ポケット型WiFiでも動画は見れる?有名サービスを利用するための必要通信速度を解説!

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みなさんが普段、インターネット動画を見る機会はどの程度あるでしょうか?

今やYouTubeを始めとした、NetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用している人を街中で見かける場面が多いです。

外出先や旅行でもポケット型WiFiを片手に、気軽に動画視聴を楽しみたいという人は多いのではないでしょうか。

そこで問題となるのが、ポケット型WiFiでもストレスなくインターネット動画を見れるのかという点です。

本記事では、ポケット型WiFiでインターネット動画を視聴するための必要な知識と情報をみなさんに解説します。

目次(タップしてジャンプ)

ポケット型WiFiの通信速度でも動画視聴は十分可能

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結論から言えば、ポケット型WiFiの通信速度でもインターネット動画を見ることは可能です。

一般的なインターネット動画は、YouTubeなどに用いられている「ストリーミング再生」という再生方式を使って公開されています。

ストリーミング再生とは、インターネット上の動画ファイルをパケット化することによって、ダウンロードと再生を同時に行う再生方式です。

つまり、動画を正常に再生するには動画ファイルを安定してダウンロードする通信速度が重要になります。

通信速度には「上り速度」や「下り速度」という呼び方がありますが、ダウンロードに関わってくる速度こそが下り速度です。

上り速度とは、アップロードするための速度を指します。一般的な例で言えば、相手にメールや画像を送信する送信速度のことです。

対して下り速度とは、サーバーからダウンロードする速度を指します。送信速度とは逆に、こちらの端末にデータを受信するための受信速度のことを言います。

ポケット型WiFiでインターネット動画を見る場合、動画配信サービス各社の推奨速度は下り速度5Mbps〜20Mbps程度です。

そのため、ポケット型WiFiの通信速度でも、最高画質でなければ動画配信サービスの視聴に問題はありません。

Kawamura top R 1監修者:河村

動画視聴中はポケット型WiFiのバッテリー消費にも気をつけましょう。
通信速度に問題がなくても、バッテリーが切れたら元も子もありません。

主要動画配信サービスの必要通信速度について

ここからは、以下の主要動画配信サービスにおける推奨速度について解説します。

主要動画配信サービスの必要推奨速度

  • YouTubeの視聴推奨速度
  • Netflixの視聴推奨速度
  • Huluの視聴推奨速度
  • U-NEXTの視聴推奨速度
  • AmazonPrimeビデオの視聴推奨速度

各動画配信サービスの推奨速度を個別に見ていく前に、上記5社の推奨速度の目安を一覧表で確認しましょう。

スクロールできます
動画配信サービス名推奨速度数値参照元
YouTube0.7Mbps~20MbpsYouTube-システム要件
Netflix3Mbps~25MbpsNetflix-推奨されるインターネット速度
Hulu3Mbps~6MbpsHulu-ヘルプセンター
U-NEXT1.5Mbps~15MbpsU-NEXT-推奨の回線速度
AmazonPrimeビデオ1Mbps~5MbpsAmazonPrimeビデオ-ヘルプ&カスタマーサービス

上の表からわかるように、動画配信サービスごとに推奨速度にばらつきがあります。

これは視聴する動画の画質によって、必要となる通信速度が異なるからです。

次の項目から、動画配信サービスごとの視聴推奨速度を確認していきましょう。

YouTubeの視聴推奨速度

YouTubeの視聴推奨速度を画質ごとに一覧で確認しましょう。

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20Mbps
HD 1080p5Mbps
SD 720p2.5Mbps
SD 480p1.1Mbps
SD 360p0.7Mbps
引用元:YouTube

YouTubeでは最低画質で0.7Mbps、4Kの最高画質で20Mbpsが推奨されています。

ほとんどのケースでは、標準画質であるSD480pで視聴することが主になるでしょう。

その場合だと、下り速度で1.1Mbps程度あればYouTubeでの動画視聴に支障はありません。

Netflixの視聴推奨速度

Netflixの視聴推奨速度を画質ごとに一覧で確認しましょう。

動画の解像度推奨されるMbps
標準画質 (SD)1 Mbps
高画質 (HD)720p:3 Mbps1080p:5 Mbps
4K/UHD 4K (UHD)15 Mbps
引用元:Netflix

豊富な種類の動画配信を行っているNetflixでは、動画視聴をスムーズにするアプリ機能が使えます。

アプリの機能を使えば、自分の環境でNetflixに接続できるかの判定や動画視聴時の通信速度を測ることが可能です。

Netflixに接続するデバイスによっては、ポケット型WiFiの通信速度に影響が出るケースがあります。

視聴デバイスを切り替えるときはアプリ機能を活用して、Netflixが接続・視聴可能な環境を探してみましょう。

Huluの視聴推奨速度

Huluの視聴推奨速度を画質ごとに一覧で確認しましょう。

再生デバイス推奨回線速度
パソコン下り速度 6Mbps 以上を推奨
スマートフォン/タブレット下り速度 3Mbps 以上を推奨
テレビ/ブルーレイプレーヤ/ゲーム機/メディアプレーヤー下り速度 6Mbps 以上を推奨
引用元:Hulu

Huluの視聴推奨速度は、画質ではなくデバイスを基準として表記されています。

視聴推奨速度がアバウトに説明されていますが、接続デバイスからの一般的な視聴方法を考慮すれば画質はある程度予想可能です。

YouTubeやNetflixの推奨速度から推測すれば、Huluにおける回線速度の3Mbps〜6Mbpsとは480p〜1080p程度の画質になることが予想されます。

4K以上の最高画質については明記されていませんが、他社を参考にすると15Mbps〜25Mbpsの範囲内と考えられるでしょう。

U-NEXTの視聴推奨速度

U-NEXTの視聴推奨速度を画質ごとに一覧で確認しましょう。

再生デバイス推奨回線速度
パソコン標準画質:1.5Mbps以上
高画質:3Mbps以上
4KHDR以上:15Mbps以上
スマートフォン/タブレット標準画質:1.5Mbps以上
高画質:3Mbps以上
4KHDR以上:15Mbps以上
Android TV、U-NEXT TV標準画質:1.5Mbps以上
高画質:3Mbps以上
4KHDR以上:15Mbps以上
引用元:U-NEXT

U-NEXTの視聴推奨速度は、Hulu同様に再生デバイスを基準として表記されています。

どの再生デバイスを用いても、画質ごとの推奨回線速度はみな同じです。

U-NEXTの視聴推奨速度は大まかに説明されていますが、数値を見る限り他社の推奨速度とは大きく変わらないことがわかります。

AmazonPrimeビデオの視聴推奨速度

AmazonPrimeビデオの視聴推奨速度を画質ごとに一覧で確認しましょう。

動画の解像度推奨ダウンロード速度
SD(標準画質)1MB/s以上
HD(高画質)5MB/s以上
引用元:AmazonPrimeビデオ

AmazonPrimeビデオの説明ではMbpsではなく、MB/sで表現されています。

通信速度の単位をMbpsに直したら、各動画の推奨速度はSDが8Mbps以上、HDが40Mbps以上になります。

他社と比べてAmazonPrimeビデオの推奨速度はかなり高い数字ですが、これは動画を視聴可能な帯域幅(通信速度)の速度に基づいてストリーミング品質(画質)になるとされているからです。

AmazonPrimeビデオのストリーミング品質は以下の4つから選べます。

AmazonPrimeビデオで選べるストリーミング品質

  • 最高画質
  • 高画質
  • 標準画質
  • データセーバー

表現が独特ではありますが、他社の動画配信サービス同様に通信速度が高ければ高いほど高画質で動画を見られるということです。つまり、推奨速度はあくまで動画視聴の目安であるため、推奨ダウンロード速度はこの限りではありません。

またFire TVで4K Ultra HDを見る場合、推奨通信速度は15Mbps以上、Netflixなどの一部のビデオアプリでは20Mbpsとされています。(AmazonPrimeビデオヘルプ&カスタマー参照

Kawamura top R 1監修者:河村

MbpsとMB/sの違いは『メガバイト』と『メガビット』の違いです。1Mbpsは1秒間に0.125MBの容量を転送できます。

ポケット型WiFiで動画を見るために必要な月間パケット通信量とは

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ポケット型WiFiで動画配信サービスを使う際、通信速度以外に動画視聴で消費されるパケット通信量が重要です。

主要動画配信サービスの再生時間を1日2時間と仮定し、標準画質で30日間視聴した場合のパケット通信量の目安を表で見てみましょう。

動画配信サービス30日間の消費パケット量
YouTube(480p)約29.7GB
Netflix約54GB
Hulu(3Mbps)約81GB
U-NEXT約40.5GB
AmazonPrimeビデオ(8Mbps)約216GB
※1Mbps=0.125MB/秒で算出

標準画質480pで2時間動画を見た場合、最低でも30GB程度、多く見積もっても80GB〜100GB程度あれば動画視聴には十分足ります。

AmazonPrimeビデオのみ、推奨速度が高いために必要なパケット通信量が足りない可能性が高いです。

動画を見るのにパケット量が足りないと感じた場合、大容量のポケット型WiFiを検討したり、動画配信サービスごとに視聴環境を変えるなどの工夫をしましょう。

まとめ

「ポケット型WiFiでも動画は見れるのか?」という疑問に対し、必要な通信速度と月間消費パケット量について解説してきました。

WiMAXなどの通信速度で推奨速度を満たし、480pの標準画質程度であればパケット通信量は30GB〜100GBで十分に足ります。

ただし、4KやフルHDなどの最高画質クラスになれば、光回線クラスの通信速度と無制限の有線接続がほぼ必須となるため、モバイルルーターでの視聴はあまり現実的ではありません。

動画は高ければ高いほど良いというものではなく、自ら動画配信をするのでもなければ標準画質での動画視聴で十分に楽しめます。

自宅でも外出先でも、いつでも気軽に持ち運べるポケット型WiFiはおすすめです。

本記事を参考にして、みなさんもぜひポケット型WiFiで動画配信サービスを楽しんでくださいね。

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著者

通信系WEBライター

manji(マンジ)

フリーのWEBライターとして、主にインターネットなどの通信系をメインに活動中。調査や取材が好きで、ジャンルを問わず題材に取り組んで独自の知識を構築。未経験のジャンルには「積極的にチャレンジ」をモットーに日々精進。

河村亮介
監修者

回線サービスの比較専門家

河村亮介(カワムラリョウスケ)

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイル回線選びの専門家。徹底した通信速度測定に定評がある。回線系比較サイト「GreenWaves」運営/WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表

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