海外旅行は円安と円高どっちがいい?おすすめの対策と旅行先について解説
新型感染症の影響から長らく海外への渡航は規制されていましたが、航空会社各社も徐々に本来の運航路線を再開し始めています。
この機会に、久しぶりの海外旅行を楽しもうと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、2022年時点の日本は深刻な円安の影響を受け続けているといわれ、時勢的に海外旅行は控えた方がよいとささやかれています。
世間では「円安が進んでやばい」などの不安になるような声も聞かれ、海外旅行に行くことを躊躇している方も少なからずいることでしょう。
本記事では、海外旅行のタイミングは円安と円高のどちらがよいのか、おすすめの対策と旅行先について解説します。
日本が円安の状況でも、損をしないための海外旅行をしたい方は必見です。
円安と円高、海外旅行に行くにはどっちがいい?
円安と円高、海外旅行に行くタイミングは円高時がベストです。
円高時は文字通り日本円の価値が高い時期であるため、海外旅行で使うお金(日本円)を抑えることができます。
日本円の価値は、その時々の経済情勢によって為替レートが変化するのが常です。
あるときは円安で海外での日本円の価値が下がって物価が高くなることもありますが、逆に円高時は日本円の価値が上がって物品が安く買えたり、サービスなども安くなるなどのメリットがあります。
【結論】海外旅行に行くなら円安よりも円高の方がメリットが多いためお得!
円高時の海外旅行は、円安よりもメリットが多くなるのでお得に楽しめる最適なタイミングです。
なぜ円高時の海外旅行がお得なのか、海外旅行時の円高・円安による影響を解説します。
円高の海外旅行はメリットが多い
円高時は海外での日本円の価値が高い時期なので、現地での買い物が日本での買い物より安く済むことが多いです。
たとえば、円高時に海外で買い物をするとしましょう。
海外では日本円の価値が高くなるため、日本円から外貨への換算レートが高くなります。
そのため海外で同じものを買ったとしても円高時は日本円換算では安く買えることになります。
一例としてアメリカで100ドルのバックを買ったときに使う日本円を円高時と円安時で比較してみましょう。
為替レート | バックの値段(ドル) | バックの値段(日本円) |
---|---|---|
円高(90円=1ドル) | 100ドル | 9,000円 |
円安(140円=1ドル) | 100ドル | 14,000円 |
このように同じものを買った時でも、円高時は日本円換算で安く買えることになります。
円高時は外貨(ドルやユーロなど)が安くなるため、日本円を外貨に両替したとき、海外旅行にかかる費用や買い物がお得にできるのです。
海外旅行に行く際の円安の影響とデメリット
円安は円高とは逆の状況になるため、海外での日本円の価値が下がって両替できる外貨の数が少なくなります。
両替で手に入る外貨が少ないということは、より多くの日本円が必要=外貨が高いということです。
つまり海外の物価が高い状況になり、海外旅行時は通常よりも費用がかかるようになります。
円安でも海外旅行に行けない訳ではない!有効な対策3選
円安のときでも、次に紹介する3つの対策で損をせずに海外旅行が可能です。
- コスパがよい国(旅行先)を選ぶ
- 両替はなるべく使わずクレジットカードを使う
- 買い物を最低限に抑える
それぞれのポイントについて解説しましょう。
円安の海外旅行対策①コスパがよい国(旅行先)を選ぶ
円安のときは、物価が安くコスパがよい国を海外旅行先に選びましょう。
もともと物価が安い国では、日本より物価が高くなるケースは多くないため、コスパよく海外旅行を楽しめます。
渡航国選びは、円安の海外旅行対策として一番有効なポイントとなります。
円安の海外旅行対策②両替はなるべく使わずクレジットカードを使う
日本円から現地通貨への両替には手数料がかかるため、そのときの為替レートによってはクレジットカードの支払手数料のほうが安くなるケースがあります。
両替とクレジットカードは、どちらも為替レートに手数料を加えた金額を請求されるのが一般的です。
ほとんどのクレジットカードは、現地通貨の両替手数料より換算レートがよいため、カード決済のほうが現金払いよりお得になります。
クレジットカードなら、カード会社のポイント付与や優待が受けられたり現地のATMでキャッシングが使えるなど、付帯されるサービスを利用することが可能です。
また、海外でクレジットカードを使う場合、DCC決済での決済方法は日本円決済ではなく現地通貨決済を選びましょう。
クレジットカードが使える加盟店では、日本円への換算手数料率を各サービス提供者・店舗が自由に決められるのです。
アクワイアラーがお店(加盟店)から徴収した加盟店手数料で支払われるため、最終的に加盟店が負担していることになる。 ビザやマスターカード、JCB 等の国際ブランドが定め、加盟店の業種によって手数料率が異なる。ビザにおいて は IRF と呼ぶ。
引用:キャッシュレス関連用語集 – 経済産業省
日本円で決済してしまうと、相場より高い手数料を上乗せされるリスクがあるので気をつけましょう。
注意点として、海外ではカード非対応の店舗やチップが必要なケースがあります。
両替は現地で行い、現金の使用は必要最小限に抑えて上手にクレジットカードを使い分けるのがおすすめです。
円安の海外旅行対策③買い物を最低限に抑える
海外旅行でテンションが上がってしまい、ついつい無駄遣いしてしまいがちですが、一度冷静になって必要性のある買い物かどうかを考え直してみましょう。
物価が安い国や地域でも、円安では通常より出費が増えます。
お金を使うタイミングや利用するサービスを選べば、比較的出費を抑えることが可能です。
円安の海外旅行はどこにいく?おすすめの国・旅行先を紹介
円安の海外旅行でおすすめの国と地域が次の3つです。
- ベトナム(ハノイ)
- 台湾(台北)
- タイ(バンコク)
それぞれのおすすめ理由について解説しましょう。
円安の海外旅行おすすめ国①圧倒的コスパで楽しめるベトナム(ハノイ)
ベトナムは日本に比べて物価が安く、コスパが良いため円安時の海外旅行先としてもおすすめの国です。
Expediaの観光コスパ対決(KCP)を見てみるとベトナムの圧倒的コスパがわかります。
コスパが良いだけではなく、観光スポットも多く存在しており、首都ハノイは歴史的建築物を見学できます。
ホーチミン廟やタンロン遺跡はベトナムの歴史や文化が学べる観光スポットとして有名で、オペラハウスやハノイ大教会など、フランス統治時代の面影を残した建築物は神秘的です。
ホアンキエム湖やハロン湾なども、自然の観光スポットも旅行者に人気があります。
中でもハロン湾は世界自然遺産に登録されており、無数の島々とエメラルドグリーンの海水がかもしだす神秘的な雰囲気は、ぜひクルージングを体験してほしいイチオシの観光スポットです。
ホアンキエム周辺はL’Hôtel du Lac Hanoiなどの人気のホテルや飲食店が密集しており、ハノイの街並みを散策するには最適なエリアといえるでしょう。
現地のベトナム料理は野菜やシーフードを使用したものが多く、生春巻きやフォー、バイン・セオが有名でグルメも楽しめます。
ベトナムは親日国としても知られ、国民性は穏やかで勤勉という良好なイメージが定着している国です。
東南アジアのなかではベトナムの治安は比較的よく、外務省の発表によると犯罪被害報告は日本とそれほど変わらないとされています。
ベトナムはハノイのほかに、ホーチミンやダナンといった都市も観光人気が高く、治安もよいため、円安時の海外旅行先におすすめです。
円安の海外旅行おすすめ国②海外旅行国人気ランキング常連の台湾(台北)
台湾は日本との距離が近く、現地の方は日本語を流ちょうに話せる方が多い親日国です。
首都・台北はシンボルマークとしてそびえる地上101階の台北101が有名で、展望台から市内の街並みや景色が一望できます。
建物内にはカフェやレストランがあり、周辺地域は人があふれてにぎやかです。
台湾の歴史や文化を学ぶのなら、約70万の美術品が展示されている国立故宮博物院や清朝時代の雰囲気が味わえる剝皮寮歴史街区を訪れてみましょう。
ショッピングや食べ歩きを楽しむのであれば、東門周辺の散策がおすすめです。
夜の台北を楽しむなら、さまざまな店や露店が並ぶ士林夜市は見逃せない観光スポットです。
本格的な台湾料理や伝統工芸品など、士林夜市は食べ物と商品の2つのエリアに分かれています。
本場台湾の食事を満喫するなら、ぜひ立ち寄って味わっていただきたいのがルーロー飯です。
周辺には格安で豪華なホテルが多く、シーザー メトロ台北やザ グランドホテルは、リーズナブルな料金と行き届いたサービスに満足することでしょう。
台湾はスポーツが盛んな国でもあり、特に野球とバドミントンは世界的な強豪国なので、スポーツ観戦が好きな方も心ゆくまで楽しめます。
日本とのつながりが深く、なじみある料理と活気のある街並みは、ぜひとも現地で体験してほしい国です。
円安の海外旅行おすすめ国③観光地がたくさんあるタイ(バンコク)
タイはExpediaの観光コスパ対決(KCP)でも第3位となっており、コスパの良いことがわかります。
観光地としては、巨大な仏像や古代遺跡が有名で、豪華なホテルやリゾートが世界的にも人気の国です。
首都・バンコクには神秘的な寺院が多く、バンコク王宮周辺にある「ワット・アルン」「ワット・ポー」「ワット・プラケオ」は、バンコク王宮周辺3大寺院として知られる定番の観光スポットとなっています。
アユタヤ歴史公園は世界遺産にも登録されており、現存する仏塔や仏像などがそのまま残っており、仏像の頭が菩提樹の根に取り込まれたワット・マハータートは圧巻です。
寺院の近くにはバックパッカーの聖地と呼ばれるカオサン通りがあり、カフェやレストラン、雑貨屋に博物館までさまざまな名所が見つかります。
タイ式マッサージやナイトクラブもあるので、観光めぐりに迷ったらカオサン通りに足を向けてみましょう。
食事ができる露店もあり、日本でも人気のトムヤムクンやパッタイなどが食べられます。
タイはパタヤ、プーケットなどの世界有数のリゾート地でもあり、なかでもプーケットはエメラルドの海水と真っ白な砂浜が特徴のタイ最大の島です。
世界中の観光客が集まり、クルージングやシュノーケリングでにぎわう人気スポットです。
ビーチ沿いにはプナワリゾートホテルやザ パークナインホテルなどの豪華なホテルがあり、優雅で快適な空間は海外旅行者に人気があります。
タイは観光スポットや名所が多く、訪れた方を心ゆくまで楽しませてくれるでしょう。
海外旅行に行く際は、レンタルポケットWi-Fiが便利
円安の海外旅行をより快適なものにするためには、対策ももちろん大事ですが、インターネット手段としてポケット型Wi-Fiのレンタルが非常におすすめです。
地図アプリで目的地までの道筋を確認したり、現地の料理や景色などの写真をSNSにアップロードしたりと、インターネット環境が必要になるケースは多いでしょう。
数あるサービスの中でも海外WiFiレンタルショップがおすすめです。
海外WiFiレンタルショップなら業界最安値水準で使えるほか、補償も手厚いため、安心して利用できます。
国内で簡単に申込みができ、現地では電源を入れるだけですぐにインターネットを利用可能。
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やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
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まとめ
海外旅行に行くタイミングは、円安よりも円高のときがベストです。
しかし、為替相場はそのときの世界経済や情勢が影響するため、「いつ円高になるか?」を先読みすることは困難です。
為替の流れは、ある程度予測できても絶対ではありません。
そのため、円高になるまで海外旅行を先延ばしするというのはなかなか難しいと言えるでしょう。
円安といわれている時でも、渡航先に物価の安い国を選んだり、現地の支払いをクレジットカードにするなど、対策をすることで海外旅行を楽しめます。
本記事をここまで読まれた方は、円安でも海外旅行をお得に楽しめるでしょう。
あなたにとって、最適なタイミングで海外旅行を楽しめることを応援しています。
円安の海外旅行に関するQ&A
円安の海外旅行に関するQ&Aをまとめたので、参考としてチェックしていきましょう。
今は円安なので海外旅行に行くと高くて損をするのでしょうか?
- 今は円安なので海外旅行に行くと高くて損をするのでしょうか?
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円高よりも出費が増える可能性は高いが、損をするとは限りません。
為替相場は日々変化し、情勢によって通貨の価値は影響を受けます。世界情勢や景気の動向を完全に予想するのは不可能なため、円安で損をするとは言えません。
円安の時にハワイ旅行に行くと高いのでしょうか?
- 円安の時にハワイ旅行に行くと高いのでしょうか?
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基本的に高いです。
ハワイの通貨は米ドルのため、円安時は通常より割高になります。観光地として人気が高く、日本人向けサービスが多いので出費が増えるでしょう。ハワイにはチップの習慣があるため、マナーとして現金をある程度持っておく必要があります。
外貨を日本円に両替するのは円安と円高どちらの方がよいですか?
- 外貨を日本円に両替するのは円安と円高どちらの方がよいですか?
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円安です。
円高は日本円の価値が高く、円安はその逆になります。円安は外貨の価値が高いため、外貨を日本円に両替すると円高時より多くの日本円が手に入ってお得です。
ドルと日本円の両替のタイミングはいつがよいのでしょうか?
- ドルと日本円の両替のタイミングはいつがよいのでしょうか?
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日本円からドルへの両替は円高、ドルから日本円への両替は円安のタイミングが良いです。
円安・円高は、そのときの日本円の価値をあらわしています。ドルを多く手に入れるのであれば、日本円の価値が高い円高時。逆に日本円を多く手に入れるなら、ドルの価値が高い円安時が両替に適したタイミングです。