、使えるようにするための設定や条件が難しい点は注意しなくてはなりません。
プリペイドSIMでインターネットに接続するためには、以下にあげる設定や条件を自分で解決する必要があります。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
上記の意味が理解できてちょっとの問題なら自分で解決できるくらい、インターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、せっかく購入しても使いこなせない可能性が高いので、次項以降で紹介するより簡単な手段をおすすめします。
ポケット型WiFiなら、数ステップの簡単なWiFi設定だけですぐに使えます。
普段自分でインターネットの設定をされない方でも、無理なく簡単に利用可能です。
3.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
※西サハラでは、西サハラの領有を主張するモロッコの通信事業者によるモバイル通信が使えます。
そのため、モロッコの海外ローミングに対応する通信事業者をまとめました。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■対応※1) |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■対応※※1)2) |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応※1) |
楽天モバイル | ■対応 |
※1)音声通話とSMSのみ利用できます。データ通信(インターネット接続)は使えません。
※2)povo1.0のみ順次対応が開始されています。
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
レンタルしたポケット型WiFiなら、契約中のキャリアに関係なく多くの国で利用が可能です。
4.海外で使えるポケット型WiFiを日本でレンタルして持っていく
海外旅行や出張で渡航する際、現地でインターネットを使うのに最も安全で便利な方法として挙げられるのが
日本でレンタルしたポケット型WiFiを現地で使う事です。
これまで紹介したフリーWiFiやプリペイドSIMと比較した場合の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- インターネットを安全に使える
- 電源を入れた時だけ料金が発生する
- 事前に受け取りが出来る
- 1台の端末で世界134ヶ国の周遊が可能
インターネットを安全に使える
前述したように、フリーWiFiはセキュリティの脆弱性がマイナス要素となっており、海外で安全にインターネットを使用することにおいては対局にあります。
ビジネスで国外へ出張される場合、機密ファイルのデータ送信やクレジットカードの情報などを入力することもあるので尚更顕著であると言えるでしょう。
通信速度の観点から見ても、決して快適な速度で通信ができるとは言えなく、例えば現地で近くのレストランを探したり、SNSで画像を投稿する時にも時間がかかってしまうようでは快適なインターネットとは言えません。
その点、海外用ポケット型WiFiを日本でレンタルしていけば個別のネットワークとパスワードで保護されているため、快適な速度で安全なインターネット環境を有することができます。
電源を入れた時だけ料金が発生する
従来の海外用ポケット型WiFiの多くは、日本でレンタルしてから帰国後に返却をするまで料金が加算されていくシステムが主流であり、データ通信をしない日であっても料金が発生していました。
例えば人気国のハワイなら日本からのフライト時間が8時間ほど、アメリカのロサンゼルスであればフライト時間だけでも10時間以上となりますが、これまではインターネットを使用していないこの時間においても料金がかかっていました。
当サイトがおすすめする海外用ポケット型WiFiは、電源を入れた時だけ料金が発生するので、フライト時間や現地でWiFiを使用していない時は通信料が無料となっている事が特徴と言えます。
事前に受け取りが出来る
プライベートであってもビジネスにおいても、渡航先でスケジュールを組む方が大半だと思われますが
海外でインターネット環境を手配するには、それなりの知識や言語を要します。
例えば現地でSIMを手配するとなると、販売している所に出向き現地の言葉、または英語で商品を購入して自身の端末との接続を行う作業が必要となり、本来計画していたスケジュールを変更することも。
海外用のポケット型WiFiを日本でレンタルして、事前に受け取っておけば現地でも計画的にスケジュールが組めると言えるでしょう。
1台の端末で世界134ヶ国の周遊が可能
当サイトがおすすめする海外用ポケット型WiFiはクラウドSIMという規格を用いているため、利用場所に応じてクラウドサーバー上に存在する複数のSIMカードから最適なものを自動的に適用する仕組みとなっています。
海外においてもその利点を発揮し、日本を含めた世界134の国や地域でインターネットを利用できます。
このクラウドSIMの起用により、これまで国を跨ぐ度に変更していた設定や手続きの必要がなくなったことが、日本からWiFiをレンタルするメリットの最たるものと言えるでしょう。
\安全で快適に使える/
クラウドWi-Fiを見る >
まとめ
西サハラの空港や人気の観光地周辺、ホテルではフリーWiFiが使えるスポットも一定数はありました。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きい上に、使える場所が限定されるなど不便な点も少なくありません。
西サハラへ行く際は、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。
プリペイドSIMならモバイル通信なので、通信内容をみられるなどの不安はありません。
また電波さえ届けば、どこでもインターネットに接続できるのもメリットです。
けれど使えるようにするための条件や設定が難しく、インターネット設定に慣れた熟練者でないと使いこなせません。
自信のない方は、より簡単な手段がおすすめです。
次に海外ローミングやポケット型WiFiもモバイル通信なので、電波が届きさえすればどこでもインターネットに接続できます。
その上、難しい設定や条件がなく設定で迷うことはありません。
この2種類ならインターネット設定に慣れていない方でも、たいてい無理なく使えます。
ただし海外ローミングは、設定やプランによっては想定外の料金が発生してしまう可能性がある点は注意が必要です。
そもそも契約中のキャリアが対応していないと、海外ローミングは使えません。
その点、ポケット型WiFiであれば契約中のキャリアに関わらずレンタルが可能。
完全定額制のプランが多く、想定していない料金が発生してしまう不安もありません。
たとえばポケット型WiFi「クラウドWiFi」なら、西サハラで1GB/日のモバイル通信を1,050円/日の完全定額制で利用可能。
クラウドWiFiはクラウドSIM技術により、電源を入れるだけで最適な電波を取得し、インターネットに接続できる点もメリットです。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、西サハラの観光を思いっきり楽しんできてください!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
西サハラ旅行へ行くならポケット型WiFiがおすすめだよっ!
\安全で快適に使える/
クラウドWi-Fiを見る >